2018/10/20  23:25

待ったなしの高専改革・・・山口でも文科省天下り高専校長による悲劇!大島商船いじめ自殺事件の顛末  群馬高専アカハラ問題

■文科省官僚が天下りして高等専門学校校長になることの弊害について、これまで当ブログではたびたびご報告してまいりました。学校に惨禍をもたらした天下り校長で、当会が関わった人物としては、群馬高専の西尾前校長や長野高専の石原現校長などが挙げられます。こうした事態は群馬県の近隣のみならず日本全国に及び、遠く山口県の国立大島商船高等専門学校(大島商船)でも、文科省天下り校長により悲惨な事態が引き起こされています。今回は報道記事からの引用も交え、文科省天下り校長による杜撰な学校運営の実態の一例として、この事件についてお伝えしたいと思います。

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今回の悲劇の舞台となった大島商船高等専門学校。Wikipediaより。工業高専が技術者の養成を主眼に置くのに対して、商船高専は主に外航船舶職員の養成(現在は、外航船はインド、フィリピンなど外国国籍者が上級・下級船員を問わず圧倒的なので、就職先は内航海運、造船、商社など海事・国際分野が主流)を図るため設置されている。商船高専も国立高等専門学校機構の枠内にあり、当然、文科官僚による天下りの毒牙の標的外に身を置くことはできない。

■大島商船高専では2016年5月21日未明、1年生の男子学生(当時15歳)が校舎から飛び降りて自殺するという事件が発生しました。遺書は残されていませんでした。

 当時校長だったのが、文科省からの天下り官僚である石田廣史氏でしたが、石田氏による本件への調査の動きは極めて鈍いものでした。信じられないことに、同級生・教員へのアンケートや聞き取り調査を経て学校側が最終的に調査結果を出したのは発生から1年1か月も経った2017年6月でした。しかもそれは、今から見ればいじめの事実があったのは自明であったはずにも関わらず「いじめの事実は認められず原因不明」というものでした。

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いじめ自殺の責任者であり、おそらくは保身のためにろくな調査もせず遺族をいたずらに苦しめていじめを隠蔽しようとし、あげくの果てに何ら責任を取らないまま後述のように機構本部に逃亡した天下り文科省官僚の石田廣史氏。柳井市HPより。

■当然遺族が納得できるわけもなく、自殺から1年半以上が経過した2017年12月、遺族が代理人弁護士を通じて学校に第三者委員会を設置するように要望しました。当時の報道記事を見てみましょう。

**********毎日新聞2017年12月23日 08時00分(最終更新 12月23日 08時00分)
https://mainichi.jp/articles/20171223/k00/00m/040/170000c
大島商船高専自殺 遺族が第三者調査委設置の要望書
★「校内のいじめが原因の疑い」として代理人弁護士を通じ
 昨年5月、大島商船高専(山口県周防大島町)の1年生の男子学生(当時15歳)が自殺し、遺族が校内のいじめが原因の疑いがあるとして、代理人弁護士を通じて22日、同校に第三者調査委員会を設置して調査するよう要望書を送付した。同校は学内の調査でいじめはなかったとしているが遺族側は不十分として改めて調査を求めた。
 要望書などによると、男子学生は寮生活をしており、昨年5月21日未明、寮を抜け出し、校舎から飛び降り死亡した。遺書は見つからなかった。遺族が調査を求め、同校は同級生への聞き取り調査やアンケートを実施したが、今年6月までにいじめはなく自殺の原因は不明と結論付けた。
 遺族側は要望書で、同級生の証言などに基づき、男子学生が入学直後の4月下旬ごろから上級生からや、部活やクラス内で「殺人鬼」とのあだ名で呼ばれ、自殺の前日には寮の部屋の机に性的な本が入れられ、気付いた男子学生が怒って窓から投げ捨てたことがあったなどと主張。その頃から手首を複数回カミソリで切る自傷行為も目撃されていたとしている。
 一方、遺族は自殺の当日に学校を訪れた際、校長から他の教員がいる前で男子学生の尊厳を傷付けるような発言を受けたとして謝罪も求めた。同校側は発言を否定している。遺族は要望書で「息子の死から1年半以上たっているのに、自殺の原因が分からない。事実を知りたい」と訴えている。
 要望を受け、学校側は第三者委を設置する方針。番場葉一事務部長は「ご遺族には不信感があるのかもしれない。学校としては寄り添ったつもりだった」と話している。【土田暁彦】
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 悪質ないじめの果てに被害者が苦しみぬいて自殺し、しかも自殺当日に校長自ら遺族の前で男子学生の尊厳を傷つける発言を行い、1年1か月も調査を引き延ばした上でいじめの事実を隠蔽し、挙句の果てに「ご遺族に寄り添ったつもりだった」などとシャアシャアと言ってのけるなど、これだけでも酸鼻を極める惨状であったことがわかります。

