談合疑惑率100%の前橋市でついに摘発された官製談合事件!市職員逮捕で問われる市の自浄作用  前橋市の行政問題

■談合体質の根強い風土をもつ群馬県ですが、なかでも県都であり中核市である前橋市と同じく中核市であり人口が県内最大の自治体である高崎市では、オンブズマンの談合疑惑度のランキングで常に全国トップを競っています。そうした中、先年の高崎市、つい最近の沼田市に続いて、官製談合事件が県庁所在地である前橋市役所を舞台に発覚しました。起こるべくして起きたこの官製談合事件について、見てみましょう。
〇2018年9月5日:談合疑惑率100%の前橋市と全国ワースト2位の高崎市・・・ともに高い落札率
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2742.html
クリックすると元のサイズで表示します


**********東京新聞2021年4月9日07:00
ZIP ⇒ 20210409oskivlj.zip
「市民の信頼裏切った」 官製談合疑いで前橋市職員逮捕 市長が謝罪「原因究明する」
クリックすると元のサイズで表示します
職員逮捕を受けて謝罪する山本市長
 前橋市が発注した二件の工事を巡る官製談合事件で、山本龍市長らが七日夜、市役所で記者会見した。県警が同日、入札情報を業者に漏らしたとして、官製談合防止法違反などの疑いで市契約監理課長補佐の薊(あざみ)礼二容疑者(50)を逮捕したことに、山本市長は「大勢の市民の信頼を裏切り心からおわびする。原因を究明し信頼回復に取り組む」と謝罪した。 (市川勘太郎)
 市によると、薊容疑者は一九九三年度に土木職で採用され、道路管理課などを経て、二〇二〇年度から現職。工事契約の審査や予定価格を決める部署にいて、事前に入札情報を知り得る立場だった。真面目で勤務に問題なかったという。
 入札情報について高橋宏幸総務部長は「個人が情報を出そうとすれば出せた状態だった」と認めた。県内では、一九年十一月に高崎市の高崎芸術劇場を巡る官製談合事件、二〇年十一月にも沼田市発注工事で談合事件があったが、教訓は生かされなかった。
 前橋市は他の談合や情報漏えいの可能性を再調査し、庁内の原因究明調査委員会を設置する方針。処分は本人と接触して事実確認し、捜査の進展を踏まえて判断するという。
 他に逮捕されたのは、同市今井町の深沢組(現・深沢)の元代表取締役深沢良一容疑者(69)、同市日吉町の女屋スポーツ工事代表取締役の女屋正容疑者(58)。
 深沢のホームページによると、設立は一九七〇年で従業員は八人。信用調査会社によると、舗装や建築・リフォーム工事を手掛け、同市や県などと取引がある。二〇二〇年九月期の売上高は約二億五千万円。
 信用調査会社によると、女屋スポーツ工事は一九八八年六月に設立し、従業員は二十人前後。同市や官公庁、県内高校と取引があり、二〇二〇年五月期の売上高は約六億六千万円。
 県警は七日夜に市役所や両社の事務所を捜索した。八日朝、三人の身柄を前橋地検に送致した。
クリックすると元のサイズで表示します
前橋市役所に捜索に入る県警の捜査員ら=前橋市で

**********上毛新聞2021年04月09日06:00
前橋官製談合 捜索前に群馬県警が市に「メモ」提供 個人情報含まれた内容 市長はブログ掲載
クリックすると元のサイズで表示します
前橋署から送検される課長補佐=8日午前8時55分ごろ
クリックすると元のサイズで表示します
前橋東署から送検される元代表取締役=8日午前9時ごろ
クリックすると元のサイズで表示します
前橋署から送検される代表取締役=8日午前9時ごろ
 前橋市の官製談合事件を巡り、群馬県警捜査2課の捜査員が、7日夜の市役所への家宅捜索前に、報道機関向けの広報資料とほぼ同じ内容が記された「メモ」を市に提供していたことが8日、関係者への取材で分かった。メモには逮捕された市職員だけでなく、業者2人の住所や年齢といった個人情報が書かれていた。山本龍市長は情報の大部分を7日夜の緊急会見前にブログに掲載した。
 強制捜査前の対象組織からは、その後の捜査で共犯者や余罪が出てくる可能性がある。そうした相手に広報資料と同内容のメモを渡すことについて捜査関係者は「通常ありえない行為」とする。
 県警は取材に対し、メモの提供を認めた。行政機関に家宅捜索に入る際は来庁者に配慮が必要で、時間帯などについて事前調整するが、メモの提供については「軽率だった」としている。市側から事件について繰り返し問い合わせを受けた捜査員が、内容が専門的で口頭で説明しても分かりにくいと判断し、広報資料をメモにして「記者レク(記者への説明)が始まったのを確認してから」渡したという。
 県警が容疑者を逮捕した際の広報資料には個人情報が含まれ、原則、県警記者クラブに加盟する報道機関のみに配布される。「取材活動を円滑にするためのもので加盟社以外の第三者に渡すことは想定していない」(県警)。取り扱いには通常、県警、報道機関とも細心の注意を払う。
 市によると、今回のメモにはの氏名、年齢、住所のほか、逮捕の罪名や時間、犯罪事実など一部は報道向けの広報資料より詳しい内容が記されていた。逮捕された市職員だけでなく、業者2人の情報も載っていた。「打ち合わせ」に訪れた県警の捜査員から提供を受けたのは、7日午後3時20分から午後4時の間だったという。
 同日の県警による記者レクは午後3時半からで、市役所への家宅捜索は同6時35分ごろ始まった。
 山本市長は同6時12分のブログに、容疑者の住所と年齢は除いた部分について掲載。同7時半から臨時会見に臨んだ。当初、ブログの本文中には「頂きました記者メモから」とあったが、8日に「私が得た情報から」「資料から」などと複数回書き直された。外部から指摘を受けたためとしている。
◎他社に談合働き掛けか 市職員、業者選定の立場
 前橋市発注の公共工事の入札を巡り、官製談合防止法違反などの疑いで市職員と業者2人が逮捕された事件で、逮捕容疑となった入札に関して業者側の1人が自身の会社が落札できるよう同業他社に談合を働き掛けていたとみられることが8日、分かった。市契約監理課長補佐の男(50)=同市池端町=が、土木工事などの指名競争入札で、業者を選定する立場だったことも判明。県警は業者同士が癒着していた可能性を含め、事件の全容解明を進めている。
 逮捕容疑となった入札に参加した別の建設業者の幹部は上毛新聞の取材に、逮捕された業者から「『うちが(工事現場に)近いので、よろしくお願いします』と言われた」と、持ち掛けられたことを証言した。
 この幹部は「俺のところが落札するつもりなら、積算価格をかなり下回る価格で入れるが、工事を取るつもりはなかったので…」と言葉を濁した。自社の関係者が県警から任意の聴取を受け、同様の説明をしたという。
 一方、市契約監理課は建設工事の入札・契約などの業務を扱うが、課長補佐は市が発注する指名競争入札の参加業者を決められる立場だったことが、市への取材で分かった。
 市によると、業者の選定は工事の分野ごとに同課の管理職3人で分担。課長補佐は土木工事など6分野の指名競争入札で、参加する業者を選定していた。市の担当課から業者の実績を伝えられることもあるが、その情報は参考程度に扱われ、課長補佐が6分野の入札案件で大きな影響力を持っていたという。この中には会社元代表取締役の男(69)=同市今井町=の経営していた会社が参加する分野も含まれている。
 業者を選定した指名競争入札については、契約監理課幹部が選定業者の所在地や技術などを考慮し、不自然に業者が選ばれていないかを確認していたとされる。確認業務を担っていたという同課幹部は「(課長補佐の業者選定には)不自然な点は見当たらなかった」と話した。
 事件を巡っては、同法違反などで課長補佐、元代表取締役のほか、会社代表取締役の男(58)=同市日吉町=も逮捕されている。
 逮捕容疑は昨年7月と11月、課長補佐がそれぞれと共謀し、道路改良工事入札の予定価格を元代表取締役に、公園遊具整備工事入札の予定価格を代表取締役に教え、それぞれの会社に落札させた疑い。
◎課長補佐ら3人送検
 前橋市発注の工事を巡る官製談合事件で、県警は8日朝、官製談合防止法違反などの容疑で市契約監理課長補佐、課長補佐(50)と業者2人を前橋地検に送検した。
 課長補佐を乗せた車両は午前8時55分ごろ、前橋署を出発した。課長補佐は灰色のスエット姿で、車内では目を固く閉じてうつむいていた。代表取締役(58)も同署から送検された。
 元代表取締役(69)は午前9時ごろ、前橋東署から送検された。紺色の上着と黒色のズボン姿で、同署から出た際に一瞬顔を上げたが、すぐに視線を落として車に乗り込んだ。
 県警は同日、3容疑者の自宅を家宅捜索した。同市池端町の課長補佐の自宅は午前10時から約40分にわたって調べた。
◎「由々しき事態」山本知事
 前橋市発注工事を巡る官製談合事件を受け、群馬県の山本一太知事は8日の定例会見で、2019年に高崎市、20年に沼田市で同様の事件があったことを踏まえ「いくら何でも多すぎる。非常に由々しき事態だ」との認識を示した。
 その上で「(背景に)行政に残っている旧来型の利権構造、癒着構造みたいなものがあるのではないか」と指摘した。一方、県については「こういうことは起きないと信頼しているが、県職員が巻き込まれないような仕組みづくりは真剣に検討しなければと感じている」と述べた。

