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来年4月の統一地方選を控え、早くもヒートアップした第1回碓氷安中地区の高崎高校OB会 政治とカネ
■12月8日付の上毛新聞の第1面の「助走011統一選 県議選の構図(8)」は、次のように報じています。
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安中市区
議席独占狙う自民 2人目擁立が焦点
自民の岩井均と無所属の茂木英子の現職2人が立候補を予定する。
2議席独占を狙う自民が2人目を擁立できるかが当面の焦点。安中支部の幹部の名が挙がったが、本人は固辞した。岩井の地元が旧松井田町であることから、旧安中市を中心に今後も人選が行われる見込みだ。
岩井は5日、大規模な県政報告会を開いた。「無投票はない」とみて、選挙戦の準備を着々と進める。
茂木は自民と民主から公認を打診されたが「無所属で活動したい」といずれも断った。県議会で2人会派を組んできたもう一人の議員が民主公認で出馬を決めたことが、今後の動向にどう影響するか注目される。
自民県連が2人目を公募する可能性があり、民主を擁立を諦めていない。
(敬称略)
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■こうしたなかで、12月4日(土)午後6時から安中市の並木苑で、第1回碓氷安中翠巒会が開催されました。この会は、旧制高崎中学と高崎高校のOBらの親睦会で、昨年までは、旧安中市と旧松井田町のそれぞれで開催されていましたが、安中市と松井田町の合併を機に二つの同窓会が今年から合同で開催することになったものです。

当日は、古くは41回卒業生から最近は94回卒業生まで、半世紀にわたるOBら56名が参加し、盛り上がりましたが、とりわけ政治関係者も参加して、自己紹介を兼ねた全員の挨拶の中で早くも来年4月の統一地方選挙の話も飛び交っていました。
というのは、参加者の中に、第69回卒業で自民党群馬県安中市支部の代表を務める病院長をはじめ、同じく第69回卒でこれまで市長選に4回挑戦した市民団体代表、そして、第75回卒でこれまで市長選2回、前回県議選と3度出馬した元市議の学習塾経営経験者、さらに第81回卒で高崎高校として唯一の選抜高校野球大会で甲子園でプレーしたことのある現職県議がいたからです。
■現職の県議は挨拶の中で「明日12月5日の午後2時から松井田文化会館で県政報告会を開催する予定。大沢正明県知事や、中曽根弘文参議院議員、小渕優子衆議院議員をゲストに招き、特別ゲストに小坂憲次自民党参議院幹事長も呼ぶので、ぜひお出で頂きたい」と述べました。自民党安中支部長の病院長は「私も県議の明日の報告会には参加させていただく予定」と挨拶。一方、前回県議選に出馬した元市議は「今回は皆さんの手を煩わせる心配はないのでご安心を」と挨拶。また市民団体代表は「某政党から出馬の打診をうけているが、現在外国向けの大型プロジェクトを手掛けており、状況は不透明」と述べました。
前記の上毛新聞の報道のように、現職の県議は、「無投票はあり得ない」として、後援会の引き締めにかかっており、対抗馬の出馬情報については非常に詳しく調べており、会場でささやかれる些細な情報にも気を使っていました。
ところで、この安中、松井田合同で初めて開催される第1回碓氷安中翠巒会では、地元の政界でもっとも出世頭のOBである岡田義弘市長の姿が今回も見られませんでした。参加者のなかからも、「たしか岡田市長は高崎高校中退のはず。高崎高校のOBなので、選挙でも支援しているのだから、出てきてもらいたいものだ」という声が出ました。
幹事役の元市議によれば、卒業生名簿にある全員に往復はがきで出席欠席の意向を求めたそうですが、なぜか岡田市長には往復はがきが届かなかったようです。しかし、実際には中退者であっても、地方自治に多大な功績を残した岡田市長が高崎高校に関係しているのであれば、当然出席してもらい、現職市長として挨拶をしていただきたかったと思う参加者はかなりいたはずです。
■さて、上毛新聞の報道にもあるように、既に来年4月の群馬県議会選挙に安中市区から立候補を予定している次の2名の政治資金収支報告について、先日、県庁の選挙管理委員会で資料を閲覧しましたので、報告します。
【安中市区立候補予定者】(定数2)
岩井 均 46 自現
茂木 英子 50 無現
