2010/7/11  19:12

フリマ中止を巡る未来塾と安中市・岡田市長とのバトル・・・クロをシロにした一審の仰天判決  安中フリマ中止騒動

■フリマ主催者の未来塾と岡田市長との間で、平成19年9月10日に市長室で開かれた意見交換会のやりとりを、岡田市長が平成19年12月広報紙で虚偽の内容を掲載して未来塾と未来塾代表のイメージダウンを図った事件(事件番号:平成20年(ワ)第49号)は、提訴から20ヶ月目の平成22年5月27日(木)午後1時15分から同16分にかけて、判決が渡されました。

 まず、判決文を見てみましょう。


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【判決文】
平成22年5月27日判決言渡 同日原本領収 裁判所書記官 福田秀太良
平成20年剖第492号 損害賠價等請求事件
口頭弁論終結日 平成22年3月25日
    判  決
群馬県安中市岩井609−1
  原告          松 本 立 家
群馬県安中市岩井638
  原告       地域づくり団体未来塾
  同代表者代表      松 本 立 家
  原告ら訴訟代理人弁護士 山 下 敏 雅
  同           山 口 裕 未
  同           大 伴 慎 吾
  同           中 城 重 光
  同           釜 井 英 法
  同           登 坂 真 人
  同           寺 町 東 子
  同           後 藤 真紀子
  同           青 木 知 己
  同           吉 田 隆 宏
  同           船 崎 ま み
  同           寺 田 明 弘
  同           高 城 智 子
群馬県安中市安中一丁目23番13号
  被告        安  中  市
  同代表者市長    岡 田 義 弘
  同訴訟代理人弁護士 渡 辺 明 男
  同指定代理人    鳥 越 一 成
  同         吉 田   隆
  同         反 町   勇
群馬県安中市野殿969番地
  被告        岡 田 義 弘
主 文
1 原告らの請求をいずれも棄却する。
2 訴訟費用は原告らの負担とする。
事 実 及 び 理 由
第1 請求
1 被告らは,原告松本立家に対し,連帯して,400万円及びこれに対する平成19年12月21日から支払済みまで年5分の割合による金員を支払え。
2 被告らは,原告地域づくり団体未来塾に対し,連帯して,400万円及びこれに対する平成19年12月21日から支払済みまで年5分の割合による金員を支払え。
3 被告らは,連帯して,被告安中市が制作する「おしらせ版あんなか」に別紙1記載の記事を別紙2記載の条件で1回掲載せよ。
第2 事案の概要
 本件は,原告地域づくり団体未来塾(以下「原告未来塾」という。)及びその代表者である原告松木立家(以下「原告松本」という。)が,被告安中市(以下「被告市」という。)発行の広報詰に掲載された被告岡田義弘(以下「被告岡田」という。)執筆に係るフリーマーケット開催についての意見交換会に関する記事によって原告らの名誉が毀損されたなどと主張して,被告岡田に対して不法行為による損害賠償請求権に基づき,被告市に対して被告岡田の行為についての国家賠償法1条1項若しくは民法715条1項(使用者責任)による損害賠償請求権又は上記広報詰の編集,発行及び配布を担当した職員の行為についての国家賠償法1条1項による損害賠償請求権に基づき,連帯して,各原告につき400万円及びこれに対する上記広報誌に被告岡田の記事を掲載し配布した日の後である平成19年12月21日から支払済みまで民法所定の年5分の割合による遅延損害金の支払を求めるとともに,被告らに対し,民法723条に基づく名誉回復措置の請求として上記広報誌への謝原文の掲載を求める事案である。
2 前提事実(証拠を掲記した事実以外は当事者間に争いがない。)
(1) 当事者
ア 原告未来塾は,「より良いまちづくり・人づくり・環境づくり」などを目指して,フリーマーケットやバザー等を開催し,その収益金の一部を被告市や社会福祉協議会へ寄附したり環境保護活動及び各種文化事業を実施したりするなどの活動をしている権利能力なき社団である。原告松本は,安中市の市民であり,平成19年以前から現在に至るまで原告未来塾の代表を務めている者である。
イ 被告市は,毎月2回広報誌「おしらせ版あんなか」を発行して安中市内の全戸に配布している。被告岡田は,平成18年4月から,被告市の市長の職にある者である。
(2) 意見交換会
ア 原告未来塾は,安中市青年団連合会(その後の「地域創造集団楽舎」)と共催で,平成4年5月31日から平成19年6月3日まで,年に2回,合計31回,フリーマーケットinあんなかを開催した。
