2019/5/13  23:38

2019年度安中緑の大地を守る会総会が開かれる  東邦亜鉛カドミウム公害問題

■2019年5月12日(日)午前8時は、安中市の恒例イベントの遠足まらそんのスタート時刻ですが、今年も北野殿地区恒例の資源回収(廃品回収)と同じこの時間に、地元の「安中緑の大地を守る会」総会が岩野谷地区の西岩井にある同会事務所で開催されました。昨年は、組長だったので廃品回収作業のあと、8時45分ごろ会場の同会事務所に駆けつけたましたが、今年は8時10分前に到着し、草刈り作業を一緒に行ったあと、総会にも出席できました。
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草刈り作業の模様。


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緑の大地を守る会の総会参加前に地区の廃品回収をこなす。

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草刈り作業完了。きれいになった公園内。

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緑の大地の碑文。

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公害原告団ほか名簿。

■当日の参加者は11人でした。事務局次長は体協の関係で遠足まらそんに参加せざるを得ないため、欠席となりました。そこで、来年からは遠足まらそんの日程を勘案し、バッティングしない日程調整を行う必要があります。

 草刈り作業のあと、事務所内に参加者が集まり、総会が始まりました。これまで安中緑の大地を守る会の会長を長年務めてきた藤巻千浪会長が高齢による体調不良のため、今回の総会を欠席し、かわりに副会長の藤巻岩男氏が挨拶に立ちました。

