アカハラ犯雑賀洋平の沼津高専逃亡騒動を振り返る…逃亡中の労働実態不明問題を会計検査院に告発!  群馬高専アカハラ問題


■群馬高専電子情報工学科で甚大な被害を出した雑賀洋平教授による大規模アカデミックハラスメント事件。まったく未解決のまま膠着状態が続いていたところ、2019年度に入り突然、雑賀洋平は沼津高専に「人事交流」で避難していきました。背景には、和歌山高専時代の元同僚である沼津高専・藤本晶校長(当時)によるパワハラ同然の強引なバックアップがありました。

○2019年7月25日:【緊急報告】沼津高専によるアカハラ犯雑賀氏受入れの内幕が明らかに…同校に響き渡った藤本校長の怒声!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2988.html
○2019年8月5日:沼津高専からも公開質問状への回答到来…「雑賀専用シェルター」の本領発揮!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2998.html
○2019年11月8日:19秋・潜入調査記in沼津高専…アカハラ犯・雑賀洋平の「今」とその狙いを探る(1)
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3069.html

 その一年後、雑賀洋平は何事も無かったかのようにJ科3年クラスの正担任として群馬高専に凱旋帰還し、同時に藤本晶氏も沼津高専校長を「任期満了」で退任して、静岡の地に突如巻き起こった大騒動は過去の話になりつつあります。

 そして未だに、この雑賀洋平の沼津逃亡の目的・経緯や実態は闇のベールに包まれています。特に、雑賀洋平が藤本校長の手厚い庇護のもと、教員室はもぬけの殻で授業も研究も受け持たずに高給だけせしめる「高専内ニート」と化していた驚愕の実態については、遺憾にも何らメスが入れられていない状態となっています。

■その折、長野高専岩佐(前)総務課長による常習巨額の出張旅費着服問題について会計検査院に告発を行うはこびになったため、同じく納税者として看過できない雑賀洋平の沼津逃亡時労働実態不明問題についてもあわせて同院に告発することにしました。

○2021年11月27日:長野高専岩佐(前)総務課長による常習巨額の旅費着服問題…その悪質な実態を会計検査院へ告発!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3387.html


 なお、2019年11月2日に当会担当者が沼津高専を訪問してモヌケの殻の雑賀教員室を確認した様子、および2020年12月14日に当会担当者が会計検査院を訪れて高専関連の会計問題に関する告発を行った様子については、上記リンクの各記事をご覧ください。

■今世紀に入り、日本における高等教育・学術研究の著しい衰退と苦境が叫ばれて久しい状況にあります。慢性的に続く不況の中で国の教育研究予算は減額に減額を重ね、地方の国立大などでは、研究もマトモに遂行できないどころか施設修繕すらままならない状況に陥っています。アカデミックポストの不足問題も深刻です。

 特に、若手研究者の待遇や研究環境は劣悪を極めており、海外への人材・知的財産の流出も深刻です。研究者志望の優秀な若者が、あまりの激務薄給ぶりに研究の道を諦めたり、将来に絶望して自ら命を絶つ事例は枚挙にいとまがありません。

 このように、我が国全体で教育研究が困窮にあえぐ最中、よりにもよって幾多の若手研究者や学生の人生を凄惨なアカハラで歪めた張本人に対して、労働実態一切不明の状態にも関わらず学校長の庇護のもと高給が支払われていたのですから、怒りを通り越して呆れるというほかありません。国民が額に汗して納めた血税と高専学生のご家庭が納めた授業料が、凶悪アカハラ犯の身勝手な「沼津バカンス」に湯水の如く投入されていた驚愕の実態には、率直に「許しがたい」という感想しか湧いてきません。

■当会では、この雑賀洋平の沼津逃亡時労働実態不明問題に関して、以下の会計検査院宛て報告書を作成し、訪問時にあわせて調査を要請することにしました。

*****雑賀沼津バカンス問題報告書送り状*****ZIP ⇒ vgojx.zip
                            令和2年12月14日
〒100-8941 東京都千代田区霞が関3-2-2
会計検査院 渉外広報室 御中
TEL: 03-3581-3251

 〒371-0801 群馬県前橋市文京町1丁目15番10号
          市民オンブズマン群馬  代表  小川 賢
                 TEL: 027-224-8567(事務局・鈴木)/
                    090-5302-8312(代表・小川)
                 FAX: 027-224-6624

