【安中市庁舎建替え問題】安中市が7/13発表の市民アンケート結果最終報告…安高跡地に未練タップリ!  安中市庁舎建替えに伴う予算過大問題

■安中市庁舎建替え問題に取り組んでいる市内の4市民団体は、6月25日に合同で、茂木英子・安中市長に要望書、報告書等を手渡しました。その後、半月が経過した7月13日、安中市はホームページに「『安中市役所の庁舎整備等に関する市民アンケート』調査結果を報告します」と題する記事を掲載していたことが同15日までにわかりました。さっそく報告書の内容を見てみましょう。
※市民アンケート調査結果(最終報告) URL↓
https://www.city.annaka.lg.jp/gyousei/kikaku_keiei/chousha_questionnaire01.html
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安中市HPの当該スクリーンショット


 安中市では、令和3年4月5日から30日までの期間、「安中市役所の庁舎整備等に関する市民アンケート」を実施し、前回、集計結果の一部を中間報告しましたが、集計作業が完了したとして、この度、最終報告内容を公表したものです。そして、安中市は「アンケートの結果を受けまして、更に検討を進めてまいります」と宣言しています。

 この件に関するこれまでの経緯は次のブログ記事を参照ください。
○2021年3月28日:【安中市庁舎建替え問題】広報あんなか4月号「市庁舎の整備について検討しています」記事に異議あり!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3293.html
○2021年4月11日:【安中市庁舎建替え問題】旧安中高校跡地に建替え場所を誘導したい思惑ミエミエの官製アンケートに要注意!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3300.html
○2021年4月27日:【安中市庁舎建替え問題】4/26松井田地区と安中地区の一部へアンケート兼用チラシ6000部を新聞折込配布
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3308.html
○2021年5月20日:【安中市庁舎建替え問題】官製アンケートの結果ほぼ固まる・・・安中市が中間報告
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3316.html
○2021年6月6日:【安中市庁舎建替え問題】官製アンケート中間報告のトリックに係る公開質問に対し市から不明確な回答届く
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3322.html
○2021年6月27日:【安中市庁舎建替え問題】4市民団体が現位置・適正予算での建替えに係る要望書・報告書を市長に提出
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3336.html

 また、市庁舎建替え問題に取り組む市民のかたがたのブログやサイトの記事もご覧ください。
■安中市庁舎建設に関する特別サイト
https://usuipc.wixsite.com/annaka
■庁舎建設の方向性を考える会
https://www.facebook.com/groups/289833998763551/about
■安中市まちづくりワンワンチーム
https://www.facebook.com/annakawanwan/
■安中市庁舎建設を考える市民の会
https://www.facebook.com/groups/2308088432540835/
■かわ遊び・やま遊び雑記/「安中市庁舎問題」のブログ記事一覧
https://blog.goo.ne.jp/koizumi-masato/c/18bdb559bbad9cec5dc59fdf5b15a1de

■詳しくは安中市のHPに掲載されている市民アンケート調査結果報告(最終報告)をご覧いただきたいのですが、先日6月25日に、当会はじめ市内の4市民団体が合同で茂木英子・安中市長に手渡した要望書、報告書等で要請した「現在地」と「旧安中高校跡地」に関する分析結果についての修正は、完全に黙殺されたことがわかります。

 「問9」の集計結果に関して安中市の最終報告には次のとおり記載されています。

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 上記のとおり、我々市民4団体の申入れ、すなわち、「無回答」と「無効」はカウントせずに、有効なアンケート結果の合計を母数として、それに対して、各候補地ごとの割合を示すべきであり、「現在の旧庁舎・中庁舎を耐震補強するのが良い」とする項目は、「現在の本庁舎の場所に建て替えるのが良い」とする項目と併せて、候補地ごとの割合に反映させるべきである、という市民団体からの申入れは、安中市によって完璧に無視にされてしまいました。

■さらに、驚くべきごまかしがあります。問8の集計結果に関して安中市の最終報告には次のとおり、記載されているからです。

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 上記のとおり安中市は、「※次いで『現在地』選択者は、『費用を抑えられること』、『ゆとりある空間の確保』の順で多く、『旧安中高校跡地』選択者では、順番が入れ替わるがいずれも上位となっている」と分析結果についてコメントを加えています。