*****副会長の挨拶要旨*****
 会長が高齢の為、私から挨拶します。私もやっと動いている状態だが、なんとかやらせてもらっている。なかなか大変な状況だが、皆さんのおかげで活動を継続できありがとうございます。先日は東邦亜鉛の視察会に多数参加していただき、ありがとうございました。この会の活動があるために、会社もさほど無理せずに被害もなんとか収まっているではないかと思う。以前、しばらく前に参観のときに、会社はこう言っていた。「今、全然出ていません」と。それで、その時、私も行っていて、「さっきの話はちょっと違うのではないか。全然出ていないということはないだろう」と。実際に計ると出ているんだから。「全然出ていないという表現、言い方はやめてくれ」と。それからはそういう言い方はやっていないんだけれどもね。会社にしてみれば、全然と言いたいんだけれど、全然でなくてもゼロに比較的近いよ、なんて言いたいのだろうけれど。あのう、この間、緑の大地の会のたよりが新聞に入っていたのをご存知だと思うんですけれどもね。これを見てもらえれば分かるように、太田市の状況と、岩井、中宿、野殿の状況とを比べれば歴然としているんですよね。出ているということが。じゃあ、これくらいだからいいんだか、というとね、少なくとも重金属だとかそういうものは、落ちたものが抜けないんですよね。ガスだったら、どこかにいくんだけれども、ガスの中に含まれているのが落ちてくるわけですから、そうするとそれが溜まっていくわけですね。まあ、いろいろな調査をしてみると、この畑もそうだけど、昔の縄文時代の土地から今の時まで約1メートル積もっているわけですよ。長い間にそうやって、埃だって積もるんですよ。ですからそういうのでね、心配する所だけれども、まあ、少なくとも今、花が咲くようになった。実は私もここに来た時に、花が全然なかったんですよ。えらいところだなあと思ってね。花は無いわけがないんだと、いうので、私が実家で育てたツツジを兄貴に持って行くぜ、と言ったら、「持って行け」というので、持って行った。翌年はいい花が咲いたんですよ。ところがその翌年は枯れちゃった。「あれっ、枯れちゃった。今畜生め」というので、兄貴のところへもう一度行き、私、3本育ったものだから、もう1個持って行くぜ」と。自分で育てたのだから持って行けと。持って来てまた植えた。やっぱり同じ。翌年は咲いたが、その翌年は枯れちゃった。これはダメだ。畑に何を蒔いてもダメなんですよ。「ああ、これはもう土地そのものがダメなんだ」と、いうんでね。ここにいたその時に、実は、私がここに来て、岩野谷地区は胸部検針を特別にやるというんでね、やっていたんですよ。この、特別にやるって何だろうか。保健婦が来ていたので、それで保健婦に聞いたんですよ。「その、特別検診とはなんですか?」と聞いたら、「いや、胸部疾患が多いので」と。胸部疾患というと私らはピーンと来るのは、やっぱりね、結核なんですよ。結核かと思ったんだよ。「そんなに結核が多いんですか?」と言ったら、「いえ、結核ではありません」と言うんだ。「では何ですか?」と聞くと、それっ切りもう説明しない。何を聞いても説明しない。それから何年か続けたんだけど、その特別検診は無くなったんですよ。どうして無くなったのは知らないけれど。で、それは、要するに喘息のような疾患が多いと。安中市全体に比べるとここだけ多いというので、特別にやっていたと、こういう話を聞きましてね、ああ、それは無理な話。そしたら野殿の人は大変だというのでね、やっていたんですよ。それ、野殿の人に、それ騙すのはダメだよ、誰かに言うべえ、と言ったら、言わねえでくれと。どうして?と。そんなことを言ったらね、嫁にも行けないし、嫁の来てもいない。だから言わねえでくれと、こういうんだ。ああそれじゃああれだい。死人が何人も出てから騒ぎな。死人が出ないうちは絶対この問題は解決しないよ、と言ったんですよ。私もあれだった、あるところに、勤め先のすぐ近くに団地造成をやって、一回か、女房に言った。「ひとつあそこを一角、買っておくべ」と。私はここから動かないよ!と。それはそうだよね。ここで生まれ育った者にしてみればね。それでは、それじゃあなとかしなくちゃならないから。私ひとりじゃどうにもならないからと、いうんでね。そこで持ち上がったのが、その、公害訴訟問題なんですよ。果たして訴訟までいけるかなあと思った。おかげさまでいろいろな応援の人もいて、協賛してくれる人もいて、(裁判に)なって、その裁判もまだ決着が付かないうちに、職場の人が、我々がツツジがこういうんで、もうダメになっちゃったという話をしたら、俺のうちに一本いいのがあるので持って行きな、と言ったんだよ。持って行っても枯れちゃうからダメって言ったら、いいよというんだいね。自分で掘って行ってくれないと。一緒にいくべえ、というので、それで一緒に来て埋めたことがある。しばらく花が咲かなかったが、枯れないでいた。4、5年してからな。花が咲いたんですよ。2つくらい咲いたのかな。それを見たときはうれしくてね。やーっ、咲いた!ってでかい声を出したと思うんだ。多分。女房がびっくりして、何を騒いでやっているんだい、と。いや、花が咲いたって何も不思議はないじゃないかと。いや、今までなかったんだと。初めて咲いたと。そういう話がある。こういう経過を見てきてね。自分でね、ああ、この土地にも花が咲くようになってよかったなあ、と本当に思ったんですね。だから、そういうふうにね、なんというか、ここの土地の人たちはね、段々に悪くなっていったからピンと来ていないんですよね。これはよそから来た人はわかる。花もまったく咲かない。おかしなところだと思ったんだよね。だから、だんだんというのはなかなかわからない部分があるんですよね。だからここだってさ。これからまた、だんだんにね、重金属かなんかが落っこちてきてね。だんだんに悪くなってきてもね。そこにずっと居続けているとピンとこないで終わっちゃうかもしれない。だからそのためにはね。我々も普段からいろいろなことを勉強しなくちゃならないけれども、そういうものというのはわからない。わからないけれども、いろいろな人から援助を受けて、何かをしなけれならないが、いずれにしても、この会があるために、東邦亜鉛としても無理なことはできない。ということは言えると思うんですよ。そういうことから言ってね、なんとかこれを続けていきたいと思うが、とにかく、だんだん高齢化していくということ。それからね、この会ね。要するに、対象というのが、訴訟に関わったもの。そのうちだけのもの、という形がとられているが、これはなんとか、賛同できるひとは会員にしてよいのではないかと思っている。どうしたらいいかわからないが、そういう状況だが、いずれにしても、この会をどうやって存続させていくかは重要な問題なんですよ。ひとつ皆さんのお知恵を拝借してこれからもやっていきたいと思います。本日は本当にご苦労様ですがひとつよろしくお願いいたします。(場内拍手)
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■副会長の挨拶を受けて事務局長から次の談話がありました。