            特定高専教員の労働実態不明問題に係る報告

拝啓 日々益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
 弊会は、行政およびその関連機関を外部から監視し、当該機関による権限の不当な行使ないしは不行使による一般国民への権利利益侵害、並びに税金を原資とした公的資金の濫費について、調査および救済の勧告を図る活動をしている民間団体です。なお、弊団体は群馬県を主な活動地域としていますが、事案によっては、適宜近隣の県への出張活動も行っております。

 さて、独立行政法人国立高等専門学校機構(以下「高専機構」)が設置する群馬工業高等専門学校(以下「群馬高専」)の雑賀洋平教授(以下「雑賀洋平氏」)が、2019年度の1年間にわたり、沼津工業高等専門学校(以下「沼津高専」)へと高専機構の人事交流制度(以下「高専間人事交流制度」)を使って派遣異動していました。しかし、この派遣異動期間における雑賀洋平氏の労働実態がまったくの不明であったという事態が発生しています。高専教授の平均年間給与額は年に約890万円であり、これに広域異動手当を含めると920万円に及びます。労働実態が一切不明の人物に対し、年1千万円近い給与が国庫から支払われていたという事態は、納税者たる国民として看過することはできません。

 したがって、弊会として把握しております本件経緯のご説明及び独自調査結果を記載した報告書、ならびに本件関連資料を本状に添付して貴院へのご報告とさせていただきます。あわせて貴院に対し、高専機構及び沼津高専への本件に関する迅速な会計検査の実施を要請させていただきます。

                                 敬具
**********


*****会計検査院宛て報告書*****ZIP ⇒ 20201214gjs.zip
         特定高専教員の労働実態不明問題に係る報告書
                              令和2年12月14日
                          作成者:市民オンブズマン群馬

1.本件の前提となる事実関係
(1)国立高専教員の労働賃金体系と高専間人事交流制度について

  沼津高専と群馬高専は、ともに高専機構が設置する国立高専であり、その教員はすべて高専機構という独立行政法人の職員という扱いになっています。国立高専教員は、大学教員と同じく高等教育機関の研究職としての側面がありますが、大学教員と違って専門業務型裁量労働制の対象にはなっておらず、変形労働時間制になっています。これは、授業や実験の担当といった学生教育や、クラス担任といった学生指導の時間の比率が大きいためです。所定労働時間は、1日当たり7時間45分、1週間当たり38時間45分と定められています(資料1、3条及び14条)。
  高専間人事交流制度は、高専機構の「高専・両技科大間教員交流制度実施要項」(資料2)に沿って実施されている制度であり、その目的は、同要項1項によれば「教員を他校に一定期間派遣し、教育研究活動に従事させることにより、教員の力量を高め、教育及び研究の向上を図る」ためとされています。
  この制度により高専間の人事交流を行う場合、派遣元・派遣先高専双方の学校長の合意の下、1年間〜3年間の期間を設定して教員を配置換できることとなっています(同要項4項及び8項(1))。その際、派遣中及び派遣後3年間にわたり、派遣教員には広域移動手当が支給されます(同要項8項(3))。その額については、高専機構の教職員給与規則によって、異動距離が60〜300kmで月給の4%、300km〜で8%と定められています(資料3、25条2項)。例えば群馬高専から沼津高専に移動した場合、群馬高専最寄りの新前橋駅から沼津高専最寄りの下土狩駅までの距離は243.1kmなので、月給の4%です。
  平成29年度における国立高専教授の年間給与額の平均は889万1千円となっています(資料4、P12)。これは全ての査定が平均的とすれば、賞与を抜いた純粋な月給に換算して約63万5千円に相当します。これを上記の例に当てはめて広域異動手当の額を計算すると、63万5千×4%で月2万5千4百円、つまり年に約30万4千8百円となります。すると年間の給与等の額の合計は、上記の年間給与額平均と合わせて約920万円になります。

(2)群馬高専の雑賀洋平教授の沼津高専への人事交流派遣について
  群馬高専電子情報工学科の教授である雑賀洋平氏は、高専間人事交流制度によって、平成31年(2019年)4月1日から令和2年(2020年)3月31日までの1年間、沼津高専に異動していました。この人事交流派遣は、平成30年(2018年)10月10日に決定されました(資料5)。沼津高専における雑賀洋平氏の配属先については、同校の学科所属ではなく、同校では唯一の「専攻科直属」となりました(資料6)。同校では、専攻科の課程は学科所属の教員が担当するもので、専攻科に教員が直接配属されることは極めて異例です。雑賀洋平氏には、沼津高専への着任に際して、同校電気電子工学科棟3階の廊下東側突き当たりの部屋が教員室として割り当てられました(資料7、『2811 プロジェクト』となっている部屋)。