イ 原告未来塾の■■■であった■■■■は,同年8月,被告市の建設部都市整備諜に対し,同年10月28日開催予定の第32回フリーマーケットinあんなか(以下「本件フリーマーケット」という。)について,米山公園(以下「本件公園」という。)使用の許可申請書を提出しようとしたが,これに対する同課職員の対応が従前とは異なっていたため,同申請書を持ち帰った。
ウ 原告未来塾と被告市は,同年9月10日,意見交換会(以下「本件意見交換会」という。)を開き,本件フリーマーケットについて協議した。
(3) 本件意見交換会についての記事の掲載
 被告市は,安中市広報紙発行規則に基づき広報語「おしらせ版あんなか」を定期的に発行しているどころ,同年12月21日ころ,同日付けの「おしらせ版あんなか」第41号(以下「本件掲載語」という。)に,「談話」との見出しで,被告岡田が本件意見交換会について記載した別紙3の記事(以下「本件談話」という。)を,被告岡田が執筆したものであることを明示して掲載し,そのころ本件掲歌語を安中市の全戸に配布した。本件談話には以下のアないしキの記載があった。本件談話には,被告岡田を除き,本件意見交換会出席者について氏名若しくは役職又は写真などの情報は掲載されていなかった。
ア 1.話し合い開催日:平成19年9月10日午後6時30分(市役所市長室)
  2.出席者:安中市:4名 未来塾3名
  3.安中市から回答した日:平成19年9月13日午前8時30分 誠意をもって許可する旨回答した
  4.フリーマーケット開催予定日:平成19年10月28日・・・市の回答から44日I間もある(以下「本件談話@」という。)
イ 市 :すみませんが確認をさせていただきたいのですが・・・。
  未来塾:目を見て話をしろ(冒頭から怒鳴る)
  市 :静かに話をしましょう。(以下「本件談話A」という。)
ウ 市 :募金箱を持って回るのはおかしい。市はそういうことを知っているのか・・・。という指摘もあります。本当なのか伺います。
  未来塾:阪神大震災が発生した時,募金箱を持って回り,募金活動をしたことが1回だけあるだけです。
  市 :阪神大震災は12年前ですよね。13年前のことを市民が指摘するのですかね・・・。
  未来塾:阪神大震災のときだけです。その時以外は一切募金活動はしていません。
  市 :そうですか。未来塾の皆さんは昨年ここ(市長室)へ何回(※)も来たんですから,フリーマーケットの内容の説明をされて市は聞いていれば市民から苦情や指摘があった時に即座に金額等は市は承知していますと答えられたんですよね。市は市民に説明責任があるのです。(以下「本件談話B」という。)
エ 市:スポーツセンターの駐車場使用について確認させてください。西の中央駐車場はスポーツセンター利用者の駐車場に。東駐車場はフリーマーケットの皆さんに。はっきりスミワケを決めたことはご承知ですか。
  未来塾:知っています。
  市 :スポーツセンター中央駐車場までフリーマーケットの駐車場にするとは市は何を考えて提供しているのだ・・・と市民から抗議や苦情が来て困っているのですよ。(以下「本件談話C」という。)
オ ※市役所北側のサワイ産業が閉鎖するので,市が跡地を買収するよう3回来庁しています。(1回目,2回目は未来塾から1人で,3回目はサワイ産業社長と2人で来庁)(以下「本件談話D」という。)
カ ○フリーマーケット出店者に配布された資料(平成19年6月3日開催分)から抜粋」と記載して原告未来塾作成の資料から一郎抜粋し,原告未来塾が参加者から参加勢を徴収しているとの部分及び「活動のための寄付金を集めています。」との部分を転載(以下この記載と転載の部分を合わせて「本件談話E」という。)
キ 安中市は人と争うことを避け,人に責められて人を責めず,罵られて罵らず,市行政は寛容の精神を持つ人を育てることを銘としています。(以下「本件談話F」という。)
(4) 被告市は,そのころ,本件談話を被告市のインターネット上のウェブサイト(以下「本件ウェブサイト」という。)に掲載した。
3 争点及び争点についての当事者の主張
(1) 本件談話が原告未来塾の社会的評価を低下させたか。
(原告未来塾の主張)
 本件談話の摘示事実は,次のとおりである。
ア 本件談話@は,「44日間も」との記載などからすれば,被告市の回答から本件フリーマーケット開催予定日までの準備期間が十分にあり,本件フリーマーケット中止の責任が原告らにあるかのような事実を摘示している。
 本件談話Aは,大声を上げる行為や態度で威嚇する行為は行政対象暴力に該当し,行政対象暴力は一般市民にも広く認識されているところ,原告らが,自己の主張を通すために本件意見交換会の冒頭から被告らを威嚇し,不当要求を行ったとの事実を摘示している。
 本件談話Bは,原告らが募金に関して不自然な弁解を行い,「おかしい」行為を反復継続しているのにそれを市に説明していない不誠実な態度をとったとの事実を摘示している。
 本件談話Cは,原告らが市との約定を守らず,市民から抗議や苦情が出るような活動をしていながら,対応や改善の努力を行わない不誠実な態度をとっているとの事実を摘示している。
 本件談話Dは,原告らがボランティア活動ではなく不動産売買取引による営利活動に従事し,被告市に対して不当要求を行ったとの事実を摘示している。