■上毛新聞の記事にある「警察関係者が市に提供していたメモの情報の大分を山本龍市長が7日夜の緊急会見前にブログに掲載した」とするブログの内容は次のとおりです。現在でも閲覧できます。

**********前橋市長 山本りゅうのブログ2021年04月07日(水) 18時12分53秒
残念ながら逮捕の報が届く。市民にお詫び申し上げます。
 残念ですが、4/7午後3時30分に群馬県警察が記者会見を行い本市職員である薊礼二の逮捕が発表されました。資料から書き起こします。
――――――――――――――――――――――――
「官製談合防止法違反」 「公契約関係競売入札妨害」の容疑で 以下の3名が逮捕が令和3年4月7日午後逮捕されました。

被疑者 

(1)地方公務員 薊 礼二 
(2)会社員 深澤良一 
(3)会社役員 女屋 正

逮捕した事実の概要は以下のものです。

被疑者(1)は、前橋市総務部契約監理課審査契約室課長補佐兼審査担当係長として職務に従事していたもの

被疑者(2)は、土木並びに建築一式工事の請負等を業とする株式会社深沢組の代表取締役であったもの、(※なお、現在は社員であり、会社名は株式会社深沢に変更となっている)

被疑者(3)は、各種運動場、体育施設の設計施工等を業とする株式会社女屋スポーツ工事の代表取締役である

被疑者(1)(2)は共謀の上、前橋市が令和2年7月8日に執行した道路改良工事の指名競争入札に関し、被疑者(1)が被疑者(2)に対し、入札の秘密事項である予定価格が1149万円である旨教示し、よって、同日、上記入札において、深沢組に予定価格に近接した1130万円で入札させて同工事を落札させ、もって偽計を用いるとともに入札に関する秘密を教示して入札の公正を害すべき行為を行った

被疑者(1)3)は共謀の上、同市が同年11月5日に執行した公園遊戯施設整備工事の指名競争入札に関し、被疑者(1)が被疑者(3)に対し、入札の秘密事項である予定価格が405万円である旨教示し、よって、同日、上記入札において、女屋スポーツ工事に予定価格に近接した390万円で入札させて同工事を落札させ、もって偽計を用いるとともに入札に関する秘密を教示して入札の公正を害すべき行為を行った
―――――――――――――――――――――――――

 この度、本市職員が逮捕され、市民の信頼を裏切ることになり心からお詫び申し上げます。この様な事件を起こし逮捕された職員と建設業者に対して怒りを覚えます。この不祥事を綱紀粛正の機会としてとらえ、原因を究明し市政に蔓延る癒着の根を絶ち切り、市民の信頼回復に全力で以下に取り組みます。

1 この事件以外の全ての談合や情報漏洩の可能性を再調査します

 今までもオンブズマンはじめ市民からも談合や情報漏洩の可能性が高いとの指摘を受けた契約があります。私はこの際、そのすべて再調査を行うべきと考えます。職員が適正な事務執行をされていると私は信頼してきました。しかし、その前提が崩れた今、改めて談合や情報漏洩の可能性について徹底的に精査します。

2 事件原因究明委員会の設置を行います

 この職員がなぜ?これはこの事件の最も求めるべき真実です。先ずはその実態を暴くことが最初の一歩です。市政から不正を根絶します。

・情報漏洩した職員と建設業者は何故癒着したか?
・何時からこのような行為が行われてきたか?
・入札を監視する仕組みが機能しなかったのか?

3 入札監視委員会に対して制度の改善の検討を要請

 様々な改善点があると考えています。大胆な改革を進めていきます。

4 これからが腐敗の排除への挑戦です

 前橋市職員は皆、懸命に公務を果たしています。コロナ、ワクチン、教育、そして豚熱・・・この事件を起こした人々は汗する多くの職員を裏切りました。絶対に許せません。そして私は、この事件の根っこに巣食う悪意をあぶり出します。そのために最大限の挑戦を行います。

 今後の詳細は、市民に報告します。
**********

■山本龍・前橋市長が4月7日の上記ブログで言及している「今までもオンブズマンはじめ市民からも談合や情報漏洩の可能性が高いとの指摘を受けた契約があります。」としている背景には、実は当会から4月1日付で次の公開質問状を前橋市長あてに提出していることが挙げられます。

*****4/1公開質問状*****ZIP ⇒ 20210401osjickj.zip
                          令和3年4月1日
〒371-8601 群馬県前橋市大手町二丁目12番1号
前橋市役所
市長 山本 龍 様
TEL: 027-224-1111/FAX: 027-224-3003

          〒371-0801 群馬県前橋市文京町1丁目15番10号
          市民オンブズマン群馬  代表  小川 賢
          TEL: 027-224-8567(事務局・鈴木)/
             090-5302-8312(代表・小川)
          FAX: 027-224-6624

