【渋川硯石問題】令和元年秋から新聞紙面を賑やかしてきた聖なる「硯石」を巡る騒動・・・ようやく終息?  渋川市の行政問題

■2019年9月に新聞報道され一躍有名になった、渋川市北橘町の歴史的価値があるとされる巨石「硯石」。この聖なる石が正規の手続きを経ないまま掘り起こされ移動させられたうえ、周辺整備工事が行われた問題で、渋川市が結論をやっと出したようです。長かった結末を、皆さんとともに確認してみましょう。
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**********2021年5月22日上毛新聞

硯石の埋め直し
男性市議に要求 渋川市

 渋川市北橘町の市有地にある巨石「硯石」の掘り起こしや周辺整備に手続きの不備があったとされる問題で、同市は21日、掘り起こしにかかわった男性市議に対し、石を元の深さに埋め直すよう求める通知を提示した。男性市議は、一連の作業は「高木勉市長の許可を得ていた」などとし、受け取りを拒んだ。
 通知は、市が外部の弁護士らで組織した「行政事務執行の適正化に関する調査委員会」がまとめた意見書で石の埋め戻しが提言されていたことを踏まえた。市は「何らかの方法で受け取ってほしい」としている。
 男性市議は「(埋め戻しを)地域住民に相談もなく決めてほしくない。元の位置に戻せというのは納得できない」と訴えた。
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**********2021年5月22日読売新聞
市議に原状回復求め
渋川市が文書送付 硯石問題

 渋川市が正式な許可を出さないまま、文化的財産とされる「硯石」が市有地内で移転整備された問題で、市は21日、移転整備した市議会議長の望月昭治氏(69)に対し、原状回復を文章で求めた。望月氏が文書の受け取りを拒否したため、市は内容証明郵便で送付した。
 幅2メートルほどの硯石は、同市北橘町の市有地で地中に埋まっていたが、望月氏が2019年7月、地域おこしを目的に重機を使って近く移設した際、岩に傷がついた。市の調査委員会は、一部職員が正規の手続きを指導せず、財務規則などに反して望月氏へ許可したと認定。原状回復が必要だとの意見を付していた。
 望月氏は21日、「工事は市との相談に基づいて進めたと認識している」とのコメントを出した。
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■この事件を簡単に振り返ってみましょう。渋川市北橘町にあり、歴史的価値があるとして地元の人たちが大事にしてきた巨石「硯石」が、2年前の2019年7月下旬、突然、市の正規の手続きなくして動かされたのです。

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望月氏が毎日新聞に自ら提供した作業中の写真。

 この正規の手続きを経ない「硯石」周辺整備工事は、現在、渋川市会議長を務める望月昭治氏(69)が自ら掘削している写真を自慢げに毎日新聞に提供したことから、報道され始めました。

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親鸞聖人伝説の聖なる巨石「硯石」は無残にもボロボロに。

 この突然始まった「硯石」掘り起こしとその周辺整備作業の結果は、上の写真のとおり、あまりにも「硯石」に愛着が感じられない酷い扱いであることから、他の目的のために動かしたと思わざるを得ません。↑

クリックすると元のサイズで表示します硯石を北側から見たところ

 後掲の田邊寛治市議を委員長とする「歴史的価値のある硯石の掘り起こしに関する特別委員会」の報告書によれば「平成30年の4月頃、 議員から道路の 下の段に草で覆われている石があり、地名の由来ともなっているので表に出してや りたいという話を聞いた。令和元年6月定例会会期中に、硯石が近年のゲリラ豪雨 の影響で、しだいに埋没していっていると地域の人が心配している 中略」とありますが、ゲリラ豪雨の影響は、硯石を数メートル動かしすことによる影響ても同じではないでしょうか?いずれにしても硯石を動かした動機が不明なのでは?

■正規の手続きを経ないで行われた「硯石」周辺整備問題をめぐっては度々報道され世間を騒がしていました。過去当会のブログでも取り上げました。
〇2020年6月17日:【渋川硯石問題】渋川市行政側が森林法違反を認める!公文書偽造のおまけつき
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3176.html
〇2020年4月4日:【渋川硯石問題】まだまだ続く「硯石」報道・・・今度は百条委員会だ!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3143.html
〇2020年3月15日:【渋川硯石問題】令和元年末に新聞紙面を賑やかした「硯石」報道・・・なんと森林法違反だった!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3135.html
〇2020年1月3日:令和元年末にまたまた「硯石」報道・・・悪いのは誰だ!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3106.html
〇2019年12月15日:「渋川市議がまたまた売名行為?」その後(その5)上毛新聞がまた偏向報道?
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3090.html
〇2019年12月7日:「渋川市議がまたまた売名行為?」その後(その4)
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3087.html
〇2019年11月24日:「渋川市議がまたまた売名行為?」その後(その3)
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3080.html
〇2019年11月23日:「渋川市議がまたまた売名行為?」その後(その2)
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3079.html
〇2019年10月14日:「渋川市議がまたまた売名行為?」その後
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3051.html

■今回報道された冒頭記事のポイントを整理してみましょう。

ポイント@1年8か月を経て原状回復を求める渋川市の決定がなされたこと。
ポイントA望月氏は抵抗をしていること。
ポイントB渋川市長や地域住民を巻き込み他人事を決め込んでいること。

ポイント@
1年8か月を経て原状回復を求める渋川市の決定がなされたこと。

 最初の毎日新聞の報道は2019年9月でした、それから1年8か月余り経過して、やっと硯石を元に戻す決定が渋川市でまとまったようです。器物破損など刑事告発は記載がありません。まさか時効なのでしょうか?

