2019/2/4  12:58

前橋市職員の勤務不正申告による損害回収住民訴訟・・・1月30日の第2回口頭弁論の模様  前橋市の行政問題

■公務員のズサンな勤怠管理で多額の血税が失われていることは各地の事例で明らかですが、不祥事件が多発する前橋市の場合、やはりきちんとした職員管理ができていないことが大きな要因の一つと思われます。そこで、当会では不倫相手の職員の時間外手当を不正に認めていた前橋市役所の実態を正すべく、2018年7月2日付で、住民監査請求に踏み切りました。その後、8月1日に陳述を行い、同30日に前橋市監査委員事務局から監査結果通知が送られてきました。さらに9月8日に同じく監査委員事務局から、「住民監査結果に対する措置通知」が届きました。内容を精査した結果、当会としては、ぬるま湯体質の前橋市役所を正すためには、やはり住民訴訟を提起するしかないとの結論に達し、9月28日訴状を提出しました。その後、地裁からの指示より11月2日までに訴状訂正申立書を提出しました。すると、地裁から11月7日付で事務連絡として、第1回口頭弁論が12月12日(水)午前10時に開かれるとの通知が到来し、被告前橋市長からも11月30日付で答弁書が12月1日に当会事務局に届きました。そして12月12日の第1回弁論を経て、2019年1月21日付で被告から第1準備書面と乙号証が送られてきたあと、1月30日(水)午前10時から前橋地裁本館2回第21号法廷で第2回口頭弁論が開かれました。
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 なお、この問題の経緯等は次のブログをご覧ください。
〇2018年3月29日:再発防止になるの?…印章偽造の職員に減給10分の1(1か月間)の大甘処分を決めた前橋市
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2600.html
〇2018年5月3日:前橋市役所職員による勤務不正申告の実態について前橋市長に報告書を提出
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2628.html
○2018年6月5日:前橋市職員による勤務不正申告の実態報告書の感想と見解を聴取すべく前橋市役所を訪問
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2659.html
○2018年7月2日:前橋市職員による勤務不正申告の実態報告をもとに前橋市に損害回収を求める住民監査請求書を提出
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2683.html
〇2018年7月4日:前橋市職員の勤務不正申告による損害回収を求める住民監査請求書の内容を確認してきた前橋市監査委員
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2684.html
○2018年7月15日:前橋市職員の勤務不正申告による損害回収を求める住民監査請求書をようやく受理した前橋市監査委員
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2697.html
○2018年8月2日:前橋市職員の勤務不正申告による損害回収を求める住民監査請求手続のため監査委員の面前で陳述
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2718.html
○2018年9月3日:前橋市職員の勤務不正申告による損害回収を求める住民監査請求の結果通知が到来!
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2741.html
〇2018年9月21日:前橋市職員の勤務不正申告による損害回収を求めた住民監査結果に対する措置通知到来!
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2761.html
○2018年9月28日:前橋市職員の勤務不正申告による損害回収を求め住民訴訟を提起!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2765.html
〇2018年11月2日:前橋市職員の勤務不正申告による損害回収を求めた住民訴訟で訴状訂正申立書を地裁に提出
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2799.html
○2018年11月9日:前橋市職員の勤務不正申告による損害回収を求めた住民訴訟第1回弁論が12月12日(水)10時と決定!↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2806.html
○2018年12月3日:前橋市職員の勤務不正申告による損害回収の12.12住民訴訟に向けて被告前橋市から答弁書!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2835.html
○2019年1月23日:前橋市職員の勤務不正申告による損害回収住民訴訟の1.30第2回口頭弁論が迫る中被告前橋市から準備書面!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2866.html

■第2回口頭弁論当日の開廷表は次のとおりです。

*****前橋地裁開廷表*****
第21号法廷(本館2階)開廷表
平成31年1 月30日 水曜日
●開始/終了/予定 10:00/弁論
○事件番号/事件名 平成30年(ワ)第162号/損害賠償請求事件
○当事者      坂入律子/鈴木知明
○代理人      都行志 /村上大樹
○担当       民事第1部合議係
          裁判長 渡邉和義
          裁判官 高橋浩美
          裁判官 浅川浩輝
          書記官 中埜光哉
●開始/終了/予定 10:00/弁論
○事件番号/事件名 平成30年(行ウ)第12号/不倫職員時間外手当等不正支払損害賠償請求事件
○当事者      鈴木庸/前橋市長 山本龍
○代理人      −  /安カ川美貴
○担当       民事第1部合議係
          裁判長 渡邉和義
          裁判官 高橋浩美
          裁判官 浅川浩輝
          書記官 中埜光哉