 本件談話Eは,原告らが,参加費の徴収により原告らに利益が生じている,すなわち営利目的でフリーマーケットを運営しているとの事実,原告らが自らの利益のために寄付金を募っている事実を摘示している。
 本件談話Fは,原告らが被告らを理不尽に責めかつ罵った事実を摘示している。
イ 本件談話は,全体として,原告らが私利私欲のためにフリーマーケットinあんなか開催に関し不正な活動に従事し,また,話合いに際しても不誠実な態度を示す者や団体であるとの事実を摘示しているものである。本件談話は,安中市の地域活性化及び自然保護等のために従事し,数多くの賞を受賞するなどして社会的に高く評価されるに至った原告未来塾の社会的評価を甚だしく毀損するものである。
(被告らの主張)
 本件談話Aは,本件意見交換会の雰囲気を摘示するとともに,原告らが,目を見て話さない市長に対し,礼儀に欠けるとして怒って注意したとの事実を摘示したにすぎない。世論調査によれば,72.3%もの人が対話相手の目を見て話をするのが礼儀だと考えているのであって,上記摘示事実は原告らの社会的評価を毀損するものではない。
 本件談話Bは,被告市と原告未来塾が本件意見交換会で原告らの募金活動について話題にした事実を摘示したものである。
 本件談話Cは,フリーマーケット開催に当たっての条件を摘示したものである。
 本件談話Dは,原告未来塾の構成員が本件意見交換会以前にも市長室に来たことがあるとの事実を摘示している。
 本件談話Fは,被告市の銘及び市長が市行政を進める上での基本理念を摘示したものである。
 被告らは,本件談話を見出しを「談話」とし末尾に市長名を記載して掲載したことからすれば,一般読者は,本件談話は市長個人による説明にすぎず被告市による広報とは一線を画するものと理解するはずである。また,一般読者が,本件談話から,原告らが行政対象暴力を行ったと理解するとは到底思われない。
 本件談話は,本件談話@ないしFを個別にみても,全体としても,何ら原告未来塾の社会的評価を低下させるものではない。
(2) 本件談話が原告松本の社会的評価を低下させたか。
(原告松本の主張)
 本件談話は,その文中に「過日,新聞などにより報道された」との記載があるように,新聞報道を前提としたものであるところ,本件掲載誌配布の日以前に発行された新聞に,原告松本は,原告未来塾の代表者であり,本件意見交換会に出席したことなどが記載された記事が掲載されていたのであって,原告松本が本件意見交換会に出席していたことは一般読者らにも明らかになっていた。本件談話は,田記載の原告未来塾の主張のとおりの事実を摘示したものであるが,原告未来塾のみならず,原告松本についても,私利私欲のためにフリーマーケットinあんなか開催に関して不正に活動した事実及び被告市との話合いに際し不誠実な態度を示す者である事実又は不誠実な態度を示す者の所属する団体の長である事実を摘示しているものであって,原告松本の社会的評価を毀損するものである。
(被告らの主張)
 本件談話には,原告松本の個人名はもとより,本件意見交換会に原告来塾側からの参加者の氏名を特定した記載は一切ないから,原告松本の本件意見交換会での発言を推測又は特定することはできない。仮に原告ら主張の新聞報道等に接した者が原告松本は本件談話における原告未来塾側の出席者の一人である事実を認識できたとしても,上記報道等は,原告未来塾の構成員がテレビ出演するなどして原告らが積極的に報道機関に上記事実を公表したことによりされたものであって,被告らが責任を負う筋合いのものではない。
 また,本件談話には,本件意見交換会参加者のうちだれが発言したか了知し得る記述はー切ない。さらに,本件談話は実質的に原告未来塾の代表者に向けられたとは評価できない。よって,本件談話は,原告松本の社会的評価を毀損するものではない。
(3) 被告市は,本件談話が原告らの名誉を毀損する場合に,責任を負うか。
(原告らの主張)
ア 被告岡田の行為が不法行為を構成することから,被告市は,国家賠償法1条1項所定の責任を負う。また,被告岡田の行為は被告市の事業の執行についてされたものであるから,被告市は民法715条1項所定の責任を負う。
イ 本件掲載詰を編集,発行,配布し,本件談話を本件ウェブサイトに掲載した担当職員の行為,本件談話の内容を修正させたり原告らに事前確認したりなどすることなく,本件談話を本件掲故紙に掲載させた総務部長,建設部長,教育部長及び行政課長の行為並びに広報編集会議を開催しなかった総務部長,秘書行政課長及び広報広聴担当職員の不作為は,不法行為を構成し,被告市は,上記職員の作為及び不作為について,国家賠償法1条1項所定の責任を負う。
(被告市の主張)
ア そもそも,被告岡田に不法行為は成立せず,被告市が責任を負うことはない。
イ 仮に被告岡田に不法行為が成立するとしても,本件談話は,被告岡田が,個人的に意見を表明したものにすぎず,行政部門の私経済作用に属し,公権力の行使に当たらないから,被告市は国家賠償法上の責任を負わない。
