公職者が金品を配っても起訴されない世にも不思議(4)  安中市長選挙

平成18年4月に実施された安中市と松井田町の合併に伴う市長選挙で当選した岡田市長が、選挙の前後に金品をバラまいたとする情報は、市内各地で取り沙汰されていましたが、結局、安中警察署は不問に付しました。

実際に警察に通報したり、事情聴取に呼ばれた関係者からの情報を当時入手しましたのでご紹介します。これでも、公職選挙法でつかまらないのですから、公選法の寄附の禁止は完全に形骸化していると断言できます。したがって、今後、選挙民に金品を配って、もし警察に呼ばれたら、安中市の例を説明すれば、無罪放免になることは間違いありません。

・・・今度の新市長の岡田義弘氏が、中島、早川、小川を交えて選挙戦を戦ったのは平成18年4月だった。その戦いの中であまりにも金品が聞こえてきたのは事実だ。首長を決める中で、議員もそうだが、ただ法に触れなければ何をしてもいいんだ、というものの考え方で、岡田義弘氏はすべての選挙を戦ってきたのが現状だと思う。
特に今回、私も金品配布の現物を見たが、岡田氏は公職選挙法というものを結果的に相当マスターしているということができる。なぜなら、彼がやることは結果的にすべて公職選挙法に触れないというのが現状だからだ。
前の県連の事務局長が警察に行って、「今回は私の顔に免じてどうにか」というようなことも言って、「はあ、それで終わりなんだ」というような話が出た。
時期的には少し前後するが、まず最初の件というのは、選挙期間中に商品券が出ている。
岡田義弘氏本人が、今度市長選に出るからということで野殿の中の方に対して出している。その情報は警察に行っている。それとあとは、選挙後に岩井、岩野谷というのか、岩野谷地区の何名かの支部長と称する立場の人に5万円と酒四升が出ている。これは全部警察は知っている。
金品と同じものというから商品券、金券というか、それも警察に言っている。金券は平成17年の12月の話。5万円と酒というのは選挙が終わった時期だ。
実際この狭い地区の中で5人、6人が出たものならよいが、1点だけが出ている。商品券も知られている範囲では1点だけ。また、5万円の口のほうは、受け取った人が実際に私の所に報告に来た。全部で5人ほどいる。
警察に通報したところ、警察はこの件についてはすぐに飛びついて、受け取った人を安中署に留置した。ところが数日たったら「これは法令に違反していないんだよ」と言われたという。ただし、金券についてはまだそのままになっている。
それから、地元にコスモスの会というのがある。コスモス見学をするところで平成18年4月9日だったか、日曜日だったかに、書道の会があって、その書道の会の所に花見をした。岩井のK製作所の社長が先生をしているらしくて、その社長の教え子たちが、何人かで花見をした。その時に、3万円ばかり持ってきたという。そしたらKさんが、この金が困ったというようなことを言った。そういう情報が出たから、警察に通報した。そしたら「これも違反しない」と安中警察が言った。
原市の民生委員が岡田氏と知り合った後、それからずっと年に1、2回は品物を届けて、挨拶に来るので、なぜだろうといぶかったが、そのうち「選挙のためにやっているんだな」と分かったと話していた。
書道会の花見の件は、既に警察は連絡を受けていたが、その後の捜査状況を警察に聞いても「捜査上の問題があるので全部は言えない」と言われる。
警察関係者は「第一線で捜査をしている自分たちも悔しい」と言っている人も入るから、おそらく県警の上の方から指示があるらしい。警察の言うことには「5万円、酒4升の件は、後援会の役員が後援会のメンバーに配るから問題ない。ただし、集まってそれを処分するような行為をした場合には、後援会以外の人が入っていればそれはだめだ」という説明だ。
だから、岡田氏の金品配布が選挙違反でないということになるので、「では、何も気を使わなくてもいいではないか。いつでも事が終わったら、後援会の役員さん、お疲れさんでしたと、金をうんと使えるひとはうんと使ってやればいい」ということになる。しかし、このことを警察に言うと、「実際、これは違反ではない」と警察から言われる。それなら「ストレートに岡田氏本人が持っていったものが、なぜ大丈夫なんだい」と質問したところ、さすがに警察は「もうクロに近い。但し、これといったものを出せない自分たちの苦しさがあるんだ」と言うが、「それより話は変わるけれども、岡田氏が議員をしているときからの業者の関係で、贈収賄の噂でも何でも情報をくれないか」と話題を変えて警察が言う。
しかし公選法と贈収賄はまったく別の問題だ。そうした理由をつけて、告発を受理したくないというのが今の警察の問題だ。
私は警察に「こういうものが本当にまかりとおるのか」と言った。金券配布については、平成17年12月30日か31日。大晦日だった。この件で、安中警察が関係者から事情聴取をした。本来なら金券を受け取ったひとだけだが、取調室には、もう一人を入れている。金券はどうやら関西方面から購入したものだという。子供が向こうにいるので、会いに行って、向こうのデパートで買ったらしいというのがもっぱらの情報だ。
(続く)




0



コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL





AutoPage最新お知らせ