   市庁舎一部(議会棟)改築工事を巡る
   不可解な入札結果に係る貴見解問合せ

拝啓 日々益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
 弊団体は、行政およびその関連機関を外部から監視し、当該機関による権限の不当な行使ないしは不行使による一般国民への権利利益侵害、並びに税金を原資とした公的資金の濫費について、調査および救済の勧告を図る活動をしている民間団体です。その活動方法としては、行政事件に関わる住民監査請求や住民訴訟にまで及ぶことがあり、そのための情報の入手手段としては、住民等からの情報提供のほか、行政への公開質問や情報開示請求等を活用しております。
 さて、現在、前橋市議会の議会棟の建設工事が進行中です。これは2018年3月に策定した市庁舎周辺整備に係る基本構想を引き継ぎ、同年4月に設置された新議会棟整備検討委員会によりまとめられた基本計画に基づき、概算39〜45億円(約6,500u〜約7,500u)で7〜8階建て免震構造の新議会棟のほか、接続通路、外構、既存解体を含む工事計画として策定されました。財源等は、緊急防災・減災事業債(2020年度まで活用の充当率100%交付税措置70%)、防災対策事業債(2021年度以降活用予定の充当率90%交付税措置50%)で、交付税を除いた実質の市負担想定額は、約15億円〜約17億円とされていました。そして、新議会棟の4階以上の高層部に、議会機能を配置し、大空間である議場・傍聴席等は最上階付近に配置し、議場、委員会室、傍聴スペースを設け、議場フロアと委員会室フロアの分離を図るとしており、1〜3階の低層部には、行政機能を配置し、災害対策対応諸室、情報政策課及びマシン室は2階以上に配置されるとされています。
 そのうえで、新議会棟の建設にかかる3件の入札が、2020年7月15日に電子入札で実施され、以下の結果となりました。
 @工事名「市庁舎一部改築工事 建築主体工事」
  予定価格          2,880,270,000円
  調査基準価格/最低制限価格 2,649,848,400円
  落札価格          2,860,000,000円
  落札率             99.3%
 A工事名「市庁舎一部改築工事 電気設備工事」
  予定価格            506,210,000円
  調査基準価格/最低制限価格   464,521,366円
  落札価格            435,000,000円
  落札率             85.9%
 B工事名「市庁舎一部改築工事 電気設備工事」
  予定価格            745,000,000円
  調査基準価格/最低制限価格   685,400,000円
  落札価格            710,000,000円
  落札率             95.3%
 当会が所属する全国市民オンブズマン連絡会議によれば、落札率95%以上は談合疑惑が濃厚であり、同90%以上は談合疑惑が推認されるという見方がなされております。
 また、前橋市は、全国の政令市を除く県庁所在地31市を対象とした談合疑惑度ランキングで、2016年度に落札率98.2%のワーストを記録し、前年の2015度も97.3%で福島市に次いでワースト2位という不名誉な記録を残しています。
 この観点から、当会としては、上記@の議会棟改築工事の建築主体工事は99.3%という非常に高い落札率となっており、他方Aの電気設備工事では、最低制限価格を下回り、落札率85.9%となっていることに注目しています。一定のルールに基づき設定された予定価格をベースとして、適正に公平性、競争性が働いた場合、落札率は90%以下の範囲になるのが通例であると、当会では判断しています。
 つきましては、表記の工事について、当該自治体としてのご見解を確かめたく、下記のとおり質問をさせていただきます。
                                  敬具

                     記

【質問1】
 本件は、総合評価落札方式に基づき、落札業者が決定されたようですが、前橋市は、上記@の工事入札結果の落札率99.3%について、審査の過程で談合疑惑にかかる判断や評価を行いましたか? 行った場合は、その経緯と結果について、行わなかった場合は、その理由について教えてください。

【質問2】
 本件は、共同企業体(JV)での入札が認められていますが、上記@の入札では、2社のうち、1社は予定価格を上回っているとして、価格以外の評価結果が公表されていません。前橋市建設工事総合評価落札方式実施要領の第7条第2号に定める「(2) 前号に定める審査対象者のうち、入札金額が予定価格の制限の範囲内の者を対象に総合評価を行うものとする。」にもとづくようですが、価格と品質の観点から総合評価方式で選定するのであれば、なぜ第2回目の入札をせず、第1回目の入札で打ち切ったのか、その理由について教えてください。また、2番札の業者の価格以外の評価結果をなぜ公表しないのでしょうか?理由を教えてください。

【質問3】
 上記@の入札と異なり、上記Aの工事入札結果は、最低制限価格を3千万円近く下回った価格で落札されました。また、落札業者と2番札を入れた業者との価格差は僅か500万円となっています。したがって、価格以外の評価が注目されますが、Aでは「企業関係評価項目」および「技術者関係評価項目」ともに「優良工事の受賞」という項目があり、配点はそれぞれ3点及び4点で、合計7点とあり、価格点枠が75点、価格以外の評価点枠が25点であることから、価格以外の評価点枠の28%を占めていることがわかります。この価格以外の評価点の配点は、建築主体工事と設備工事で異なっていますが、それぞれの項目の客観的な評価方法は、公表されていますか?公表されていない場合は、その理由を教えてください。

【質問4】
 上記Aの入札では、前橋市建設工事総合評価落札方式実施要領の第7条第3号に定める「(3) 入札書の開札は、価格以外の評価点が決定した後に行うものとする。」に基づき、最初に価格以外の評価点が決定した後に行われたことになります。この場合、価格以外の評価点が1位と2位でそれぞれ17.652と11.310であり、1位と2位で6.342ポイントの差があります。このうち、上記質問3のとおり、「優良工事の受賞」の有無で4.4ポイントの差が生じています。「優良工事の受賞」への配点枠が、価格以外の評価点枠の28%を占めるほど、重点配分している理由を教えてください。

【質問5】
 上記@ABの開札日時は、それぞれ2020年7月15日の9時00分、9時02分、9時04分と2分刻みとなっています。入札種別はいずれも「電子案件」となっていますが、実際にはどのような方法、手順で開札をしたのでしょうか?また、前橋市建設工事総合評価落札方式実施要領の第7条第3号に定める「(3) 入札書の開札は、価格以外の評価点が決定した後に行うものとする。」に基づき、最初に価格以外の評価点を決定するわけですが、この価格以外の評価点の決定は、誰がいつどのように行うのでしょうか?

【質問6】
 本件入札当時の前橋市建設工事総合評価審査委員会の構成メンバー5名の氏名、職業を教えてください。

【質問7】
 前橋市では、2018年12月末に当時の副市長が更迭されましたが、その理由として、特定の業者との癒着が取りざたされていました。その後実施された本件入札では別の副市長が就任していたことになりますが、副市長という役職は、入札情報を事前に知りうる立場にあるのでしょうか?可能性の有無について教えてください。

【質問8】
 上記入札@ABのうち、最も予定価格の高額な入札@の落札率が99.3%であることから、当会として、官製談合の疑惑を払しょくできません。質問1と重複するかもしれませんが、前橋市総務部契約監理課では、このような限りなく100%に近い落札額について、談合もしくは官製談合の疑念を持ちましたか?そして、調査の必要を感じましたか? そうは思わなかったという場合は、その理由も教えてください。

 以上、よろしくお願いします。なお、回答については、大変勝手ながら、書面で2021年4月16日(金)までに郵送あるいはFAXにて上記弊連絡先まで折り返し送達いただければ幸いです。
 なお、何らかの事情によりこの期限までの回答が不能である場合は、大変お手数ではありますが上記弊連絡先までお伝えいただきたく存じます。

                                   以上
**********

■山本龍市長は「私はこの際、そのすべて再調査を行うべきと考えます。職員が適正な事務執行をされていると私は信頼してきました。しかし、その前提が崩れた今、改めて談合や情報漏洩の可能性について徹底的に精査します。」と自身のブログで断言しています。そうであれば、ぜひ、自ら、前橋市内の業者の間で行われている「談合金」と呼ばれる風習にメスを入れることで、談合体質からの訣別を納税者市民に示して欲しいものです。

※「談合金」については、次のブログを参照ください。
〇2019年1月25日:倉嶋副市長を解任した山本龍前橋市長の業界背後に透けて見える目糞鼻糞ドッチモドッチ
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2868.html

 山本龍市長が4月16日にどのような回答を当会に寄せてくるのか、大きな関心を持って待ちたいと思います。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】