■岩井県議には次の3つの政治団体があります。なお、この他に、岩井県議は、自由民主党碓氷支部http://www.pref.gunma.jp/newdl101126/18-98476.pdfの代表も務めています。
●岩井均後援会
政治団体の名称:岩井均後援会
政治団体の区分:その他の政治団体(資金管理団体を含む)
活動区域の区分:群馬県内
主たる事務所の所在地:松井田町高梨子866
代表者の氏名;藤巻軍司
会計責任者の氏名:小板橋健
収支報告書作成担当者の氏名:岩井進
電話連絡先:027(393)2338
資金管理団体の指定の有無:無
●自由民主党群馬県安中市第二支部
政治団体の名称:自由民主党群馬県安中市第二支部
政治団体の区分:政党の支部
活動区域の区分:群馬県内
主たる事務所の所在地:松井田町高梨子864-1
代表者の氏名;岩井均
会計責任者の氏名:田中清
収支報告書作成担当者の氏名:岩井進
電話連絡先:027(393)2338
資金管理団体の指定の有無:無
●青松会(せいしょうかい)
政治団体の名称:青松会
政治団体の区分:その他の政治団体(資金管理団体を含む)
活動区域の区分:群馬県内
主たる事務所の所在地:松井田町高梨子866
代表者の氏名;岩井均
会計責任者の氏名:中島厚志
収支報告書作成担当者の氏名:岩井進
電話連絡先:027(393)2338
資金管理団体の指定の有無:有
公職の種類:群馬県議会議員安中市選挙区(現職)
資金管理団体届出者氏名:岩井均
住所:松井田町高梨子864-1
それでは、岩井県議の上記政治団体の平成21年の収支を見てみましょう。
●岩井均後援会http://www.pref.gunma.jp/newdl101126/565-98516.pdf
収入総額 9万7950円
前年からの繰越額 9万7950万円
本年の収入 0円
法人からの寄附 なし
個人からの寄附 なし
支出総額 0円
翌年への繰越額 9万7950円
●自由民主党群馬県安中市第二支部http://www.pref.gunma.jp/newdl101126/31-98476.pdf
収入総額 218万9383円
前年からの繰越額 190万8825万円
本年の収入 28万0558円
法人からの寄附 株式会社金沢化成(安中市松井田二軒在家1007-5、金沢末信)10万円
その他 10万円
個人からの寄附 8万円
その他の収入 558円
支出総額 63万7797円
組織活動費(全て1件当たり5万円未満) 45万3000円
組織対策費(全て1件当たり5万円未満) 3万円
交際費(全て1件当たり5万円未満) 42万3000円
機関紙誌の発行その他の事業費 18万4797円
印刷費2/20(上越印刷工業椛O橋市大渡町2-2-1) 6万9667円
印刷費9/24(上越印刷工業椛O橋市大渡町2-2-1) 6万9667円
宣伝事業費(遊説費)(全て1件当たり5万円未満)4万5463円
翌年への繰越額 155万1586円
●青松会
収入総額 0円
前年からの繰越額 0円
本年の収入 0円
支出総額 0円
翌年への繰越額 0円
■次に、岩井県議のこれら3つの政治団体のこれまでの収入の推移について見てみましょう。
●岩井均後援会
平成14年の収入 50万円
岩井均 50万円
平成15年の収入 35万円
岩井均 30万円
その他寄付(1件5万円未満) 5万円
平成16年の収入 53万円
岩井均 35万円
その他寄付(1件5万円未満) 18万円
平成17年の収入 56万円
岩井均(群馬県議会議員、松井田町高梨子864-1) 35万円
その他寄付(1件5万円未満) 21万円
平成18年の収入 53万円
岩井均(群馬県議会議員、松井田町高梨子864-1) 35万円
その他寄付(1件5万円未満) 18万円
平成19年の収入 6万円
その他寄付(1件5万円未満) 6万円
平成20年の収入 0円
平成21年の収入 0万円
●自由民主党群馬県安中市第二支部(平成17年までは「自由民主党群馬県碓氷郡第一支部」)
平成14年の収入 20万円
平成15年の収入 10万円
<政党交付金>
自由民主党碓氷支部 10万円
平成16年の収入 0円
平成17年の収入 0円
平成18年の収入 18万8500円
<政党交付金>
自由民主党碓氷支部12/22(安中市松井田町五料甲2509) 18万8500円
平成19年の収入 193万5500円
<政党交付金>