 もはや人間の所業とは思えませんが、この遺族の動きに連動してもうひとつ驚愕の事実が明らかになりました。なんといじめを行っていたグループは、自殺により「獲物」がいなくなってしまったため、自殺した学生と接点のあった別の学生をターゲットにして、その後もずっといじめを続行していたというのです。

**********毎日新聞2017年12月24日 08時30分(最終更新 12月24日 08時30分)
https://mainichi.jp/articles/20171224/k00/00m/040/115000c
15歳自殺の大島商船高専 同室学生にも「いじめ」
 大島商船高専(山口県周防大島町)の1年生の男子学生(当時15歳)が昨年5月に自殺した問題で、別の2年生の男子学生(17)が適応障害の状態と診断されていたことが、毎日新聞の取材で分かった。学生は自殺した学生と同級生で、自殺後に同じクラスのグループからいじめられたと訴え、調査した教員からも威圧的な聞き取りを受けたと証言。学校は25日にも第三者調査委員会を開く予定だ。
★責任流布で適応障害
 自殺した同級生の遺族も第三者委の設置を要請。いじめが連鎖した可能性もあり、同じ学校にいじめを調査する二つの第三者委設置が検討される異例の事態となりそうだ。
 学生や保護者によると、昨年5月、学生と寮が同室の同級生が自殺した後からいじめが始まった。同級生グループから、自殺は学生のせいといううわさを校内に広められた。自殺した同級生の寮の机に性的な本が入れられた時、学生は同室に居合わせただけで、いじめに加担したことはなかった。止められなかったことを同級生にわびたが、翌日、同級生は自殺した。同室だったのは2日間だけだった。
 その後も、同級生グループからは写真を勝手に撮られて笑いものにされたり、触れると汚い物に触れられたかのような仕草でばい菌扱いされたりした。
 2年生になった今年5月、学生が体調不良を訴え「死にたい」などと漏らしたため、学校が教員らによる「いじめ対策委員会」を設置し、調査を開始。7月には学生が適応障害の状態と診断された。
 しかし、教務主事ら対策委の教員は面談で「どうして君は先生の言うことを聞かないのか」と学生を威圧したうえで「授業中に寝ている」「寮の部屋が汚い」などと詰問口調でただした。「寮生活で人間関係もうまくできないし、それがトラブルの原因にもなっている。落ち着くまで寮を離れたらどうか」と学生にいじめられる原因があるかのように言われ、保護者は一時的な退寮を促されたと感じたという。
 学生は「今もいじめが続き、つらい、先生にも追い詰められた。でも、船乗りの夢があり、耐えてでも学校に行かないといけない」と話し、吐き気や睡眠障害などと闘いながらも通学を続けている。保護者は「早く解決しないと命に関わる」と不安を訴える。
 調査にあたった教員は毎日新聞の取材に対し「強い口調だったつもりはない。調査で疑義があったことを聞いただけだ」と答えた。
 保護者らの投書を受けた文部科学省が11月に学校設置者の国立高等専門学校機構を通じて学校に第三者委の設置を求め、25日にも初会合が開かれる。【土田暁彦】
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 2つの家庭からそれぞれ弁護士を通じての要請や文科省への投書といったアクションを起こされ、新聞報道までなされてしまった石田廣史校長ひきいる大島商船は、ついに第三者委員会を設置せざるを得なくなりました。

