オンブズマンの情報公開度アンケートに記入ミスをした群馬県担当者からの緊急要請  オンブズマン活動


■既報のとおり、当会の事務局長が代表を務める市民オンブズマン群馬では、平成20年度の群馬県内の自治体として、群馬県と12市全部を対象とした情報公開度ランキング調査の結果を、7月28日(火)午前11時に、前橋の県庁5階の記者クラブで発表しました。

 その発表内容は、7月29日の朝刊各紙で報じられましたが、夏の高校野球を主催する朝日新聞の群馬版紙面は決勝戦の記事一色のため、情報公開度ランキング記事はボツとなりました。上毛新聞も、自社の関係した報道記事に対する名誉毀損事件で逆転勝訴した記事を社会面でデカデカと載せたため、県内ローカルニュース扱いとしましたが、マスコミ各紙のうち、とりわけきちんと報じた東京新聞の記事は次のとおりです。

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トップ県、最下位は沼田 市民オンブズ 県と12市の情報公開度
 行政の情報公開を求める活動に取り組む市民団体「市民オンブズマン群馬」は7月28日、県内自治体の情報公開度ランキングを発表した。アンケートの回答や情報公開請求への対応などを基に、県と県内12市の行政文書の公開度を評価した結果、トップは県で、最下位は沼田市と判定された。
 ランキングは今回が3回目。知事・市長交際費の相手方情報や入札結果調書などの公開基準から行政文書の透明度を評価したほか、公文書で非開示とした情報の範囲や根拠などを基に、情報公開制度の運用に関する実情も調べた。
 ランキングの上位3自治体は、県(85点)、前橋市(84点)、伊勢崎市(67点)の順。一方、下位の3自治体は沼田市(26点)、桐生市(28点)、富岡市(28点)だった。
 市民オンブズマン群馬は「全国基準で見れば、県内ランキングでトップとなった県の情報公開度も決して高いとは言えない」と指摘。全体的な問題点については「どの自治体も、情報を非開示とする場合の理由説明や該当個所の特定が十分でない」としている。 (中根政人)
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■上記記事のとおり、2001年度の第1回群馬県全市一斉情報公開度ランキング、2002年度の第2回についで、6年ぶりの群馬県全市を対象とした情報公開度ランキング結果の発表だったので、対象となった各自治体の情報公開担当の皆さんには、たいへん注目して頂けたようです。

 というのは、29日の午前中に、トップにランクされた群馬県の担当者から市民オンブズマン群馬の事務局に電話で「群馬県では首長交際費に関して、20年度より“相手方の個人名まで全面公開”になっています」と連絡があったからです。

 すなわち、首長交際費は、支出先の個人名まで全面公開にしているので、交際費区分Aの25点に修正願いたい、という趣旨でした。担当者は現在、県民生活課に在席している方ですが、「是非、全国発表のときには、訂正してほしい」と懇願されました。いわく、「群馬県では、個人名が公開できない個人には、交際費は支出しないことにしているので、“相手方の個人名まで全面公開”に相当する」という主張で、なんとしてでも訂正してほしいという真剣な様子が伺えました。

■さっそく、市民オンブズマン群馬のメンバーが直接確認したところ、詳しい経緯が判明しました。

群馬県は、市民オンブズマン群馬から送付および記入依頼のあった全国共通アンケートで、首長交際費の項目について「B(病気見舞いの相手方のみ非公開)」と回答してきました。しかし、別途群馬県に開示請求して公開された資料には、病気見舞いの支出がなかったので、市民オンブズマン群馬では「Aの間違いではないか」と考えました。

■そこで、過去の首長交際費の支出を、群馬県のホームページで調べたところ、19年度に病気見舞いの支出が2件あったことを確認しました。そのため、たまたまこの期間は病気見舞いの支出がなかっただけと判断して、県からのアンケート回答結果の「B」をそのまま維持しておりました。

 この点を当該の群馬県の担当者に指摘したところ、「アンケートに回答する際に、すでに『A(公開できないものは支出しない)』に変更になっていたことに気づかないまま、『B』と書いてしまった」が、「基準時の2008年12月の時点では、間違いなく『A』になっていた」という説明がありました。

■市民オンブズマン群馬事務局では事情を斟酌して、群馬県の全国ランキングに対する順位が正確に実情を反映するように、全国大会の本部宛に連絡して修正をお願いすべく対応していますが、市民オンブズマンの活動に対する認識面で、無用な誤解を生じさせないように、群馬県の職員の皆さんには、アンケート用紙の回答には、きちんと緊張感を持って真剣に取り組んでいただきたいものです。

 さらに根本的取組みとして、市民からの情報公開請求にも原則開示の姿勢で誠実に対応し、都合の悪い情報を不存在とか部分開示という名目で隠すことのないように、また、異議申立が出された場合には、審査会の答申が迅速に出せるよう、妙な圧力や根回しや不作為をしないように、強くお願いしたいと思います。

【ひらく会情報部】
7



2009/8/5  3:46

投稿者:ひらく会情報部

杉山さんへ
 了解です。朝日新聞の8月3日付け記事を下記のとおり確認しました。他紙より5日遅れということになりますね。文中、「決済印」は「決裁印」の誤記のようです。それにしても沼田市は、市外在住者からの情報開示請求書の写しは個人情報も含めてすべて、沼田市民には開示するのに、なぜランキングでは最下位なんでしょうかね。今後とも、厳しく指導して、ランクアップさせてやってください。

QUOTE
情報公開度 8市「落第」評価
2009年08月03日
 市民オンブズマン群馬(小川賢代表)は28日、県と県内12市の情報公開度ランキングを発表した。1〜3月に実施した自治体アンケートや、1〜6月に各自治体に対して行った情報公開請求の結果などに基づいて、どこまで透明度のある文書の公開がなされているか、情報公開制度がどのくらい利用しやすいかの両面を“診断”。県と前橋は「優」、伊勢崎、安中、高崎は「可」、その他の8市は「落第」だと評価したという。
 調査は全国市民オンブズマン連絡会議の呼びかけで実施。群馬の独自基準を加味して100点満点で採点した。県が85点、前橋が84点と高得点で、伊勢崎、安中、高崎は60点台。最下位は沼田市の26点だった。ただ、県も全国オンブズマンが毎年行う都道府県ランキングでは「真ん中より少し下」ぐらいという。
 今回、オンブズ群馬は各自治体に、首長の交際費とA4コピー用紙の購入契約にかかわる文書の公開を請求。7市が原則として請求権者を住民や通勤者に限っているが、6市は任意で公開。沼田市は任意公開も拒み、市内在住の会員の請求で公開した。
 全体に、理由の説明がないなど黒塗りのやり方に問題が目立ったという。文書内に公開請求の対象でない記載があれば非開示にする理由がなくても一律に黒塗りにしたり、決済印を黒塗りにしたりするケースもあった。
 杉山弘一副代表は「請求が少ないため事務作業や判断に慣れていない印象を受けた。ただ、最近は議事録を以前より詳細に書かないなど、開示される記録自体を残さないようにしようとの意図を感じる自治体もある」と話した。
UNQUOTE

2009/8/3  17:21

投稿者:杉山弘一

遅くなりましたが、朝日新聞も記事にしてくれました。
≪情報公開度 8市「落第」評価≫
2009年08月03日
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000000908030002

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