自由民主党群馬県支部連合会6/21(前橋市大手町1-13-14) 10万円
自由民主党群馬県支部連合会7/9(前橋市大手町1-13-14) 30万円
自由民主党碓氷支部12/18(安中市松井田町五料甲2509) 18万5500円
自由民主党群馬県支部連合会12/19(前橋市大手町1-13-14)10万円
自由民主党群馬県参議員選挙区第三支部3/21(前橋市元総社町1-3-10山蓉ビル2F)10万円
<法人・その他団体>
太陽コンクリート工業株式会社3/2(高崎市下豊岡町519-2、宮沢好隆)20万円
株式会社金沢化成3/14(安中市松井田町二軒在家1007-5、金沢末信) 20万円
東邦亜鉛株式会社安中製錬所3/28(安中市中宿1443、武田松夫) 30万円
<政治団体>
碓氷安中医師連盟3/23(安中市安中1-1-20、茂木正毅) 5万円
群馬県医師連盟3/23(前橋市千代田町1-7-4、鶴谷嘉武) 20万円
碓氷安中医師連盟4/8(安中市安中1-1-20、茂木正毅) 10万円
群馬県興農政治連盟3/29(前橋市亀里町1310、奥木功男) 10万円
平成20年の収入 64万円
<政党交付金>
自由民主党群馬県支部連合会2/1(前橋市大手町1-13-14) 8万円
自由民主党群馬県ふるさと振興支部8/28(前橋市元総社町73-5)50万円
<個人>
その他寄付(1件5万円未満) 6万円
平成21年の収入 28万0558円
<法人・その他団体>
株式会社金沢化成11/10(安中市松井田町二軒在家1007-5、金沢末信) 10万円
その他寄付(1件5万円未満) 10万円
<個人>
その他寄付(1件5万円未満) 8万円
<その他の収入> 558円
●青松会
平成17年の収入 0円
平成18年の収入 0円
平成19年の収入 0円
平成20年の収入 0円
平成21年の収入 0円
■最後に、茂木県議の政治資金収支報告書を見てみましょう。
茂木県議関係は次の政治団体のみです。
●茂木英子と共に歩む会
政治団体の名称:茂木英子と共に歩む会
政治団体の区分:その他の政治団体(資金管理団体を含む)
活動区域の区分:群馬県内
主たる事務所の所在地:安中市野殿919
代表者の氏名:茂木英子
会計責任者の氏名:加藤誠
(平成19年から現在)
収支報告書作成担当者の氏名:松ヶ瀬穂津美
電話連絡先:0279(54)0753、090(4592)3046
(平成18年まで)
収支報告書作成担当者の氏名:加藤誠
電話連絡先:自宅027(385)3585、勤務先027(254)7751
資金管理団体の指定の有無:有
公職の種類:群馬県議会議員安中市選挙区(現職)(平成17年までは「安中市議会議員」(現職))
資金管理団体届出者氏名:茂木英子
住所:安中市野殿919
それでは、茂木県議の上記政治団体の平成21年の収支を見てみましょう。
●茂木英子と共に歩む会http://www.pref.gunma.jp/newdl101126/473-98512.pdf
収入総額 159万3467円
前年からの繰越額 29万1467万円
本年の収入 130万2000円
法人からの寄附 なし
個人からの寄附 130万0000円
その他の収入 2000円(1件10万円未満のもの)
支出総額 58万3798円
人件費 2万1000円
備品・消耗品日 1万6700円(1件当たり5万円未満)
事務所費 30万2000円(全て1件当たり5万円未満)
組織活動費 1万7300円(全て1件当たり5万円未満)
組織活動費
機関紙誌の発行との他の事業費 3万円(全て1件当たり5万円未満)
調査研究費 19万6798円
大型バス代(議会傍聴)6/12(株式会社ボルテックスアーク、安中市下磯部987-1) 13万1250円
その他支出(1件当たり5万円未満) 6万5548円
翌年への繰越額 100万9669円
■次に、茂木県議の政治団体のこれまでの収入の推移について見てみましょう。
●茂木英子と共に歩む会
平成17年の収入 0円
平成18年の収入 0円
平成19年の収入 36万6846円
<個人>
茂木英子11/20(安中市野殿919、県議会議員) 25万円
<その他の収入>
政務調査費より議会報告分印刷代及び折り込み代として(茂木英子と共に歩む会会報上に議会報告掲載(紙面1/3)の為、按分) 11万6846円
平成20年の収入 517万1900円
<個人>
茂木英子1/5(安中市野殿919、県議会議員) 150万円