■しかしなんと、またもやどんでん返しが起こります。なんとこれだけ悪辣な対応を繰り返してきた石田廣史氏が、「健康上の理由による療養のため」に、2018年1月25日付で高専機構本部の事務局付として異動してしまったのです。すなわち、もはや早晩いじめの実態が明らかになって責任を問われることは避けられないと悟り、何の責任も取らずいじめの実態も明らかにしようとしないままに「逃亡」したのです。

**********毎日新聞2018年2月1日
https://mainichi.jp/articles/20180201/ddl/k35/100/469000c
大島商船高専 校長「療養」で異動 /山口
 独立行政法人国立高専学校機構(東京)は、周防大島町の大島商船高専の石田広史校長が健康上の理由から療養が必要となり、当面、同機構の事務局付に異動すると発表した。1月25日付。同校校長は、広島商船高専の辻啓介校長が兼務する。
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■こうして天下り石田校長が去ったあとの大島商船ですが、学生の自殺から2年以上が経過した2018年6月以降、遅まきながら事件の実態解明のための前向きな歩みが始まり、2つの大きな動きがありました。

 まず1つ目の動きは、いじめ自殺に関する第三者調査委員会が2018年6月10日にようやく初会合を開き、調査を開始したことです。委員長となる弁護士も、記者団に対して、学校側の責任の追及も含めた徹底的な全容解明に向けたメッセージを発したことが分かります。しかし筆者がこの記事を執筆している2018年10月中旬現在、第三者委員会による調査結果は未だ出ていないようです。

**********共同通信2018年6月10日19:31(同10月5日 20:50 updated)
https://this.kiji.is/378491737494176865?c=39546741839462401
高専生自殺、第三者委が初会合 いじめ調査、山口
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大島商船高専での自殺を巡る問題で設置された第三者委員会の初会合=10日午後、山口県周防大島町
 山口県周防大島町の大島商船高等専門学校で2016年5月、1年生の男子学生=当時(15)=が校舎から飛び降りた自殺があり、いじめの有無や自殺に至った背景を調べるために高専が設置した第三者委員会が10日、初会合を開いた。
 第三者委は大学教授と弁護士の3人で構成。委員長の平谷優子弁護士は会合後、記者団に「1人の命が失われている。自殺に至る背景や学校側の対応に問題があったのか迫っていきたい」と話した。
 遺族の代理人弁護士によると、高専は同級生へのアンケートを実施し「いじめはなく、自殺の原因は不明」と結論付けた。それに対し、遺族が第三者委の設置を求めていた。
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 そして2つ目は、石田氏に代わって2018年4月から赴任したプロパーの福田勝哉校長が、上述の第三者委員会の動きと並行して、石田校長下で行われた調査の結果を独自に精査し直し、「いじめがあった可能性がある」と学校としての見解を改めたことです。