●開始/終了/予定 13:10/弁論
○事件番号/事件名 平成29年(ワ)第563号/廃棄物撤去等請求事件
○当事者      高橋正 外/大同特殊鋼株式会社
○代理人      高坂隆信 /浅沼大貴
○担当       民事第1部合議係
          裁判長 渡邉和義
          裁判官 高橋浩美
          裁判官 浅川浩輝
          書記官 中埜光哉
●開始/終了/予定 13:10/弁論
○事件番号/事件名 平成30年(ワ)第349号/損害賠償請求事件
○当事者      安田年美 外/医療法人廣仁会
○代理人      都行志   /城田佳充
○担当       民事第1部合議係
          裁判長 渡邉和義
          裁判官 高橋浩美
          裁判官 浅川浩輝
          書記官 中埜光哉
●開始/終了/予定 14:00/弁論(本人尋問)
○事件番号/事件名 平成30年(ワ)第28号/損害賠償請求事件
○当事者      株式会社北関百瀬 外/大西敏博
○代理人      吉野晶       /青木一郎
○担当       民事第1部合議係
          裁判長 渡邉和義
          裁判官 高橋浩美
          裁判官 浅川浩輝
          書記官 中埜光哉

*****前橋地裁開廷表*****
本館2階 第24号ラウンドテーブル法廷開廷表
平成31年1月30日 水曜日
●開始/終了/予定 10:00/10:30/弁論
○事件番号/事件名 平成30年(ワ)第181号/根抵当権法定登記抹消登記手続請求事件
○当事者      青木敦/高崎信用金庫
○代理人      −  /善如寺雅夫
○担当       民事第2部E係
          裁判官 松本有紀子
          書記官 西澤駿
**********

 2件が同時刻に開催となっていましたが、開廷表では2番目の当会の事件の方が先に審理されることになりました。定刻3分前に原告の当会事務局長が法廷に到着すると、直後に裁判長が陪席を従えて入廷してきました。やりとりの概要はほぼ次のとおりです。傍聴席には当会のメンバーや前橋市関係者と思しき人物、それに次の裁判の関係者らしき方々ら計10数名ほどが待機していました。そして、さっそく弁論が開始されました。内容は概ね次のとおりです。

書記官:ご起立ください。
裁判長:おはようございます。
原告・被告・傍聴席:おはようございます。
書記官:平成30年行ウ第12号 不倫職員時間外手当等不正支払損害賠償請求事件。
裁判長:時間前ですが始めてよろしいか。
ということで、定刻少し前に弁論が開始されました。

■冒頭に、提出書面の確認が行われました。裁判長は「被告から第1準備書面を預かっており、書証については乙号証を頂いている。原本の3号証と9号証を拝見する」として被告が持参した書類の中身をチェックしました。そして裁判長は、被告が提出した乙9号証について、「白黒のコピーだが、左側が明るくなっている。あまり色には関係なさそうだからこれでいいと思う」と述べました。

 続いて裁判長は、今後の進行について、被告に向かって「被告代理にお願いしたいことがある。小島美帆に対して支給したとされる、休職期間中になにか手当を払っているようなので、その支給されたおカネの支給日と支給額、これらを明らかにされたい。これが1点目。2点目は同じようなことだが、時間外労働手当に関して支給日と支給額を明らかにしてほしい。基本的には請求書を出して、納入期限内に支払われたから利息は発生しないということなのだろう。だが、彼ら(原告)の発想は悪意の不法利得だから、そこをやはり勘案しないとね。善意の不当利得ではないのだから。そこがちょっと噛み合っていないので、それを明らかにしてほしい。で、この後、金額の日付が明らかになれば自ずと金額が分かるから、請求の趣旨がきれいになって、いくら請求するように、と返還を請求せよと、『いくら』というのがわかるから、ここは明らかにされ次第、請求の趣旨をきれいにしてもらうことが必要だ」と述べました。