松本立家2/20(安中市岩井609-1、自営業) 150万円
<その他の収入>
会派爽風より人件費立替分(平成20年3月28日(平成19年5月〜平成20年3月分給与3名分) 120万円
会派爽風より人件費立替分(平成20年3月31日(平成19年5月〜平成20年3月分給与1名分) 12万2800円
会派爽風より人件費立替分(平成20年4月30日(平成20年4月分給与3名分) 11万9800円
会派爽風より人件費立替分(平成20年5月31日(平成20年5月分給与4名分) 11万9400円
会派爽風より人件費立替分(平成20年6月30日(平成20年6月分給与4名分) 15万1400円
会派爽風より人件費立替分(平成20年7月31日(平成20年7月分給与4名分) 14万6000円
会派爽風より人件費立替分(平成20年8月31日(平成20年8月分給与4名分) 13万7000円
会派爽風より人件費立替分(平成20年9月30日(平成20年9月分給与3名分) 14万8000円
その他1件10万円未満のもの 2万7500円
平成21年の収入 130万2000円
<個人>
茂木英子4/10(安中市野殿919、県議会議員) 30万円
松本立家6/10(安中市岩井609-1、自営業) 50万円
松本立家12/10(安中市岩井609-1、自営業) 50万円
<その他の収入>
1件10万円未満のもの 2000円
■こうして、安中市の政治分野で大きな影響力を持つ人物が集まった同窓会でしたが、なぜか保守党派支持の多い雰囲気なのが気になりました。なぜなら高崎高校は、3F精神(Fighting Spirit =敢闘精神、Fair Play=公明正大・正々堂々、 Friendship =友情)を合い言葉に文武両道を実践し、豊かな教養と人間性、社会性を身につけた、バランス感覚豊かな次代を担う人材の育成を目指しているから、幅広い意見が尊重されるはずだからです。
OBの力を結集して、自民党の2議席独占を阻止したいところですが、同窓会でも保守志向の雰囲気が支配的な状況では、2議席独占の可能性も否定できません。
高崎高校中退を標榜している安中市の首長が、これだけデタラメな市政を行っていても、それを問題としてとらえ、是正しようとしない限り、このまちの発展はあり得ません。高崎高校のOBらには是非発奮してもらいたいものです。

【ひらく会情報部】
4
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安中市区
議席独占狙う自民 2人目擁立が焦点
自民の岩井均と無所属の茂木英子の現職2人が立候補を予定する。
2議席独占を狙う自民が2人目を擁立できるかが当面の焦点。安中支部の幹部の名が挙がったが、本人は固辞した。岩井の地元が旧松井田町であることから、旧安中市を中心に今後も人選が行われる見込みだ。
岩井は5日、大規模な県政報告会を開いた。「無投票はない」とみて、選挙戦の準備を着々と進める。
茂木は自民と民主から公認を打診されたが「無所属で活動したい」といずれも断った。県議会で2人会派を組んできたもう一人の議員が民主公認で出馬を決めたことが、今後の動向にどう影響するか注目される。
自民県連が2人目を公募する可能性があり、民主を擁立を諦めていない。
(敬称略)
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■こうしたなかで、12月4日(土)午後6時から安中市の並木苑で、第1回碓氷安中翠巒会が開催されました。この会は、旧制高崎中学と高崎高校のOBらの親睦会で、昨年までは、旧安中市と旧松井田町のそれぞれで開催されていましたが、安中市と松井田町の合併を機に二つの同窓会が今年から合同で開催することになったものです。

当日は、古くは41回卒業生から最近は94回卒業生まで、半世紀にわたるOBら56名が参加し、盛り上がりましたが、とりわけ政治関係者も参加して、自己紹介を兼ねた全員の挨拶の中で早くも来年4月の統一地方選挙の話も飛び交っていました。
というのは、参加者の中に、第69回卒業で自民党群馬県安中市支部の代表を務める病院長をはじめ、同じく第69回卒でこれまで市長選に4回挑戦した市民団体代表、そして、第75回卒でこれまで市長選2回、前回県議選と3度出馬した元市議の学習塾経営経験者、さらに第81回卒で高崎高校として唯一の選抜高校野球大会で甲子園でプレーしたことのある現職県議がいたからです。
