2018/11/20  23:04

公園にも鉛スラグ報道…高崎・箕郷の公園の非鉄スラグ撤去決定で問われるその根拠!  スラグ不法投棄問題


■2018年9月18日みさと芝桜公園の駐車場▽公園付近の路上▽善地梅林広場の駐車場▽みさと梅公園蟹沢駐車場が鉛やヒ素だらけだと報道されました。このニュースを知って、とりあえず高崎市には、今朝関係部署に電話をかけまくり、どのような経緯で高崎市が記者発表したのか確認してみました。その結果は、次のブログを参照ください。
○2018年11月20日:鉛・ヒ素入りスラグ問題!…大同スラグに蓋をする県・渋川市等と異なり撤去前提の対策を打ち出した高崎市
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2820.html


 この鉛やヒ素を含んだ非鉄スラグについて、住民の生活環境への影響を高崎市がどのように考えているが注目が集まっています。改めて、本日の朝刊各紙が報じた内容を見ていきましょう。

**********平成30(2018)年11月20日上毛新聞
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PDF ⇒ 2018n1120vye.pdf
鉛とヒ素を検出
土壌に影響なし 高崎・箕郷の公園

 高崎市は19日、同市箕郷町の2公園の駐車場などに使われていた路盤材から、土壌汚染対策法で定める含有基準値を超える鉛とヒ素が検出されたと明らかにした。溶出量は基準値内で「土壌や地下水への影響はない」という。市は施工業者に路盤材の撤去を求める。
 「みさと芝桜公園」は駐車場と付近の市道2カ所、「みさと梅公園」は駐車場3カ所から採取した路盤材を分析した。鉛の含有量は全5カ所で基準値を超え、18〜57倍を検出。ヒ素は4カ所で1.6〜3.6倍となった。市は現地を立ち入り禁止にしている。
 市によると、県道高崎渋川線バイパスの盛り土から、鉛とヒ素が検出された問題と同じ市内業者が施工した。撤去は年内に完了する見通し。
 共産党県議団・市議団の指摘を受けて調査を実施。19日の市議会市民経済常任委員会で報告した。

**********平成30(2018)年11月20日毎日新聞
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PDF ⇒ 20181120lisxoj.pdf
有害物質
高崎市調査も基準超 公園で鉛やヒ素 路盤材撤去へ /群馬

 高崎市の「みさと芝桜公園」駐車場などで基準を超える鉛やヒ素が検出された問題で、市が改めて調査した結果、公園周辺の計5カ所で、路盤材から基準値の最大約57倍の鉛と3・6倍のヒ素が検出された。19日、市議会の市民経済常任委員会で明らかにした。一方、基準を超える有害物質の溶出は確認されず、市は「土壌と地下水への影響はない」と断定した。市は、この5カ所を立ち入り禁止とし、今年中に問題の路盤材を全て撤去する予定。
 市によると、みさと芝桜公園駐車場で、土壌汚染対策法で定める基準を上回る鉛が検出されたほか、芝桜公園近くの市道▽みさと梅公園の善地駐車場▽梅公園の蟹沢駐車場(2カ所)−の計4カ所で基準以上の鉛とヒ素が検出された。鉛は57.3倍〜18倍、ヒ素は3.6〜1.6倍だった。
 資材を搬入した業者などから聞き取り調査し、搬入経路や理由を調べている。【杉直樹】

**********平成30(2018)年11月20日東京新聞
高崎で基準超の鉛、ヒ素 みさと芝桜公園など
 高崎市は十九日、同市箕郷町の「みさと芝桜公園」と「みさと梅公園」の駐車場などから、土壌汚染対策法の基準を超える鉛とヒ素が検出されたことを明らかにした。
 市によると、芝桜公園駐車場と近くの市道、梅公園の善地駐車場と蟹沢駐車場二カ所の計五カ所で、敷地に敷いた路盤材(砂利等)を調査したところ、含有量は鉛が全五カ所で基準を超え、最大五十七倍だった。ヒ素は芝桜公園駐車場を除く四カ所で基準超で、最大三・六倍だった。どちらも溶出量は基準内で、市は「溶出による土壌や地下水への影響はない」としている。同日の市議会市民経済常任委員会で報告した。
 市は路盤材を搬入した市内の施工業者に有害物質を撤去するよう求め、汚染土が使われた経緯を調査している。県内では七月、県道高崎渋川線バイパスの盛り土から基準を超える鉛とヒ素が検出されており、施工業者のうち一社が今回と共通していた。
 両公園などの有害物質については、共産党県議団と同党高崎市議団が九月十八日、独自調査で基準値を超えた鉛とヒ素が検出されたとして、県と市に調査と有害物質の撤去を申し入れていた。これを受け、市は指摘のあった箇所を立ち入り禁止とした上で調査していた。 (石井宏昌)
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■今回も報道のポイントを整理してみましょう。

