2009/11/25  23:48

岡田市長の選挙戦略・・・法人税高額納税の感謝状を手に企業関係者への個別訪問作戦  安中市長選挙

■はやくも、来年4月の安中市長選に向けて、準備に余念のない岡田義弘市長ですが、平成9月13日に、岡田市長が市内全域に新聞折込をした「後援会報No.144号」で、「他市地域との『格差』を嘆くより、『違い』を打ち出す!!」と題する記事がありました。その中に「毎年、企業訪問対話を200社に伺ってご指導を受けてきた」という記事が掲載されていました。

 「毎年、市内の200社を訪問して企業と対話をした目的はいったい何?」と疑問感じた当会は、その背景を確認するために、9月21日付けで、次の情報について開示請求を、岡田市長に行いました。
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岡田市長が、7月から9月にかけて、安中市内の法人税高額納税ランキング200社の関係者に記念品と一緒に手渡した感謝状。信越化学や東邦亜鉛など大企業から、重田ストアなどの個人商店まで自家用車を駆って綿密に個別訪問したらしいが、なぜか市役所には市長の行動記録が不存在。

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平成21年9月13日付で、市内全域に新聞折込みされた岡田義弘市長後援会発行とされる「後援会報」と称するチラシのP1で、「他市地域との『格差』を嘆くより、『違い』を打ち出す!!」と題する文章中に「毎年、企業訪問対話を200社に伺ってご指導を受けてきた」という記事が掲載されている。これに関連して、
@この記事の内容で触れている「企業訪問対話」に関係する一切の情報(訪問先、日時、対話相手、対話目的、対話内容メモを含む)
A企業訪問にあわせて、法人の感謝状や記念品の贈呈等も行われたという行政情報もあるが、もし、そうした行為が行われている場合には、その法的根拠、感謝状や記念品の仕様や発注及びそれらの支出額等を明記した起案・稟議書類を含む一切の書類。
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■この結果、岡田市長から10月5日付けで回答がありました。結果は次のとおりです。

@「企業訪問対話」に関する一切の情報(訪問先、日時、対話相手、対話目的、対話内容メモを含む)について
【岡田市長の回答】→行政文書不存在通知
【不存在の理由】→開示請求に係る行政文書が不存在のため

A企業訪問にあわせて、法人の感謝状や記念品の贈呈等も行われたという行政情報もあるが、もし、そうした行為が行われている場合には、感謝状や記念品の仕様や発注及びそれらの支出額等を明記した起案・案議書類を含む一切の書類。
【岡田市長の回答】→行政文書部分開示決定通知
【開示しない部分と理由】→法人の口座番号。安中市情報公開条例第7条第3号アに該当

Aのうち、その法的根拠
【岡田市長の回答】→行政文書不存在通知
【不存在の理由】→決裁により、運用している為

■ということで、Aに関連した、「起案文書」と「支出負担行為書兼支出命令書」の2種類の行政文書が部分開示されました。

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【起案用紙】
年度    平成21年度
文書番号  第5292号
保存年限  3年
受付年月日 平成21年6月1日
保存期限  平成25年6月1日
起案年月日 平成 21年6月1日
廃棄年度  平成25年度
決裁年月日 平成21年6月1日
分類番号  大0 中0 小5 簿冊番号1 分冊番号2
完・未完別 完結
簿冊名称  儀式褒賞書類(一般)
完結年月日 平成22年5月31日
分冊名称  法人市民税感謝状
施行区分  普通
公開    1 非公開 時限秘( 年)部分秘 全部秘  2 公開
起案者   財務部税務課市民税係 職名 係長 氏名 大竹将夫 内線(1062)
決裁区分  市長
決裁    市長・岡田 部長・嶋田 課長・須藤 係長・大竹 係・− 公印・―
関係部課合議 総務部長・鳥越 秘書行政課長・佐俣 収納課長・?岡 契約検査課長・田村 契約検査課入札契約係長・上原 会計課長・田中
課内供覧  固定資産税係長・萩原 諸税証明係長・清水
宛先    信越化学工業 株式会社 ほか199社
差出人  安中市長 岡田 義弘
件名   平成20年度法人市民税高額納税(ランキングベスト200)に対する感謝状等の贈呈について
 上記のことについて、次のように実施してよろしいか伺います(別紙 枚)
 平成20年度法人市民税高額納税上位200社に対し、下記並びに別紙のとおり感謝状等を贈呈してよろしいか伺います。
 また、上位200社に贈呈する記念品として絹のボディータオル及び額(市単価契約物品)を購入し贈呈してよろしいか。絹のボディータオルについては、市内取扱業者が碓氷製糸農業協同組合のみの為、随意契約としてよろしいか併せて伺います,
    記
1.感謝状等贈呈内容
 高額納税ランキングベスト 1〜200位  感謝状・額・記念品(絹のボディータオル)
2.購入物品 額(市単価契約物品)     単価 575円×200枚×1.05=120,750円
       記念品(絹のボディータオル) 単価1,000円×200枚×1.05=210,000円
       (交渉の結果、1枚単価1,000円となりました。のし紙つき)
3.予算措置 2・2・2・11節 3,051千円