■現職の県議は挨拶の中で「明日12月5日の午後2時から松井田文化会館で県政報告会を開催する予定。大沢正明県知事や、中曽根弘文参議院議員、小渕優子衆議院議員をゲストに招き、特別ゲストに小坂憲次自民党参議院幹事長も呼ぶので、ぜひお出で頂きたい」と述べました。自民党安中支部長の病院長は「私も県議の明日の報告会には参加させていただく予定」と挨拶。一方、前回県議選に出馬した元市議は「今回は皆さんの手を煩わせる心配はないのでご安心を」と挨拶。また市民団体代表は「某政党から出馬の打診をうけているが、現在外国向けの大型プロジェクトを手掛けており、状況は不透明」と述べました。
前記の上毛新聞の報道のように、現職の県議は、「無投票はあり得ない」として、後援会の引き締めにかかっており、対抗馬の出馬情報については非常に詳しく調べており、会場でささやかれる些細な情報にも気を使っていました。
ところで、この安中、松井田合同で初めて開催される第1回碓氷安中翠巒会では、地元の政界でもっとも出世頭のOBである岡田義弘市長の姿が今回も見られませんでした。参加者のなかからも、「たしか岡田市長は高崎高校中退のはず。高崎高校のOBなので、選挙でも支援しているのだから、出てきてもらいたいものだ」という声が出ました。
幹事役の元市議によれば、卒業生名簿にある全員に往復はがきで出席欠席の意向を求めたそうですが、なぜか岡田市長には往復はがきが届かなかったようです。しかし、実際には中退者であっても、地方自治に多大な功績を残した岡田市長が高崎高校に関係しているのであれば、当然出席してもらい、現職市長として挨拶をしていただきたかったと思う参加者はかなりいたはずです。
■さて、上毛新聞の報道にもあるように、既に来年4月の群馬県議会選挙に安中市区から立候補を予定している次の2名の政治資金収支報告について、先日、県庁の選挙管理委員会で資料を閲覧しましたので、報告します。
【安中市区立候補予定者】(定数2)
岩井 均 46 自現
茂木 英子 50 無現
■岩井県議には次の3つの政治団体があります。なお、この他に、岩井県議は、自由民主党碓氷支部http://www.pref.gunma.jp/newdl101126/18-98476.pdfの代表も務めています。
●岩井均後援会
政治団体の名称:岩井均後援会
政治団体の区分:その他の政治団体(資金管理団体を含む)
活動区域の区分:群馬県内
主たる事務所の所在地:松井田町高梨子866
代表者の氏名;藤巻軍司
会計責任者の氏名:小板橋健
収支報告書作成担当者の氏名:岩井進
電話連絡先:027(393)2338
資金管理団体の指定の有無:無
●自由民主党群馬県安中市第二支部
政治団体の名称:自由民主党群馬県安中市第二支部
政治団体の区分:政党の支部
活動区域の区分:群馬県内
主たる事務所の所在地:松井田町高梨子864-1
代表者の氏名;岩井均
会計責任者の氏名:田中清
収支報告書作成担当者の氏名:岩井進
電話連絡先:027(393)2338
資金管理団体の指定の有無:無
●青松会(せいしょうかい)
政治団体の名称:青松会
政治団体の区分:その他の政治団体(資金管理団体を含む)
活動区域の区分:群馬県内
主たる事務所の所在地:松井田町高梨子866
代表者の氏名;岩井均
会計責任者の氏名:中島厚志
収支報告書作成担当者の氏名:岩井進
電話連絡先:027(393)2338
資金管理団体の指定の有無:有
公職の種類:群馬県議会議員安中市選挙区(現職)
資金管理団体届出者氏名:岩井均
住所:松井田町高梨子864-1
それでは、岩井県議の上記政治団体の平成21年の収支を見てみましょう。
●岩井均後援会http://www.pref.gunma.jp/newdl101126/565-98516.pdf
収入総額 9万7950円
前年からの繰越額 9万7950万円
本年の収入 0円
法人からの寄附 なし
個人からの寄附 なし
支出総額 0円
翌年への繰越額 9万7950円
●自由民主党群馬県安中市第二支部http://www.pref.gunma.jp/newdl101126/31-98476.pdf
収入総額 218万9383円
前年からの繰越額 190万8825万円
本年の収入 28万0558円
法人からの寄附 株式会社金沢化成(安中市松井田二軒在家1007-5、金沢末信)10万円
その他 10万円
個人からの寄附 8万円