ウ 仮に被告岡田に不法行為が成立するとしても,被告岡田は,地方自治法第17条により公選に基づき選任された市長であり,同法第147条により被告市を統轄し代表する者であるから,民法第715条1項ただし書きにより,被告市は使用者責任を負わない。
エ 本件掲載誌を編集,発行,配布し,本件談話を本件ウェブサイトに掲載した担当職員の行為に違法性はなく,被告市は国家賠償法上の責任を負わない。
(4) 被告岡田は,本件談話が原告らの名誉を毀損する場合に,責任を負うか。
(原告らの主張)
 被告市に国家賠償法上の責任が認められても,加害者本人である被告岡田は故意又は重過失があったのだから,責任を免れることはできない。
(被告岡田の主張)
 公務員個人である被告岡田は,本件談話の執筆及び掲載について損害賠償責任を負わない。
(5) 本件談話が原告らの名誉を毀損する場合に,違法性又は責任を阻却する事由があるか。
ア 本件談話に公共性・公益目的が存するか。
(被告らの主張)
 本件談話は公共の利害に関するものである。また,被告らは,被告市が本件公園使用を許可したこと及び本件意見交換会の経過等を市民に説明するため執筆及び掲載したものであって,専ら公益的な目的によるものであった。
(原告らの主張)
 本件談話が公共の利害に関するものであることについては争わない。しかし,被告らが公益を図る目的であったことについては否認する。
イ 本件談話の摘示事実は真実か。
(被告らの主張)
 本件談話の摘示事実は,すべて真実である。本件談話Aについては,原告ら側の出席者が隣室にいた被告市の職員が驚くほどの大声で怒鳴ったものであって,原告ら主張のような穏やかなものではなかった。原告らは,本件訴訟において,本件意見交換会の録音データを証拠として提出したが,同データは被告らに無断で録音されたものであるのみならず,録音後編集が加えられたものであって,証拠能力はない。
(原告らの主張)
 以下のとおり,本件談話は,真実に反し,被告岡田が本件意見交換会について不適切なまとめ方をして恣意的に執筆したものである。本件談話が真実に反することは,原告らが本件訴訟において証拠として提出した記録媒体に記録された本件意見交換会の録音データに照らして明らかである。
(ア) フリーマーケット開催には準備期間として約3か月を要するものであるから,本件談話@の摘示事実は真実に反する。
(イ) 原告松本は,本件意見交換会開始から約20分経過した時点で,被告岡田に対し穏やかに指摘したのみであって,本件談話Aの摘示事実は真実に反する。
(ウ) 本件談話Bは引用量として不適切な上,原告らが述べたことと異なる内容を記載し,被告岡田が発言していないことを発言したものとして記載したものであって,真実に反する。
(エ) 本件談話Cは,被告岡田の主張を根拠も明示せずに一方的に掲載したのみであって,原告らの説明が記載されていない。
(オ) 本件談話Dは,原告松本が原告未来塾の代表との立場を離れて被告岡田と面談したことについて原告未来塾から1人と記載したものであって,真実に反する。
(カ) 本件談話Eは,原告未来塾作成の資料の一部のみを恣意的に抜粋したものである。
(キ) 原告らが被告らを罵った事実はなく,本件談話Fの摘示事実は真実に反する。
ウ 本件談話の摘示事実が真実であると信じるにつき相当の理由があったか。
(被告らの主張)
 仮に本件談話の内容が真実ではなかったとしても,被告岡田は,本件意見交換会について自ら作成した要点筆記に基づき本件談話を執筆し,その後,本件意見交換会に同席していた被告市の職員らに本件談話を確認させた。被告市は,広報紙の発行に当たって必要があると認めたときに限って編集会議を開催するにすぎないところ,本件談話については必要はないと判断した。よって,被告らは,本件談話の内容が真実であると信じたことについて合理的な理由があり,責任が阻却される。
(原告らの主張)
 被告市は,市長談話の掲載頻度や本件談話の内容にかんがみれば,安中市公報紙発行規則第9条に基づき,本件談話を本件掲歌語へ掲載するに当たり同会議を開催する必要があったにもかかわらず,同会議を開催しなかった。また,被告らは,本件談話の内容について,本件意見交換会の被告岡田以外の出席者に意見を聞いて修正することをせず,原告らに対して事前確認をしなかった。よって,被告らは,本件談話の摘示事実を真実と信じたことについて相当性はない。
エ 言論の応酬並びに意見及び論評としての相当性
(被告らの主張)
 本件談話@は,被告岡田が原告ら側の出席者から目を見て話すように強い口調で言われたことを怒鳴られたと感じて記載したものであって意見表明であるということができ,本件談話は,全体としても,被告岡田が被告市の市長として意見及び論評を発表したものである。
 また,原告未来塾は,本件談話に先立つ平成19年10月12日ころ,同日付けの機関紙「未来塾ニュース」(以下「本件機関紙」という。)に,本件意見交換会についての原告らの言い分を記載した記事を掲載し,新聞折り込みにより一般に周知した。同記事には,被告らへの悪意が感じられる部分もあった。本件談話は,本件機関紙の上記記事及び被告らに対して批判的であった新聞報道等に対する反論行為の意味を有しているし,原告らは本件機関紙に再反論を掲載することもできた。原告未来塾は,その会員に市長選に立候補するほどの有力な市議会議員を擁し,同議員は市議会において被告岡田に本件談話について一般質問を行っており,対抗言論が可能な立場にあった。