 上毛新聞は、望月氏を擁護する偏向報道をする傾向にあります。それを示唆するかのように、読売新聞の記事は「原状回復を求め」となっていますが、上毛新聞では「石を元の深さに埋め直すよう求める通知」とあり、印象を和らげる報道となっています。

 望月氏が原状回復に応じない場合には、損害賠償などの措置が取られることが当然ながら予想されます。「よもや、渋川市は何もしないのでは」と懸念する声も、これまでの渋川市の対応からすれば、有り得ないことではないのかもしれません。そのためにも渋川市には、刑事告発をぜひ行ってほしいものです。

ポイントA
望月氏は抵抗をしていること。

 報道記事では、原状回復を求める文章を望月氏が受け取りを拒否したため、渋川市は内容証明郵便で送付した、と報じています。

 「これが市会議長を務める人とのやり取りか?」と渋川市の対応を疑いたくなる場面が報道から伝わってきます。この様子では、望月氏は内容証明郵便すら受け取らないのではないでしょうか? 上毛新聞では、「市は『何らかの方法で受け取ってほしい』としている」と報じており、すでに腰が引けている姿勢を見せている渋川市の対応が早くも心配されます。

ポイントB
渋川市長や地域住民を巻き込み他人事を決め込んでいること。

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上毛新聞に掲載された、硯石を移動する前に行われた神事の様子。

 正規の手続きなくして行われた「硯石」周辺整備ですから、突然整備が始まったことが想像されます。某公共放送のクイズ形式のバラエティ番組の「たぶんこうだったんじゃないか劇場」的に経緯を説明すれば、
 @突然硯石を動かす前の神事が企画され、市長や職員に神事の参加案内が届いた。
 Aびっくりして市の職員が駆け付けると、そのことをもって、「硯石」周辺整備の許可を取ったことになった。
 B渋川市長は神事には参加しなかったが、神事に招待されたことになって、「硯石」周辺整備について、「市長も承知していた」ことにされた。

とまあ、こんな流れだったのではないかと想像されます。

 望月氏に優しい上毛新聞の報道記事では、望月氏の言い分として「高木勉市長の許可を得ていた」と報じ、読売新聞は望月氏の「工事は市との相談に基づいて進めたと認識している」との一方的なコメントを紹介しています。そもそも、正規の手続きを経ていないのですから、いくら望月氏が、自らの不法行為による硯石問題の責任を、市長や市職員に転嫁しようとしてもとうてい無理があることでしょう。

 さらに上毛新聞では、望月氏の「(埋め戻しを)地域住民に相談もしないで決めてほしくない」とする地元を巻き込む仰天コメントを紹介しています。市長・市職員だけに飽き足らず、地域住民をも巻き込んで責任転嫁を図る意図が見え見えです。

 地域住民はどう思っているのでしょうか?渋川市とは別に渋川市議会が田邊寛治市議を委員長とする「歴史的価値のある硯石の掘り起こしに関する特別委員会」の報告書に地元自治会長のお話が掲載されています。

 特別委員会の報告書はこちらをご覧ください。↓↓
https://www.city.shibukawa.lg.jp/manage/contents/upload/5f6d3ab1af110.pdf

 この報告書の14ページに「(24)自治会からの要望は」という項目があります。そこに自治会長のお話が次のように記載されています。
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(24)自治会からの要望は
中略
■■自治会長は、「硯石を掘り起こす要望はしていない。市の持ち物であるから要望は出さなかった。市は何もしないで、石があることも知らなかったのに今になって歴史的価値があるなどと言ってもしょうがないでしょう。」と説明した。

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 このことから、地元自治会からは「硯石を掘り起こす要望はしていない」ことがはっきりしました。

 一方、上毛新聞の記事で紹介されている望月氏の「(埋め戻しを)地域住民に相談もしないで決めてほしくない」との高飛車な見地からのコメントを読む限り、望月氏はさも地域住民の代表であるかのように装っています。

 ところが実際には、望月氏はこの地域に住んでいません。なので、この際、巻き込める者はすべて巻き込み責任転嫁を図ろうとする同氏の姑息な意図が見え隠れするのです。

■渋川市では大同特殊鋼(株)や(株)佐藤建設工業がばら撒いた大量の有害スラグがアスファルトでフタをされそのまま存置されたままとなっています。

 こうして、スラグに含まれるフッ素毒に狂った渋川市の職員や議員が、あきれ果てた行動をしでかしてゆくことが容易に想像できます。今後もどんなトンデモ事件が飛び出すのか予断を許しませんが、きっと引き続き報道を賑わしてくれることでしょう。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
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