【渋川硯石問題】渋川市行政側が森林法違反を認める!公文書偽造のおまけつき  県内の税金無駄使い実態


■令和元年の秋から冬にかけ、地元群馬県で唯一の県域地方新聞(県紙)として、大手紙を上回る公称30万部の発行部数を誇る上毛新聞は、なぜか頻繁に渋川市議会の様子を報道しています。しかも正式な手続きなしに進められた歴史的価値のある巨石「硯石」の周辺整備にまつわる問題を面白おかしく報道するというものでした。
 どちらかと言えば反市長派ともとれる印象の上毛新聞でしたが、なんと立場を逆転?「硯石」の周辺整備が森林法違反という驚くべき報道です。面白いぞ!大同スラグ問題発祥の地“困ったちゃん渋川市”。
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**********令和2年(2020年)6月17日上毛新聞
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渋川・硯石周辺 私有林の伐採
市「森林法に違反」 議会で回答 不適切事務処理認める。

 群馬県渋川市北橘町の「硯石」周辺の市有林で2018年に市議の妻名義で行われた雑木伐採について、市は16日、必要な書類が提出されずに実施され「森林法違反に当たる」との認識を示した。一連の手続きの中で、職員が市長の決裁を受けずに、日付をさかのぼって公印を使った書類を作成するなどの不適切な事務処理があったことも認めた。
 同日の市議会一般質問で加藤幸子氏(共産)の質問に市側が答えた。
 市によると、問題の市有林は、伐採による交通安全対策や景観美化などの目的で市議の妻から18年5月8日に貸付申請があり、6月18日に5筆計約1.8ヘクタールについて土地賃貸借契約を結んだ。この場所は地域森林計画区域内で、開発面積が1ヘクタールを超える場合は知事の林地開発許可を受けなければならないが、市議の妻は申請をしていなかった。
 市は7月中旬から下旬に内部の打ち合わせや県との協議を通じ、申請の必要性を認識。担当課は8月6日、林地開発許可に該当しないよう面積を縮小した賃貸借契約を作成したが、その際、伐採期間(6月20日〜7月20日)前の契約変更となるよう、締結日を遡って6月19日とした。契約変更は課長決済で処理し、市長の決裁は受けなかった。
 8月7日には、面積が1ヘクタール以下の場合に必要となる市宛ての伐採届を、伐採した市議の妻ではなく市長名で作成し提出。事前に出すべき届が遅れて無断伐採となったことの顛末てんまつ書も市長名で作っていた。
 都丸勝行総務部長は、日付をさかのぼった公文書作成について「適切な事務ではないと言わざるを得ない」と答弁した。市議の妻の代理人として、市の部長(当時)が打ち合わせなどに同席していたことも判明。「適正ではなかった」と述べた。
 硯石を巡っては昨年、この市議による掘り起しと周辺整備が市の正式な許可を受けていなかったとして問題となった。外部委員を含む市の調査委員会は2部署に規律違反があったとする調査結果と意見書をまとめた。この中で「背景には市議に対する過剰な配慮があったと推測される」としていた。

**********令和2年(2020年)6月17日毎日新聞 群馬
硯石周辺開発は違法 無許可伐採、渋川市が隠蔽か 
 不適切整備が問題視されている渋川市北橘町の市有地の岩「硯石(すずりいし)」の周辺で行われた開発行為が、森林法に違反していたことが16日の市議会一般質問で明らかになった。さらに、違反の隠蔽(いんぺい)とも取れる市側の行為も判明した。
 加藤幸子氏(共産)の質問に対し、市が同法違反を認めた。
 森林法では、地域森林計画の対象林で面積1万平方メートル以上の開発行為を行う際には知事の許可が必要と定めている。市が硯石を動かした市議の家族と交わした2018年6月18日付の硯石周辺の市有地の賃貸約契約では、開発予定面積は約1万8000平方メートルとなっていたのに、同月20日に無許可のまま同土地内で木の伐採が着手されていた。
 その後、許可が必要なことが判明したにもかかわらず、市は同年8月6日に開発面積を許可のいらない約6000平方メートルとする土地賃貸借契約の変更契約を締結。日付は伐採着手前日の同年6月19日としていた。これらは高木勉市長に知らされていなかったという。
 市は答弁で「明らかに森林法違反。(変更契約日を)2カ月近くさかのぼるのは適切な事務ではない」との認識を示した。【庄司哲也】
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■まずは森林法を見ていきましょう。

