2019/6/20  21:50

平成の負の遺産「タゴ103年ローン」20年後の対応情報開示を目一杯先延ばしにした安中市の旧態依然体質  土地開発公社51億円横領事件

■安中市役所が毎月初めに市民に配布している「広報あんなか」の6月1日号 P9の下半分に「安中市土地開発公社不祥事件 和解20年後の対応について」という記事がシレっと掲載されていました。これにより、安中市はタゴ事件の群銀への尻拭いをさらに10年間延長させられることになりました。しかし、妙なことに安中市は「この損害は公社が負担するので市民には損害がないから安心しろ」と強調するばかりで、肝心の元職員タゴからの取り立てについてはひとことも触れていません。そのため、どのような形で、群馬銀行に屈してさらに10年間の和解条項延長を認めさせられたのか確認しようと、6月10日付で情報開示請求をしたところ、なんと、目一杯2か月後の8月8日まで開示期間を延長するという仰天通知が届いたのです。
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安中市から届いた開示延長通知が同封された封筒。

 このタゴ51億円事件について事件発覚当初から真相究明、責任の所在の明確化、再発防止に取り組んできた当会では、平成7年におきたこの地方自治体を舞台にした史上最大、空前絶後の詐欺横領事件は、平成の終わりとともにケジメを付けて、令和の時代に決して持ち越してはならないとの思いから、安中市と群馬銀行の双方に、タゴの尻拭いである103年ローンの解消を強く働きかけてきました。また、103年ローンの解消が困難である場合でも、せめて、安中市の債務保証は今後止めるよう、市と群銀の双方にお願いをしてきました。しかし、はかなくもその願いは水泡に帰しました。

 昨年7月以降の本件の経緯は次のブログ記事を参照ください。

○2018年7月11日:【速報】タゴ51億円事件から23年目・・・安中市長に103年ローン解消に向けた動きの有無を情報開示請求
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2693.html
○2018年7月13日:平成の負の遺産は平成で終わらせよう!…タゴ51億円事件103年ローンの20回目支払い迄あと165日
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2695.html
○2018年7月21日:平成の負の遺産は平成で終わらせよう!…群銀の103年ローン見直し交渉未着手の安中市長と市民への説明責任
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2703.html
〇2018年8月2日:平成の負の遺産は平成で御終いに!…群銀103年ローン20年で公社の連帯保証を返上しよう!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2717.html
〇2018年9月13日:「タゴ51億円事件」の103年ローン解消に向けて群銀や安中市トップらに申入書を提出
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2754.html
○2018年12月22日:安中市土地開発公社巨額詐欺事件・・・103年ローン解消に暗雲!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2847.html
○2018年12月25日:ついに平成最後のクリスマス・・・安中市公社タゴ51億円事件の103年ローンの行方が決まる節目の日
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2802.html
〇2019年1月7日:平成の負の遺産は平成で終わらせよう!…群銀と103年ローン交渉中の安中市・公社が20回目の和解金支払い
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2856.html
〇2019年6月2日:平成の負の遺産「タゴ103年ローン」16億5千万円を令和に引き継いだ安中市の無責任体制
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2955.html

■それでは安中市長名で送られてきた開示期間延長通知書を見てみましょう。

*****開示延長通知*****ZIP ⇒ 20190617ssjm.zip
様式第7号(第5条関係)
                        安企発第548号
                       令和元年6月17日
       行政文書開示決定等期間延長通知書

 請求者
  小川 賢 様

                        安中市長 茂木 英子

 令和元年6月10日に請求のありました行政文書の開示については、安中市情報公開粂例第12条第2項の規定により、次のとおり開示決定等の期間を延長したので通知します。

<開示請求に係る行政文書の内容又は件名>
別紙「行政文書開示請求書」のとおり
<条例第12条第1項本文に規定する決定期間>
令和元年6月10日から 令和元年6月24日まで
<延長後の期間>
令和元年6月10日から 令和元年8月 8日まで
<延長の理由>
 本請求に係る行政文書については、第三者に関する情報が記録されていることから、安中市情報公開条例第15条第1項の規定に基づき意見照会を行うため
<事務担当課>
総務部企画課
電話番号 027(382)1111
<備考>


