2018/8/12  14:41

群馬高専アカハラ・寮生連続死問題を追う…無責任な対応を続ける群馬高専後援会に再質問状を送達  群馬高専アカハラ問題

■群馬高専には、保護者を取りまとめる会として「後援会」が存在し、一般的な学校のPTAに相当する活動を行っています。また、後援会の運営は、少なくとも形式上は学校とは完全に切り離されているものとされています。しかし、群馬高専において発生した電子情報工学科アカハラ事件や寮生連続自殺・不審死等の諸事件をめぐるこの数年間で、本来保護者を唯一取りまとめる機能をもつはずの後援会の影は極めて薄く、少なくとも外部の目に見えて、責任の追及・真相解明・建設的解決・再発防止に向けた実効的な活動は皆無といってよいものでした。
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2018年7月7日に開催された平成30年度群馬高専後援会。出典:群馬高専HPより。
※参考URL:群馬高専HPブログ ⇒ http://blog.gunma-kousen.com/






 そこで当会では、「なぜ学生を守ったり、保護者・学生の声を反映しようとしたりしないのか」と質す前段階として、そもそも後援会として、群馬高専で起こった諸事件や未だ解決をみない現状についてどのような見解を抱いているのかを確認するため、「群馬高専での諸事件に係る見解の問合せ」と題して公開質問状を7月2日付で提出しました。

 ところが、7月24日に返ってきたのは「後援会の活動をもって回答とする」という、事実上の回答拒否とも言ってよい「回答」でした。経緯は以下のブログ記事をご覧ください。

○2018年7月2日:群馬高専アカハラ・寮生連続死問題を追う…群馬高専後援会あてにアカハラ事件の見解を問う公開質問状を発出
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2682.html
○2018年7月24日:群馬高専アカハラ・寮生連続死問題を追う…群馬高専後援会からアカハラ事件見解に関する回答が到来
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2706.html

■しかたがないので、回答のハードルを下げたうえで、お盆休み直前の8月10日に、群馬高専後援会会長あてにFAXにて再度公開質問状を提出しました。内容は以下のとおりです。

*****再公開質問状*****
                            平成30年8月10日
〒371-8530 群馬県前橋市鳥羽町580
群馬工業高等専門学校後援会
会長 滝上 幸一  殿
                〒371-0801 群馬県前橋市文京町一丁目15-10
                 市民オンブズマン群馬  代表  小川 賢
          TEL: 027-224-8567(事務局)/090-5302-8312(代表小川)
                            FAX: 027-224-6624

            再公開質問状
拝啓 平素より群馬高専の同窓生間の親睦・懇親、母校・後輩への後援、支援にご尽力賜り厚く御礼申し上げます。
 さて、本年7月23日付で、弊会の質問状に対するご回答を賜りたいへん感謝申し上げます。お忙しい中貴会に回答を模索していただいたことに関して、恐縮の至りに存じます。
 しかし、回答書を拝読させていただいたところ、6つある弊会からの各質問事項に対しての具体的回答は一切なく、「活動をもって回答とする」という語句があるのみで、大変遺憾に感じております。「活動をもって回答とする」というような極めて抽象的な言葉では、貴会が本当に学生を守る役割を果たせるのか、保護者らの思いを余さず汲み取り反映できるのか、依然、外部のみならず、内部の学生や保護者にとっても著しく不明瞭のままと言わざるを得ません。貴ご回答には「疑念を抱かれることのないよう」という語句がございましたが、残念ながら、このような非常に曖昧で意図不明な回答は、「疑念」を更に増幅させる結果にしかならないと感じています。

つきましては再度、貴会に以下の通りのご質問をさせていただきます。

【質問1】貴会は、具体的にどのような「活動」を行い、弊会への回答にしたいと考えているのでしょうか。当会からは各種事項に関する貴会の見解についてお問い合わせしておりましたが、それに対する回答とするということは、貴会のいう「活動」はそうした見解を必然的に示すものと考えてよろしいでしょうか。

【質問2】貴会が弊会への回答とする「活動」の内容を、弊会が実際に見学したり、その内容を知る事は可能ですか。

【質問3】弊会として、後援会幹部の皆様が、学生・保護者を守り、その声を反映しなければならないという使命を自覚して、具体的にどのような活動や運営改善を行っているのか、実際にお聞きしたいと考えています。例えば、定例理事会等で群馬高専を訪れている機会にあわせ、その開始前や終了後に短時間でよろしいので理事長あるいは幹部のどなたかに直接インタビュー・質疑をさせていただきたいのですが、これは可能でしょうか。


