【報道】榛東村内にある大同スラグまみれの太陽光発電施設工事の監査請求可決!  スラグ不法投棄問題


■(株)佐藤建設工業に大量の有害スラグを投棄されてしまった「ソフトバンク榛東ソーラーパーク」などが所在する榛東村で、スラグ撤去に向けた取り組みが進んでいるようです。さっそくこのことを報じた地元紙の記事を見てみましょう。

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**********2020年12月10日上毛新聞

太陽光発電工事の監査請求2件可決 榛東村議会
 榛東村内の太陽光発電施設の工事に絡み、手続きが適正だったかを調査するため、村議会は9日の本会議で村監査委員に監査を求める決議案2件を全会一致で可決した。いずれも来年2月12日までの報告を求めている。
 村議会によると、監査の対象は2011〜12年度に実施されたゴルフ場「榛名カントリークラブ」跡地造成に伴う工事3件と、12年度の「村白子の海ソーラーポート」用地内の浄化槽等保護工事1件。造成工事は工事に関わる決裁文書など提出書類の不備が判明し、内訳書にも詳細が不明な点が複数確認されたという。保護工事でも内訳書にあいまいな記述があることや、現地に工事の形跡が確認できないことなどが明らかになった。
 同村では12年7月に同跡地で「ソフトバンク榛東ソーラーパーク」、13年7月に白子のり榛名工場でソーラーポートの運転を開始。16年にソーラーパークの敷地に鉄鋼スラグが使われていたことが判明し、村議有志が詳しい工事の手続きなどを調査する中で、事務執行に不備があった可能性があることが発覚した。
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ソフトバンク榛東ソーラーパークの様子

 今回も報道のポイントを整理してみましょう。

ポイント@榛東村はスラグ事件の追及の手を緩めず、監査を求める決議案を可決したこと。
ポイントA監査対象に「工事の形成が確認できない」ことが含まれていること。

■ポイントごとに詳しく考えてみましょう。

ポイント@
榛東村はスラグ事件の追及の手を緩めず、監査を求める決議案を可決したこと。

 大量の大同有害スラグを大量に使用した国土交通省・群馬県県土整備部・渋川市などは、鉄鋼スラグ連絡会議という廃棄物について何の権限もない素人集団を組織し、公共工事に使用されたスラグを放置し住民の生活環境を無視し続けていますが、真塩卓氏が首長を務める榛東村は地方自治法をはじめ廃棄物処理法などを正しく理解し住民目線な正しい行政を行っているようです。

 報道によると「村内の太陽光発電施設の工事に絡み、手続きが適正だったかを調査するため、村議会は9日の本会議で村監査委員に監査を求める決議案2件を全会一致で可決した。いずれも来年2月12日までの報告を求めている。」となっています。

 榛東村内の太陽光発電施設の工事では、榛東村村内に優秀な建設工事会社が多数いる中、村外の(株)佐藤建設工業に突然白羽の矢が立ち、あり得ない格安な金額で造成工事が行われた模様です。大同特殊鋼(株)渋川工業由来の有害なスラグを大量に投棄されていたことから、工事の諸手続きにも疑問を感じた村議有志が立ち上がり、村議会主導で(株)佐藤建設工業への追及が行われていると思われます。

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榛東村のパンフレットにあったソーラー建設合意調印式の一幕。「左から佐藤建設工業(株)佐藤社長(造成等で多大な貢献を賜る)」となっている。まさか有害スラグの投棄を「多大な貢献」という言葉で誤魔化したのでは?

ポイントA
監査対象に「工事の形成が確認できない」ことが含まれていること。

 榛東村内の太陽光発電施設には次の二つがあるようです。
・ソフトバンク榛東ソーラーパーク
・村白子の海ソーラーポート

 両施設とも「造成工事は工事に関わる決裁文書など提出書類の不備が判明し、内訳書にも詳細が不明な点が複数確認されたという」。

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榛東村白子の海ソーラーポートの案内看板

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村白子の海ソーラーポートの入り口の様子。ソーラーパネルの手前にはスラグがびっしり

 また村白子の海ーラーポートでは、用地内の浄化槽等保護工事について「内訳書にあいまいな記述があること」、また驚くべきことに「現地に工事の形跡が確認できないことなどが明らかになった」 と報道されています。工事が行われていないのに工事金が支払われていたとなれば、横領の可能性もでてきます。これは工事を行った(株)佐藤建設工業だけでなく、当時の阿久澤村長や職員の責任問題にも発展しかねません。

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榛東村のパンフレットの一幕。ソーラーパネルが海のように見えるのだそうだ。そんなメルヘンチックな施設でまさか架空工事があったとは。建設はスラグの投棄にとどまらず、デタラメだらけだったようだ、当時の村長や市職員、佐藤建設工業が癒着していたとの疑念?が湧いてくる

■不幸にも太陽光発電施設に大同特殊鋼(株)渋川工場由来の有害スラグが大量に投棄されていた榛東村ですが、報道を見る限り、決断力あふれる真塩村長をはじめ、正義感あふれる村議有志の方を中心にスラグ撤去に向け真摯な取り組みが進んでいるようです。

 当会は、困難なスラグ撤去問題に敢然と取り組む榛東村の皆様に敬意を表すると共に、きれいで安全な榛東村を取り戻すことができるよう、心より応援してまいります。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】

※参考資料:榛東村内スラグ分析調査結果を報じた4年前の記事
**********2016年9月16日毎日新聞群馬版 
榛東村 5カ所でスラグ使用
最大7倍のフッ素 広報に結果公表

 大手鉄鋼メーカ―「大同特殊鋼」(名古屋市)の渋川工場から出た鉄鋼スラグに環境基準を超える有害物質が含まれていた問題で、榛東村の5カ所の工事で、この鉄鋼スラグが使われ、最大で環境基準の約7倍のフッ素が検出されたことが村の調査で分かった。村は16日配布の村広報に結果を掲載し、今後の対応を県と協議する。
 村によると、スラグが使われていたのは、「ソフトバンク榛東ソーラ−パーク」と「白子の海ソーラーポート」の太陽光発電所2カ所のほか、キャンプ場などがある「創造の森」入口付近、茅野公園の駐車場――など5カ所。発電所と創造の森ではスラグ砕石がむき出しになっている。
 フッ素の環境基準は、含有量で1キログラムあたり4000ミリグラム以下、溶出量で1リットル当たり0.8ミリグラム以下。ソフトバンク榛東ソーラーパークはソーラーパネルの外側で、土壌中のフッ素溶出量が最大で基準の約7倍だった。ソフトバンクによる調査では、パネル内部でも最大で6倍超。白子の海ソーラーポートでは路盤材のフッ素溶出量が2.5倍だった。村はソフトバンクや「白子のり」を製造する白子とも対応を協議する。
【尾崎修二】
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