安中市長選告示日まであと2日・・・争点の目玉の市庁舎移転問題に対する立候補予定者の主張の違いについて  安中市長選挙

■いよいよ4年に一度の安中市長選の火ぶたがまもなく切って落とされようとしています。安中市と松井田町が合併後5回目となる今回の安中市長選では、既に立候補予定を表明している現職市長と、3月24日に市長選出馬のため辞職したばかりの県議との一騎打ちになると予想されています。
 既に両候補の陣営とも、選挙前の事前運動と言っても過言でないほど熱を帯びており、貼紙、上り旗、街宣車、SNS、新聞折込みやポスティングなど様々な媒体で実績誇示や政策提起、イメージ浸透を図るべく、両陣営の思惑が市内外で錯綜しています。
 現市長は市民団体が擁立しましたが、依然として「夢を語る」イメージ戦略を打ち出しているものの、市長2期を経た現在、すでに実質的には保守そのものであり、自民党所属で県議6期の経験者である候補との政策の違いはもはやほとんど見いだせない状況になっています。そのような最中、本日の朝刊に次の新聞折込みがありました。
 これまで当会も取り上げてきた安中市庁舎建て替えに伴う現在地から安高跡地への移転問題について、あらためて市民有権者にアピールするためのものです。当会と一緒にこの問題に取り組んでいる市内の市民団体のかたがたにより、今回全市に配布されました。
 さっそく内容を見てみましょう。

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*****4/8新聞折込チラシ表面*****
<市役所移転に関する意見広告>
安中市役所の移転は無駄使いです!
【市役所移転は市民へ大きな損失をもたらします】
※耐震性に問題のある老朽庁舎2棟だけの建て替えなら安く済みます!
※安高跡地へ移転して大規構庁舎を造れば30億以上の無駄違いです!
※建設費で合併持例債は使い切り、他の事業が出来なくなります!
※安高跡地で、まちなか広場を核としたまちづくりが出来なくなります!
【防災センターの併設はリスクを伴う愚策です】
※現・避難所の安高跡地の体育館・格技場の解体は防災に逆行します!
※市役所・防災センターの平成は災害圧制時に行政の混乱を招きます!
※安高跡地の面積は現在地とあまり変わらず、進入路も縮小です!
※安高跡地は体育館・格技場を残し防災センター単独利用がベストです!
【公表されたデータや資料は公正とは言えません】
※現執行部は多くの市民の意向を軽視して移転決定を強行しました!
※都合の悪い資料は出さず、テータを曲解した作為的資料を公表しました!
※現在地の利点を見せず、安高跡地を最適とする作為的資料を公表しました!
※建設費・解体費等の金額を公表せずに移転·新築を決定しました!

安中市まちづくり研究会 宇佐見義尚
usamiyoshinao@aol.com
庁舎建設の方向性を考える会 嶋村楓太郎
annaka.info@gmail.com
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*****4/8新聞折込チラシ裏面*****
市役所建設場所は、現在地と安高跡地で金額がこんなに違います!
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新庁舎建設問題は見直さなければ大きな損失!
※現在地と安高跡地(体育館・格技場を除く)の面積は、ほぼ同じです!
※現在地で耐震性の無い老朽化庁舎の建て替え費用は20数億円!
※安高跡地へ移転して一極集中型庁舎の新設費用は50億円!
※つまり市役所新庁舎移転で約30億円もの無駄な出費が発生します!
※安高跡地の体育館・格技場は安中市民にとって大切な施設です!
※防災センター整備よりも各地区防災拠点の整備の方が急務です!

市役所移転の決定について、誰もが納得出来るような『市民への丁寧な説明』がありません。
『メリット・デメリットの精査』を行い、明解で論理的な説明をお願いしたいと思います。

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■この件に関するこれまでの経緯は次のブログ記事を参照ください。