※関連情報1「4月9日の報道記事」
**********毎日新聞2012年4月9日
前橋市官製談合 全入札情報知る立場 逮捕の課長補佐 市、業務内容見直し /群馬
 前橋市発注の公共工事を巡る官製談合事件で、市は7日夜、業者に予定価格を漏らしたとして官製談合防止法違反容疑などで逮捕された同市契約監理課課長補佐、薊(あざみ)礼二容疑者(50)が、担当外を含む全ての入札情報を知りうる立場にあったことを明らかにした。事件を受け、市は入札情報を扱う人数を極力減らし、システムへの予定価格などの入力も入札締め切り後に変更するなど、業務内容を見直したという。【道岡美波、菊池陽南子】
 市によると、薊容疑者は1993年に土木技師として入庁。道路管理課や公園緑地課などを経て、2020年4月から契約監理課審査契約室の課長補佐を務めていた。事件当時の同室は13人体制で、課長補佐は薊容疑者を含め4人いた。薊容疑者の主な担当は農村整備や道路建設・管理、水道整備などだったが、その他の工事の予定価格もチェックするため、全ての入札情報を確認できる状態だったという。
 口数が少なく勤務態度は真面目で、今年2月12日まで出勤していたが、同15日に有給休暇の取得を申し出てから職場に姿を現していなかった。県警は同16日、市役所内の本人の席を任意で捜索した。
 一方、19年度の市の入札の落札率平均は95・5%だった。これに対し、薊容疑者が情報を漏らしたとされる「深沢組」(現「深沢」)の20年度の指名競争入札の実績は指名30回、受注6回で、落札率平均は97・89%。市は「他の工事と比較して突出して高いわけではない」と説明している。
 山本龍市長は7日夜の緊急記者会見で「大勢の市民の信頼を裏切り、大変申し訳ありませんでした」と謝罪。「今回の不祥事を綱紀粛正のチャンスとし、市にはびこる癒着体質を一掃していく」として、事件の原因究明を急いで再発防止を図ることを強調した。
 県警は8日、薊容疑者のほか、工事を落札したともに同市の深沢組元代表取締役、深沢良一(69)と、「女屋スポーツ工事」代表取締役、女屋正(58)の両容疑者を前橋地検に送検した。

**********NHK News Web 2021年04月09日18:03
警察が前橋市役所捜索前に資料を市側に提供 市長ブログに掲載
 前橋市が発注した道路工事などの入札をめぐる官製談合事件で、警察が市役所を家宅捜索する前に、容疑者の個人情報や捜査している入札の内容などを記した資料を市側に渡し、市長がブログに掲載していたことが分かりました。
 警察は「家宅捜索で混乱が生じないようにするため、事前の連絡は必要だが、広く知らせるべき情報ではないので、そもまま渡したのはよくなかった。今後はないようにしたい」としています。
 警察が前橋市に資料を渡していたのは、市が発注した道路工事と公園整備工事の入札をめぐり、前橋市契約監理課の課長補佐と建設会社社員、それに工事会社の代表取締役の3人が官製談合防止法違反と入札妨害の疑いで逮捕された事件です。
 警察によりますと7日、3人の逮捕後に家宅捜索の時間を調整するため、捜査員が前橋市役所を訪れた際、容疑者の氏名や年齢、住所や逮捕容疑の罪名、それに入札の日付や内容などを記した資料を市の担当者に渡していました。
 資料は報道発表用にまとめた情報をもとにしたもので、口頭で説明するだけでは分かりにくいと判断して渡したということです。
 家宅捜索は午後6時半ごろから行われましたが、その前の午後6時過ぎに前橋市の山本龍市長が、資料の内容のほとんどをみずからのブログに投稿していました。
 警察は「家宅捜索で混乱が生じないようにするため、事前の連絡は必要だが、広く知らせるべき情報ではないので、紙で渡したのは配慮が足りなかった。今後は渡すことのないように気をつけたい」とコメントしています。
 前橋市によりますと7日、市の公共工事の発注を巡り談合の疑いがあるという報道が出たことを受けて、記者会見や家宅捜索への対応のために、総務部長が警察に罪名やおおまかな内容を求めたということです。
 これに対し、担当した警察官が内部資料として、報道機関に発表する予定の情報をもとに作成したA4版の資料を、午後3時半ごろ総務部長に持ってきたということです。
 総務部長は、市長のほか広報課や職員課の一部の職員、それに、家宅捜索の対象になる契約管理課長や審査契約室長に報告しましたが、捜査に支障がでないよう、情報共有は最小限にとどめたということです。
 このあと山本龍市長が、自身のブログで記者会見の前に掲載していました。
 山本市長は「いち早く、市民に知らせる必要があると判断し、掲載した」としていますが、警察からの内部資料をブログで公表したことについては、NHKの取材に回答しませんでした。
**********

※関連情報2「4月8日までの報道記事」
**********時事2021年04月07日18時03分
前橋市課長補佐ら逮捕 工事で不正入札疑い―群馬県警
 前橋市発注の工事で予定価格を漏らしたなどとして、群馬県警捜査2課などは7日、官製談合防止法違反と公契約関係競売入札妨害の疑いで、同市契約監理課課長補佐の薊礼二容疑者(50)=同市池端町=を逮捕した。
 また、両容疑で建設会社社員深沢良一(69)=同市今井町=、運動施設工事会社代表取締役女屋正(58)=同市日吉町=両容疑者も逮捕した。同課は3人の認否を明らかにしていない。
 逮捕容疑は、2020年7月8日に行われた道路改良工事と、同11月5日の公園遊具整備工事の指名競争入札で、薊容疑者が深沢容疑者と女屋容疑者にそれぞれ予定価格を漏らし、近い価格で落札させた疑い。