 「用地の取得や仮移転などの費用を抑えることができる場所」としては、「現在地」のほうが有利であることは明らかです。ところが、安中市は、アンケートの際、費用について正確な情報を回答者に与えなかったため、明らかに費用面で不利な「旧安中高校跡地」の選択者もこの項目にチェックマークを入れものと思われますが、安中市はこれ幸いに、「旧安中高校跡地」も費用が抑えられると評価する市民が存在する、と言いたいようです。

 そもそも、安中市は「現在地」選択者として、「現在の旧庁舎・中庁舎を耐震補強するのが良い」選択者を除外してしまいました。なんとしてでも、「現在地」選択者の数を意図的に少なく見せかけようとする、市の姑息な意図がうかがえます。

 筆者は「順位が入れ替わるがいずれも上位となっている」という記載の意味が最初、ピンときませんでした。なぜなら、3番目に多いのはどちらも「車などの利便性・アクセスが良い場所」だからです。したがって、「現在地」の選択者は、「ゆとりある空間の確保」は重視しておらず、「旧安中高校跡」の選択者は、「ではなく「費用が抑えられること」は重視していません。なのに、安中市は、双方とも同じ項目を市民が重視しているかのように誤解させる表現でコメントしています。

 また、「現在地」と「旧安中高校跡地」の回答数をそれぞれの回答項目で比較させていますが、この意図が図り知れません。なぜなら、問8では複数の回答も可としており、回答者の総数(無回答・無効含む)が1940人のところ、「現在地」(ただし、既存の旧庁舎・中庁舎の耐震補強は含まず)の回答総数が2015、「旧安中高校跡地」の回答総数が2512となっており、各回答項目の内訳比率ではともかく、これらをそのまま数として対比させることは意味がないからです。

■そして、極めつけは、「市庁舎の整備の考え方について」の問6から問11までの各設問で、問8以外では、年代別集計による結果分析がそれぞれなされていますが、問10に限っては、年代別集計に加えて、居住地区別集計が追加で添えられています。

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 以上のとおり、年代別集計結果で、「現在地」と「旧安中高校跡地」をことさらに対比させて、これから合併特例債など、市が借り入れた場合の返済を負わされる50歳代の世代が「現在地」を希望しているのに、60歳代以上が「旧安中高校跡地」を「一番多く」望んでいて「現在地」との差が「4.1ポイントもある」と強調していることからも、安中市が「旧安中高校跡地」に執拗にこだわっていることは明らかです。

 さらに居住地区別集計では、ご丁寧にも、市内の各個別地区ごとに集計した結果さえ、掲載しているほどです。

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 このように報告書には、「安中地区と松井田地区に分けて松井田地区で『旧安中高校跡地』が1位だ」と誇らしげに記してあります。しかしながら、既存の旧庁舎・中庁舎の耐震補強分を「現在地」に加えれば松井田地区でも「現在地」が1位なのです。

■以上のとおり、今回の最終報告書では、何が目的の報告書なのかわからないくらい細分化した統計を市が出してきています。安中市が、アンケートの結果を涙ぐましいまでにいじくりまわして、とにかく局部的にも「旧安中高校跡地」が1位に選ばれている項目がひとつでも多くあるのだ、とする印象を市民に植え付けようと腐心する様子がにじみ出ています。しかし懸命な市民の皆さんは、「現在地」が1位であるという現実を、なるべくイメージ的に薄めようとするための安中市のいつもの小細工だというふうに見なすことでしょう。

 安中市は、なんとしてでも「旧安中高校跡地」に新庁舎を建て替えようと、市民アンケート結果の分析をできる限り自らの都合に合わせようとするあまり、結果的に、このような意味不明の、ページだけはとびぬけて多い報告書を発表しました。

 しかし、報告書にある問6の「その他の記述欄」の21番、問8の「その他の記述欄」の36番、そして問12の「自由意見欄」の325番、383番、457番に、安中市が現在も背負い続ける土地開発公社を巡る不祥事件による巨額かつ長期に亘る負債について、懸念する意見が出されています。事件発覚から26年が経過したとはいえ、50歳代以上の市民の多くは、いまだに当時の無責任な市政の体たらくを記憶に刻んでいます。