*****事務局長の談話*****
 今の副会長の岩男さんの話の中であった、会則のなかに、前、会則を作ったが、会則はこういうふうになっている。「本会の会員は安中公害裁判原告団の原告およびその遺族、守る会の活動に賛同する個人をもって構成する、とありますから、岩男さんが言ったのと同じには会則上はなっています。だから、遺族と会の活動に賛同する人ということになっていますので、普通の人でもいいわけだよね。今すぐできるかどうかは別としてこれからそういう方向で、活動できたらいいかなと思います。
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■そのあと会計報告があり、4月22日に会計監査を実施した結果、収支に関する帳簿・領収書・預金は適正処理されて相違のないことが報告されました。

 次に事務局から、活動報告と今年度の活動予定について説明がありました。

 特記事項としては、公害防除特別土地改良事業(公特事業)の実務に関する学習会の開催ということで、学習会の開催に向けていろいろな人に相談してみた結果、ひとつは岩井地区と野殿地区とで土地改良事業の内容が違う方式になっていることから、別々にやるのか一緒にするのかという問題があること、それともうひとつは、野殿の場合、例えば今の課題の内容を論議するよりも、着工することをどうやったらいいかということを優先した方がいいという意見が多かったので、勉強会を行う前段の段階で、有志で集まってどうやったら早く着工できるかということについて協議を重ねたことが報告されました。その結果、岩井を先行着手することを優先し、さもないとこの事業はいつまで経っても終わらないということで意見の一致をみたこと。そして、2019年5月30日(木)午後2時から岩野谷公民館で、公特事業推進委員会の役員会議が開催され、岩井地区を先行着手する件の決議を目的とした会議が開かれることが報告されました。

 この公特事業をめぐる岩井地区の先行着手について、参加者の間で意見が交わされました。

「今度の役員会議が開催されてどこでどうにやるかということについて、岩井地区の人に聞いてみたかったが、勉強会をして、岩井なんかで、先行でやるときに勉強会の必要性について、何か意見があれば聞かせてほしい。岩井の方ではどうですか?」

「岩井の方の土地改良は、砂の入れ替えという感じで、野殿の方は区画整理というか全部作り変えてやる方法だが、岩井はうんと数が少ないので部分的に入れ替えになってしまった。実際に希望をとったら、半分以上やらなくてもいいと。本当に岩井をやるとするといくらもない状態に今、なっている。そんな状態で土地改良といっても会議ばかりしているが全然やらないので早く手を付けた方がいいという、こういう方向があるので簡単に岩井のほうからやるという決議をするのが今回の会議。実際に岩井の三区に案内を配ったところ、そのなかには『おらあいいや』と言っているうちや、とびとびになって、やらないうちの奥にひっかかっていたりする。」

「やらなくていいという人の言い分は、畑にいろいろ植えてあるものを動かすのが嫌だというひとだとか、肥やしが効いている土地が悪くなるとか。しかし、私などは、そこで野菜を食べているから取り換えた方がいいと思う。」

「岩井の場合、自動車会社ができたあのあたりで、その奥の人が土地を持っていて、昇平さんが亡くなってしまい、噂によると大宮のひとに、かなり広い区画を売ってしまったらしく、入れ替えをする気がない。」

「県も市もそうだが、やるやらないで、ここはやらないと、全部やらない方向に決めた為、皆呆れてやらない方向にされてしまったところも多い。奥さんが亡くなって本人だけのうちも、『はあ、いいやい』と言われた。

