2018/9/18  22:57

【速報】公園にも鉛スラグ報道…やはり高崎渋川線バイパスだけでなかった非鉄スラグ投棄問題!  スラグ不法投棄問題

■2018年7月27日に群馬県が「県道に使用された建設資材の基準値超過について(建設企画課)」と題して記者発表しましたが、その内容たるやビックリ仰天!鉛やヒ素が基準値を爆発的に超えて含まれているというものでした。その後、当ブログでは、「みさと芝桜公園」や「しんとうスポーツアリーナ駐車場」に鉛・ヒ素入りスラグが違法に投棄されている状況をお伝えしてきました。本日9月18日、「みさと芝桜公園」を含む高崎市の4カ所から鉛・ヒ素入りスラグが発見されたとする新聞報道がありました。
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**********平成30(2018)年9月18日毎日新聞群馬版
PDF ⇒ 2018n0918v.pdf
高崎の公園 基準超の鉛、ヒ素
道路や駐車場 有害スラグ使用か

 高崎市の「みさと芝桜公園」の近くの道路や駐車場で基準の最大61〜50倍の鉛が検出されるなど、高崎市内の4カ所で基準を上回る鉛やヒ素が検出されたことが共産党県議団の調査で分かった。現時点では人体への影響は不明。県議団は「工事の時に有害スラグが違法に運び込まれた可能性がある」として、今後、県などに詳しい調査を求める。
 共産党県議団によると、8月下旬〜9月上旬、みさと芝桜公園の駐車場▽公園付近の路上▽善地梅林広場の駐車場▽みさと梅公園蟹沢駐車場−の4カ所で砂利などのサンプルを採取し、成分調査を大阪市にある研究・分析機関に依頼した。
 その結果、いずれの地点でも、土壌汚染対策法で定める基準を上回る鉛やヒ素が検出された。鉛は61.3〜9.8倍、ヒ素は2.3〜1.3倍だった。鉛やヒ素は摂取すると、嘔吐や下痢などの症状を引き起こすとされる。工事で使われたスラグの中に含まれていた可能性があるという。スラグは金属を精錬する際に発生する副産物。
 県の7月の調査では、この一帯から東へ5〜6キロほど離れた県道高崎渋川線バイパスの一部区間(仲原交差点―新蟹沢大橋付近の約900メートル)で基準を超える鉛とヒ素が検出された。この区間に建設資材を搬入した業者2社は県の調べに対し「誤って使った」という趣旨の説明をしたという。
 共産党県議団は「一定範囲内の複数地点で有害物質が検出された。有害スラグを処理するため、共通の企業から複数の業者を通じて砕石が運び込まれた疑いがある」と指摘している。
 有害物質に詳しい浦野紘平・横浜国立大名誉教授(環境安全管理学)は「子どもが訪れる公園施設で基準値の数十倍の鉛が出たとすればかなり問題だ。子どもが直接取り込む危険性があり、表面の土を入れ替える措置が必要なレベルだ。特に鉛で大きな基準超過が見られ、人工的な汚染と考えるのが自然だ」と指摘している。
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当会のブログで報告済みの「みさと芝桜公園」のモニュメント。

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その駐車場には草が生えにくい場所が多数ある。

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赤褐色の表面がグサグサしたスラグがたくさん敷砂利されていた。

■今回も報道のポイントを整理していきましょう。

ポイント@高崎市内の4カ所で環境基準値を爆発的に上回る鉛やヒ素が含まれる有害物質が検出されたこと。

ポイントA有害物質は建設資材として持ち込まれたスラグから検出されたこと。

ポイントB高崎渋川線バイパスに非鉄スラグを持ち込んだ業者は「誤って使った」と説明していること。

 次のそれぞれのポイントごとに詳しく検証してみましょう。

ポイント@
高崎市内の4カ所で環境基準値を爆発的に上回る鉛やヒ素が含まれる非鉄スラグが発見されたこと、について

●2018年7月27日に群馬県が「県道に使用された建設資材の基準値超過について(建設企画課)」と題して記者発表し、大きく報道された鉛やヒ素が含まれている建設資材問題ですが、怪しい建設資材が、群馬県県土整備部が建設を進める高崎渋川線バイパスに違法使用されただけに留まらず、「みさと芝桜公園」を含む高崎市内の4カ所から発見されました。
 その怪しい建設資材に含まれている有害物質は環境基準値を爆発的に上回り最大61〜50倍の数値を叩き出しているというから驚きです。