ポイント@高崎市議会で「みさと芝桜公園」等から猛毒の鉛やヒ素が検出されたと報告されたこと。また直下の土壌には影響がなかったこと。

ポイントA直下の土壌には影響がなかったものの、この建設資材を撤去する方針が打ち出されたこと。

ポイントB高崎市によると「県道高崎渋川線バイパスの盛り土から、鉛とヒ素が検出された問題と同じ市内業者が施工した。撤去は年内に完了する見通し」であること。

 では、それぞれの項目ごとに検証していきましょう。

ポイント@
高崎市議会で「みさと芝桜公園」等から猛毒の鉛やヒ素が検出されたと報告されたこと。また直下の土壌には影響がなかったこと、について

 まずは、現場を振り返って見ましょう。

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ここは、報道のあった駐車場の一つ、「みさと梅公園の善地駐車場」の様子。「立入禁止になっている」と報道されているが、このようにカラーコーンをほんの一部置いてあるだけ。せめて、トラロープなどで規制していただきたいものだ。また、カラーコーンの手前も、再生砕石と非鉄スラグが混合された資材で敷砂利されており、駐車場全体を立入禁止にした上で、撤去、片づけていただきたい。

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遠くにもカラーコーンが見えるように、ここはかなり広く、非鉄スラグ100%生一本が大量に投棄されている。この資材を搬入した業者の営業を一時停止させ、汚染の拡大を停めるべきだ。
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ご覧のように、非鉄スラグは押し固まって鉛色を呈している。いかにも有毒そうだ。

■高崎市の「みさと芝桜公園」駐車場などで、基準を超える鉛やヒ素が検出された問題で、市が改めて調査した結果、公園周辺の計5カ所で、路盤材から基準値の最大約57倍の鉛と3.6倍のヒ素が検出されました。

 群馬県県土整備部が建設を進める高崎渋川線バイパスで発生した鉛・ヒ素問題と併せ、この問題が浮上すると全てで鉛が検出され、ヒ素も83%の確率で検出されています。

 この非鉄スラグは猛毒が含まれていると断定できることとなってしまいました。毒があろうと無かろうとこの資材は産業廃棄物であると当会は考えていますが、毒がここまで酷く含まれているとなると、対策は一刻の猶予も許されません。よって、直ちに撤去、片づけなければなりません。

 今回の高崎市の発表では、建設資材の直下の土壌からは、幸いにも有害物質は検出されませんでしたが、高崎渋川線バイパスでは建設資材から溶出量検査でデータが現れ、直下土壌を汚染しかねない状況となっています。

ポイントA
直下の土壌には影響がなかったものの、この建設資材を撤去する方針が打ち出されたこと。

 「一方、基準を超える有害物質の溶出は確認されず、市は『土壌と地下水への影響はない』と断定した。市は、この5カ所を立ち入り禁止とし、今年中に問題の路盤材を全て撤去する予定」と報道されているように、路盤材自体には猛毒が含まれていても、高崎市は「土壌と地下水への影響はない」と断定しています。

 しかし「土壌と地下水への影響はない」としながら「今年中に問題の路盤材を全て撤去する予定」なのだそうです。これは、今回はたまたま、路盤材から毒は流れ出なかったが、今後毒が流れ出る可能性があるからなのか?または、この路盤材は産業廃棄物だから撤去するのか?いずれにしても撤去の方針が示されました。

 当会としては撤去の方針であることは喜ばしいと思っていますが、撤去の理由も早期に明らかにしていただきたいものです。

ポイントB
高崎市によると「県道高崎渋川線バイパスの盛り土から、鉛とヒ素が検出された問題と同じ市内業者が施工した。撤去は年内に完了する見通し」であること。

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高崎渋川線バイパスの鉛やヒ素の撤去をしたのは株式会社岡田工務店と株式会社佐藤工務店の2社だ。