**********朝日新聞2018年6月29日07時01分
https://www.asahi.com/amp/articles/ASL6X5R23L6XTIPE02T.html
2年前の学生自殺を新任校長が再調査「いじめの可能性」
 山口県周防大島町の大島商船高専で2016年5月、1年生の男子学生(当時15)が校舎から飛び降りて自殺した問題で、同校の福田勝哉校長は28日会見し、男子学生がいじめられていた可能性があるとの認識を示した。
 同校は男子学生の自殺後、同級生らへの聞き取りやアンケートから、17年6月に「いじめはなく、自殺の原因は不明」と結論付けた。遺族は第三者委員会による調査を要求。弁護士や大学院教授による第三者委が6月に調査を始めた。
 これに合わせ、4月に赴任した福田校長らが学校の調査結果を調べ直したところ、男子学生が校内で複数回「殺人鬼」と呼ばれていたとの記述に行き当たり、「いじめに該当する可能性がある」と判断を改めた。福田校長はいじめと自殺との因果関係について、第三者委の調査に判断を委ねるとの考えも示した。(藤牧幸一)
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 このように、遺族らの長い闘いの果てにようやく事件解決に向けて展望が開けてきた様子であることが分かります。しかし一方で、上述のとおり第三者調査委員会による最終報告は未だに出ておらず、遺族への謝罪も、いじめ加害者への処分も、ましてや事態の責任者であり事態を致命的に悪化させた石田廣史氏の責任は一切問われることもなく、自殺から2年5か月が経過する今も最終的な解決はまだまだ遠いのが現状です。以上が大島商船におけるいじめ自殺事件の顛末です。

■では、ここから読み取れることとは果たして何があるでしょうか。まず、「文科省からの天下り高専校長の問題点」の観点から、この事件を捉えてみましょう。これは本事件の枠を超えて、天下り校長に蝕まれる国立高専全体にも広く通底しているものです。

 この件を見た読者の何人かは、「別に自分がいじめを起こして自殺に追い込んだわけでもないのだから、校長は真摯に調査をして毅然とした対応を取ればそれでいいのに」とシンプルな感想を抱いたことでしょう。一般論で言えば全くその通りであり、悪質な対応を取り続けた結果、さらに大ごとになって誰も特をしない結果に終わっているのですから、まったく理解に苦しむというのが率直な感想でしょう。

 しかし、文科省からの天下り校長は「官僚」ですから、行動原理もそこに終始します。その結果、一般論の適用が効かないこともまかりとおります。

 例えば、ある学校で「わが校のいじめをゼロにしよう」とスローガンを掲げたとしましょう。普通の教育者であれば、教育や指導で学生の意識を変革し、被害者への丹念なケアや加害者への厳しい処分によって、いじめは断固許さないという態度とメッセージを示して発生そのものを抑止していくでしょう。

 一方、官僚の場合は、「いじめと認定しなければ『いじめは起こっていない』から件数はゼロになる、いじめの件数をゼロに書き換えれば起こっていないことになる、俺はなんて頭がいいんだ」とこう考えます。

 同じ「いじめをゼロにしよう」でも含みがまったく違うということがお分かりいただけたでしょうか。

 そして、大都会東京の霞が関での出世争いに敗れてたまたま配置される形になっただけの「僻地」の学校に、天下り校長は何ら愛着を抱いてはいません。「出世レースから下りた見返りに文科省から贈ってもらった、僕の『オモチャ』」などと考えているのでしょう。だから、自分の立場・評価・気分が唯一頭の中にあり、学校や教職員・学生がどうなろうがまったく知ったことではないのです。

■さらに大きいのが5千万円とも6千万円ともいわれる退職金の存在です。高専校長に天下る場合は文科省からの「出向」という形になっており、「出向」中の年数も本省での勤務年数と同じくカウントされて退職金に反映されます。なので、通例定年間近に配置され60歳の定年まで居座る天下り高専校長にとって、退職金が満額貰えるのかどうかは最大の関心事です。

 したがって、万一にも何かしら処分などを受けて退職金の査定に影響してしまっては大変なので、何か事件が起こっても絶対に問題にならないように揉み消し、それも無理になると、問題を可能な限りかき回したうえで後始末を後任に全部押し付け、自分は別の役所に逃亡し、何としても勤続年数を絶やさず責任を回避して満期退職しようとします。この大島高専の石田氏も、群馬高専の西尾氏も、まったく同じパターンです。

 万事がこの調子なので、やはり教育機関の最高責任者という重大なポストと何の使命感もない文科省からの天下り官僚では、致命的に相性が悪いと断言せざるを得ません。しかしながら、当会が調べた限りでは、この切り口から大島商船における事件を捉えた報道記事や論説は現時点で皆無といってもよいものです。