●高崎市内の4カ所とは
・みさと芝桜公園の駐車場
・公園付近の路上
・善地梅林広場の駐車場
・みさと梅公園蟹沢駐車場
の4カ所と報道されており、すべて高崎市発注の公共工事の建設資材として使用された疑いが濃厚です。
 また今回の報道された高崎市の4カ所と、鉛やヒ素が検出された高崎渋川線バイパスが5〜6キロしか離れておらず、同一地域で多数の場所が、鉛やヒ素に汚染されていることになります。この問題は広く群馬県中に飛び火するかもしれません。

ポイントA
害物質は建設資材として持ち込まれたスラグから検出されたこと、について

●報道では「工事の時に有害スラグが違法に運び込まれた可能性がある」、鉛やヒ素が「工事で使われたスラグの中に含まれていた可能性があるという。スラグは金属を精錬する際に発生する副産物。」と建設工事に伴い搬入された建設資材にスラグが違法に使われていたことが強調されています。
 スラグと言えば、悪質建設資材販売業者の(株)佐藤建設工業が、群馬県中に広く大同特殊鋼由来の有害スラグを違法に投棄しています。(株)佐藤建設工業の許しがたいことは、耕作放棄対策で補助金のついた農政部の事業にも、つまり作物をつくる畑のすぐ横にも、大同有害スラグを情け容赦なく投棄したことです。

●当会では群馬県東吾妻町の萩生川西地区の畑のすぐ脇を走る農道にスラグが投棄されていることを問題視し、住民訴訟を東京高等裁判所で係争中です。只今、裁判長より「スラグを撤去しなければならない理由」を詳しく説明するように求められ、必死になって有害スラグを撤去する理由を作成中です。
 環境基本法・廃棄物処理法・土壌汚染対策法などの法律は、近隣住民の生活環境を保全することを目的に制定されています。有毒物質が近状に投棄されている状況は決して許されるものではありません。

●新聞報道の最後にも横浜国立大名誉教授様がご指摘されているとおり、環境基準を超過した重金属類は、近隣住民とりわけ体の弱い子どもやお年寄りにとって危険であることが紹介されています。環境基準を超過する有害物質を含むスラグは危険ですで、直ちに廃棄物認定し、生活環境の支障を除去、つまり撤去片づけなければ、地域の子供たちに安全な生活は訪れません。大同有害スラグや今回の鉛・ヒ素入りスラグは直ちに撤去かたづけねばなりません。

ポイントB
高崎渋川線バイパスに鉛・ヒ素いりスラグを持ち込んだ業者は「誤って使った」と説明していること、について。

●高崎渋川線バイパスに『建設資材を搬入した業者2社は県の調べに対し「誤って使った」という趣旨の説明をした』と報道されていますが、次の疑問が湧いてきます。

いったいぜんたい、どんな建設資材を使うはずだったが、
どうして「誤って使った」というのでしょうか?


●普段有毒物質が含まれていない建設資材と鉛ヒ素が含まれている建設資材の両方を使っていて、有害物質が含まれている建設資材を「誤って使った」というのでしょうか?
 普通人なら、「何だ、やっぱり使ってるんだね」と思うはずです。これを聞いて群馬県は“おかしい”と思わないのでしょうか?

■今回報道された高崎市内のみさと芝桜公園他4カ所とは別に、当会の告発により投棄が明るみに出た高崎渋川線バイパスですが、こちらも環境基準値を爆発的に上回る鉛やヒ素が検出され、廃棄物の監督官庁である群馬県廃棄物リサイクル課や高崎市廃棄物課から何の対応が公表されることなく、撤去が開始されています。

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高崎渋川線バイパスに設置された工事看板の様子。非鉄スラグを撤去しているのは(株)岡田工務店と(株)佐藤工務店の2社の施工業者だ。

 詳しくはこちらをご覧ください。↓↓
○2018年8月26日:【緊急レポート】鉛・ヒ素入りスラグ問題・・・なんと早業!撤去始まる!
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2734.html#readmore

■鉛やヒ素入りのサンパイが撤去されていることは、当然のことであるし、大変喜ばしいことは事実なのですが、
「どこから持ち込まれたのか?」
「投棄場所はここだけなのか?」
「高崎渋川線バイパスの中央分離帯のみ撤去しているが、アスファルト道路の下はどうなっているのか?」