その他の収入 558円
支出総額 63万7797円
組織活動費(全て1件当たり5万円未満) 45万3000円
組織対策費(全て1件当たり5万円未満) 3万円
交際費(全て1件当たり5万円未満) 42万3000円
機関紙誌の発行その他の事業費 18万4797円
印刷費2/20(上越印刷工業椛O橋市大渡町2-2-1) 6万9667円
印刷費9/24(上越印刷工業椛O橋市大渡町2-2-1) 6万9667円
宣伝事業費(遊説費)(全て1件当たり5万円未満)4万5463円
翌年への繰越額 155万1586円
●青松会
収入総額 0円
前年からの繰越額 0円
本年の収入 0円
支出総額 0円
翌年への繰越額 0円
■次に、岩井県議のこれら3つの政治団体のこれまでの収入の推移について見てみましょう。
●岩井均後援会
平成14年の収入 50万円
岩井均 50万円
平成15年の収入 35万円
岩井均 30万円
その他寄付(1件5万円未満) 5万円
平成16年の収入 53万円
岩井均 35万円
その他寄付(1件5万円未満) 18万円
平成17年の収入 56万円
岩井均(群馬県議会議員、松井田町高梨子864-1) 35万円
その他寄付(1件5万円未満) 21万円
平成18年の収入 53万円
岩井均(群馬県議会議員、松井田町高梨子864-1) 35万円
その他寄付(1件5万円未満) 18万円
平成19年の収入 6万円
その他寄付(1件5万円未満) 6万円
平成20年の収入 0円
平成21年の収入 0万円
●自由民主党群馬県安中市第二支部(平成17年までは「自由民主党群馬県碓氷郡第一支部」)
平成14年の収入 20万円
平成15年の収入 10万円
<政党交付金>
自由民主党碓氷支部 10万円
平成16年の収入 0円
平成17年の収入 0円
平成18年の収入 18万8500円
<政党交付金>
自由民主党碓氷支部12/22(安中市松井田町五料甲2509) 18万8500円
平成19年の収入 193万5500円
<政党交付金>
自由民主党群馬県支部連合会6/21(前橋市大手町1-13-14) 10万円
自由民主党群馬県支部連合会7/9(前橋市大手町1-13-14) 30万円
自由民主党碓氷支部12/18(安中市松井田町五料甲2509) 18万5500円
自由民主党群馬県支部連合会12/19(前橋市大手町1-13-14)10万円
自由民主党群馬県参議員選挙区第三支部3/21(前橋市元総社町1-3-10山蓉ビル2F)10万円
<法人・その他団体>
太陽コンクリート工業株式会社3/2(高崎市下豊岡町519-2、宮沢好隆)20万円
株式会社金沢化成3/14(安中市松井田町二軒在家1007-5、金沢末信) 20万円
東邦亜鉛株式会社安中製錬所3/28(安中市中宿1443、武田松夫) 30万円
<政治団体>
碓氷安中医師連盟3/23(安中市安中1-1-20、茂木正毅) 5万円
群馬県医師連盟3/23(前橋市千代田町1-7-4、鶴谷嘉武) 20万円
碓氷安中医師連盟4/8(安中市安中1-1-20、茂木正毅) 10万円
群馬県興農政治連盟3/29(前橋市亀里町1310、奥木功男) 10万円
平成20年の収入 64万円
<政党交付金>
自由民主党群馬県支部連合会2/1(前橋市大手町1-13-14) 8万円
自由民主党群馬県ふるさと振興支部8/28(前橋市元総社町73-5)50万円
<個人>
その他寄付(1件5万円未満) 6万円
平成21年の収入 28万0558円
<法人・その他団体>
株式会社金沢化成11/10(安中市松井田町二軒在家1007-5、金沢末信) 10万円
その他寄付(1件5万円未満) 10万円
<個人>
その他寄付(1件5万円未満) 8万円
<その他の収入> 558円
●青松会
平成17年の収入 0円
平成18年の収入 0円
平成19年の収入 0円
平成20年の収入 0円
平成21年の収入 0円
■最後に、茂木県議の政治資金収支報告書を見てみましょう。
茂木県議関係は次の政治団体のみです。
●茂木英子と共に歩む会
政治団体の名称:茂木英子と共に歩む会
政治団体の区分:その他の政治団体(資金管理団体を含む)
活動区域の区分:群馬県内
主たる事務所の所在地:安中市野殿919
代表者の氏名:茂木英子
会計責任者の氏名:加藤誠
(平成19年から現在)
収支報告書作成担当者の氏名:松ヶ瀬穂津美
電話連絡先:0279(54)0753、090(4592)3046