 もちろんいじめを行い、自殺にまで追い込んだ加害者が一番悪いことは言うまでもありません。しかし、校長さえまともであれば、ご遺族や他のいじめ被害者の長い苦悩と時間の浪費は避けられたのが事実です。もしかすればいじめや自殺そのものも防ぎ得たかもしれません。その意味で、石田氏のような悪夢の校長を生み出してしまった文科省からの天下り高専校長システムは容赦なく糾弾されるべきであると、当会ではそう考えています。

■そしてもうひとつ、群馬高専におけるアカハラ・寮生連続不審死事件を長年追い続けてきた当会として欠かせないのが、本事件と群馬高専における事件の対比です。

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石田廣史氏が大島高専校長に着任した平成25(2013)年4月の高専校長人事。前職は神戸大学理事で、国立大や高専などを食い物に渡り鳥のように天下りを繰り返してきたことがわかる。そしてなんと着任年度は群馬高専の西尾前校長と同じであり、この“同期”の二人が同じように問題を起こして同じように保身のため逃亡していった。このことに筆者としてつくづく運命的なものを感じるばかりである。

 群馬高専で2014年から2016年にかけて3人の4年寮生が自殺した事件では、誰一人として死の理由を書いた遺書を残してはいませんでした。しかも、群馬高専側が行った「調査」にも、「理由不明」と記されています。そのために、3件ともが完全に動機不明なものとして扱われ、“迷宮入り”してしまったため、今に至るも当会としては「不審死」と呼称せざるを得ないのが実情です。

 一方で、大島商船における自殺でも、死亡学生は遺書を残さず無くなり、学校による「調査」でも「理由不明」とされてしまっていました。ここまでは群馬高専とまったく同じです。しかし遺族の粘り強い努力によってそれは覆されて、いじめの実態が白日の下に晒されました。これはとりもなおせば、「遺書がない、聞き取りでも何もわからない、だから理由不明」としていた群馬高専の主張も、鵜呑みにはできなくなってしまったということです。

■考えてみれば、10代後半や20代の若者が自らの命を絶つという極限状態に追い込まれる際は、頭が相当なパニック状態・うつ状態で、自殺行動も衝動的・突発的であるといった状況にあることは想像に難くありません。

 そのような状況で、冷静に自分の死の理由を自己分析し、家族へのお詫びとともに理路整然と遺書をしたためるなど、むしろできなくて当然といってよいものです。だからこそ、自殺者の死の前の状況を調べることが極めて重要になってくるのです。

 ところが、唯一広範な関係者に調査を行う権限をもつ学校側に、その結果までもを歪められてしまってはどうしようもありません。そして、文科省天下り官僚はこうした聴取結果までもを平然と歪めてしまう人種であることが、この事件で改めて証明された形になりました。

 そして繰り返せば、群馬高専の事件でも、3件の自殺事件で関係者への「聴取」を行ったのは、天下りの西尾前校長でした。もしかすれば大島商船と同様に、明らかに不穏なものを示唆する証言が得られていたにも関わらず、「問題ない」と強弁して無理やり闇に葬ったのかもしれません。とすれば、それはまだ群馬高専の棚の中に眠っているということになります。

■問題がおおごとになって天下り校長が責任も取らず逃亡してしまった点も、大島商船と群馬高専の事件で共通して起こっている事象です。(群馬高専西尾前校長逃亡の顛末についてはこちらの記事を参照ください⇒https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2633.html

 そしてもうひとつの共通点は、天下り校長逃亡後にはいずれもプロパーの校長が後任についていることです。しかし考えてみれば当たり前で、天下り校長の尻拭いを、同じく天下り官僚様にやらせるわけにはいかないのでしょう。