■「県内では七月、県道高崎渋川線バイパスの盛り土から基準を超える鉛とヒ素が検出されており、施工業者のうち一社が今回と共通していた。」と報道された通り、県道高崎渋川線バイパス工事の施工会社とは、株式会社岡田工務店と株式会社佐藤工務店の2社であるようですが、実際に県道高崎渋川線バイパスの鉛やヒ素を撤去片づけていたのは株式会社岡田工務店であることを当会では確認しています。株式会社岡田工務店には、兄弟会社に岡田興業という建設資材メーカーがあります。

 なぜ県道高崎渋川線バイパスの鉛やヒ素を撤去片づけていたのでしょうか?当会が資料請求したところ、群馬県県土整備部高崎土木事務所により「工事目的物の瑕疵に関わる補修工事」と公表されました。その瑕疵の内容は「保護路肩の施工において、土壌汚染対策法に定める基準値を超過した建設資材を使用している。」となっています。

 また瑕疵担保責任の請求期間は通常2年であるところ、その瑕疵が受注者の故意又は重大な過失により生じた場合には、請求期間は10年であることも今回初めて知らされました。

■今回高崎市により、鉛・ヒ素を含む路盤材(建設資材)を撤去予定であることが報道されました。撤去理由は示されていませんが、未だ廃棄物認定が公表されていないところをみると、群馬県県土整備部の「工事目的物の瑕疵に関わる補修工事」であることが濃厚です。なるべく早期に撤去理由を明らかにしていただきたいものです。

■当会ではスラグ不法投棄問題に取り組んでいますが、大同スラグ問題においても、「工事目的物の瑕疵に関わる補修工事」が請求されるべきだと考えています。

 群馬県より産業廃棄物の処理や運搬の許可を取り消された(株)佐藤建設工業は、自ら群馬県より土木工事を受注し、スラグが“がれき類”でないと知りながら故意に再生リサイクル砕石として、工事に使用しています。これは「工事目的物の瑕疵に関わる補修工事」が請求されるべきですが、群馬県は(株)佐藤建設工業を優遇しているためか?請求を未だしていません。

 また、大同スラグと天然石を混合した“大同有害スラグ混合砕石”は、スラグのみを環境分析調査すれば、大半が環境基準を超えて毒を含んでいることを群馬県が公表しています。(株)佐藤建設工業以外の業者が施工した工事においても、有害物質が含まれている建設資材が使われていることを理由に「工事目的物の瑕疵に関わる補修工事」が請求されるべきと考えられます。

■対応が後手後手に回り、しかも隠ぺい体質の群馬県と異なり、高崎市においては、ゆっくりながらも誠実に住民の生活環境を守ろうとする気概が感じられます。今後も高崎市の活動を応援しながら、大いに期待をしていきたいと思います。当会は微力ながらも“きれいな群馬ちゃん”を守るため活動を続けてまいります。

【市民オンブズマン群馬・有毒スラグ不法投棄特別調査チーム・この項続く】

※参考資料1「県による佐藤建設工業への行政処分」
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 (株)佐藤建設工業は、大同有害スラグを天然石と混合したことで群馬県より廃棄物の許可を取り消される行政処分を受けた悪質建設資材販売業者です。
 また(株)佐藤建設工業は豊富なスラグマネーを背景に建設業にも手を広げ、ソフトバンクソーラー造成工事(榛東村)、ビックカメラソーラー造成工事(安中市)、八ッ場ダム関連建設工事などを請け負い、その工事でスラグと知りながら積極的に有害物を使用しました。
 (株)佐藤建設工業は産業廃棄物の処理や運搬する許可を群馬県から受けていたので、廃棄物について熟知しており、スラグを取り扱うことが違法であることを知りながら、悪意で建設工事に有害スラグを使い続けていたのです。せめて自ら請け負った工事に使用したスラグは(株)佐藤建設工業に撤去片づけさせなければなりません。
 行政処分の内容はこちらです。↓↓
○2016年08月05日:【速報】佐藤建設工業に行政処分↓
http://blog.livedoor.jp/lytton_cyousadan/archives/5289331.html
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※参考資料2「群馬県による非鉄スラグ調査結果」
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 群馬県の調査により非鉄スラグから環境基準を超える鉛やヒ素が検出され大変危険な状況です。
〇2018年7月29日:【速報】高崎渋川線バイパスにスラグ汚染報道・・鉄鋼スラグに続いて非鉄スラグの不法投棄か
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2710.html
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※参考資料3「みさと芝桜公園の駐車場などが鉛・ヒ素だらけだと報道されました。」
〇2018年9月18日:【速報】公園にも鉛スラグ報道…やはり高崎渋川線バイパスだけでなかった非鉄スラグ投棄問題!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2757.html#readmore
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