「タイゾウさんちしかやならい。タイゾウさんちだけは陸稲を作っていたので調査をしたが、他は作らないからといって外された。それはおかしい。自分の内で2枚持っているがそのうちの1枚しか対象にやっていない。その理由が調査していないというもの。県がそのようなことを言っている。クラオさんが怒っていた。だから、そのあと、面積を調べるときに調査に来たが、ものが作れないから車を置かせていた。そしたら、これは農地法違反だと県が言い出した。馬鹿なことを言わんでくれ。作れないようにされたまま放置したのは県の責任ではないか。その前にまず直せ、と言ったら県は黙ってしまった。そのようなことばかりやっているから進まない。どんどん地元の人にきいて、どうしたらいいのか、聞いてやるのがどうしたらいいか考えてやるのが行政の立場だが、2年たてば異動になるので、その間、どうやってやらないようにしようか考えているわけではないか。県も市も職員がそう思っている。だからいろいろな条件を付けてくる。今度は、有害物質が何パーセント含まれているところだとか、それ以上だとかそれを調査しなければならないので、といって延期になってしまった。この道路をつくるとき、産業部長がきて、新年度から工事が始まるからつくらせてくれ、と言った。じゃあ、始めなかったら返すんだねと。そしてできた。そしたら、何か理由をつけて延期になってしまった。この道路ができてから既に30年近くたった。県も市も来てはウソをいい、やってきた。いまでもそうだ。だから進まない。」

「そういうわけでクラオさんには、まあそんなことを言わずに一緒にやるべえ、と言ったが、私がきいたところでは、あそこはタイゾウさんのうちしかやらないという。他の内のはやらないというふうに聞いている。他の人はつくっていなかったのか?」

「そうではなく、陸稲はもうその時はつくれなくなってしまった。もう生えない。生えても黄色くなって絶えてしまう。どんどん収量がへって最後はとれなくなってしまった。向平の畑で実験でつくるというので、2枚あるうち両方で試験してくれと県に言ったが、1枚あればわかるというので、1枚しかやらない。もう少し北に畑があり、その2枚のみ試験するというのでそんな馬鹿な話があるかと言った。県は1か所調べると、そのまわり何メートル四方が分かるよといった。」

「1か所で確か5反歩といっていた。これではやる気がないのも同然。その前に、住吉の田んぼを区画整理方式でやるわけだった。中岩井で会議があるというので行ってみたら2人しかいなった。あとは役員のヒロカズさんがきているだけ。ヒロカズさんいわく、役員がやらないことにしたと、そういう報告を受けた。ヒロカズさんは県に行っていた人だから、やらないように、としてしまった。そういうふうなことでずっと来ている。自分は中岩井の会議には一度も呼ばれてこなかった。そこで自分は県に対して、自分はこういう考えだから、事業をやってくれといったが、県はやるとは一言も言わなかった。役員のほうからそういう声が出たんだから、ということだった。では、ヒロカズさんはどうなんだ?と聞いたら『みながそういうから』というだけで、全然受け付けない。」

「岩井の方を先にやるというが、中身はわからない。推測しかわからない。だいぶ県の方では残土をどこに捨てるか検討しているらしい。聞いたところでは、この場所のとなりが自分の畑。ここで里芋を植えると、カラのような花が一本生えるだけ。サツマイモを植えても、アサガオみたいに50センチくらい伸びても、アサガオのような花がいくつか咲くだけで、実がなるどころではなく、それも幾本も育たない。この辺は篠まで枯れた。苔しかない。桑も育たない。百姓はできなかった。その後、少し篠が伸びるようになって、木が負けるようになってきた。」

「作物ができないから作れないのに、市はなぜ作らないときく。ひどい話だ。」

「今ちょっと土地改良の関係で直接聞いたのではないが、残土を置く場所について、その辺にナカジマさんの土地があるが、自分の内の畑も一緒に盛り土したいということらしい。その向こうに東邦亜鉛の土地があるので、そこに残土を持って行くところがないので、そこに残土を持ち込むという話がある。そしたら、ここ(守る会の事務所のある土地)を上げなくてはできないよと言った。」