(開発行為の許可)
第十条の二 地域森林計画の対象となっている民有林(第二十五条又は第二十五条の二の規定により指定された保安林並びに第四十一条の規定により指定された保安施設地区の区域内及び海岸法(昭和三十一年法律第百一号)第三条の規定により指定された海岸保全区域内の森林を除く。)において開発行為(土石又は樹根の採掘、開墾その他の土地の形質を変更する行為で、森林の土地の自然的条件、その行為の態様等を勘案して政令で定める規模をこえるものをいう。以下同じ。)をしようとする者は、農林水産省令で定める手続に従い、都道府県知事の許可を受けなければならない。ただし、次の各号の一に該当する場合は、この限りでない。
一 国又は地方公共団体が行なう場合
二 火災、風水害その他の非常災害のために必要な応急措置として行なう場合
三 森林の土地の保全に著しい支障を及ぼすおそれが少なく、かつ、公益性が高いと認められる事業で農林水産省令で定めるものの施行として行なう場合


■上記のとおり、森林法には面白い書き方がしてあります。

「林を、開発行為をしようとする者は知事の許可を受けなければならない」

 この意味するところは次の二つと思われます。

 @開発行為者が       知事の許可をうけなければならない。
 A開発行為を計画した段階で 知事の許可をうけなければならない。

■また地方公共団体が林開発行為をする場合には許可は不要となっているところです。今回の事件はまさに渋川市役所が開発する場合をにおわせて、森林法を脱法した事件ということができるでしょう。それでは記事のポイントを見ていきましょう。

ポイント@渋川市のお役人様が硯石周辺整備を森林法違反と認めたこと。
ポイントA林法違反をごまかすために、渋川市のお役人様が違法に書類を作ったこと。
ポイントB渋川市議団「硯石」調査委員会の“全く問題なし”の結論は何だったの!

 次にそれぞれのポイントについて検証してみましょう。

ポイント@
渋川市のお役人様が硯石周辺整備を森林法違反と認めたこと。

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正式な手続きを経ないで行われた「硯石」整備の様子=市議提供。歴史的価値があるとされる「硯石」は無残にもボロボロだ!

 群馬県渋川市北橘町の「硯石」周辺の市有林は、2018年に市議の妻名義で雑木伐採が行われました。この伐採は2018年5月8日に貸付申請があり、同年6月18日に5筆計約1.8ヘクタールについて土地賃貸借契約を結んで行われたようです。

 森林法の規定によれば、「1ヘクタール超の林地開発行為をしようとする者が、知事の許可を受けること」になっていますので、少なくとも6月18日の土地賃貸借契約前には開発行為の計画があるはずです。したがって、この段階で開発行為者、つまり、問題の市議の妻が知事の許可を申請しなければなりませんが、現在に至っても許可申請は出ていないようです。そのため、渋川市のお役人様が、渋川市議会一般質問の追及を受けて、「森林法違反に当たる」と認めた記事になっています。

ポイントA
森林法違反をごまかすために、渋川市のお役人様が違法に書類を作ったこと。

 以上のように「硯石」周辺整備は、許可が必要です。なので「このままでは森林法違反になってしまう」とわかった段階で、市議の妻が過ちを認めて群馬県に謝罪をしながら森林法上の許可を遅まききながら申請し、そこから伐採を始めれば、もしかしたらすんなり事が成就したかもしれません。

 しかし現実には、「地方自治体が林地開発する場合は、森林法上の許可を得なくてもよい」ことを悪用して、開発行為者ではない、渋川市のお役人様が、林地開発許可に該当しないよう面積を縮小した賃貸借契約を作成したのでした。しかも、伐採をする前に契約変更となるよう、締結日を遡って公文書偽造までしてのけた、ということが真相だそうです。なぜ渋川市のお役人様は、市議の妻のために犯罪に手を染めてまで、森林法違反とならないよう便宜を取り計らったのでしょうか?