 こうして「尻拭い校長」としてその任についた群馬高専の山崎校長と大島商船の福田校長ですが、着任後の行動では大きく明暗が分かれました。

 福田氏が着任直後の6月に自ら早速聴取情報の精査を行い、記者会見まで開いていじめの可能性を明らかにしたのとは対照的に、山崎氏はアカハラや自殺についての再調査を行うどころか着任直後から西尾前校長を上回るほどの隠蔽姿勢をみせ、いまや完全に姿もみせず一連の事件をなかったことにしようとしているのです。

■福田氏の行動から明らかになったことは、「尻拭いプロパー校長」であっても、自らの裁量で前校長の闇に光を当てることも可能であるということです。

 このことからすれば、山崎誠・群馬高専現校長の不誠実な姿勢は、単純に高専機構からの圧力といった外的要因だけを言い訳にもできなくなってきてしまいました。

 実際に同じような境遇にあるプロパー校長がわざと泥を被り、クリーンな高専を取り戻そうと奮励努力しているにも関わらず、それを傍目に自分はひたすらアカハラや自殺といった臭い物に蓋をしようとし続けるのであれば、率直に彼自身に問題がある、と評さざるをえません。

■このように、大島商船におけるいじめ自殺事件は、極めて悪質で繰り返させてはならない悲劇であり、高専機構はこの認識のもと教訓を活かして傘下の全高専に対して再発防止を厳命しなければなりません。

 のみならず、この事件は天下り校長により引き起こされた典型的な悲劇であり、さらにはそのリカバリをどう行っていくのか・・・、そのひとつの形を提示した貴重なモデルケースでもあります。

 当会として、この件についても積極的に情報収集し、高専関連の諸問題への取り組みの糧として、随時フィードバックしていきたいと考えています。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
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2018/10/21  23:54

投稿者:ひらく会情報部

>>「ある高専の関係者」さんへ
 高専関係者の立場からの貴重なご意見を賜り誠にありがとうございます。
 貴殿のご高察には当方として異論を差し挟む余地がございません。
 群馬高専のせいで、天下り校長というものはハラスメントに蓋をするばかりの生き物かと思っていましたが、逆にハラスメント事案という言葉の重みを悪用し、教員を委縮させるために用いる天下り校長も存在することを初めて知りました。
 天下り校長の思考回路については貴殿のおっしゃるとおりで、これに尽くされるでしょう。
 そしてまた貴殿の結論づける通り、文科省からの教育機関への天下りは我が国の教育・研究を深刻に蝕んでおり、一刻も早く是正されなければなりません。
 当会は微力ではありますが、この現状の改善にわずかなりとも資することができればと存じております。
   市民オンブズマン群馬事務局より

2018/10/21  13:16

投稿者:ある高専の関係者

天下り校長の周りにいる取り巻きまでひどいと群馬高専や長野高専のようになります。
投稿者が割れると何をやられるかわからないのである高専とさせてください。
ある高専の天下り校長は、ワンマンそのものです。気に食わない教員いると取り巻きや飼い慣らした教職員を使って生徒や教職員をけしかけて、些細なことまでセクハラ、アカハラ、パワハラ問題で取り上げ、処分をちらつかせて圧力をかけてきます。
どこかの国と同じでスパイを放っていると言って良いほどでしょう。
天下りで頭の中は次のことばかり、その土地には心はないのでやりたい放題で長く勤めている教職員のことなど手駒としか思ってないのでしょう。
火の粉が降りかからないように表向き従ったふりをしている教職員がいるほどです。
大島商船は群馬高専と違って、大新聞に報道されてしまったからこそ、次の逃げ道を用意して渋々対応したんでしょう。
群馬高専、大島商船、長野高専でわかるように、天下り校長は次の行き先のために就任中は何も起こらないようしたい。万が一問題が起こったらもみ消し、それでだめならのらりくらりするのが常套手段です。それでもだめなら強引な方法で教職員に責任を押し付ける構図です。
天下り校長の弊害がこんな所にも出ている一例です。
少なくとも、私立大学を含めて教育機関への天下りは根絶しないといけません。

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