2019/1/6  5:44

東電がつき続ける「スマートメーターのウソ」・・・新年早々、スマートメーター火災の報道に接して思う事  東北関東大震災・東電福島原発事故

■東電のいう「安全・安心」は、福島原発事故で原発安全神話が崩壊したことで、全く信用できないことを我々住民は痛感していますが、この東電が現在、普及に躍起となっているスマートメーターを巡る火災事故に関して、またもや情報を隠蔽したことが明らかになりました。当会のブログでも、再三再四に亘り、東電をはじめとする電力会社が、あたかもより良いものであるかのような印象を与えるべく、意図的に耳ざわりよい呼称を付して普及させようとしている「スマートメーター」の危険性を、当会会員が粘り強く報告していますが、新年早々、またもやスマートメーターの火災事故の報道がありました。


**********共同通信2019年1月4日22:00
次世代電力計の火災確認、横浜
 東京電力パワーグリッドは4日、横浜市磯子区の一般住宅で、次世代電力計「スマートメーター」の火災1件を新たに確認したと発表した。家屋への延焼やけが人はなかった。これまでに発熱する不具合が判明し、交換対象とした電力計とは別のメーカーの製品だという。施工不良の可能性を含め、東電は消防と連携して原因を調べる。
 東電によると、昨年12月31日午後11時半ごろ、住民から「電気がつかなくなった」と連絡を受けて訪問した東電社員が電力計の焼損を確認し、通報した。発見時に火は出ていなかったが、消防が火災と判断した。
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■東電は昨年暮れの12月25日に、「スマートメーターの設置不良が原因の火災」こついて、発表したばかりでした。

**********共同通信2018年12月25日20時14分
東電の次世代電力計で火災4件、設置不良原因で発熱
 東京電力パワーグリッドは25日、家庭などに設置している次世代電力計「スマートメーター」の設置不良で、茨城、埼玉、千葉、神奈川の4県で、計4件の火災が起きていたと発表した。メーターのプラスチック部分が溶けるなどしたが、いずれも建物への延焼はなく、けが人もいなかった。
 同様の事象で、消防が関わらずに火災と認定されなかった事案も東京都と山梨、神奈川の両県で計3件あった。2016年5月〜18年11月の間に発生した。
 原因は、委託先の工事会社が電線をメーター内の端子部にねじで取り付ける際に、締め付けが不足して放電が起き、発熱したため。東電は設置状況を調査するとともに、今後抜き打ちで現地確認をして再発を防ぐ。
 東電のメーターを巡っては、製造過程で生じた不具合で、設置後に内部の基板が焦げる事案が発生し、対象メーターの交換作業を進めている。(共同)

**********日経2018年12月25日21:22
東電、次世代電力計の出火5年で7件 施工不良で
 東京電力ホールディングスは25日、家庭などに設置している次世代電力計「スマートメーター」で、施工不良による発火、火災が計7件あったと発表した。いずれも家屋への延焼はなく、けが人なども確認されていないという。東電は設置済みの約1900万個のうち5200個を抜き取り調査し、2019年1月末までに状況を確認する。
 東電が過去5年を調査したところ、東京都や神奈川県など1都5県で計7件の発火、火災が発生していた。東電によると、メーターと電線をつなぐ端子部分のネジの締め付け不足や緩みが原因とみられるという。東電は25日、経済産業省に調査結果を報告した。
 東電は同日、再発防止策も公表した。管内の5200個を抜き取り調査することに加え、施工不良に関わった作業員が設置したメーターの1割に当たる約3000個を追加調査する。3月末をメドに実施し、必要があれば追加調査を行うとしている。
 東電が設置するスマートメーターを巡っては11月、部品の一部が発熱する不具合が16件発生していたにも関わらず、公表していなかったことが発覚した。東電は11月、12月にわかった事例のいずれも「燃えにくい素材が使用され、建物に燃え移る危険性はない」としている。
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■ここで不可思議なのは、東電が11月19日にスマートメーターの異音や火災の原因として、内部の基板の発熱による発火等の不具合について、言及していたのに、12月25日は、スマートメーター火災の原因について、新たに施工不良だと見解を修正したことです。