「それは中止になったと県が言っていた。一時そういう話がでた。県が設計しているのだと思うが、全然中身を教えてくれない。今度の会合で確認する必要がありそうだ。」

「東邦亜鉛の保有している土地に残土を捨てると、この場所がくぼんだ格好になり、水がたまる。だから、ここも全部上げなくてはならないと県に言った。だけど、こちらの会の了解を取らないとダメだよと言っておいた。」

「ナカジマさんがこの付近に井戸があるので、重金属が流れ込むので問題だというので、会計監査の際に、県がその計画は中止になったと発言した。」

「一方で、県は岩井の残土(汚染排土)を野殿が受け入れるのは抵抗があるので、他に持って行く場所がないので、この場所しかないという発言もしており、時系列的にみて、その真意と最終結果を確かめる必要がある。」

「そもそも、汚染土の発生は原因者である東邦亜鉛が責任を持つべきであり、東邦亜鉛の構内に収容するか、東邦亜鉛がきちんと処理するのが本来のあるべき対策。」

などなど、いろいろな意見が出されました。いずれにしても、5月30日の会議の成り行きが注目されます。

■結局、総会は10時まで続きました。最後に緑の大地を守る会の新年度役員案が発表され、会長に藤巻岩男氏が就任することで参加者から了承されました。

 さらに議題の一番最後のその他で、筆者から4月6日(土)に開催された東邦亜鉛安中製錬所の工場視察会の後、筆者と東邦亜鉛担当者らとの協議結果について報告をしました。

 そして、次回6月9日(日)午前9時から会の事務所の外壁の塗装作業で有志数名が集うことになりました。

【ひらく会情報部】

※関連情報
*****総会次第*****
      2019年度安中緑の大地を守る会総会次第
                      平成31年5月12日
                    安中緑の大地を守る会
                      会長 藤巻 千浪
総会挨拶・・・・・・・・・・・・副会長 藤巻 岩男

会計監査報告・・会計監査  大塚 統治、中嶋 桂治

事務局より
@ 前年度活動報告と今年度活動予定について公害防除特別土地改良事業の実務に関する学習会の開催…不十分さを残しました。
A 事務所外壁の塗装·その他事務所床の補修の調査・公園の整備について委員会形式で行います…希望者総は総会後日程作成
B 新役員の選出について
C その他

                              以上

*****2019年度活動予定*****
      2019年度安中緑の大地を守る会活動予定

活動予定月    活動内容
2019年04月06日  東邦亜鉛(株)工場視察会
2019年04月15日  公害総行動実行委員会
2019年04月29日  会計監査
2019年05月初旬  機関誌「緑の大地」発行
2019年05月12日  総会及公園整備 
2019年06月中旬  事務所側壁の塗装
2019年11月中旬  公固整備
2020年01月中旬  東邦亜鉛(株)との協議会
2020年03月中旬  東邦亜鉛(株)との協議会

*****緑の大地を守る会役員名簿(予定)*****
会長     藤巻 岩男
副会長    白石 力   大塚 義枝
事務局長   白石 明宣
事務局次長  茂木 繁
会計監査   中島 桂治  藤巻百合子

*****緑の大地だより*****ZIP ⇒ 20190425n.zip
安中緑の大地を守る会
発行責任者:藤巻 千浪
発行:平成31年4月25日

一、会長あいさつ
 すっかり春の陽気となりました。皆様方にはますますご清栄の事とお慶び申し上げます。
 平素より、緑の大地の活動に多大なご支援とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
 さて、当会では東邦亜鉛株式会社安中製錬所と地域住民との相互理解と環境の改善維持を計るため、継続的な意見交換や工場視察会を行って参りました。
 四月六日には第二八回工場視察会が開催され、会社関係者、弁護団、市議会議員、地域住民等三〇名余りが参加し場内視察と意見交換が行われました。当該工場の公害防止対策は日進月歩にて進展してはいるものの、主に工場南東部に広がる、これまでに汚染されてしまった農地は未だカドミウム等に被毒され、安心して作物を作れる状況に成っておりません。これら汚染土壌の復元対策の実施とさらなる汚染防止対策を推進することにより、より安心安全な作物の生産が可能となるものと考えられます。
 また当該企業と地域との連携により自然豊かな性格環境の醸成が成されますことを切に願っております。
 今後とも皆様方のご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い致します。
  安中緑の大地を守る会会長 藤巻千浪