 よって,本件談話は,言論の応酬並びに意見及び論評としての相当性の範囲内にあることは明らかである。
(原告らの主張)
 被告ら主張の本件機関紙の記事は,被告らの名誉を毀損するものではなく,言論の応酬の法理の適用の前提を欠いている上,被告らは自己の正当な権利を擁護するためやむを得ず本件談話を執筆・掲載したものではない。のみならず,本件談話は,表現方法及び内容において,相当な範囲を著しく逸脱している。また,本件掲歌語は被告市の広報語であり全戸配布されたものであって,一任意団体である原告未来塾の本件機関紙への記事掲載及び一個人である原告松本の言動と同列に並べて言論の応酬の法理を適用することはできない。
(6) 本件談話が原告らの名誉感情又はそのほかの人格権を違法に侵害したか。
(原告らの主張)
 被告らは,本件談話の掲故により,原告らの社会的評価を毀損したのみならず,名誉感情をも違法に侵害した。また,本訴談話は,原告らの重要な身上,生き方,人格形成と強く結びついた活動を平穏に行うことを妨げられない利益等の人格権を違法に侵害した。
(被告らの主張)
 原告らの主張は否認する。被告らが,本件談話により,原告らの人格的利益を侵害し,それにより原告らに法的な不利益が発生したとは到底言えない。
(7) 原告らの損害等
(原告らの主張)
 本件談話によって原告らの被った損害を填補するに足りる慰謝料は,原告らそれぞれについて,400万円を下らない。
 また,被告市の広報は地域社会において決定的な影響を及ぼすものであり,一般的に高度に信頼されていることからすれば,本件訴訟において上記金銭的損害賠償請求が認容されたとしても,本件談話等を目にした者に対する影響が到底排しきれないことは明白である。よって,被告らの不法行為に対する名誉回復措置として,上記金銭賠償に加えて,「おしらせ版あんなか」に本件談話掲載等の謝罪を内容とする別紙1記載の記事を別紙2記載の条件で掲載する必要がある。
(被告らの主張)
 原告らの主張は否認する。原告未来塾は権利能力なき社団であって,慰謝料は認められない。
第3 当裁判所の判断
1 争点(1)(本件談話が原告未来塾の社会的評価を低下させたか。)について
 出版物に掲載されている記事による名誉毀損の成否は,一般の読者の通常の注意と読み方を基準として,これによって一般読者が当該記事から受ける印象及び認識に従って判断するのが相当である(最高裁昭和29年(オ)第634号同31年7月20日第二小法廷判決・民集10巻8号1059頁参照)。
 また,その場合には,記事のうち特定の部分の記述のみを独立して取り上げて評価の対象とするのではなく,当該記事全体を読み,それから受ける印象及び認識が原告らの社会的評価を低下させる事実かを判断するのが相当である。
 この点から本件談話について検討する。
(1) 本件談話@について
 本件談話@は,本件意見交換会開催の形式的概要並びに本件フリーマーケット開催予定日及び本件意見交換会から本件フリーマーケット開催予定日までの期間を摘示したものである。原告未来塾が問題とする「44日間も」の部分については,せいぜい執筆者である被告岡田の主観によれば同期間は短いものではないと感じられる程度の感覚的な表現にすぎず,何ら原告未来塾の社会的評価を低下させるものではない。
(2) 本件談話Aについて
 本件談話Aは,本件意見交換会の冒頭に,原告未来塾側の出席者が,被告市側の出席者が目を見て話していないものと考え,同人に対し,目を見て話をしろと怒鳴った事実を摘示したものである。「怒鳴る」という表現は多分に主観に左右されるもので,場合によっては穏当でないことがあるものの,本件フリーマーケット開催について意見を交換する場において,被告市側の出席者が目を見て話していないと思われるような態度をとっていた場合に,原告未来塾側の出席者がこれについて真摯な態度に欠けるものとして不満を抱き,強い口調で指摘したとしても,そのことのみによって,行政対象暴力に当たるような不当な行為であるとの印象を一般読者に与えるということはできない。そして,本件談話において,原告未来塾側の出席者の態度が具体的に摘示されているのは本件談話Aの部分のみであって,むしろ,前認定の本件談話によると,本件談話のほかの部分においては,被告市が原告未来塾に対して苦言を呈するなどした事実が記載されているにもかかわらず,これに対し,原告未来塾は平静に回答した事実が摘示されているということができる。
 そうすると,表現に穏当さを欠く部分が全くないとはいえないが,本件談話を全体としてみると,一般読者の普通の注意と読み方を基準として読めば,その場の緊迫した険悪な雰囲気を示したにすぎず,原告らが行政対象暴力に当たるような不当な態度をとったなどの事実を摘示しているものということはできない。したがって,原告未来塾の社会的評価を低下させるものということはできない。