ポイントB
渋川市議団「硯石」調査委員会の“全く問題なし”の結論は何だったの!

https://www.youtube.com/watch?v=wqlqjlQP1CU
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問題無しとした「硯石」の掘り起こしに関する特別委員会・田辺委員長

 正式な手続きを経ないでおこなわれた「硯石」周辺整備問題ですが、二つの特別調査委員会ができ、それぞれ異なる結論を出していました。それぞれのケースごとの結論を比べてみると・・・

ケースA渋川市が設置した弁護士ら3人の外部委員による調査委員会の結論
  「市の財務規則上必要な手続きが省かれるなど複数の内規違反があった」
ケースB渋川市議会が設置した特別委員会(田辺寛治委員長)の結論
  「整備を行った男性市議と市との間に市有地と岩の賃貸借契約は成立せず、『市財務規則上の手続きの必要はなかった』などと結論づけと契約がないから問題無しという「無茶苦茶な結論づけ」

 このように食い違いを見せていた、二つの委員会の結論ですが、今回の報道では、「最初に約1.8ヘクタールについて土地賃貸借契約が結ばれ、のちに約6000平方メートルとする土地賃貸借契約の変更契約を締結した」とあり、いずれにしても「硯石」周辺整備では、土地貸借契約が結ばれており、その6000平方メートルのなかに「硯石」があると記事を読むことができます。

 渋川市議会が設置した特別委員会(田辺寛治委員長)の結論では「市有地と岩の賃貸借契約は成立せず」となっておりました。全く違う結論に、「この特別委員会(田辺寛治委員長)は何をやっているのか!」と罵声が飛ぶのが目に見えるようです。

■令和元年の秋から冬にかけ、上毛新聞が面白おかしく報道した正式な手続きを経ない「硯石」周辺整備問題ですが、ある市議の家族が森林法違反を行い、どうやら何人かのお役人様や渋川市議が、問題の家族を一生懸命に庇うという異様な問題だったいう結論になりそうです。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】

※参考資料
 この硯石問題については、次のブログ記事を参照ください。
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○2019年10月14日:「渋川市議がまたまた売名行為?」その後
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3051.html
○2019年11月23日:「渋川市議がまたまた売名行為?」その後(その2)
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3079.html
○2019年11月24日:「渋川市議がまたまた売名行為?」その後(その3)
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3080.html
○2019年12月7日:「渋川市議がまたまた売名行為?」その後(その4)
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3087.html
○2019年12月15日:「渋川市議がまたまた売名行為?」その後(その5)上毛新聞がまた偏向報道?
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3090.html
○2020年1月3日:令和元年末にまたまた「硯石」報道・・・悪いのは誰だ!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3106.html
○2020年2月27日:毎日新聞地方版
特別委が審査報告へ 硯石不適切整備巡り 渋川市議会 /群馬
 渋川市議会は26日の議会運営委員会で、同市北橘町の市有地にある岩「硯石(すずりいし)」の不適切整備問題に関する特別委員会が調査結果などをまとめた審査報告書を、28日の3月定例市議会本会議で報告することを決めた。
 この問題を巡っては、市調査委員会が「市の財務規則上必要な手続きが省かれるなど複数の内規違反があった」と指摘していた。
 特別委が20日にまとめた審査報告書では、この点について、整備を行った男性市議と市との間に市有地と岩の賃貸借契約は成立せず、「市財務規則上の手続きの必要はなかった」などと結論づけ、市調査委との食い違いをみせている。【庄司哲也】
○2020年3月15日:令和元年末に新聞紙面を賑やかした「硯石」報道・・・なんと森林法違反だった!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3135.html
○2020年3月15日:まだまだ続く「硯石」報道・・・今度は百条委員会だ!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3143.html
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タグ: 硯石 望月建設 親鸞



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