台湾産パイナップルが自宅に届いた!  国内外からのトピックス

■ご承知の通り、中国の税関当局は突然2月26日、台湾産パイナップルから「害虫が確認された」として3月1日から輸入を禁止すると発表しました。台湾のパイナップル生産量は年間40万トン前後で、9割が台湾内で消費されていて、残る1割程度の約4万2000トンが輸出されており、その97%が中国本土向けでした。そのため、台湾の陳吉仲農務水産相は2月27日の会見で、「海外のバイヤーから3万トンの輸出が確保できれば、今回の禁輸の影響をカバーできる」と述べ、台湾側は日本への販売促進キャンペーンに期待を示しました。
 このニュースを聞いた群馬県台湾総会では、台北駐日経済文化代表処からの全国の在日台湾人組織の会長宛の購買支援の打診を受け、さっそく会長より、3月4日(木)夜、SNSを通じて県内の会員らに次のメッセージが転送されました。中共が世界にばら撒いた新型コロナウイルス蔓延の影響で一昨年12月以降、台湾を訪れることができない筆者もさっそく2箱発注しました。第2の故郷である台湾の味が懐かしかったためです。
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 そして本日昼前に、宅配で2箱が自宅に届きました!県内の他の会員に連絡したところ、また到着していないとのことで、どうやら当会では最初に台湾産パイナップルを賞味できる幸運に恵まれたことになります。
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 代表処のSNSを見ると、昨日日本に到着したばかりのコンテナの前で、台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表ら関係者が笑顔で台湾パイナップルの日本到着を喜んでいる様子が掲載されていました。
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 さっそく、自宅に届いたばかりの箱を開けて、一つを取り出し、タグに書いてあった「台湾パインの切り方」を参考にカットして食べてみました。
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 期待を上回る美味しさです。こんなに上質なパインアップルを中国政府は禁輸措置にしたとは、常に旨いものを求める中国人民に対しても背任行為です。

 あとは、親族や知り合いに配り、あっという間に2箱12個の台湾パイナップルがなくなってしましました。あと2箱くらい注文しておけばよかったと思いました。

■今回の中国政府の突然で理不尽な禁輸措置について、中国側は「2020年に台湾から輸入したパイナップルに有害生物が混入していた」と説明しましたが、これに対して台湾政府は「パイナップルの検疫合格率は99.79%であり、本格的な収穫時期を迎えるころに突然、禁輸措置を取るのは不合理だ」として中国を批判しています。

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台湾から直送されたパイナップル梱包段ボール箱に張り付けてあった生産者表示票。生産地、収穫日、生産者氏名などが明記してある。

 台湾の蔡英文総統も「中国は豪州産ワインの次に、台湾産パイナップルを標的にした」との声明を発表しました。中国は昨年8月、関係が悪化していたオーストラリア産のワインや牛肉、大麦などの輸入をほぼストップしており、蔡総統は「中国は貿易を政治の道具にしている」と指摘しています。

 蔡総統ら台湾政府の閣僚や地方自治体はパイナップル農家の支援のために、台湾産のパイナップルの美味しさなどを日本語や英語で宣伝するなど、輸入促進キャンペーンを開始し、蘇貞昌行政院長(首相)は「日本向けを(昨年の)約2100トンから5000トンに引き上げを目指す」と表明しました。

 台湾南部・屏東県の潘孟安県長も「2月27日、日本の大手スーパー向けの県産パイナップルの第1陣が出発したが、今年の出荷量は昨年の2倍の600トンに増える可能性がある」との見通しを明らかにしました。

 台湾行政院(内閣)農業委員会の統計によれば、昨年日本に輸出された台湾産パイナップルは2171トンで、県市別では屏東県産が1295トンと全体の約6割を占めており、他の地方自治体も日本向けの輸出キャンペーンを強化するなか、日本からは「日本人は台湾を応援するぞ」などとの声が続々と寄せられました。

