2010/4/12  22:54

ウラジオストクの短い春(その1)  国内外からのトピックス


■4月11日は安中市長選の投開票日でしたが、桜満開の北関東をあとにして、成田空港から、今回3度目の訪問となるウラジオストクに向けて飛び立ちました。

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↑成田空港第1ターミナル南ウイングの駐機場。

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成田空港第1ターミナル南ウイングの海外向け土産物売り場にはダルマが置いてある。

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昨年秋に新規オープンした南ウイングだが、やたらとブランドショップばかり建ち並び、普通の旅行者にとっては立ち寄りがたい雰囲気。

 機内アナウンスによると、ウラジオストクの気温は8度。群馬より経度がずっと西にあるのに、時差が日本より1時間進んでおり、3月下旬からサマータイムの影響でさらに時差が1時間も進み、日本と+2時間の時差があります。そのため、日本では午後6時なのに、ウラジオストク空港に着陸した午後8時は、まだあたり一面明るいのです。

 上空から見ると、ウラジオストク周辺の山々にはまだ根雪が残って見えましたが、平野部では雪は見られません。しかし、まだ春の芽吹きには至らず、一面カーキ色の世界で、あちこちで川岸や土手の枯れ草を焼く光景が見られました。そのため、地表には薄い霧が立ち込めているかのようでした。

■ウラジオストク空港で機内からバスでターミナルに移動しますが、駐機場には先日ポーランドの大統領一行が搭乗していたのと同じツポレフTu154型機の姿も見えました。

 ソ連時代を彷彿させるかのように、パスポートコントロールで1時間近くも並ばされた挙句、ようやく入国審査が終わり、出迎えの人々でごった返す到着ロビーに出た途端、「群馬県昭和村」というプラカードを持ったロシア人に呼びとめられました。一瞬、「えっ」と思いましたが、直ぐに先日の新聞記事の内容を思い出しました。

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こんにゃく日本一から世界一へ 昭和村、ロシアに売り込み
東京新聞2010年4月1日
 日本一のコンニャクイモ生産量を誇る昭和村の加藤秀光村長は今月11〜15日、こんにゃくの消費拡大を目的に、村商工会のメンバーらとロシアのウラジオストクを訪問する。同村が海外でこんにゃくをトップセールスするのは初めて。加藤村長は「ロシアを皮切りに健康食品のこんにゃくを世界に売り出したい」と意気込んでいる。 (山岸隆)
 村産業課によると、村内のコンニャクイモの生産農家は約二百五十戸、栽培面積は約八百ヘクタールで、収穫量は年間約一万三千八百トン。全国有数の生産地として知られる。
 村によると、ロシアではダイエットに対する国民の関心が高く、昨年秋に在日ロシア大使館のスタッフが昭和村を訪れ、コンニャクイモ畑などを視察。今年二月には同大使館に加藤村長らが招かれ、「ロシアに来て、こんにゃくをPRしてみてはどうか」と打診を受けていた。
 同大使館の紹介でウラジオストクの経済界の代表らと昭和村との調整が進み、訪問が実現した。
 訪問団は村や村商工会の幹部、村内のこんにゃく加工業者ら計九人。ウラジオストクで開かれる国際的な農業見本市で、同商工会が開発したこんにゃく入りの「ダイエットハンバーグ」や刺し身こんにゃくなど十四種類の加工品を展示、試食してもらう。
 村産業課は「ロシアの食品業者やレストラン経営者、行政関係者らとの交流を予定している。チャンスを生かし、日本一から世界一を目指したい」と意欲的だ。
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■ほどなく、加藤村長ら役場の幹部や、商工会の役員ら一行がガヤガヤと通関を終えて到着ロビーに出てきました。木曜日までの滞在にしては、皆大きなスーツケースを抱えています。中に見本市向けのこんにゃく加工品が入っているのでしょうか。荷物はすべてX線荷物検査機を通されますが、中を開けろとはめったに言われないので、無事に通関できたようです。

 役場の幹部とおぼしき人物に、激励の言葉をかけると、一瞬驚いた様子でしたが、直ぐに趣旨を理解していただきました。

 ここ、ロシアではコンニャク芋の栽培は冬が長いので、あまり適している環境とは言えませんが、ロシアでは近年日本食ブームなので、さらにダイエットに効果的という付加価値をキャッチフレーズにして売り出せば、ロシアでもヒット商品になる可能性は十分にありそうです。

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サマータイムの影響で、ウラジオストクの日の出は午前7時50分。もうもうと煙を上げているのは火力発電所。中央の金角湾の左に見えるのが2012年APEC開催に間に合わすべく建設中の斜長橋。

【ひらく会情報部・海外取材班】
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