 11月19日(その後11月26日に追記)の記者発表は次の通りでした。

**********東京電力パワーグリッド2018年11月19日(同26日追記)
http://www.tepco.co.jp/pg/company/press-information/information/2018/1510978_8917.html
スマートメーターの一部不具合に係る報道について(11月26日16時追記)
当社関連報道
2018年11月19日
東京電力パワーグリッド株式会社
 報道において、東光東芝メーターシステムズが製造したスマートメーター(電力量計)の不具合による機器内部の発火について取り上げられております。
 お客さまにおかれましては、ご心配をおかけし申し訳ございません。
 お客さま宅に設置させていただいているスマートメーター内部の基板部分が発熱することによる焦げ跡や異音等の不具合が発生する可能性があることが判明したことから、当社は、お客さまに引き続き安心してご使用いただくために、スマートメーターの取替工事を順次実施しております。
 現時点で、スマートメーターを約1,900万台設置しておりますが、今回の不具合の対象は約2.4万台、このうち約8,000台(このうち焦げ跡:16台、異音:約200台)の取替工事が完了しております。
 スマートメーターの各種部品には難燃性の部材を使用しており、お客さま施設に影響を与える可能性は極めて低いと考えていますが、対象となるお客さまには、本年12月中旬までにダイレクトメールでお知らせのうえ、2019年3月までに対象となる機器全数※のお取替えを予定しております。
 今後、できる限り工事の前倒しを実施してまいります。
 対象のお客さまには、ご心配とお手数をおかけ致しますが、取替工事に何卒、ご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
※対象製品:東光東芝メーターシステムズ社製の電力量計(スマートメーター)
 対象製品製造期間:2015年4月〜2015年11月
 対象機器の型式:S43WS-TA
 また、異音などご使用中のスマートメーターから異常を感じた場合には、速やかに以下の当社カスタマーセンターまでご連絡下さい。
【お客さまのお問い合わせ先】0120-995-007(カスタマーセンター)

※11月26日16時、下線部追記
別紙:不具合の内容(64.6KB)PDF ⇒ b181119a.pdf
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 ところが、それから1カ月後の12月25日には、スマートメーターの出火原因を「7件すべてがスマートメーターの端子部の締め付けネジの締め付け不足・緩み等に起因した放電により発熱・焼損に至ったものと推定」というふうに結論付けたのでした。

**********東京電力パワーグリッド2018年12月25日
http://www.tepco.co.jp/pg/company/press-information/press/2018/1511837_8687.html
施工不良によるスマートメーターからの出火に関する報告について
2018年12月25日
東京電力パワーグリッド株式会社
 当社は、2018年12月6日付で経済産業省から施工不良によるスマートメーターからの出火について「電気事業法第106条第3項の規定に基づく報告徴収」を受領し、同状況等について取りまとめ、本日、経済産業省に報告いたしましたのでお知らせいたします。
 以下、報告の概要となります。
<概要>
 過去5年間に当社が設置したスマートメーターの施工不良による火災または火災に至るおそれのある事案に関する概要
発生日、場所、火災認定の有無
<原因究明を行った結果>
 7件すべてがスマートメーターの端子部の締め付けネジの締め付け不足・緩み等に起因した放電により発熱・焼損に至ったものと推定。
<再発防止対策の内容>
1.実施済みの対策
・工事会社の管理者参集型の安全品質連絡会等の会議を開催し、施工不良に伴う災害事例の注意喚起等を周知(3回/年程度)
・安全パトロールによる指導ならびに品質検査(1000回/半期程度)
・作業員を対象としたスキルアップ研修等の開催による技能レベルの向上(延べ600名程度)
2.追加で実施する再発防止対策の内容
(1)端子部の締め付けネジの締め付け確認の実施(既設分)
 取り付け済みのスマートメーターの内、5.2千個に対し、2018年12月21日から2019年1月31日まで抜き取り調査を実施する。
 また、今回の施工不良にかかわった作業員が施工した電力量計(スマートメータ−)については2019年3月末までを目途に全施工数の10%(約3,000個)を追加調査したうえで今後の調査継続の要否を検討する。
(2)端子部の締め付けネジの締め付け確認の実施(新設分)
(1) 安全パトロール時における現地立会での品質検査に加え、工事完了後に端子部の締め付けネジの締め付け状態を抜き打ちで現地確認する品質検査を追加実施する。
(2) 施工時にスマートメーターの指針等の登録・確認を行っているデータ収集端末に、端子部の締め付けネジの増し締めの実施の有無をチェックし、当該チェックを行わないと次の画面に進めない機能を追加する。また、スマートメーター取替工事の手順書に当該手順を記載する。
3.管理体制
 社内マニュアル上、「需要家構内に施設された事業用電気工作物に起因して火災認定された場合(事業用電気工作物自体が焼損した場合等も含む)」をリスク管理担当箇所へ報告を行う対象に追加し、報告方法について社内に周知を行った。
                         以 上
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■今回、年明け早々に報じられたニュースでは「施工不良の可能性を含め、東電は消防と連携して原因を調べる」としていることから、どうやら東電は、スマートメーター固有の不具合ではなく、施工不良が原因だというふうに誘導したい意向が見え隠れします。