(3) 本件談話Bについて
 本件談話Bは,原告未来塾が震災時に募金活動をしたとの事実,これについて安中市民が被告市に対して指摘したことがあるとの事実及び原告未来塾は被告市に対して募金活動について報告していなかったとの事実を摘示したものである。
 震災時に募金活動をしたとの事実及びこれについて安中市民が被告市に指摘したとの事実の摘示については,原告未来塾に不利益なことではなく,何ら原告未来塾の社会的評価を低下させるものではない。原告未来塾は被告市に対して募金活動について報告していなかった事実の摘示については,本件談話には報告義務についての記載はなく,一般読者が原告未来塾は被告市に対し報告校務があったのにこれに反したと理解するとは解されないから,原告未来塾の社会的評価を低下させるものではない。
 また仮に,本件談話Bは,上記摘示事実のほか,原告未来塾が被告市に対して募金活動について事前に報告すべき義務があったのにこれに反し報告しないで募金活動を行ったとの事実まで摘示したものであったとしても,被告市は原告未来塾に対し物品の販売等が行われるフリーマーケットの開催については許可していたことが本件談話の記載からうかがわれるのであるから,これとは別に募金活動について報告しなかったという程度の軽微な手続違背により,原告未来塾の社会的評価が低下するとまで解することはできない。
(4) 本件談話Cについて
 本件談話Cは,原告未来塾と被告市との間で,フリーマーケット開催時におけるスポーツセンターの駐車場使用について合意した事実及び被告市の市民から,被告市に対し,同駐車場をフリーマーケット開催時にその利用者に対して提供していることについて抗議があったとの事実を榜示したものである。
 被告らは,本件談話において,原告未来塾が,フリーマーケット参加者に対し,被告市との間で駐車場利用上の合意をした旨及びその内容を記載し合意内容を守るよう注意を促す資料を配布したとの事実を榜示しており,この事実からは,原告未来塾による駐車場利用の管理に向けた努力がうかがわれるのであるから,本件談話を全体として読めば,本件談話Cの榜示事実についても,原告未来塾の社会的評価を低下させるものではない。
(5) 本件談話Dについて
 本件談話Dは,被告市の市役所北側の土地が売却される見込みになったことに伴い,原告未来塾の構成員が,被告市に来庁して被告市が同土地を買収するよう勧めた事実を榜示しているものにすぎず,その要求の内容や態様,原告未来塾の構成員の関与の目的などが摘示されているものではないから,上記榜示事実は原告未来塾の社会的評価を低下させるものではない。
(6) 本件談話Eについて
 本件談話Eは,原告未来塾がフリーマーケット出店者に対して配布した資料の内容を転載し,原告未来塾が参加者から参加費を徴収し,寄付金を募っているなどの事実を榜示したものであって,その使途や目的について何ら摘示するものではない。そして,参加費の徴収や任意の寄付金の募集自体は一般的に不当と評価されるものではないから,上記摘示事実は何ら原告未来塾の社会的評価を低下させるものではない。
(7) 本件談話Fについて
 本件談話Fは,直接的には,被告市又は同市長である被告岡田の心構えを記載したものである。仮に,その表現自体から,被告らの心構えを超えて何らかの意図が読み取れるとしても,そのような意図は読者の主観に左右される多義的なものであって,一般読者の普通の注意と読み方を基準として,原告未来塾が本件意見交換会において被告らを責めたり罵ったりしたとの事実まで摘示したものということはできず,原告未来塾の社会的評価を低下させるものとはいえない。
(8) 以上のとおりであるから,本件談話@ないし本件談話Fは,いずれも原告未来塾の社会的評価を低下させるものであるとはいえず,本件談話記載の事実全体及び本件に顕れた原告未来塾の社会活動等の実績を総合的に考慮しても,原告未来塾の社会的評価を低下させるものであるということはできない。
2 争点(2)(本件談話が原告松本の社会的評価を低下させたか。)について
 前記1のとおり,本件談話は原告未来塾の社会的評価を毀損するものではないことに加え,本件談話には,原告松本の名前の記載がなく,原告松本個人を特定する事実の摘示がなされていないことからすれば,本件談話は原告松本の社会的評価を低下させたものであるということは到底できない。
3 争点(6)(本件談話及び本件見出しが原告らの名誉感情又はそのほかの人格権を違法に侵害したか。)について
 本件談話は,前記1及び2でそれぞれ検討したことに照らし,社会通念上許される表現態様であって原告らを侮辱したものでないことは明らかであるから,被告らが原告らの名誉感情を違法に侵害したということはできない。原告らが主張するそのほかの人格権侵害についても,これを認めるに足りない。
第4 結論
 よって,その余の点について判断するまでもなく,原告らの被告らに対する請求は,いずれも理由がないから,これらを棄却することとして,主文のとおり判決する。