**********上毛新聞2021年04月08日06:00
前橋市職員ら3人逮捕 官製談合 予定価格漏えい疑い
クリックすると元のサイズで表示します
(左から)任意同行を求められ、自宅を出る課長補佐=7日午前7時ごろ。自宅付近を歩く元代表取締役。この後、任意同行を求められた=7日午前6時50分ごろ。自宅を出て捜査車両に向かう代表取締役=7日午前6時5分ごろ
クリックすると元のサイズで表示します
前橋市役所を家宅捜索し、運び出した押収品を車に積み込む捜査員=7日午後10時10分ごろ
クリックすると元のサイズで表示します
会見で深々と頭を下げる山本市長=7日午後7時半ごろ、前橋市役所
 前橋市発注の道路工事と公園工事の入札に関して予定価格を漏らすなどしたとして、群馬県警捜査2課と前橋、前橋東両署は7日、官製談合防止法違反と公契約関係競売入札妨害の疑いで、同市池端町、市契約監理課長補佐の男(50)と、業者2人を逮捕した。県警は詳しい犯行状況や金品授受の有無、課長補佐と業者2人の関係性などを詳しく調べ、事件の全容解明を急ぐ。
 他に逮捕されたのは、同市今井町、会社元代表取締役の男(69)と、同市日吉町、会社代表取締役の男(58)
 課長補佐は元代表取締役と共謀し、昨年7月8日の道路改良工事(同市笂井町・小島田町)に関する指名競争入札で、予定価格(1149万円)を漏らし、落札率98.3%に当たる1130万円で元代表取締役の会社に落札させた疑い。
 また、課長補佐は代表取締役と共謀し、同年11月5日の公園遊具整備工事(同市下細井町)に関する指名競争入札で、予定価格(405万円)を漏らし、落札率96.3%に当たる390万円で代表取締役の会社に落札させた疑い。
 県警は3人の認否を明らかにしていないが、捜査関係者によると、これまでの任意の聴取に対し、課長補佐は大筋で認めている。
 県警は、課長補佐が元代表取締役、代表取締役それぞれから求められ、公表されていない予定価格に関する情報を伝えたとみている。元代表取締役には同年6月下旬〜7月上旬、代表取締役には10月下旬〜11月上旬に伝えたとみて裏付けを急ぐ。
 7月の道路改良工事の入札には元代表取締役の会社を含む10社、11月の公園遊具整備工事の入札には代表取締役の会社を含む7社がそれぞれ参加していた。
 課長補佐が所属する市契約監理課審査契約室は建設工事の入札・契約などに関する業務を扱うため、課長補佐は予定価格をはじめとした入札情報を事前に知り得る立場だった。
 県警は、課長補佐が他の入札でも元代表取締役、代表取締役に情報を漏らした可能性もあるとみて捜査する。
 県警は7日夜、前橋市役所など関係先を約50人態勢で家宅捜索した。
 職員の逮捕を受け、山本龍市長は「市民の信頼を裏切ることになり、心からおわび申し上げる」と謝罪した。
◎表情固く捜査車両に 3容疑者
 前橋市発注の公共工事を巡る官製談合事件で、県警は7日朝、官製談合防止法違反などの疑いが強まったとして、同市池端町、市契約監理課長補佐(50)ら3人に任意同行を求めた。3人はいずれも硬い表情で、それぞれの自宅から捜査車両に乗り込んだ。
 午前7時ごろ、民家がまばらで閑静な地域にある同市池端町の課長補佐の自宅前に捜査車両が止まった。捜査員に任意同行を求められると、課長補佐は白色のマスクを着け、灰色トレーナーと濃いグレーのズボン姿で自宅から出てきた。周囲を気にする様子はなく、背中を丸めて目線を落としながら、素早く車に乗り込んだ。
 同市今井町の自宅隣で、元代表取締役(69)が勤める会社の敷地には、同7時20分ごろに捜査車両が到着した。元代表取締役は後部座席に乗車し、従業員らが見守る中、車両が出発した。
 同6時5分ごろ、同市日吉町の代表取締役(58)の自宅を捜査員が訪れた。代表取締役は帽子を目深にかぶり、マスクにジャケット姿で足早に車両に乗り込んだ。
◎課長補佐「真面目な印象が」 元代表取締役「悪いうわさない」 代表取締役「公園遊具トップ」
 前橋市発注の公共工事を巡る官製談合事件で逮捕された市契約監理課長補佐(50)は真面目な働きぶりで知られた。近年の他市での談合事件の際は「前橋は大丈夫」と話していたという。逮捕された業者2人も工事実績を重ね、地元では知られた存在だった。
 「リーダーシップがあり真面目で仕事もできる印象。そんなことをするようなタイプには見えなかった」。課長補佐を知る市内の男性は驚く。飲み会の際は端数まで割り勘。身なりもしっかりしていて言葉遣いも丁寧だった。子どもの話題を口にすることもあったという。
 沼田市を舞台にした昨年の談合事件が話題になった時は「前橋はしっかりしている」と口にしていた。「かなり注意をしているのかと思っていた。リスクを分かっていたはずなのになぜ…」といぶかった。
 元代表取締役(69)が2月まで代表取締役を務めていた会社は、公共工事や住宅建築を手掛けていた。元代表取締役について「悪いうわさを耳にしたことはなかった」との声が上がった。
 代表取締役(58)が経営する会社は施工実績が豊富だった。業者関係者は「公園遊具の工事ではトップクラス。この辺りの地域で右に出る者はいなかったのではないか」。近くに住む男性は代表取締役が庭仕事をする姿をたびたび見たと言い、「まめな人という印象。そんなことするような人には思えない」とけげんそうだった。
◎市役所や関係先を家宅捜索
 前橋市発注の公共工事を巡る官製談合事件で、県警は7日夜、同市役所をはじめ関係先へ家宅捜索に入った。事件に関連する資料などを押収したとみられ、捜査員が段ボール箱を次々と運び出した。
 市役所は午後6時35分ごろ、物々しい雰囲気に包まれた。正面玄関から、スーツ姿の捜査員20人以上が次々に入り、職員らが不安そうに見守った。逮捕された課長補佐(50)の
契約監理課を中心に、約3時間半にわたって捜索が行われた。
 報道で事件を知ったという30代の男性職員は「高崎市、沼田市で事件があって、まさか、うち(前橋市)でも談合があったとは。市民の信頼をどうやったら回復できるのか不安だ」と吐露した。
 県警は捜査員計約50人を動員し、市役所のほか、公共工事の指名競争入札で不正に落札した疑いで逮捕された業者2人の会社事務所なども捜索した。
◎市長謝罪「癒着を一掃」 市民「根深い体質が」
 「ショック」「またかという感じ」。前橋市発注の道路などの公共工事を巡る官製談合事件が明らかになった7日、市職員らが逮捕される事態に、市民や職員からは驚きや憤りの声が上がった。市は同日夜に緊急記者会見を開催。山本龍市長は「大勢の市民の信頼を裏切り、大変申し訳ありませんでした」と深々と頭を下げて謝罪し、再発防止に全力で取り組む考えを強調した。
 記者会見で山本市長は、「職員と建設業者に強い憤りを覚えている。不祥事を綱紀粛正のチャンスとし、市にはびこる癒着体質を一掃していく」と述べた。
 再発防止に向けた今後の対応として、市職員らで構成する原因究明調査委員会が、談合や情報漏えいが疑われるような全ての入札について調べるとともに、弁護士ら外部委員でつくる入札監視委員会に入札の在り方について改善を諮問するという。
 職員逮捕の一報に、市民は市政への不信感を募らせた。市内の男性(78)は「いまだにこうした談合がなくならないのは、何年たっても変わらない業界体質の根深さがあるのかもしれない」と指摘。「今回の件だけでなく、他でもやっているんじゃないかと勘繰ってしまう」と話した。
 同市の女性(71)は「公職に就いている自覚が足りない。違反することで、人生を棒に振るという危険を考えなかったのか」と苦言を呈し、「業者は落札するために必死だったのかもしれないが、公正にできないのでは競争する意味がない」と断じた。市内の女性会社員(55)は「事件をきっかけに、入札の透明性を高めてほしい」と求めた。
 庁内にも波紋が広がっている。ある女性職員は沼田市で昨年発生した官製談合事件を例に挙げ、「(課長補佐は)その時に何も感じなかったのだろうか。市民への信頼を裏切ってしまうことはもちろん、職員にも少なからず影響があり、迷惑が掛かるとは思わなかったのだろうか」といぶかしんだ。
 別の男性職員は、入札情報の漏えいに至った経緯に疑問を投げ掛ける。「価格を漏らすことに、それほど大きな利点があるとは思えない。業者との関係性を保ちたかっただけなのか、一体何がそうせたのか分からない…」
(まとめ 斉藤弘伸)
◎「正義感に頼るしか…」前橋市長ら一問一答
 前橋市が7日に開いた記者会見で、山本龍市長らとの一問一答は次の通り。
 ―課長補佐の職務内容、仕事ぶりは。
 契約監理課は工事契約を審査し、予定価格を決める。課長補佐は価格をチェックし、全ての案件の情報を知りうる立場。仕事は真面目で優秀。処分歴もない。
 ―発覚の経緯は。
 2月12日まで出勤し、同15日に本人が有給休暇を申し出て、その後は休んでいる。同16日に市役所の席を警察が捜索したが、容疑の詳細は教えてもらえなかった。(この時点は)任意捜査の段階で、情報が外に漏れないようにするため、本人と接触はしていない。
 ―不正を防止する仕組みはあったのか。
 予定価格は複数職員が適正さをチェックしていた。ただ、個人が情報を出そうとすれば出せた状態。最終的には正義感に頼るしかないが、洗い出しをもっとしっかりやっていなければならなかった。予定価格の事前公表などを検討したい。
 ―市の落札データは。
 2019年度の平均は95.5%で県内では高い方。数字が上がるほど情報漏えいや談合のリスクが高い。不自然な事案は全て調査したい。元代表取締役の会社の昨年度の指名競争入札の実績は、指名30回、受注6回。落札率の平均97.89%は突出して高いわけではない。代表取締役の会社は現状では分からない。
 ―処分の見通しは。
 捜査の進展を見ながら判断し、全ての関係者について適正な処分を行う。市民の信頼回復に向けて本気で取り組んでいきたい。