■この背景には、折から今年の3月11日は我が国が壊滅的な被害を受けた東日本大震災から10年が経ち、あの当時の記憶が我々に蘇っていたタイミングと、台湾のパイナップル農家の苦境が重なり、今度は我々日本国民として「台湾国民が日本の為に尽力してくれた恩返し」だ、と応援の機運が一気に高まったことが挙げられます。

 台湾からの義援金は、2011年の地震発生直後から2014年12月31日までの統計として、外交部や地方自治体などの政府機関からは7億6975万元(約28億円)、慈善団体や機関団体が集めたものからは54億3145万元(約200億円)、長栄集団会長・張氏や日本台湾交流協会など直接日本に届けた個人や団体からは6億5346万元(約24億円)、合計で68億5466万元(約253億円)に上りました。

 この数字は、政府筋としての台湾の義援金は経済大国のアメリカに次いで第2位と言われており、その金額は1位とも大差がありません。官民ともに台湾の支援と心が日本の今日までの復興に大きく関わったことは明らかです。

■群馬県台湾総会は、毎年県庁で開催している台湾フェアが、中国武漢発の新型コロナのため、昨年中止を余儀なくされたため、代わりに、新型コロナ対策として群馬県にいち早く防護服等を台湾から調達して寄贈するなど、群馬県民と台湾国民の交流の橋渡しに尽力してまいりました。

 この度の、中国政府による台湾への嫌がらせに対して、いち早く支援の手を差し伸べていただいた日本の皆様、そして群馬県民のあたたかいお気持ちを糧に、今後も両国民の友好親善に尽力してまいる所存です。

 こちらのブログ記事もぜひご覧ください。↓↓↓
○2021年03月12日:#台湾パイナップルを食べよう(震災恩返し)
http://blog.livedoor.jp/lytton_cyousadan/archives/34592215.html