○2021年3月28日:【安中市庁舎建替え問題】広報あんなか4月号「市庁舎の整備について検討しています」記事に異議あり!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3293.html
○2021年4月11日:【安中市庁舎建替え問題】旧安中高校跡地に建替え場所を誘導したい思惑ミエミエの官製アンケートに要注意!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3300.html
○2021年4月27日:【安中市庁舎建替え問題】4/26松井田地区と安中地区の一部へアンケート兼用チラシ6000部を新聞折込配布
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3308.html
○2021年5月20日:【安中市庁舎建替え問題】官製アンケートの結果ほぼ固まる・・・安中市が中間報告
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3316.html
○2021年6月6日:【安中市庁舎建替え問題】官製アンケート中間報告のトリックに係る公開質問に対し市から不明確な回答届く
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3322.html
○2021年6月27日:【安中市庁舎建替え問題】4市民団体が現位置・適正予算での建替えに係る要望書・報告書を市長に提出
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3336.html
○2021年7月15日:【安中市庁舎建替え問題】安中市が7/13発表の市民アンケート結果最終報告…安高跡地に未練タップリ
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3344.html
○2021年9月3日:【安中市庁舎建替え問題】市議会庁舎建設等特別委が「安高跡地を適地」と結論づけた報告書の市民そっちのけ
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3354.html
○2021年9月12日:【安中市庁舎建替え問題】市議会特別委の「安高跡地を適地」報告書にNO!の意見広告を市内全戸折込み配布!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3365.html
○2021年10月18日:【速報!安中市庁舎建替え問題】本日の市議会全協で茂木市長が市民アンケート結果無視して安高跡地決定宣言
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3375.html
○2021年12月15日:【安中市庁舎建替え問題】安中高校跡地への市役所移転は第2の巨額詐欺横領事件!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3391.html
○2022年1月11日:【安中市庁舎建替え問題】安高跡地への市役所移転阻止のため市内全域に白紙撤回要請の新聞折り込みを敢行!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3393.html

 また、市庁舎建替え問題に取り組む市民のかたがたのブログやサイトの記事もご覧ください。
■安中市庁舎建設に関する特別サイト
https://usuipc.wixsite.com/annaka
■庁舎建設の方向性を考える会
https://www.facebook.com/groups/289833998763551/about
■安中市まちづくりワンワンチーム
https://www.facebook.com/annakawanwan/
■安中市庁舎建設を考える市民の会
https://www.facebook.com/groups/2308088432540835/
■かわ遊び・やま遊び雑記/「安中市庁舎問題」のブログ記事一覧
https://blog.goo.ne.jp/koizumi-masato/c/18bdb559bbad9cec5dc59fdf5b15a1de

■このように市庁舎の建て替えと移転に関する問題は、少子高齢化がますます進みつつある現状と今後の見通しを踏まえて、費用対効果の点から、間違いなく今回の市長選の争点の目玉と位置付けることができます。

 このことについて、現執行部を指揮監督する立場である現市長陣営が最近頻繁に発行するチラシによれば、次の対応を予定していることがうかがえます。

*****2022年4月後援会ニュース第21号「茂木ひでこ市政だより」*****
http://www5.wind.ne.jp/moteki-hideko/houkoku-202204
<茂木英子がこれから取り組みたいこと>
【防災強化】
●新市庁舎・防災拠点センターの計画・整備
【経済・街の活性化】
●西毛広域道に接する旧庁舎利活用検討委員会立ち上げ
<新年度はこんなにことから取り組みを始めます>
●新市長・防災拠点センター建設事業
*****2022年3月後援会ニュース第20号「茂木ひでこ市政だより」*****
http://www5.wind.ne.jp/moteki-hideko/houkoku-202203
【経済・街の活性化】
●西毛広域道に接する旧庁舎利活用検討委員会立ち上げ
【防災強化】
●危機管理対応型庁舎建設基本計画策定
*****2022年1月後援会ニュース第19号「茂木ひでこ市政だより」*****
http://www5.wind.ne.jp/moteki-hideko/houkoku-202201
【防災強化】
●危機管理対応型庁舎建設基本計画策定
【経済・街の活性化】
●西毛広域道に接する旧庁舎利活用検討委員会立ち上げ
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 このように、早くも現在の市庁舎を安中高校跡地に移転した後、不要となるとして旧庁舎を利活用するというのです。旧庁舎の一部は耐震構造不足だという理由から建て替えるはずが、その旧庁舎を利活用するというのですから、まったく訳が分かりません。

 おそらく耐震不足の旧庁舎は解体して更地にして、例えば「野尻の里」や「ファームDo」のような道の駅をイメージした販売施設に「利活用」することを既に目論んでいるのでしょうが、それではなぜ大金をはたいて群馬県から安中高校跡地を買ったのでしょうか?防災拠点として利活用するのにうってつけの安高跡地に市役所機能を移転してしまえば、せっかくの防災用スペースを狭めてしまい、行政の事務事業にとっても、防災拠点としても中途半端になってしまうでしょう。