**********毎日新聞2021年4月8日
前橋市職員ら3人逮捕 工事入札巡り談合の疑い 業者に予定価格漏らす /群馬
クリックすると元のサイズで表示します
前橋市役所に家宅捜索に入る群馬県警捜査員=前橋市で2021年4月7日午後6時39分、道岡美波撮影
 前橋市が発注した公共工事の入札を巡り、非公開の予定価格を業者に漏らしたとして、県警捜査2課などは7日、同市契約監理課審査契約室課長補佐、薊(あざみ)礼二(50)=同市池端町=ら3容疑者を官製談合防止法違反と公契約関係競売入札妨害の疑いで逮捕した。県警は認否を明らかにしていないが、捜査関係者によると、薊容疑者は容疑を認めているという。【菊池陽南子、道岡美波、庄司哲也】
 ほかに逮捕されたのは、工事を落札した、ともに同市の「深沢組」(現「深沢」)元代表取締役、深沢良一(69)=同市今井町=と、「女屋スポーツ工事」代表取締役、女屋正(58)=同市日吉町3=の両容疑者。
クリックすると元のサイズで表示します
遊戯施設整備工事を巡り官製談合が行われたとされる下細井団地西公園=前橋市で2021年4月7日、庄司哲也撮影
 逮捕容疑は昨年7月8日、市発注の道路改良工事の指名競争入札で薊容疑者が深沢容疑者に予定価格(1149万円)を漏らし、1130万円(落札率98・3%)で落札させたほか、同11月5日に下細井団地西公園遊戯施設整備工事の指名競争入札で薊容疑者が女屋容疑者に予定価格(405万円)を漏らして390万円(同96・3%)で落札させ、公正な入札を妨害したとしている。
 県警は7日午後6時半過ぎ、前橋市役所に家宅捜索に入った。同7時半から記者会見した山本龍市長は「職員が逮捕され、市民の信頼を裏切ることになり、心からおわび申し上げます。原因を究明し、市民の信頼回復に全力で取り組みます」とコメント。市によると、薊容疑者は1993年に土木技師として入庁し、昨年4月から工事契約を審査したり、予定価格を決めたりする契約監理課で課長補佐を務めていた。逮捕を受け、薊容疑者は弁護人を通じ「市民の皆さまにご迷惑をおかけし、反省している」とのコメントを出した。
 一方、深沢容疑者を知る土木業者は「入札に不審な点はなかった。悪いうわさも聞いたことがない」と逮捕に驚いた様子だった。「深沢」の関係者は毎日新聞の取材に「話すことはない」とし、女屋スポーツ工事の関係者も「(女屋)社長に業務を一任している。コメントできない」と語った。

**********群テレ2021年04月08日
URL ⇒ https://www.youtube.com/watch?v=k5ynb3jWnjw
群馬・前橋市の官製談合 市職員ら3人を送検 いずれも容疑認める(21/04/08)
 群馬県前橋市が発注した道路工事と公園工事の指名競争入札を巡り7日に逮捕された市の職員や業者のあわせて3人が前橋地検に送検されました。3人とも容疑を認めているということです。
 官製談合防止法違反などの疑いで送検されたのは、前橋市の契約監理課の課長補佐薊礼二容疑者(50)、前橋市の土木工事会社「深沢」の元代表取締役深澤良一容疑者(69)、それに、前橋市の設計施工会社「女屋スポーツ工事」の代表取締役女屋 正容疑者(58)の3人です。
 警察によりますと、薊容疑者は、それぞれと共謀して、去年7月、深沢容疑者に道路改良工事の入札の予定価格を、去年11月には女屋容疑者に公園施設の設備工事の入札の予定価格を教えて、それぞれの会社に落札させた疑いが持たれています。
 警察は3人の認否を明らかにしていませんが、捜査関係者によりますと、3人は、容疑を認めているということです。
 警察は、7日夜、捜査員およそ60人体制で前橋市役所と両社の事務所を家宅捜索し、入札の関係書類などおよそ170点を押収しました。
 警察によりますと、「深沢」は、予定価格1149万円の道路改良工事を1130万円で落札し、「女屋スポーツ工事」は、予定価格405万円の公園施設の設備工事を390万円で落札していました。警察は、動機や余罪などについて調べを進めています。
 前橋市の会見によりますと、薊容疑者は去年4月から工事契約の審査や予定価格を決定する役職に配属されていました。
 薊容疑者は、2月12日を最後に出勤しておらず、その後、2月16日、前橋市役所に警察の捜査が入ったということです。
 前橋市では、不正防止のため、複数人によるチェック体制を取っていましたが、そのチェックを通過し、今回の事件に至りました。
 今後、調査委員会を設置するとともに談合や情報漏洩の可能性を再調査します。

**********NHK News Web 2021年04月08日12:18
前橋市の官製談合事件 逮捕の3人は容疑を大筋で認める
 前橋市が発注した道路工事などの入札をめぐり市の課長補佐と業者の2人が逮捕された官製談合事件で、3人は容疑を大筋で認め、このうち課長補佐は、「予定価格を教えて欲しいと頼まれたので教えた」などと供述していることが捜査関係者への取材でわかりました。
 前橋市が去年発注した道路工事と公園整備工事の入札をめぐり、前橋市契約監理課の課長補佐、薊礼二容疑者(50)が、建設会社社員の深澤良一容疑者(69)と工事会社の代表取締役、女屋正容疑者(58)にそれぞれ予定価格に関する情報を漏らして落札させたなどとして3人は、官製談合防止法違反と入札妨害の疑いで逮捕されました。
 警察は、3人の認否について明らかにしていませんが、捜査関係者によりますといずれも容疑を大筋で認め、このうち薊課長補佐は、調べに対して「予定価格を教えて欲しいと頼まれたので教えた」などと供述しているということです。
 警察は7日夜、市役所などを捜索して押収した工事や入札に関する資料などおよそ170点の分析をするなどして詳しいいきさつを調べています。

**********TBS News 2021年04月08日14:08
URL ⇒ https://www.youtube.com/watch?v=jOi3cAm3djE
前橋市発注の工事めぐり予定価格漏らし落札 市職員ら3人逮捕
 群馬県前橋市が発注した道路工事などの入札をめぐり、事前に予定価格を漏らして落札させたとして、市の職員1人と業者側の2人が逮捕されました。
 官製談合防止法違反などの疑いで逮捕されたのは、前橋市の契約管理課・課長補佐の薊礼二容疑者(50)と、市内の建設会社の社員・深沢良一容疑者(69)、市内の工事会社の役員・女屋正容疑者(58)です。
 警察によりますと、薊容疑者は市が発注する道路工事などの入札をめぐり、去年7月に深沢容疑者、11月に女屋容疑者に対し、事前に予定価格を漏らして落札させた疑いなどが持たれています。警察は7日、市役所を捜索するなどして金銭の受け渡しがあったかなど詳しい経緯を調べています。
 前橋市は事件を受けて、調査委員会を設置して再発防止を図るとしています。
**********