前橋地方裁判所高崎支部
   裁判長裁判官 安 藤 裕 子
   裁判官    本 村 洋 平
   裁判官    亀 村 恵 子

(別紙1)
市民の皆様ヘ
     お詫び
 安中市長岡田義弘は,安中市の発行した平成19年12月21日付「おしらせ版 あんなか」第41号に,「談話」と称する記事を掲載しました。
 同記事の掲載にあたり,安中市及び岡田義弘は,事実関係を公正かつ真摯に確認すべきであったにもかかわらず,これを怠り,事実と異なる内容の記事を掲載したため,桧本立家氏及び地域づくり団体未来塾の社会的信用を傷つけ,多大なご迷惑をおかけしました。
 また,皆様からの貴重な税金を使用しながら,市の広報の信頼性を損ないかねない事態を生じさせ,市民の皆様に対しても,多大なご迷惑をおかけしました。
 ここに,岡田義弘及び安中市は,松本氏,未来塾,関係者,及び市民の皆様に対し,深くお詫びし謝罪申し上げますと共に今後,同様の誤ちを二度と繰り返さぬよう,信頼回復に努めて参ります。
      平成  年  月  日
            岡 田 義 弘
            安  中  市

(別紙2)
1 記事のスペースはA4サイズ全面とする。
2 年月日は記事掲載の日を記載する。
3 「お詫び」という見出しの文字は12ポイントゴシック体,本文の文字は8ポイント明朝体とする。

(別紙3)
おしらせ版 あんなか NO.41
談 話
 過日、新聞などにより報道された、市有施設でのフリーマーケットの開催について、多くの皆さんから広報紙などで説明して欲しいという声が寄せられましたので、ここに紙面をお借りして、報告いたします。
 安中市と未来塾の話し合いの経過は次のとおりです。
1.話し合い開催日:平成19年9月10日午後6時30分(市役所市長室)
2.出席者:安中市4名 未来塾3名
3.安中市から回答した日:平成19年9月13日午前8時30分誠意を持って許可する旨回答した
4.フリーマーケット開催予定日:平成19年10月28日・・・市の回答から44日間もある
1問1答は次のとおりです。
市 :すみませんが確認させていただきたいのです,が・・・。
未来塾:目を見て話をしろ(冒頭から怒鳴る)
市 :静かに話をしましょう。市民から公共施設を使用して行うフリーマーケットで出店料を徴収しているが、市は知っているのかという指摘がなされています。2,000円は徴収しているのですか。
未来塾::2.000円の出店料を徴収していることは事実です。
市 :募金箱を持って回るのはおかしい。市はそういうことを知っているのか・・・。という指摘もあります。本当なのか伺います。
未来塾:阪神大震災が発生した時、募金箱を持って回り、募金活動をしたことが1回だけあるだけです。
市 :阪神大震災は12年前ですよね。12年前のことを市民が指摘するのですかね・・・。
未来塾:阪神大震災のときだけです。その時以外は一切募金活動はしていません。
市 :そうですか。未来塾の皆さんは昨年ここ(市長室)へ何回(※)も来たんですから、フリーマーケットの内容の説明をされて市は聞いていれば市民から苦情や指摘があった時に即座に金額等は市は承知していますと答えられたんですよね。市は市民に説明責任があるのです。
市 :スポーツセンターの駐車場使用について確認させてください。西の中央駐車場はスポーツセンター利用者の駐車場に。東駐車場はフリーマーケットの皆さんに。はっきりスミワケを決めたことはご承知ですか。
未来塾:知っています。
市 :スポーツセンター中央駐車場までフリーマーケットの駐車場にするとは市は何を考えて提供しているのだ・・・と市民から抗議や苦情が来て困っているのですよ。
※市役所北側のサワイ産業が閉鎖するので、市が跡地を買収するよう3回来庁しています。(1回目、2回目は未来塾から1人で、3回目はサワイ産業社長と2人で来庁)
○フリーマーケット出店者に配布された資料(平成19年6月3日開催分)から抜粋
資料2ページ
・1区画ごとに2,000円
・商店および企業は参加費は異なります。(10,000円以上)
・参加費は参加を取り消した場合、また、やむを得ず開催が中止になった場合も払い戻しはできません。
資料3ページ
・活動のための寄付金を集めています。
資料5ページ
・体育館は利用者用として使用のため、西の中央駐車場を空けておくことがイベント広場の使用、フリーマーケット開催の条件となっています。(明記されています)