などなど、このような歴然たる違法行為にもかかわらず、行政からは有害スラグ=サンパイの撤去に至る経緯の説明は全然聞こえてきません。

 その他、「なぜ有害物質が野放図に出回っているのか?」についての不安を払しょくするための調査結果など、重要な事項が行政から公表されることなく、それとは真逆に、行政がやみくもに撤去工事に邁進している現状を見るにつけ、近隣住民の不安と行政への不信感は増すばかりとなっています。

 新聞報道によれば、高崎渋川線バイパスの5キロと離れていない場所が鉛ヒ素だらけなのです。
「高崎渋川線バイパスのアスファルト道路の下はスラグだらけなのではないか?」
「大同有害スラグを含め高崎渋川線バイパス全線にわたりボーリング調査が必要な状況なのではないか?」
と住民の皆さんの不安は膨れ上がる一途なのです。

■かつて群馬県は、上武道路にスラグが使われていた問題で、(株)佐藤建設工業の主張を鵜呑みにし、誰が聞いてもおかしいと感じるのに、不問にしてしまった経緯があります。その時の(株)佐藤建設工業の主張を見てみましょう。
〇2017年2月5日:大同有毒スラグ問題を斬る!・・・上武道路に不法投棄された不純物について群馬県議会での報告書を入手@
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2231.html#readmore

 この記事の中の(株)佐藤建設工業の苦しい主張を引用してみます。

*****(引用はじめ)*****
2.調査結果
@(株)佐藤建設工業は、平成22年頃、同社の通称「村上採石場」(渋川市村上地内)において、場内作業道路のぬかるみ補修のために仮設道路材として鉄鋼スラグを使用した。採石場内での鉄鋼スラグの使用状況及び天然砕石等の採掘・積込場所の調査結果から、仮設道路材として使用された鉄鋼スラグが場内で掘削した天然砕石(山砕300-0)に混入し、出荷された可能性が高い。
*****(引用終わり)*****

 国土交通省や渋川市の調査で何十カ所も、フッ素が含まれたスラグが投棄されたことが分かっている事件で、「場内作業道路のぬかるみ補修のために仮設道路材」が誤って混入した可能性と主張され、「はいそうですか」と群馬県は鵜呑みにしています。このように悪質業者の主張を鵜呑みにする癖のある群馬県がまたもや悪癖を繰り出してきたと思えてなりません。
この事件が今後どのような展開になるのか?群馬県がまたもや必死に悪質業者を庇うのか?予想もできませんが、当会は“きれいな群馬ちゃん”を守るため微力ながら全力を尽くしてまいります。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】

※参考資料1「県による佐藤建設工業への行政処分」
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 (株)佐藤建設工業は、大同有害スラグを天然石と混合したことで群馬県より廃棄物の許可を取り消される行政処分を受けた悪質建設資材販売業者です。
また(株)佐藤建設工業は豊富なスラグマネーを背景に建設業にも手を広げ、ソフトバンクソーラー造成工事(榛東村)、ビックカメラソーラー造成工事(安中市)、八ッ場ダム関連建設工事などを請け負い、その工事でスラグと知りながら積極的に有害物を使用しました。
 (株)佐藤建設工業は産業廃棄物の処理や運搬する許可を群馬県から受けていたので、廃棄物について熟知しており、スラグを取り扱うことが違法であることを知りながら、悪意で建設工事に有害スラグを使い続けていたのです。せめて自ら請け負った工事に使用したスラグは(株)佐藤建設工業に撤去片づけさせなければなりません。
 行政処分の内容はこちらです。↓↓
○2016年08月05日:【速報】佐藤建設工業に行政処分
http://blog.livedoor.jp/lytton_cyousadan/archives/5289331.html
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※参考資料2「岡田工務店の以前のHP記事」
*****2017年4月13日以前の岡田工務店のHPより*****

再生粒度調整材詳細
 再生粒度調整材とは、K砕(スラグ)と再生サンドベース(化粧ブロックの破砕材)を混合したものです。これを敷均して締め固めることで、防草対策、地面のぬかるみ防止になります。施工も容易で防草シートやアスファルト舗装よりも低価格であるため、広大な敷地から小さな駐車場まで施工かのうです。

K砕(スラグ)の安全性
 弊社で取り扱っているK砕(スラグ)は、各種試験を行い、施工性・安全性について確認を行った上で使用しております。

製造工程
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材料・施工例
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