 安中市は財政事情が厳しいのに、土地開発公社が元職員から毎月1万円しか返済をもとめていないことを容認し、他方で、土地開発公社が群馬銀行に毎年2000万円を支払うために、あと81年間、連帯保証人として債務保証を続けるつもりでいます。

 このように、市に多大な損害を与えた元職員には特別待遇をし、その他の市民納税者には、厳しく税を取り立てて、過大な予算で新市庁舎を旧安中高校跡地にしゃにむに建設しようとする安中市の対応は、とうていまともではありません。安中市庁舎の建て替えは「現在地」で行い、隣接する元職員の親族が保有する土地を取得して駐車スペースをさらに確保し、建て替え費用は元職員およびその関係者から取り立てて充当するように、当会は引き続き安中市に申し入れて参ります。

【7月16日追記】
 この日午後4時ごろ、安中市の市庁舎建替えの市民アンケート結果最終報告の内容について、秘書政策課の田中秀人課長に疑問点についてコメントをお願いしようとしたところ、担当部署である財政課資産活用係に案内され、担当係長と面談したところ、財務課の大溝泰彦課長が出てきて、おふたりを相手に質問や提案等の話をしました。市側の反応は次のとおりです。

@先日、市内4団体が共同して本件について提案を書面で申入れたが、なにも最終悔過報告に反映されていない。市民の意見や提案を無視する理由は?
⇒前回のは中間報告で、今回はそれに肉付けをしたもの。なので、そのまま、今回分析結果やアンケート記載の市民からの意見を追加記載しただけ。

Aそれにしては、問8や9にもみられるとおり、ずいぶん「旧安高跡地」の選択について、第1位にこだわるあまり、非常に細かく分析結果を掲載している。これほど旧安高跡地にこだわる理由は、県から払い下げを受けるときに、利用目的として群馬県に対して「市庁舎の建て替え候補地とする」などとする約束を何らかの形でしているのか?
⇒それはない。群馬県から跡地の払い下げの際の取り決めでは、使用目的として「市庁舎建替え等」としており、「等」があるので、市庁舎建替え以外の目的で使用しても、なんらペナルティになることはない。

B県から買い取る場合にも、その前に市の幹部らが各地の事例見学結果などを含め、市庁舎建替えを検討して結果をまとめた報告書でも、旧安高跡地が候補地に相応しいなどと、伏線を貼ってあった。議会でも、依然として旧安高跡地に拘る一団がある。絶対に旧安中跡地を移転先にしなければならないという、市民に言えない背景が何かあるはず。ぶっちゃけて話してくれないか?
⇒そうしたことは断じてない。

C誰が見ても「現在地」での建て替えを市民が望んでいるのは明らか。それを未練がましく、「旧安高跡地」をことさわに際立てて、市民の間に2つの案が以前として存在するというシナリオをいまだに作り上げようとする市側の意図はありあり。今回の最終結果報告をたたき台に、これからまた熟考を重ねるようだが、時間とコストが無駄なので、直ちに「現在地」で最小限の予算で建て替えるよう決断して、市民に発表してはどうか?
⇒自分らの一存ではできない。本件の方針は上層部が決定することなので、自分たちでは答えられない。

D「現在地」では駐車場のスペースが足りないというデメリットが最終報告にも記載されている。以前から提案してきたとおり、元職員の親族が所有する市庁舎の目の前の宅地を、51億円事件を起こした元職員に対する債権である22億円余りと遅延損害金の返済の一部として元職員とその親族から提供してもらえばこのデメリットは容易に解消するし、庁舎建て直し費用についても十二分にカバーできる。そうするためにも、当会に元職員に対する債権回収のための委任状を当会に交付して欲しいと長年にわたり申し入れているが、未だに確答が得られない。ぜひ早期に決断してほしい。
⇒そうしたことは上層部が決定することなので、自分たちではどうしようもない。

 以上のように安中市は、今後も無駄な時間(公務)と費用(公金)を、旧安高跡地への移転を実現させるためのあがきに投入するつもりのようです。
 引き続き、市の専横に釘を刺し続ける必要があると思われます。

【ひらく会事務局より】
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