 以上、よろしくお願いします。なお、本質問状への回答につきましては、誠に勝手ながら平成30年8月24日(金)までに上記弊連絡先まで郵送またはFAXにてお願いいたします。また、何らかの事情でこの期限までに回答できないという場合には、その旨をお電話(090-5302-8312:代表・小川あて)にてお伝えいただければ幸いです。
                                敬具
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■実は、「回答」がどのようなプロセスで作成されたものなのかや、後援会の運営実態などが当会にとっていまいち不明瞭だったため、7月30日に群馬高専後援会事務局に電話で質問したところ、いくつかの事項が判明しました。それは以下のとおりです。

(1) 回答は後援会関係者が素案を作成し、後援会の新会長(滝上氏)の確認をとったので、公式上、後援会長が作成した。自分(事務局職員)も含め、本回答については会長はじめ役員は全員認知しており、後援会の総意としてオンブズマンに提出したものである。

(2) 後援会事務局の運営は学校とは完全に切り離されており、自分も学校職員ではなく、後援会に雇用されて、給与をいただいている。

(※当会コメント:群馬高専内にデスクをもち、普通の職員と遜色ない対応だったため、後援会職員は学校側雇用なのかな、と思っていたのでこれは意外だった)

 こうして、後援会は今回の「回答」に関する学校の関与を否定し、後援会の運営は学校とは完全に切り離されていること、「回答」は後援会の総意として行ったことを強調しました。けれども、群馬高専の関与がないとなると、ますます頭が痛いことになってきます。

 言い方を悪くすれば、保護者ぐるみでアカハラや自殺、群馬高専幹部らの暴走を助長するに等しい無責任な対応を続けている、と言ってよいからです。

■それにしても、「アカハラ事件は解決を迎えたと考えているのか否か」というごく単純な質問にすら答えずに、曖昧な回答を行ってくる後援会役員らの態度は、率直に言ってもっとも臆病なものというほかありません。

 少なくともアカハラ事件に関して2015年度以降何一つとして活動など行っていないわけですから、後援会として“問題ない”と考えているのであればしっかりと「アカハラ事件は解決したものと考えています」「アカハラ事件はそもそも存在しません」と明言すればよいのです。それならそれで、その回答を叩き台に「なぜそのように考えているのか」と建設的な対話を行っていくことができるからです。

 しかし、後援会は「触らぬ神に祟りなし」とばかりに、「一切触れない」方針を貫いているのです。

 これでは、保護者らを取りまとめ、学生を守っていくべき存在であるにも関わらず、極めて無責任というほかありません。

 アカハラ事件では幾多もの苦痛や損害を与えられた学生が出て、西尾前校長の横暴によって学校のイメージは著しく毀損され、しかもその総括は未だになされず、群馬高専の体質は一切改善されずに、次なる被害者が出る危惧が残ったまま、という惨状を呈しています。

 それにも関わらず、「見ざる・言わざる・聞かざる」の態度を続けて、一切の是正を求めようともしていないのです。本来であれば、火の中に分け入ってでも学生の生活を守り、耳を澄まして保護者らの声を聴くべき立場であることを肝に銘じているはずなのに、です。

 彼らは本当に学生を守る気があるのでしょうか。

■当会では、今回の再質問状に対して後援会がどのような回答を返してくるのか注目しつつ、その回答を見て後援会の最終的な態度を見極めたいと感じています。その結論に応じて、これまでご報告していなかった群馬高専後援会に関する水面下のエピソードも絡めて、群馬高専後援会が果たして何を考えているのかの分析を行い、ご報告させていただきたいと考えています。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】

※参考情報「平成30年度群馬高専後援会」
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日時:平成30年7月7日(土)13:00〜14:15、場所:第一体育館、出席者:出席会員数535名。
 滝上会長、山崎学校長挨拶の後、教務主事、学生主事、寮務主事、専攻科長より学校現状報告がなされました。
議事においては、平成29年度事業報告並びに決算報告・会計監査報告、平成30年度新役員選出、平成30年度事業計画並びに予算が原案通り承認されました。
 最後に、退任役員を代表して井上前会長挨拶、新役員を代表して滝上会長挨拶をもって閉会となりました。会員の皆様のご理解ご協力のお陰でスムーズに進行し、短時間で無事終了する事が出来ました。
 当日は大変お忙しい中、大勢の皆様にご出席頂きまして誠にありがとうございました。
 今後とも後援会活動へのご協力を賜りますようどうぞ宜しくお願い申し上げます。
 また学校職員の皆様には、資料準備や除草作業等をして頂き大変お疲れ様でした。心より感謝申し上げます。【同校HPより】
※参考URL:群馬高専学校だより第114号2018.6.28↓
http://www.gunma-ct.ac.jp/gakko/pdf/dayori/dayori114.pdf
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