【群馬県台湾総会書記からの報告】

※関連記事
**********Newsweek 2021年3月3日(水)18時39分
台湾産「自由パイナップル」が中国の圧力に勝利、日本も支援
Taiwan and Allies Rally to Defy China's Economic Coercion on Pineapples
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中国から突然禁輸を通告されたパイナップルを宣伝する台湾の蔡英文総統(3月3日)  Ben Blanchard-REUTERS
<中長期的には、輸出の中国依存を脱却しなければいつまた突然禁輸措置を突きつけられるかわからない>
 台湾の市民と企業は、収穫の開始直前に中国税関から無期限の禁輸措置を受けた国内のパイナップル生産者を一丸となって支援している。
 地元のバイヤーだけでなく、日本などの近隣諸国が、今年中国市場向けに生産したパイナップル4万トン以上を「ものすごい勢いで」買ってくれた、と台湾の陳吉仲(チェン・ジィゾン)農業委員会(農林水産省)主任委員は、2日に語った。
 3月1日から台湾産パイナップルの輸入を停止するという中国税関総局の通知を台湾政府が受けたのは、禁輸開始3日前の2月26日のことだった。理由は、昨年以来、台湾産農産物からさまざまな有害生物が発見されたからだという。
 台湾行政院農業評議会(COA)は、2020年に中国向けの輸出貨物6200件のうち13件に有害生物がいたという報告を受け、対処していた。そして同評議会は、中国政府が昨年10月に改正輸入規則を導入して以降、有害生物の苦情は受けていない、と述べた。
 台湾の蔡英文(ツァイ・インウェン)総統は、行き場を失ったパイナップルに対処する政権の計画を発表するフェイスブックの投稿で、土壇場で禁輸を通知した中国政府のやり方を「不意打ち」と非難した。蔡政権閣僚をふくむ政府当局者は、与党民主進歩党の支持者が多い南部の農民をターゲットにした中国による政治的な動きとみて、批判している。
★いち早く日本が反応★
 COAのデータによると、台湾から輸出されるパイナップルのほぼすべてが中国向けで、台湾の年間産出量41〜43万トンの約10%を占めている。昨年は4万1000トン以上が中国に輸出された。
 台湾政府の計画では、余った5万トンものパイナップルの60%を日本、アメリカ、シンガポールなどに輸出し、残りの40%は国内加工食品メーカーに地元産パイナップルの使用を奨励することで消費するつもりだった。
 しかし、蔡政権が主導し、有名人や大企業が支援を呼びかけを始めると、パイナップルの需要は急増した、と陳主任委員は語った。
 中国政府の通知から約96時間後の2日正午までに、海外市場への5000トンを含む4万1687トンのパイナップルが売れた、と陳は記者らに語った。この数字は昨年の中国への販売量を上回っている。
 世界で最も厳しい食品輸入基準のある日本も、最も速く反応した国のひとつだった。台湾政府のパイナップル推進キャンペーンの初日に、日本からの受注は62%増加した、と陳は言い、今年の対日輸出量は前代未聞の5000トンに達すると予測した。
 台湾政府はまた、国外在住の台湾市民からの需要の増加にも対応しようとしている。そのなかには、今のところ台湾からの生の果物の輸入を許可していない国が含まれている。
 陳は記者会見で、パイナップルの輸入を停止するという中国政府の「一方的な」決定は「国際貿易の規則に矛盾している」と述べた。だが農業委員会は、世界貿易機関(WTO)に対する仲裁の申し立てを検討する前に、中国の関税当局とのさらなるコミュニケーションを試みるだろうと、言った。
★他の農産物の中国への輸出は影響を受けていない。★
 今回は「危機をチャンスに変える」ことに成功したが、そもそも台湾政府は、単一の輸出先に依存しすぎる状態を避けるために積極的に他の市場を開発していたと、陳は言う。
 蔡政権は、16カ国の市場に目を向けている。そのひとつであるアメリカでは、2019年から20年の間に台湾産果物の輸入量が210%増加した。
 2月28日に高雄市を訪問した蔡総統は、農業が盛んな台湾南部のパイナップル生産者の懸念を和らげようとした。「パニックに陥らないでください、政府があなた方を守ります」と、彼女は人々に語りかけた。
 蔡政権は、台湾のパイナップル産業の損失を補填するために、3580万ドルの支援を約束。また、市場でパイナップルがだぶついて値段が下がり、農家が大きな損失を被らないように、現在の市場価格を維持することを約束した。
★自由パイナップルに支援を★
 一方、台湾の外交部(外務省)は、今回の中国によるパイナップル禁輸を、かつてオーストラリアからのワイン輸入を制限した中国政府の反ダンピング(不当販売)措置のようなものとみている。あのときはオーストラリア産ワインに200%の追加関税が上乗せされた。
 台湾政府はオーストラリアの「自由ワイン」を支持しようと呼びかける国々に加わった。今回、台湾の呉●(金偏にリ)●(火言火の下に又)(ジョセフ・ウー)外交部長(外相)は台湾の「自由パイナップル」に同様の支援がほしい、とツイッターに書き込んだ。
 「中国による台湾産パイナップルの輸入禁止措置は、ルールに基づく自由で公正な貿易の前に効力を失った。台湾のパイナップルの品質は最高で、最も厳しい国際認証基準を満たしている。われわれは、中国政府に決定の取り消しを求める!」と、外交部はツイートした。
 経済を利用した抑圧だという台湾の非難に対して、中国の国務院台湾事務弁公室は、パイナップルの禁輸は、中国の独自の農産物を保護するために「必要」だったと発表。台湾側は、中国の信用を落とすためにこの問題を「故意に歪曲」している、と中国の当局者は述べた。
 蔡が総統に就任して以来、政府の経済計画は「新南向政策」に基づいている。その目標は、中国市場への依存を解消し、そのかわりに南アジア、東南アジアのパートナー国と貿易および安全保障を構築し、それをオーストラリア、ニュージーランドまで拡大することだ。
 台湾の行政院財政部(財務省)によると、昨年の台湾からの輸出の40%以上が中国と香港向けで、輸出総額3452億ドルのうち1514億ドルを占めた。
(ジョン・フェン)