2.雑賀洋平氏の沼津高専派遣時労働実態不明問題の内容について
 上記の経緯によって、2019年4月、雑賀洋平氏の沼津高専への人事交流派遣が開始されました。しかし派遣開始後、同校内部関係者らから弊会に「年度初めからずっと雑賀洋平氏の教員室が空っぽで、何をやっているのか皆目わからない」「授業の担当もろくになく、卒研指導も他教員との関わりもなく、業務実態がまるで不明」といった疑問の声が次々寄せられました。

 そこでまず、弊会において、2019年度の同校における雑賀洋平氏の担当授業科目の確認をシラバス上で行いました。すると、学科担当科目が年間を通じてゼロであるばかりか、所属しているはずの専攻科ですら、前期(4月〜9月)では『画像処理工学』(専攻科共通・選択科目、2単位)の担当しかなく、そして後期(10月〜翌2月)に至っては担当科目がひとつも存在しませんでした(資料8)。

 さらに、2019年11月2日、直接事実確認を行うため弊会担当者が同校を現地訪問しました。雑賀洋平氏の教員室の内部をガラス越しに確認したところ、がらんどうで空っぽの部屋に、空のスチール棚やほこりをかぶった机が1つ2つ無造作に置かれているだけの状態でした。机の上にほこりの被ったデスクトップモニタが置かれていましたが、そのケーブルは無接続で、宙ぶらりんの状態になっていました。本や書類、事務用品、身の回り品の類も一切見当たらず、教育・研究活動はおろか、沼津高専教員としての最低限の業務に従事している痕跡すらもまったく見受けられませんでした(資料9)。

 また、沼津高専に所属する教員は部活動の顧問を担当することになっており、雑賀洋平氏は同校野球部に割り当てられていたようです(資料10)。しかし、同校野球部には既に監督・コーチが各一名と顧問教員が3名いた中で、雑賀洋平氏は顧問教員らの末席に名前を載せらせただけの状態であり、実際に部活動顧問としての実質的役割を果たしていたことを示すわけではありません。

 高専教員は研究職でもあり、授業や学生指導等の業務を除く業務時間は研究にあてられます。研究内容は教員の裁量に任され、上司から監督されたり内容を指示されることはありません。すると、このケースのように受け持ち業務が極端に少なく、他教員や学生との関わりもない場合、出勤簿に判子だけ押して他の時間は帰宅していてもわからないという状態になってしまいます。この場合、所定労働時間にわたり懈怠なく働いたという業務実態が一切ないにも関わらず、給与及び各種手当だけは全額支払われてしまいます。そして、各種の証言と証拠は、現実にこうした異常事態が発生していたことを物語っています。

 特に2019年度後期にかけて、雑賀洋平氏は、一切の講義も受け持っておらず、あわせて教員室において研究活動に従事していた実態も認められないわけですから、高専教員としての職責を果たしていなかったことは明らかです。この惨状では、上記の「教育研究活動に従事させることにより、教員の力量を高め、教育及び研究の向上を図る」とする高専間人事交流制度の目的も一切果たせていないことは明らかです。

 前年度(令和元年度)末に、雑賀洋平氏の沼津高専への人事交流派遣は完了し、今年度(令和2年度)明けから同氏は群馬高専の教員として復帰しました。しかし本報告書提出時点に至っても、同氏が1年間にわたり業務実態が一切不明の状態で1千万円近いとみられる給与及び諸手当を受け取っていた問題について、何ら解決はなされていないままです。

 本件に関しては、迅速に雑賀洋平氏の当時の沼津高専における業務実態に関する調査を行い、1千万円近い給与及び諸手当を満額支払うに値する業務が行われていたと認められない場合は、その期間の給与等を遡って減額とし、受け取った給与等の一部または全部を返納させるべきであると結論されます。

                                      以上


3.本報告書添付資料一覧
○資料番号:1
・資料名:独立行政法人国立高等専門学校機構教職員の労働時間,休暇等に関する規則
・備考:関連箇所につき一部抜粋
ZIP ⇒ ejcxk.zip