【起案用紙】
年度    平成21年度
文書種類  契約
文書番号  第5927号
保存年限  1年
受付年月日 平成21年6月5日
保存期限  平成23年6月1日
起案年月日 平成21年6月5日
廃棄年度  平成23年度
決裁年月日 平成21年6月5日
分類番号  大2 中4 小2 簿冊番号1 分冊番号2
完・未完別 完結
簿冊名称  庶務書類
完結年月日 平成22年5月31日
分冊名称  感謝状贈呈・
施行区分  普通
公開    1 非公開 時限秘( 年) 部分秘 全部秘 2 公開
起案者   財務部税務課市民税係 職名 係長 氏名 大竹将夫 内線(1062)
決裁区分  課長
決裁    市長・− 部長・− 課長・須藤 係長・大竹 係・− 公印・−
関係部課合議 契約検査課長・田村 契約検査課入札契約係長・上原
課内供覧   −
宛先     −
差出人    −
件名 契約締結伺い(平成20年度法人市民税高額納税に対する記念品)
 上記のことについて、別紙により契約してよろしいか伺います(別紙 枚)

【別紙1・請書(案)】
平成  年  月  日
安中市長 岡田義弘 様
   受注者  住所 安中市松井田町新堀甲909
           碓氷製糸農業協同組合
        氏名 組合長 高村育也 ㊞
物品名称     法人市民税高額納税に対する記念品
品質・形状・寸法 仕様書のとおり
単位       本
数量       200
単価       1,000円
金額       20,000円
納入期日     平成21年6月17日
納入場所     税務部税務課
契約金額     金210,000円(うち消費税10,000円)
 上記の物品を次の事項により納入することをお請けいたします。
1 頭書の物品を頭書の納入期日内に仕様書その他の条件等に基づき納入すること。
2 契約代金は、物品を納入し、市の検査に合格した後に請求すること。
3 この契約によって生ずる権利又は義務を青緑の承諾を得た場合を除き第三者に譲渡し、又は継承しないこと。ただし、信用保証協会及び中小企業信用保険法施行令(昭和25年政令第350号)第1条の2に規定する金融機関に対して売掛債権を譲渡するときは、この限りでないものとする。
4 市の検査の結果、納入物品の全部又は一部が契約内容に違反し、不当であることが発見され、修繕又は交換の請求があったときは、これに従うこと。この場合において、契約代金の増額又は納入期日の延長の請求はできないこと。
5 受注者の責めに帰する理由によって、頭書の納入期日までに物品を納入することができないときは、納入期日到来の日の翌日から納入日までの日数に応じ、未納部分の契約金相当額に対し、年3.7パーセントの割合で計算した額の遅延利息を支払うこと。
6 受注者の故意又は過失により納入期日まで又は納入期日後相当期間内に、契約履行の見込みがないと認められるときは、契約を解除されることがあること。この場合、受注者は、契約金額の100分の10に相当する額の違約金を支払うこと。
7 本書に定めのない事項については、必要に応じ当事者協議の上定めるものとする。

【別紙2・仕様書】
平成21年度法人市民税高額納税(平成20年度)に対する記念品仕様書
1.品名  平成21年度法人市民税高額納税(平成20年度)に対する記念品
2.数量  200本
3.仕様  物品名  :絹娘
      メーカー :碓氷製糸農業協同組合
      本体サイズ:約25×100センチ
      原材料  :表地 浮糸 シルク100%
            裏地 基布 リョセル100%
      カラー  :ホワイト
      外装   :包装・のし紙付き
      のし紙 「記念品 安中市」(と縦書きで記載)
4.納品日  平成21年6月19日(金)
5.納品先  安中市役所財務部税務課
6.その他  納品は、責任を特って指定期日までに行うこと

【別紙3・見積書】
碓氷製糸農業協同組合の「お見積書」(内容省略。ただし、日付の記載がない。添付の製品カタログは、6月5日付けでHPからダウンロード)