 安中市は人と争うことを退け、人に責められて人を責めず、罵られても罵らず、市行政は寛容の精神を持つ人を育てることを銘としています。(明記されています)
 性急に過ぎる相違を克服しながら粘り強く合意を目指すことから成熟した風土は育つと思っています。
安中市長 岡田義弘

これは正本である。
平成22年5月27日
 前橋地方裁判所高崎支部
  裁判所書記官 福田秀太良
**********

■この裁判では、争点として次の7項目が掲げられ、原告と被告が互いに主張をしてきました。
争点(1) 本件談話が原告未来塾の社会的評価を低下させたか。
争点(2) 本件談話が原告松本の社会的評価を低下させたか。
争点(3) 被告市は,本件談話が原告らの名誉を毀損する場合に,責任を負うか。
争点(4) 被告岡田は,本件談話が原告らの名誉を毀損する場合に,責任を負うか。
争点(5) 本件談話が原告らの名誉を毀損する場合に,違法性又は責任を阻却する事由があるか。
 ア 本件談話に公共性・公益目的が存するか。
 イ 本件談話の摘示事実は真実か。
 ウ 本件談話の摘示事実が真実であると信じるにつき相当の理由があったか。
 エ 言論の応酬並びに意見及び論評としての相当性
争点(6) 本件談話が原告らの名誉感情又はそのほかの人格権を違法に侵害したか。
争点(7) 原告らの損害等

 ところが、判決では、裁判所は争点(1)、(2)及び(6)しか判断を行いませんでした。とりわけ、証拠として原告未来塾が録音記録の提出を行ったのに対して、被告岡田義弘個人は、怪しげな鑑定機関作成の鑑定書の鑑定結果をもとに「改ざんがあった」と主張していましたが、これについては裁判所の判断が全くありません。

 しかも、この酷い判決文を代読したのは、わが国の司法界でも特に悪名高い松丸伸一郎だったのです。おそらく、本来の判決文は、安藤裕子裁判長、本村洋平裁判官、亀村恵子裁判官の合議を下に、岡田義弘の偽証を問題視した内容だったのでしょうが、それだと都合が悪いとして、横槍が入り、この4月に前橋地裁から異動したばかりの松丸伸一郎が、急遽判決文を書いて、それを判決として朗読したものと見られます。

■このように、裁判所も安中市訴訟代理人の顧問弁護士も、和解に応じない岡田義弘個人にはさぞかし手をやいたことが窺われます。かといって、勝手に岡田の脅しに屈したのでは、わが国の法治国家としての顔に泥を塗られたことになります。

■当会が、タゴ51億円の損害賠償で安中市土地開発公社の歴代の役員やタゴ自身を訴えた裁判でも、裁判所はタゴを勝手に被告からはずし、岡田義弘以外の元役員らは「二度とこのような不祥事件は起こしません」と誓約して当会と和解に応じましたが、岡田義弘だけはシロクロ決着をつけなければならない、として和解に応じませんでした。

 そして、岡田義弘の政治的圧力に屈した裁判所の一部の裁判官が、当会にも判決日さえ知らせないまま、勝手に当会敗訴の判決を下したのでした。その時は、当会は東京高裁に控訴しましたが、口頭弁論を一回行っただけで、棄却されてしまい、最高裁にも上告しましたが、これまた門前払いとなりました。このため、全国の土地開発公社では不祥事が発生しても、住民には訴える権利がなく、公社役員は責任を問われることがないことが判例として確定してしまったのでした。

■今回の判決も、その時の状況を彷彿とさせます。しかし、これが判例とされると、独裁市長のインチキ談話を抑制する手段が失われることになり、市長の暴走を食い止めることができなくなります。鹿児島県の阿久根市でも市長の独断が話題になっていますが、阿久根市の場合は市長が信念に基づき行動している感があります。

 安中市の岡田義弘市長の場合には、そうした理念や信念がないため、ただ単に「目障りだから」「気に食わないから」というだけで、インチキ書類をでっち上げるため、攻撃された側はたまりません。なんとか、東京高裁での控訴審では、一審の原判決を覆してほしいものです。

【ひらく会情報部・この項おわり】
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