=====行政文書開示請求書=====ZIP ⇒ 20190610ssjiqa20nj.zip
様式第1号(第3条関係)
                            平成31年6月10日
          行政文書開示請求書
 安中市長 茂木英子 様
                     郵便番号 379−0114
                     住  所 安中市野殿980
                     氏  名 小川 賢
(法人その他の団体にあっては、所在地、名称及び代表者の氏名)
                     電話番号 090-5302-8312
 安中市情報公開条例第6条第1項の規定により次のとおり行政文書の開示を請求します。
<開示を請求する行政文書の内容又は件名>
 広報あんなか2019年6月1日号のP9下半分にある「安中市土地開発公社不祥事件 和解20年後の対応について」という記事に関連する次の情報;
@2018年7月以前を含め、これまでに公社と群馬銀行との間で協議を重ねてきた経緯がわかる一切の情報(群銀との協議録のみならず、公社における理事会・評議会など内部の会議録を含む)。ちなみに前回、昨年7月に請求人が開示請求をした際には、「群馬銀行との和解20年目に向けての協議や打ち合わせに関する情報については、現在協議中であり、公開することにより公社の正当な利益を害するおそれがあります」として不開示とされている。現在は群銀と市・公社とは本件協議済みと認識。
A2019年3月に「公社が毎年12月25日に2,000万円を支払うことで合意した」ことを示す一切の情報。
B「これまで20年間で合計8億円を支払ったが、この支払は公社の土地造成販売による利益の中から行われ、連帯保証人の安中市からの支払いは発生していない」としているが、土地造成事業の利益のなかから、どのように支払ってきたのか、公社の財務諸表をもとに一般住民が理解できるような一切の情報。
Cこれまで20年間に合計8億円を支払ったというが、その公金を捻出するために公社が行ってきた土地造成等で金融機関からの資金を借り入れる際に、安中市が債務保証をしてきたはず。それらの債務保証の履歴が一般住民にもわかるような一切の情報。
D「現在、安中市土地開発公社の事業および経営は順調に推移しており、返済を続けていくための資金が十分あるので、市が債務保証による弁済をする必要はありません」としているが、公社の事業と経営が順調に推移していることが一般市民にもわかるような一切の証拠
E同じく、今後とも公社には、群銀への返済資金が十分あるとすることが一般市民にも容易にわかるような一切の根拠。
F6月市議会定例会で本件に関する説明に使用する予定の情報。
<開示の実施方法>
@閲覧 A写しの交付(□郵送希望) 3視聴
((希望する公開の実施方法の番号を○で囲んでください。)
<備考>
企画課
<受付及び受理日>
情報公開窓口受付印:安中市1.6.10行政課収受
所管課受理印:安中市1.6.10企画課収受(所管課は受理印欄に収受印を押してください。)
**********

■開示期間延長通知には「延長の理由」として「第三者に関する情報が記録されていることから、安中市情報公開条例に基づき意見照会を行うため」とあります。

 この第三者に関する情報というのは当然、群馬銀行のことですが、いちいち群馬銀行に、連帯保証人として安中市が差し出した「証」と称する証文を市民に開示するのに伺いを立てること自体、ナンセンスであり、まさに中国に実質支配されている香港のような体たらくと言えます。

 香港の場合は、最後の息の根を止めかねない「逃亡犯条例」の制定をめぐり、200万人もの大規模なデモで、民意を必死に全世界に向けてアピールしています。

 ところが、安中市の場合、群馬銀行の軍門に完全に下ってしまっている状況であり、唯一、損害回避を打った続けているのは当会のみといった有様です。

■今回の開示請求に関して6月15日に安中市企画課の大野氏から電話があり「開示資料がかなりあるので時間が少しかかる。とくにBとCの公社の財務諸表は20年分となると毎年20ページ程度あるので、全部だとかなりの分量になるがそれでもよいか?」と聞かれました。

 そのため、「事件発覚当時の公社の財務諸表は開示請求したことがあるが、手元にないので、あらためて開示請求をお願いしたい。費用4千円くらいなら支払う」ともう入れたところ、「財務諸表は公表しているので無料で用意できる」という趣旨の回答がありました。

 そのため、今回「第三者(群馬銀行)への意見照会」という理由で2か月も開示を先延ばしされたという理由は意外であり心外でした。

 なので、さっそく6月21日の午後5時過ぎに企画課に電話をして、事情を聴取しました。すると担当の大野氏いわく「群銀への照会と文書量の多さが理由です」とのこと。

 そのため当会から「群銀はこれまでもノーと言ったことがなく、今回大きな節目なので、迅速に意見照会に応じるはず。なんなら、当会から直接群銀にコンタクトするので、群銀側の窓口の連絡先を教えてほしい」と申し入れたところ、なんと「まだ群銀とコンタクトしておらず、これからなので、窓口がどこなのかわからない」という始末。これでは、市民がなめられているとしか言いようがありません。