 「二兎を追う者一兎も得ず」のたとえを無視し、これほどまでに移転による市庁舎建替えに拘る背景には、巨額の予算投入を正当化しようとする執行部の姑息な意図が透けて見えます。納税者市民にとって、まさに「危機招聘型庁舎」になりかねません。

■さて、市庁舎建設に関して、2021年9月発行の茂木ひでこ後援会ニュース「茂木ひでこ市政だより」では、「市民活動推進事業」として「庁舎建設にかかわる市民懇談会開催」と「庁舎建設にかかわる市民アンケート実施」しか記していませんでした。
http://www5.wind.ne.jp/moteki-hideko/houkoku-202109

 この間、今回の市長選に出馬意向を表明した2021年12月10日までに、茂木英子市長は、アンケートに示された市民の声を目をつむり、執行部が提案する安中高校跡地に移転した上での「危機対応型庁舎」という意味不明の建設基本構想策定を全面的に受け入れることで、執行部の言うなりになって3期目も続投する決意を固めたことがうかがえます。実際に2021年12月1日発行の広報あんなか(第189号)には、表紙と見開きの2〜3ページ目に「市民の命を守る」?「危機管理対応型庁舎へ」と銘打った記事が掲載されました。そして茂木英子候補は、今年2月15日に正式に出馬表明をしました。

■一方の岩井均候補ですが、昨年6月ごろに周囲に次期市長選に出馬の意向を伝えていましたが、2021年11月15日に正式に出馬表明をしていました。これにあわせて、定期的に新聞折込をしている「岩井均の県議会リポート」でも出馬を念頭に置いた政策を披露していたところ、2022年2月21日発行の「岩井均の県議会リポート第60号」で、次のコラムを掲載しました。

*****2/21岩井均の県議会リポート*****ZIP ⇒ 2022021cg60.zip
<豊かで魅力ある元気な安中市へ!>
C市役所新庁舎建設問題の精査
旧安中高校跡地への新庁舎移転のメリット・デメリットの精査!
谷津庁舎、松井田庁舎の活用方針の精査!

 4年前の市長選の公約に、現市長は市役所新庁舎建設について全く触れていませんでした。50億円を超えるような多額な予算をかける事業を公約に掲げずに進めてきたことには大きな違和感があります。
 令和2年3月、安中市は県から旧安中高校跡地を購人しました 。旧安高跡地については 、それまで10年間にわたり、安中市からの買取要望を受け、県が安中市に売却する方針を示していました。しかし、県からの再三の要請にも関わらず、なかなか安中市が購入しなかったため、これ以上先送りする場合には県として民間に払い下げるとの最後通牒を突き付けた末の購入でした。
 現市政は昨年10月、市役所の新庁舎を旧安高跡地に建設することを急遠、決定しましたが、これまでの議論を踏まえると、余りにも唐突な印象を受けます。合併特例債の期限の関係で令和8年3月までに新庁舎を完成させる必要があるとの理由はその通りですが、そのことは以前から分かっていたことです。6ヵ月間を見込んでいる文化財発掘調査で不測の時間を要した場合、合併特例債の期限に間に合わないことが想定されます。
 現在、少なくない市民が納得のいく結論に至っていません 。多額の貴重な税金を使用する以上、市民の理解と納得が肝要です。
 市役所新庁舎建設について、旧安高跡地が最善かどうか、安中体育館や格技場を解体しなければいけないのか、谷津庁舎や松井田庁舎の活用方針は妥当かどうか、メリット、デメリットの精査が必要と考えます 。
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 その後、同陣営側が発信するチラシには、岩井均候補の推進政策として「市役所新庁舎建設の精査」が搭載されています。

■このように、4月10日に公示される安中市長選挙では、金額的にも今後の安中市の行政拠点の行方を占うこの市役所新庁舎移転建て替え問題が、最大の焦点と位置付けられるものと思います。

 その他の政策については、いずれも国や県などとタイアップした行政の事務事業により、既定路線の範囲内で大なり小なり策定されている項目のため、既に行政に長年携わっている両候補にとって、目ぼしい差異は見当たりません。

 これまで半世紀以上にわたり親しんだ現在の場所を捨ててまでも、そしてタゴ事件の尻ぬぐいのため今後81年間にわたり16億円もの群銀への和解金返済を抱えているにもかかわらず、他方で、タゴからは遅延損害金も含めて50億円にのぼる債権を回収しようとしないまま、数十億円もの公費を投じてまで豪奢な市庁舎を整備するべきかいなか、次世代の負担にも関わる問題だけに、市民有権者としては、最も関心をもって判断すべきテーマに違いありません。

【市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
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