※参考情報「沼田市官製談合事件」
**********上毛新聞2020年11月22日06:00
沼田市課長ら2人逮捕 官製談合 価格漏えい疑い 群馬県警
クリックすると元のサイズで表示します
自宅庭で郵便受けから取った朝刊を手にする課長。直後に捜査員から任意同行を求められる=21日午前6時20分ごろ
クリックすると元のサイズで表示します
任意同行を求められ、自宅を出る取締役(右)=21日午前6時40分ごろ
 群馬県沼田市発注の水道関連工事の入札に際して予定価格と最低制限価格を漏らしたなどとして、群馬県警捜査2課と前橋、沼田両署は21日、官製談合防止法違反と公契約関係競売入札妨害の疑いで、同市下川田町の同市総務部契約検査課長の男(56)と同市利根町多那、有限会社取締役の男(66)の両容疑者を逮捕した。県警は漏えいの動機や経緯、2人の関係性について詳しく調べるとともに、金品授受の有無についても捜査する。
 2人の逮捕容疑は共謀して10月上旬ごろ、市発注の水道関連工事の一般競争入札に際し、予定価格(936万円)と最低制限価格(822万円)を漏らし、同15日に同社に最低制限価格と同額で落札させて入札の公正を害した疑い。
 県警は2人の認否を明らかにしていないが、捜査関係者によると、契約検査課長は「(取締役の男に)頼まれて、予定価格と最低制限価格を教えた」「(価格の漏えいを求める取締役の男から)部下を守るためだった」などと供述し、容疑を認めているという。
 入札の公告は同1日にあり、市内業者のA、Bランクの条件付き一般競争入札で行われた。同市白沢町高平の古い水道管を新しいものに取り替えるための工事で6社が入札した。
 同市契約検査課は市発注の入札や契約に関する業務を行っており、契約検査課長は2018年4月1日から現職だった。県警は、課長が予定価格や最低制限価格を知り得る立場にあったとみている。課長は建設関係の部署に長年所属し、課長に着任する以前から取締役の男と顔見知りだった可能性もある。
 県警は22日に市役所や2人の自宅などを家宅捜索する方針。他にもこの会社が落札している入札が数件あり、他の不正の有無なども慎重に調べる。
 横山公一市長は上毛新聞の取材に「詳細を確認し、(記者会見など)対応を検討したい」としている。
★「癒着」に困惑、落胆 同僚や近隣住民「真面目で堅実」「仕事熱心」★
 公平性と透明性が求められる公共工事に、捜査のメスが入った。沼田市発注の水道工事を巡る官製談合事件。同市課長と施工業者が逮捕された21日、市内に衝撃が広がった。逮捕された男が取締役を務める有限会社が、過去の公共工事でも複数回にわたって最低制限価格で落札していたことも判明。入札業務担当者と業者の“癒着”に、近隣住民や同僚から困惑と落胆の声が上がった。
★不正のうわさも★
 契約検査課長の男(56)について、市幹部は「真面目で、仕事ぶりは堅実だった」と話す。一方で、「不正しているのでは」とのうわさが出たこともあったという。別の職員は「警察に事情を聴かれ、仕事を休んでいると聞いた。どんな事情があっても、情報漏えいは越えてはならない一線だ」と断じた。
 課長の自宅近くの男性(60)は「何かの間違いじゃないのか」と驚きを隠さない。「人付き合いも良く、真面目。建設業界についての知識も豊富だった」と印象を語り、別の男性(51)は「明るいタイプの人。変な振る舞いを聞いたことはなく、(逮捕は)信じられない」と首をかしげた。
 取締役の男と幼少期からの付き合いという70代男性によると、男は20年以上前に同社を設立し、「熱心に仕事していた」。おとこ気があり、親分肌で面倒見が良い性格の一方で「気に入らないことや思ったことはすぐ口に出す」一面も。市関係者によると、公共工事を巡り、同社と市側がトラブルになることもあったという。
 市が公開する市発注工事の入札結果によると、同社は2018年9月13日、道路補修工事の入札で、最低制限価格と同額の532万円で落札。19年3月にも、転落防護柵の設置工事を最低制限価格と同額の449万円で落札した。最低制限価格に近い価格での落札も複数回あった。今回の逮捕容疑となった工事で、応札した業者は「うちはきちんと計算しているので、本当であれば許せない。一緒くたにされるのも迷惑だ」と語気を強めた。
 利根沼田地域では1990年代、建設業者が談合を繰り返したとして、公正取引委員会から排除勧告を受けるなど、談合に対する拒否反応が根深く残る。市内の男性(43)は「昔からの風習でいいかげんに済ませているのかもしれないが、市民の税金を使ってのことなので、シビアに考えてもらいたい」と訴えた。
★人目を避け車へ 課長 帽子とマスク姿 取締役★
 21日午前6時ごろ、沼田市下川田町の閑静な住宅街にある契約検査課長の男の自宅前に捜査車両が止まった。パーカーと青色のダウンベストを着た課長が新聞を取りに自宅から出た後、捜査員を見つけて会釈。その後、人目を避けて車に乗り込んだ。
 同市利根町多那にある取締役の男の自宅にも午前6時ごろ、捜査員が到着した。帽子をかぶり、マスク姿の男は同40分ごろ、捜査員とともに車に乗り、前橋署に向かった。