**********Huffpost 2021年03月02日 15時48分 JST / 更新 2021年03月03日 14時55分 JST
台湾パイナップル、中国が輸入停止 ⇒ 日本の消費者に期待する声「ぜひ台湾産を」
 台湾産パイナップルの輸出先は、97%が中国大陸だった。テレパシーのような呼びかけも...
中国の税関当局は3月1日から、害虫の検出を理由として台湾産パイナップルの輸入を禁止した。
これに対し台湾側は「非合理的」と反発。これまで輸出先の97%を占めていた中国大陸を補完する買い手として、SNSを通じて日本への購入キャンペーンを強めている。
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台湾・民進党のFacebookよりパイナップルの購入を呼びかけるポスター(台湾・民進党のFacebookより)
■日本語のSNS投稿相次ぐ
 台湾行政院・農業委員会などの発表によると、中国の税関当局は3月1日から、害虫が検出されたことを理由に台湾産パイナップルの輸入を停止した。
 一方で台湾側は、2020年に大陸に輸出したパイナップルのうち、品質検査に合格したものは99.79%に上ったと指摘。蔡英文・総統も「オーストラリア産ワインに続き、台湾のパイナップルがターゲットになった」と批判した。
 オーストラリアのワインをめぐっては、モリソン首相が新型コロナウイルスに関する中国への独立調査を求めたことをきっかけに両国の関係が悪化したあと、中国側が高額の関税をかけていた。
 現地メディアによると台湾産パインのうち輸出に回されるのは1割あまり。一方で農業委員会の発表によると、台湾が2020年に輸出したパイナップル、4万5621トンのうち97%を中国大陸が占めていて、台湾は主要な輸出先との取引を停止せざるを得なくなる。
 これを補完するために期待されるのが日本だ。日本への2020年の輸出量は2%に過ぎない(残りの1%は香港)が、台湾側はSNSを通じたキャンペーンを強めている。

 蔡英文・総統はパイナップルケーキ(鳳梨酥)の画像をTwitterに投稿し、「#パイナップルケーキを食べたことありますよね?パイナップルケーキといっても、台湾にはいろいろな種類があります。皆さんが好きなパイナップルケーキを教えてください!」と日本語で呼びかけた。
https://twitter.com/iingwen/status/1365514036872237057?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1365514036872237057%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fwww.huffingtonpost.jp%2Fentry%2Fstory_jp_603dba0bc5b601179ec00fea

 また、台湾北西部に位置する桃園市の鄭文燦(てい・ぶんさん)市長も日本語を使い、Twitterで「台湾の農民が苦労して育てた美味しくジューシーなパイナップルは、台湾のみならず、日本の方にも愛されています。 まだ召し上がったことのない方は、ぜひ台湾産のパイナップルをお試しください」とした。
 このツイートは3万回以上リツイートされ、鄭市長は「皆さんがこんなにも台湾のパイナップルを応援してくれていることに感動しています」と再び投稿した。
https://twitter.com/ChengWenTsan/status/1365310014357864450?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1365310014357864450%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fwww.huffingtonpost.jp%2Fentry%2Fstory_jp_603dba0bc5b601179ec00fea

 また、日本における台湾との窓口機関である「台湾駐日経済文化代表処」も「#吃爆台湾鳳梨challenge(台湾パイナップル爆食チャレンジ)」というハッシュタグとともに「(台湾と日本にいる…関係者各位…聞こえますか…日本全国が…台湾パイナップルを待っています…今こそ…台湾流美味しいパイナップルの食べ方を…ツイートするのです…みんな…台湾パイナップルが店頭に並ぶのを…待っているのです…)」とまるでテレパシーのように呼びかけた。
https://twitter.com/Taiwan_in_Japan/status/1366284346626215936?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1366284346626215936%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fwww.huffingtonpost.jp%2Fentry%2Fstory_jp_603dba0bc5b601179ec00fea
【高橋史弥(Fumiya Takahashi)】
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