二、 工場視察会実施される
 平成三十一年一月、及び三月の二回にわたる事前協議を経て、去る四月六日、東邦亜鉛(株)安中製錬所場内視察会が開催されました。桜が満開の中、最終処分場、排煙脱硫装置、K砕出荷場、新電解工程、バグフィルターエ程、第二鋳造、浄水展望台、硫酸工場等を視察し、参加者一同会社説明に耳を傾けました。
 その後、意見・情報交換として安中製錬所の状況報告、公害防止設備の改善計画等の報告説明の他、 K砕出荷場の管理状況等に対しても質問が有りました。
※K砕=亜鉛焼鉱を希硫酸に溶かした際、溶けきれずに沈殿した残渣をキルンで焼成し、急冷・粉砕・篩掛けした多孔質体。
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K砕出荷場で説明に耳を傾ける参加者

三、 工場周辺の環境
 群馬県環境白書、平成三十年度版に当地区の公害防止対策について記載が有ります。
 大気中の浮遊物質中のカドミウム濃度を野殿、岩井、中宿、安中地内で毎月1回測定しており、過去五年間と比較し大きな変化は見られない。
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 測定位置   降下煤塵量(t/km2/月) カドミウム量(kg/km2/月)
安中市中宿@     4.07        0.19
岩井         2.52        0.19
中宿A        2.86        0.144
野殿         3.02        0.147
太田市        1.84        0.003
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 また、平成二九年度の降下煤塵量、降下カドミウム量は上記表の様で、四十km離れた対象地点(太田市)より多い事から、群馬県では引き続き監視していくとしています。

四、公特事業
 当該製錬所周辺の土地は一部を除き末だ汚染されたままです。岩井地区、野殿地区の汚染度の高い農地は公特事業(公害防除特別土地改良事業)の対象に成っており、以前より汚染農地の改善・改良方法が検討されてきたが、汚染表層を除去した後に入れる客土が見つからない事等も有って事業の進展が滞って居りました。
 そうした中、県伊勢崎土木事務所管内の利根川河川隣接地(玉村町桶越)工事で大量の残土が発生する事が分かり、本地区の客土として利用可能か調査を行ったところ調査地区の土嬢は利用可能と判断されました。
 予定される搬出残士は37万㎥で必要とされる客土量を十分にまかなえる量で有る事から、本事業の進展が期待される。

五、 その他
※ 三十年度実施事業
平成30年
5・13 30年度総会
5・31 事務所雨樋交換工事
6・10 公園内樹木枝打ち作業
7:15 公園除草作業
11・3 公園内除草及び清王作業
平成31年
1・16 工場視察会第一回協議会
3・12 工場視察会第二回協議会
4・6 第28回工場視察会
令和元年
5・12(日) 令和元年総会

 ☆ 編集後記 ☆
 月日の経つのは早いもので、あっという間に一年が過ぎた。会の年度末と言う事で会報の編集と成るが、慣れないもので、高々これだけの会報でも四苦八苦で有る。汚染土壌を改善する公特事業も利用可能な客土が確保出来そうな事から進展が期待されるが、予断は許されない。
 今まで何度となくそうした案件が有ったりもしたが、いつの間にか立ち消えに成ったりしている。
 地域の方々の早く綺麗な大地をとの熱い思いを発信しなければいけないと思う。そうで無ければ、また一年、二年と月日は過ぎ去って行く。
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