【別紙4・請書】
平成21年6月5日付けで、高村組合長の公印押印あり。

【別紙5:平成21年度支出負担行為兼支出命令書(物品)】
主管課決裁 (課長)
市長・− 部長・− 課長・須藤 係長・大竹 係・岡田
合議 (契約検査課長)
会計管理者・− 会計課長・− 財政課長・− 契約検査課長・田村
決裁年月日  平成21年6月5日
平成21年度 一般会計 1906
所属    財務部税務課
起票年月日 平成21年6月5日
起票者   主事 岡田 智子
 款    2 総務費
 項    2 徴税費
 目    2 賦課徴収費
事業    2 徴税事務
細事業   1 徴税事務
 節    11 需用費
細節   1 消耗品費
予算区分  歳入歳出予算
予算現額  3,797,000
配当現額  3,797,000
金額    210,000
負担累計  1,046,995
予算残額  2,750,005
配当残額  2,750,005
説明1   1 消耗品費(本所)
執行区分  単件
契約区分  随意契約
支出区分  通常払
支払方法  口座FD
分割区分  一括
負担行為日 平成21年6月5日
発注日   平成21年6月5日
検収日   平成21年6月5日
請求日   平成21年6月19日
品名・規格 絹娘
数量    200.00
単位    本
単価    1,000.00
金額    200,000
消費税(5%)10, 000
納品場所  税務課
摘要    文書番号第5927号にて決裁済
債権者  住 所 群馬県安中市松井田町新堀甲909
     会 社 碓氷製糸農業協同組合
     代表者 代表理事組合員高村育也
     振込先 群馬銀行松井田
     口座種別 当座預金    口座番号 ■■■
     名義人 ウスイセイシノウいウキョウドウクミアイ   
     請求書No.
負担行為番号 21−11903−12−1−1
支払年月日  支払済21.7・17会計課(丸印)
伝票番号   21−11903−22−1−1
支払予定日  平成21年7月17日
支出決定(会計管理者)
会計 会計管理者・田中 会計課長・− 係長・矢島 係・池沢
決裁年月日  平成21年6月29日
財務部税務課→会計課


【別紙6:平成21年度支出負担行為兼支出命令書(物品)】
主管課決裁 (課長)
市長・− 部長・− 課長・須藤 係長・大竹 係・岡田
合議 (契約検査課長)
会計管理者・− 会計課長・− 財政課長・− 契約検査課長・田村
決裁年月日  平成21年6月19日
平成21年度 一般会計 2606
所属    財務部税務課
起票年月日 平成21年6月19日
起票者   主事 岡田 智子
 款    2 総務費
 項    2 徴税費
 目    2 賦課徴収費
事業    2 徴税事務
細事業   1 徴税事務
 節    11 需用費
細節   1 消耗品費
予算区分  歳入歳出予算
予算現額  3,797,000
配当現額  3,797,000
金額    120,750
負担累計  1,229,140
予算残額  2,567,860
配当残額  2,567,860
説明1   1 消耗品費(本所)
執行区分  単件
契約区分  単価契約
支出区分  通常払
支払方法  口座FD
分割区分  一括
負担行為日 平成21年6月19日
発注日   平成21年6月19日
検収日   平成21年6月25日
請求日   平成21年6月26日
物品番号  500360
品名・規格 額縁(A3 金ラック 包装掛紙付)
数量    200.00
単位    個
単価    575.00
金額    115,000
消費税(5%)5,750
納品場所  税務課
摘要    法人市民税感謝状用
債権者  住 所 群馬県安中市東上磯部1799−1
     会 社 西毛事務器
     代表者 代表者 武井文雄
     振込先 群馬銀行磯部
     口座種別 普通預金    口座番号 ■■■
     名義人 タケイフミオ
     請求書No.
負担行為番号 21−12933−15−1−1
支払年月日  支払済21.7・24会計課(丸印)
伝票番号   21−12933−15−1−1
支払予定日  平成21年7月24日
支出決定(会計管理者)
会計 会計管理者・田中 会計課長・− 係長・矢島 係・池沢
決裁年月日  平成21年7月8日
財務部税務課→会計課
**********

■開示された以上の情報から次のことが判明しました。

(1)岡田市長のいう「企業訪問対話200社」というのは、「法人市民税の高額納税者ランキングベスト200」という意味であること。
(2)訪問先、日時、対話相手、対話目的、対話内容メモに関する行政文書が一切不存在であることから、市長が、自分で自家用車を運転して、公務時間内外で、額入りの感謝状と記念品を持って、法人関係者を巡り歩き、対話をしたこと。
(3)時期的には、6月19日に碓氷製糸からボディータオルの納品を受け、6月25日に西毛事務器から額縁の納品を受けたことから、7月初めから夏休みを挟んで、9月初めにかけて、200社を回り、額入りの感謝状と記念品を配って回ったと考えられること。
(4)記念品をなぜ碓氷製糸のボディータオルにしなければならなかったのか、について、経緯が不透明であること。

 このことから次のような岡田市長の戦略をうかがい知ることができます。
(A)法人とはいえ実際には会社の幹部らと会い、品物を渡しているわけですが、公職選挙法の有権者に対する金品の配布に抵触しないように、理由付けができること。
(B)岡田市長は、公用車を廃止したと自慢する岡田市長ですが、このような場合、200社を何時どのように巡回訪問したのか、全く記録が残らないこと。

■それにしても、公金を使って、企業関係者と対話をしても、公職選挙法に抵触しない巧妙な作戦を編み出した岡田市長の戦略には、驚かされます。

 タゴの巨額横領所得に対する市民税は棒引きにしておいて、法人市民税の高額納税対象企業のみ感謝状を出し、市政を信じて食べる物も、着る物も、履く物も節約して営々とまじめに納税に励んできた市民には、いったいどのような感謝状を渡すつもりなのでしょうか。

【ひらく会情報部】
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