 当会から「これまでも公社と一緒に安中市も連帯保証人として群銀との交渉に参加したはず。群銀の担当者らの名刺を持っているのだから、それを教えてほしい。当会から直接早期開示への協力を取り付けたい」とあらためて促したところ、企画課の大野氏は「都市計画課に聞いてみるので」と一旦電話を置きました。

 その後、午後6時過ぎに電話が有り、「こういう申し入れは群銀の頭取あてに文書で申し入れることになっているので・・・」などと言い、群銀の窓口の教示については消極的な姿勢を見せました。当会は「ではこれまでもコンタクトしたことのある部署にあたってみるが、いずれにしても、まだ群銀に情報開示にかかる第三者の意見照会もしていないうちに、開示期限の延長を最大限設定するのは、手順の順番が逆ではないか?タゴ事件の尻拭いについてきちんと市民に説明しようという責務感は役所にはあるのかどうか、極めて疑問だ」と指摘しました。しかし、全然認識をしてもらえそうにありません。

 仕方なく、「それでは、開示期限ギリギリまで引き延ばすのではなく、群銀からOKがでたら直ちに開示通知を出してほしい」と強く要請するに留まりました。これでは先が思いやられます。

■今日も、安中市議会6月定例会が開催中ですが、執行部がこのようにタゴ事件の尻拭い情報の開示に消極的なため、安中市総務部企画課との開示情報に関する質疑の機会も、盆休み直前の8月8日(木)にまで先送りさせられてしまいました。せめて市議会議員らが、この問題について、一般質問等で厳しく市側を追及してくれればよいのですが、望み薄の状況です。
※安中市議会だより第60号(令和元年6月11日発行)
ZIP ⇒ 201906111sc60an611s.zip
201906112sc60an611srs.zip

 そうすると実際の開示日は8月13日の週の可能性が高まります。読者の皆様への報告は、お盆までお預けとなることをどうかご理解ください。

【ひらく会情報部】
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2019/6/23  14:03

投稿者:市政をひらく安中市民の会

>>「りんごの県」さんへ
 群馬県安中市で起きた前代未聞、史上空前絶後の役場を舞台にした巨額横領事件、いわゆるタゴ51億円事件に関心を賜り厚く御礼申し上げます。
 役所と役人の無責任さがこれほど大きな被害を市民に及ぼしてもなお、責任を誰もとらず、尻拭いを市民に押し付けることについて、当事者の役人はもとより、県も国も、さらには警察も検察も裁判所も、そしてマスコミさえもが、まともにとりあってくれませんでした。
 筆者の一番下の孫が現在2歳ですが、彼が85歳にならないと、この事件の尻拭いが終わらないかもしれない、という異常極まりない状況について、筆者以外のほとんどの市民はすでにタゴ事件の風化ととも無関心状態となったいるのも事実です。
 しかし、筆者としては「じいちゃんは、ここまで徹底的に後世代に無用な負担がおよばないように頑張ったよ」と言いたい一念で、この世にも不思議な大事件に立ち向かっていく所存です。
 引き続き、こちらのタゴ事件の方もご注目いただきたく存じます。
  市政をひらく安中市民の会事務局より


2019/6/23  0:31

投稿者:りんごの県

タゴ問題で出てきた運輸会社が、首都高5号線の事故に絡んでいたのに驚いて、興味を持ち始めました。

さて、事件から20年と言うことは、後83年間ローンが残っている計算です。

何も関係ない令和元年生まれの人が、83歳になるまで払い続けなければならない何て尋常ではありません。

当時の人間は、何を考えて103年間ローンにしたのか、疑問と言うレベルでは考えられません。

西尾氏や石原氏にも見られるように、ここでも役人の無責任さに憤りを感じます。

幸い石原氏はオンブズマンの追求の甲斐もあって、尋常でない左遷を受けて閑職に追いやられました。
後はお手盛りの名誉教授にしないことが、大事でしょう。

一方、タゴ問題では、これだけ追求されているのに、執行部が逃げ切れると思っているなら、余りにも無責任で安易です。

この問題も、何も関係ない、令和時代の人に押しつけないようにして欲しいです。

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