■そして次に、「2つ目として、小島美帆に対して支払われたおカネについて今問題にしているんだけれども、石田健一・・・不倫相手の石田健一がどう絡んでくるのかということなのでね。これを二人に対して請求しろというのは、石田健一は共同不法行為者だからという趣旨に読めるが(原告としては)そういう趣旨か?」と原告に聞いていました。原告は「そうです」と答えました。

 裁判長は「一緒になって悪いことをしているという意味だね。共同不法行為、つまり、一緒になって悪いことをしたというのは具体的にどんなことをしたのか。共同不法行為として、小島と組んで悪いことをした、共同不法行為をたという具体的な態様。支払手当は決裁者官として関与しているとか、どういうふうに関与しているのか、貴方(原告)としては、病気手当をだまし取ったという趣旨でしょうから、その騙し取ったということに対して、どういうふうに石田が関与しているのか、ということ。一緒になって悪いことをしているのと、時間外手当てに対して悪いことをしたのか、具体的何をしているのか。病気になって悪いことをしたというなら、一緒になって(カネを)騙し取ったというのは何に対して悪いことをしたのか。これはこの2つが明らかにならないといけないので、そこは明らかにしてほしい」と原告側に言いました。

 さらに裁判長は「ということで、利息の関係はそういう意味合いがあるからそのようにしてほしい」と被告に言うと、今度は原告に対して「請求の趣旨を整えるのは、今言った支給日と金額が分からないと、すぐには分からないから、まずは不法行為に関して具体的な対応について準備書面の作成作業を始めておいてほしい。それで支給日と支給金額が明らかになった場合には、その明らかになった段階で、そちらを準備願いたい」と指揮をしました。

■すると今度は被告に向かって「被告代理は今の私の発言に対する意見はいつごろ頂けそうか」と訊ねると、被告は「・・・1カ月後に」と答えました。裁判長は苦笑して「1ヵ月後に支給日と支給金額が分かって出て来るので提出するというのか。1カ月かかるか」と言い、「3週間くらいでどうか。組織的な決裁とか稟議があるから、まあ、3週間くらいでどうだろうか」と被告側に持ちかけました。すると被告代理人は渋々「はい」と答えました。

 それを受けて裁判長は「2月20日水曜日が3週間後なので(被告側から)この日に出してもらう。それで、共同不法行為の態様に関する(原告側の)主張はもう今から準備願いたい。それから20日ごろに被告代理のほうから支給日と支給金額が明らかになるから、これに基づいて請求の趣旨もちょっと検討してもらわなければならない。この頃にそれが出てきたとして、そちら(原告側の)準備書面が完成するのはどのくらい時間がかかるか」と打診しました。原告は「1ヵ月くらいほしいのですが」と答えました。

 裁判長は「不法行為については今日から1ヵ月で書けると思う。それと今言った請求の趣旨に関する訂正の所要時間はどれくらいになるかという事を聞きたい」と原告に再度問いました。原告は「3週間くらいでどうですか」と述べました。

 裁判長は「2月20日に(被告からの支給情報を)もらってから3週間かかるのか。みんなで話し合ったら1週間でいいかも。それでは10日くらいにしようか。2月20日にもらって、次の週の2月27日が1週間後になるが、この週の終わりまで(時間を)さしあげるからよろしいか。だから裁判所に提出というのは3月4日、週明けの月曜日に、ということにしようか」とてきぱきと原告に向かって指揮を出しました。

 そして「次回(第3回弁論)期日は、その次の週に・・・3月13日の水曜日だが、午前10時か1時10分のどちらか」と裁判長が利いて来たので、原告は「10時が良い」と答えました。被告からも意義がでなかったので、裁判長は「では3月13日の10時からということにしよう。ところで、主張としてはそれでだいたい言い尽くすつもりで(裁判資料を)ちゃんと書いてほしい。主張がまだ続くということのないようにね」と原告・被告の双方に向かって指示しました。

■裁判長は最後に「私としては今回の準備書面で終わりにするつもりだったが、共同不法行為に対する態様が(原告から)出てきた場合には、それについてのコメントする機会は(被告に)差し上げるのでそれでよろしいか」と被告に向かって、温情を示すと、被告代理人は「はい」と答えました。

 それを聞いた裁判長は「それでは3月13日10時ということで、これくらいで終わりにします」と言い残すと法廷を後にしていきました。

■こうして第2回口頭弁論は10分足らずで終わりました。次回3月13日(水)午前10時まで1カ月半ですが、裁判長は今年度中に結審させたい意向のようです。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
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