(平成18年まで)
収支報告書作成担当者の氏名:加藤誠
電話連絡先:自宅027(385)3585、勤務先027(254)7751
資金管理団体の指定の有無:有
公職の種類:群馬県議会議員安中市選挙区(現職)(平成17年までは「安中市議会議員」(現職))
資金管理団体届出者氏名:茂木英子
住所:安中市野殿919
それでは、茂木県議の上記政治団体の平成21年の収支を見てみましょう。
●茂木英子と共に歩む会http://www.pref.gunma.jp/newdl101126/473-98512.pdf
収入総額 159万3467円
前年からの繰越額 29万1467万円
本年の収入 130万2000円
法人からの寄附 なし
個人からの寄附 130万0000円
その他の収入 2000円(1件10万円未満のもの)
支出総額 58万3798円
人件費 2万1000円
備品・消耗品日 1万6700円(1件当たり5万円未満)
事務所費 30万2000円(全て1件当たり5万円未満)
組織活動費 1万7300円(全て1件当たり5万円未満)
組織活動費
機関紙誌の発行との他の事業費 3万円(全て1件当たり5万円未満)
調査研究費 19万6798円
大型バス代(議会傍聴)6/12(株式会社ボルテックスアーク、安中市下磯部987-1) 13万1250円
その他支出(1件当たり5万円未満) 6万5548円
翌年への繰越額 100万9669円
■次に、茂木県議の政治団体のこれまでの収入の推移について見てみましょう。
●茂木英子と共に歩む会
平成17年の収入 0円
平成18年の収入 0円
平成19年の収入 36万6846円
<個人>
茂木英子11/20(安中市野殿919、県議会議員) 25万円
<その他の収入>
政務調査費より議会報告分印刷代及び折り込み代として(茂木英子と共に歩む会会報上に議会報告掲載(紙面1/3)の為、按分) 11万6846円
平成20年の収入 517万1900円
<個人>
茂木英子1/5(安中市野殿919、県議会議員) 150万円
松本立家2/20(安中市岩井609-1、自営業) 150万円
<その他の収入>
会派爽風より人件費立替分(平成20年3月28日(平成19年5月〜平成20年3月分給与3名分) 120万円
会派爽風より人件費立替分(平成20年3月31日(平成19年5月〜平成20年3月分給与1名分) 12万2800円
会派爽風より人件費立替分(平成20年4月30日(平成20年4月分給与3名分) 11万9800円
会派爽風より人件費立替分(平成20年5月31日(平成20年5月分給与4名分) 11万9400円
会派爽風より人件費立替分(平成20年6月30日(平成20年6月分給与4名分) 15万1400円
会派爽風より人件費立替分(平成20年7月31日(平成20年7月分給与4名分) 14万6000円
会派爽風より人件費立替分(平成20年8月31日(平成20年8月分給与4名分) 13万7000円
会派爽風より人件費立替分(平成20年9月30日(平成20年9月分給与3名分) 14万8000円
その他1件10万円未満のもの 2万7500円
平成21年の収入 130万2000円
<個人>
茂木英子4/10(安中市野殿919、県議会議員) 30万円
松本立家6/10(安中市岩井609-1、自営業) 50万円
松本立家12/10(安中市岩井609-1、自営業) 50万円
<その他の収入>
1件10万円未満のもの 2000円
■こうして、安中市の政治分野で大きな影響力を持つ人物が集まった同窓会でしたが、なぜか保守党派支持の多い雰囲気なのが気になりました。なぜなら高崎高校は、3F精神(Fighting Spirit =敢闘精神、Fair Play=公明正大・正々堂々、 Friendship =友情)を合い言葉に文武両道を実践し、豊かな教養と人間性、社会性を身につけた、バランス感覚豊かな次代を担う人材の育成を目指しているから、幅広い意見が尊重されるはずだからです。
OBの力を結集して、自民党の2議席独占を阻止したいところですが、同窓会でも保守志向の雰囲気が支配的な状況では、2議席独占の可能性も否定できません。
高崎高校中退を標榜している安中市の首長が、これだけデタラメな市政を行っていても、それを問題としてとらえ、是正しようとしない限り、このまちの発展はあり得ません。高崎高校のOBらには是非発奮してもらいたいものです。

【ひらく会情報部】