 東電の言う「施工不良」とは、東電の12月25日の記者発表にあるとおり「スマートメーターの端子部の締め付けネジの締め付け不足・緩み等」ということです。

 しかし、この説明は説得力がありません。なぜなら、スマートメーターの端子部のネジの締め付け不足や緩みで異音・発熱・発火の原因になるのであれば、他の電力量計でも同様な火災事故が発生する可能性があるからです。なぜ、スマートメーターだけが端子ネジの締め付け不足や緩みで発熱・発火が起きるのでしょうか。

■電気機器の発熱のメカニズムについては、「ブレーカや電磁接触器の電流が流れる回路において、ネジ部に緩みがあり、通電できる状態程度の接触不良があるとき、電気火花やジュール熱によって亜酸化銅が生成され、さらに、通電状態が続くと亜酸化銅が増殖し、接続部は高温となりブレーカや電磁接触器、周囲のケーブルなどを焼損させる恐れがある」とされています。

 これは電気火災の原因として基本的な現象のため、次のような教育用の発熱体験装置さえ市販されているほどです。

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ネジの緩んだ電流回路の発熱体験装置(鰹コ和電業社KENTAC4420)

 上記で指摘されている亜酸化銅の増殖による発熱現象とは、一度生成されると高熱になり周囲の銅が溶けて亜酸化銅が増殖します。

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 亜酸化銅の特徴としては、@抵抗があるため電圧が低下すること、A通電停止後温度が下がると抵抗値が上がること、Bそのため、再通電できない場合もあることです。

 このため接触不良による発熱で発生する亜酸化銅の増殖現象は、電気火災の主な原因として消防関係者からも注目されている現象です。
※参考URL:火災調査探偵団
http://www7a.biglobe.ne.jp/~fireschool2/index.html
〇電気痕と火災: PDF ⇒ dc.pdf
※参考URL:「亜酸化銅増殖発熱現象の火災調査方法」
神戸市民防災総合センター 研究担当 澤田邦彦
月刊消防 : 「現場主義」消防総合マガジン 38(4), 7-10, 2016-04

http://www.city.kobe.lg.jp/safety/fire/outline/center/img/ronbun2.pdf

■どのような調査をしたのか、それさえきちんと示さないまま、ホームページで「概要」のみプレスリリースを平然とする東電の情報秘匿体質と「安全・安心」神話依存体質は、福島原発発生8年が経過する今年も少しも変っていないことを痛感させられます。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
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2019/1/24  21:20

投稿者:ひらく会情報部

>>「愛読者」さんへ
 平素より当会のブログをご愛読くださり厚く御礼申し上げます。
 貴殿のご指摘の通りです。な
 スマートメーターに何らかの固有の欠陥或いは品質不良があるとしか思えません。

2019/1/24  15:12

投稿者:愛読者

じぁあ、従来のアナログメーターでも、同じ原因とする、火災事件がなければ、オカシイですね。

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