2019/6/21  23:46

若宮苑不正給付の住民監査を棄却した判断過程情報を非開示とした高崎市監査委員について情報審査会で陳述  高崎市の行政問題

■高崎市の若宮苑を巡るケアプランの偽造を端緒とした補助金の不正給付を巡り、当会会員が高崎市を相手取って足掛け4年間にわたり係争を続けております。一審では2018年11月7日(水)に前橋地裁21号法廷で、渡邉和義裁判長から原告当会会員に全面敗訴の判決が下されたため、現在、当会会員は東京高裁で控訴審を系統中です。この事件のきっかけとなったのが、高崎市の監査委員による本件住民監査請求事件(第70-1号)に対するいい加減な監査姿勢による棄却通知でした。そのため、当会会員はなぜ高崎市監査委員が、若宮苑の偽造書類に記されていたサインが偽物であることを示す鑑定書が添えられていたにもかかわらず、なぜサインが偽物かどうか判断がつかなかったのか、その判断の過程と理由がわかる情報を、高崎市監査委員に求めました。すると、高崎市監査委員が非開示決定をしたため、当会会員は審査請求に踏み切り、現在高崎市情報公開審査会で審査中です。その過程で、6月20日の午後2時30分から、高崎市庁舎20階で開催された同審査会で陳述が行われました。その模様を報告します。
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高崎市役所21階展望ロビーから見た風景。


 尚当日陳述した事件は次の通りです。
(1)平成29年12月8日付け提起の行政文書非公開決定に関する審査請求(諮問第40号事件)
(2)平成29年12月18日付け提起の行政文書非公開決定に関する審査請求(諮問第41号事件)
(3)平成29年12月18日付け提起の行政文書非公開決定に関する審査請求(諮問第42号事件)
(4)平成29年12月18日付け提起の個人情報不開示決定に関する審査請求(諮問第43号事件)
(5)平成29年12月18日付け提起の行政文書非公開決定に関する審査請求(諮問第44号事件)

■当会会員は、この若宮苑事件に関する情報に関連して、これまで数百件もの開示請求を行い、ほとんど非公開処分を受けてきました。その中でも当日、陳述する諮問第40号〜44号事件については、若宮苑事件に係る住民監査請求が理不尽にも高崎市監査委員に棄却された理由を明らかにする意味でも、最も重要な情報ととらえており、3年越しにようやく「公開」に向けた機会がやってきたことになります。

 ちなみに高崎市情報公開審査会のメンバーは次のかたがたです。
 会 長:阿部圭司(高崎経済大学教授)
 副会長:田島義康(高崎市の弁護士)
 委 員:有賀長規(高崎市医師会会長)
 委 員:竹内 健(中央大学理学部教授)
 委 員:塚沢恭行(連合群馬高崎地域協議会議長)

■同審査会の会長の阿部教授は、当会会員による400件余りに上る審査請求のうち、10件ほど「公開」を認めてくれました。したがって当会会員は、監査委員が住民監査に対して棄却決定をした過程で、ケアプランにかかる同意サインの偽造について判断ができなかった監査委員ら情報公開にかかわる第40〜44号諮問事の陳述の為、ぜひ「公開」いただけるよう、準備に万全を期して陳述に臨みました。

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 当日午後2時半からの意見陳述のため、午後2時にエレベーターで高崎市庁舎の20階に行くと、「情報公開審査会 職員研修室」と貼り紙がしてあります。

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 すると市民生活課が貼り紙したと思われる「情報公開審査会 午後2時00分〜」の貼り紙がありました。

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 さっそく中に入ろうとすると市民生活課の部屋が小野課長が「まだ、机を並べていません(当会注:本当は既に机は並べられていた)。準備ができていないので、控室でお待ち下さい」と言い放ち、会場の部屋の中からカギをかけるなどして、当会会員を入室させませんでした。当会会員は同課長から閉め出されたため、「会議室A 高崎市情報公開審査会控室」と貼り紙されている部屋で、傍聴者である別の当会会員とともに呼び出しを待つことにしました。

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 すると、開始時刻より15分早い午後2時15分に、中井係長から「陳述の準備が出来ましたので、入室してください」と誘導されたので、当会会員は指示に従って会場に入りました。既に審査会のメンバーが揃って着席していました。

 議長が「陳述人は、陳述席にどうぞ」と言ったので、当会会員は着席の際に、「本日は、陳述の場を設けて頂きまして有難うございます。本日は宜しくお願い致します」と挨拶の言葉を言ってから着座しました。

 続いて議長から「では、まず、諮問40号から始めてください。時間は15分です」と説明があったので、当会会員は40号事件から朗読しました。
※諮問第40号事件の高崎市弁明書と当会会員の陳述書 ZIP ⇒ 40.zip

 40号事件の朗読が終了すると、議長が次のとおり当会会員に質問してきました。

 「44号事件まで、全て朗読するつもりですか?」

 真顔で聞かれた当会会員は、やはり真顔で、「口頭での意見陳述なので、そのつもりです」と回答しました。こころなしか当会会員には、議長が鼻で笑っているように思えました。

 議長は、当たり前の質問をしたことでバツが悪げに、他の委員に対して、「今の諮問第40号事件について、何か質問はありますか?」などと言っていましたが、他の委員からの質問は一切ありませんでした。

 続いて議長から「諮問第41号を陳述して下さい」と言われたので、当会会員は指示通りに41号事件について陳述を始めました。
※諮問第41号事件の高崎市弁明書と当会会員の陳述書 ZIP ⇒ 41.zip

 以降、42号〜44号まで陳述しましたが、質問は一切ありませんでした。
※諮問第42号事件の高崎市弁明書と当会会員の陳述書 ZIP ⇒ 42.zip
※諮問第43号事件の高崎市弁明書と当会会員の陳述書 ZIP ⇒ 43.zip
※諮問第44号事件の高崎市弁明書と当会会員の陳述書 ZIP ⇒ 44.zip

 全ての陳述が終了した時点で当会下院は、「以上で陳述を終了いたします。ご清聴ありがとうございました」と挨拶をして一礼しました。

 すると議長は頷き「それでは退席をして下さい」と言ったので、当会会員は「はい。失礼致します。どうぞよろしくお願いいたします」と言って退室しました。

 当会会員は退室した後も、部屋の中の様子が気になっていました。すると都合よく武井主査がトイレかどっかから戻ってきたので、武井氏に声を掛けました。

 「陳述席にボールペンを忘れたので見てきて下さい」

 武井主査が会場の部屋のドアを開けた瞬間に5人の審査会委員らの姿が見えました。当会会員が退室してから30秒ほど経過しているにもかかわらず、委員らは「ただ、ぼー」って座っているだけのようでした。

■当会会員は6月18日に、当会会員は市民部職員を通じて、「監査委員の傍聴」をお願いしておきましたが、当日は監査委員の姿は傍聴席には見えませんでした。高崎市は、監査委員を傍聴に呼び出すと日当を支払わなければならないので、連絡をしなかったのか、それとも、当会会員の目に監査委員の姿をさらしたくなかったので連絡をしなかったのか、このことについて、議長も何も言わなかったので、当会会員もそれ以上は何も聞きませんでした。

 当会会員の感想では、審査会会長の安部圭司という人物は、あまり感じのよいタイプではなかったとのことです。

■今回の陳述を経て、審査会では諮問第40号から44号までの審査請求事件について、審議を続け、非開示処分の妥当性を判断することになります。審査委員の資質が問われる今回の監査請求結果にご注目ください。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
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