○資料番号:2
・資料名:高専・両技科大間教員交流制度実施要項
ZIP ⇒ 2ezxv.zip

○資料番号:3
・資料名:独立行政法人国立高等専門学校機構教職員給与規則
・備考:関連箇所につき一部抜粋
ZIP ⇒ ek.zip

○資料番号:4
・資料名:役員の報酬及び退職手当並びに教職員の給与の水準(平成29年度)
・備考:関連箇所につき一部抜粋
ZIP ⇒ 4vyee29nxa.zip

○資料番号:5
・資料名:雑賀洋平氏の派遣決定通知
ZIP ⇒ 5h31nxezxhehimj.zip

○資料番号:6
・資料名:沼津高専概要2019『専攻科』ページ
・備考:関連個所につき一部抜粋
ZIP ⇒ 6tv2019wuxyw.zip

○資料番号:7
・資料名:沼津高専主要棟部屋配置図
・備考:平成30年度の配置図
ZIP ⇒ 7vzuia2nxwj.zip

○資料番号:8
・資料名:沼津高専専攻科の2019年度分シラバス
ZIP ⇒ 8u2019vox.zip

○資料番号:9
・資料名:沼津高専への派遣実施中における同校内の雑賀洋平教員室の様子
・備考:令和元年(2019年)11月2日撮影
ZIP ⇒ 9hzgmlq.zip

○資料番号:10
・資料名:沼津高専野球部HPのログ
・備考:令和元年(2019年)12月25日取得
ZIP ⇒ 10hpo2019.12.25.zip

                                以上
**********

■そして2020年12月14日、当会担当者が会計検査院を訪れ、適宜事件に関する説明を加えつつこの報告書一式を同院担当者に提出しました。

 先方の清水担当者は、「本当に勤務実態がなかったりデタラメだったならば問題になるが、一応勤務実態がありますなどということを示されてしまうと難しいかもしれない」と見通しを示しました。その上で、「でも情報提供としては、当然この話はお受けします」と報告書を受領してくれました。後ほど会計検査院内部で当会の報告書内容を精査し、取り上げるかどうかを検討していくという意向を感じ取りました。こうして、本件に関する告発も終えました。

 会計検査院は、たとえ情報提供者本人に対してであっても、個別の会計検査の進捗を教えることはしてくれません。したがって、その後に調査がどう進んでいるのかはもちろん、そもそも調査に踏み切ってくれたのかどうかについても、当会にはわかりません。当事者高専である群馬・沼津の両高専と高専機構、そして会計検査院のみぞ知る事項となります。

 当会としては、アカハラ被害者たちはもちろんのこと、日本の教育研究の苦境の中で窮乏にあえぐ研究者たちをも嘲笑うかのような雑賀洋平の沼津バカンス劇に対して、血税の使途チェックを最上の使命とする会計検査院がしっかりと鉄槌を下したことを祈るばかりです。

■ところで、国立高専組織では現在、労働基準法違反の残業代未払いが横行しているようです。労働時間をタイムカードなどで管理しなければならないと法律で定められているにも関わらず、ほとんどの高専においてロクに労働時間を管理しない違法状態と「サービス残業強要」「残業申請拒否」が常態化しているとのこと。

 このように、「労働実態を把握しない」高専組織の欠陥による労働基準法違反の過重労働横行もまったく深刻です。しかし一方で、こうした「労働実態を把握しない」高専組織の欠陥を逆手に取って、かの沼津バカンスが成立してしまった実態もあります。労働法違反でコキ使われる若手教職員への奴隷待遇と、幹部の庇護を得てアンタッチャブルと化した教職員の貴族待遇の間にある天と地ほどの差には、唸るしかありません。

 労働基準法完全無視のブラック体質に苦しむ高専教職員の皆様方におかれましては、ぜひ第一に労働基準監督署に駆け込み、労働問題を専門とする弁護士への相談を開始してください。そして第二に、「労働実態をきちんと把握しないなら、逆手に取って『バカンス』を満喫してもいい前例が沼津高専にあるぞ」と雑賀洋平の事例を示し、出勤簿にハンコだけ押してさっさと帰宅されることを推奨いたします。「雑賀洋平の前例」を争点にされたくない高専機構側も、強くは出られないことでしょう。


【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
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