**********上毛新聞2020年11月23日06:00
沼田市役所など家宅捜索 官製談合で県警 市長「厳正に対処」
クリックすると元のサイズで表示します
沼田市役所を家宅捜索し、押収品を運び出す捜査員=22日午後2時半すぎ
クリックすると元のサイズで表示します
職員の逮捕を受け、記者会見で謝罪する横山公一市長(左)、川方一巳総務部長=22日午後5時すぎ、沼田市役所
 沼田市発注の水道関連工事の入札に際し、最低制限価格などを漏らしたなどとして、市契約検査課の幹部ら2人が官製談合防止法違反などの容疑で逮捕された事件で、群馬県警は22日、沼田市役所など5カ所を家宅捜索し、契約関係書類やパソコンなど570点を押収した。事件の全容解明を進めるとともに金品授受の有無などについても捜査する。事件を受け、市は同日、市役所で臨時記者会見を開いた。横山公一市長は職員の逮捕について「誠に遺憾。事実関係を把握した上で、厳正に対処する」と述べ、謝罪した。
 同法違反などの容疑で県警に逮捕されたのは同市下川田町、同市総務部契約検査課長の男(56)と同市利根町多那、有限会社取締役の男(66)の両容疑者。2人は共謀して10月上旬ごろ、市発注の水道関連工事の一般競争入札に際し、予定価格(936万円)と最低制限価格(822万円)を漏らし、同15日に同社に最低制限価格と同額で落札させて入札の公正を害した疑いが持たれている。捜査関係者によると2人は容疑を認めている。
 市役所の家宅捜索は22日午後1時半ごろ始まった。捜査員35人が立ち入り、捜索を実施し、入札業務を担当する契約検査課や関係の部署を調べ、段ボール8箱を運び出した。2容疑者の自宅や有限会社の事務所にも捜査員が立ち入り、段ボール計11箱分の資料などを押収した。
 県警は同日朝、官製談合防止法違反などの容疑で2容疑者を前橋地検に送検した。課長は車内で体を丸め込むように座っており、取締役はシートにもたれるように座り、じっと目をつむっていた。
◎「地元の仕事取りたくて」…最低制限で相次ぎ落札
 沼田市発注の水道関連工事を巡る官製談合事件で、官製談合防止法違反などの容疑で逮捕された有限会社取締役の男(66)が「地元の仕事を取りたくて情報提供を求めた」との趣旨の供述をしていることが22日、捜査関係者への取材で分かった。新型コロナウイルス感染症の影響で売り上げが一時落ち込んでいたともみられ、県警は取締役が最低制限価格を聞き出して利益の見込める公共事業を落札し、収益の改善につなげようとした可能性もあるとみて、詳しい動機や金品授受の有無などについて慎重に調べている。
 今回逮捕容疑となっている有限会社の落札は、同社から地域的に近い沼田市白沢町高平の水道管の工事だった。このため、県警は、同社が地元の公共工事を優先的に受注し、利益につなげる狙いもあったとみている。
 市の資料によると、同法違反などの容疑で取締役とともに逮捕された課長(56)が同市契約検査課長に就任した2018年度以降、同社が落札した市発注工事は今回の逮捕容疑の分を含め10件。このうち最低制限価格と同額での落札は18年度の3件と20年度の1件の計4件だった。最低制限価格との差が2万円だったケースも18年度に2件あった。
 業界内にはこうした状況への疑問もあった。地元の建設業関係者の男性は「最低制限価格と同額で入札できることは通常考えにくい。特に水道工事は材料費の計算が難しい中、ずばり同額で落札しており、不審だなと思っていた。市のチェックも甘いのではないか」と指摘。別の関係者も「最低制限価格で落札が続き、数年前からうわさになっていた」と話す。
 一方、市は22日の臨時記者会見で、同社が落札した工事について「不審だという声はなかった。入札制度自体に問題はない」と強調した。再発防止に向け、今回の問題を検証、原因究明した上で職員の意識向上を図るとした。
 取締役の長男の同社社長は「(父親が)突然捕まって驚いている。詳細は捜査中のため、コメントできない」と説明。事業については「新型コロナウイルス感染症の影響で売り上げが落ちていた」と話した。
◎「手法や制度に不備ない」…市総務部長 一問一答
 職員逮捕を受け、沼田市が22日に開いた記者会見で、川方一巳総務部長との一問一答は次の通り。
―最低制限価格と同額での落札について、庁内で疑問は上がらなかったか。過去にも同額で落札し、業者間でうわさもあった。
 私の所にはそういう声は入っていない。報道で知り驚いている。入札制度は電子のため、手法や制度に不備があったとは思わない。
―課長の仕事ぶりは。
 事務を的確にこなし、至って真面目。入札業務を掌握する部署のトップで、不正がないようにまとめる立場。事実なら重い。
―業者側との接点を知っていたのか。
 取締役が市役所に来て課長と会っているのは見たことがなく、把握していない。
―課長は「部下を守るため」と話しているようだが、業者からの圧力やトラブルを聞いたことは。
 問題があれば組織で対応すればいい。何から何を守りたいのか不明。トラブルは耳にしたことがない。
―再発防止に向け、職員への調査が必要だ。
 今回は制度の問題でなく人と人が関わったこと、業者とのつながりで起きた。全職員に法令順守を徹底するが、職員の聴取は考えていない。業者と接点を持たないのが望ましいが、改善に向けて何ができるかは現状で持ち合わせていない。
―チェック体制は甘く、今後強化しなければ再発してしまうのではないか。
 最低制限価格と同じだから全て不正というわけではない。同額だったら全て疑うのか、それをやらなくてはいけないのかは考える必要がある。まずは捜査を見守り、原因究明した上で、何か組織を作るなどどう見直していくか考える。

**********上毛新聞2020年12月11日06:00
沼田官製談合 市課長ら再逮捕へ 別の入札でも漏えい容疑 県警
 群馬県の沼田市発注工事を巡る官製談合事件で、別の工事の入札に際して非公表の価格に関する情報を漏らした疑いが強まったなどとして、県警は11日にも官製談合防止法違反などの疑いで、同市下川田町、同市契約検査課長の男(56)と、同市利根町多那、会社取締役の男(66)の両容疑者を再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材で10日分かった。県警は複数の入札で価格情報が漏えいしていたとみて調べを進める。
 捜査関係者によると、2人は共謀して市発注の汚水管の埋設工事の指名競争入札に際し、非公表だった価格情報を漏らし、昨年8月2日に同社に予定価格(787万円)に近い770万円で落札させて入札の公正を害した疑いが持たれている。落札額は約97.8%だった。
 また、これまでの県警の調べに対し、課長が「(地元業者と関係を築くことで)役所内で評価してもらいたかった」などと供述していることが判明。金品の授受などについては否定しているという。県警は情報漏えいにつながる動機について、さらに慎重に調べていく方針。
 県警は2人を11月21日に官製談合防止法違反と公契約関係競売入札妨害の疑いで逮捕。共謀して10月、市発注の水道関連工事の一般競争入札に際し、予定価格と最低制限価格を漏らし、同社に最低制限価格と同額の822万円で落札させた疑いが持たれている。課長は2018年4月から市発注の入札や契約に関する業務を行う市契約検査課長を務めており、価格情報を知り得る立場だった。
★再発防止求め決議案 沼田市議会、発議決める★
 沼田市発注工事を巡る官製談合事件に絡み、市議会は市に対し、入札結果の検証を強化したり、専門家の意見を聞く第三者委員会を導入したりするなど、再発防止を求める決議案を発議することを決めた。12月定例会最終日の11日に提出する。
 市議の一人は「沼田では過去に公正取引委員会の勧告を受けるなど、これまで何度も談合が問題となってきた。これ以上繰り返さないため、行政と議会が一体となって取り組む必要がある」としている。
 市発注の工事を巡っては最低制限価格と同額で複数回落札されていたことが判明している。市は、同額での落札があった場合は手続きに問題がなかったかを確かめるといった検証態勢を整えるほか、適正な業務執行を確保するための仕組みとなる「内部統制」の導入も検討している。

**********上毛新聞2020年12月13日06:00
官製談合で逮捕の取締役 他社に調整持ち掛け 県警が市役所捜索
クリックすると元のサイズで表示します
沼田市役所を家宅捜索し、押収品を運び出す捜査員=12日午前11時半ごろ
 群馬県の沼田市発注工事を巡る官製談合事件で、官製談合防止法違反などの容疑で逮捕された同市利根町多那の元会社取締役の男(66)が入札前、他社に入札価格の調整を持ち掛けていたことが12日、捜査関係者への取材で分かった。工事をより高い価格で落札し、利益を増やそうとしたとみられる。群馬県警は同日、市役所を家宅捜索した。
 昨年8月に行われた同市利根町多那・二本松地区の汚水管埋設工事の指名競争入札には8社が応じ、この会社が予定価格(787万円)に近い770万円で落札していた。最低制限価格は686万円だった。
 この入札の予定価格と最低制限価格を佐藤容疑者に漏らしたとして、同市の契約検査課長の男(56)も同容疑などで逮捕されている。
 家宅捜索は12日午前10時すぎから1時間半程度で行われた。捜査員24人が工事関係書類など計33点を押収した。
 県警は同日、官製談合防止法違反などの疑いで、両容疑者を前橋地検に送検した。
**********
1



2021/4/11  8:26

投稿者:ひらく会情報部

>>「長野高専一学生」さんへ
 コメントありがとうございます。
 公権力には公権力をもって対応してくれないと、我々国民として安心して社会経済活動ができません。それが十分に機能していないため、微力ながら全力でオンブズマン活動を展開してまいります。

  市民オンブズマン群馬事務局より

2021/4/10  14:24

投稿者:長野高専一学生

長野高専にも銭ゲバ課長の件で家宅捜索して欲しい。

コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL





AutoPage最新お知らせ