地元住民の先祖代々の墓地の直近にサンパイ場を作った東邦亜鉛のカドミ公害から変わらぬ二枚舌的体質(2)  東邦亜鉛カドミウム公害問題

■先日の土曜日、12月18日に、実に30数年ぶりに行われた東邦亜鉛株式会社による、地元岩野谷地区の住民を対象として説明が開催されました。なんとか、形式的だけ取り繕ろうとして、逃げ口上になる東邦亜鉛側の説明に対して、いまだに公害の後遺症に痛めつけられている地元住民らの不信感は根強く、説明会は2時間を経過してますます熱い討議が繰り広げられました。


事務部長:それから、私共の排水は碓氷川に出ていますけども、当然に依田さんのおっしゃるように、環境についてはいろいろ規制も厳しくなっていますけども、これはしっかり守って、それから後世にですね、後ろ指を指されないようにちゃんといいものを残すように頑張って行きたいと思います。貴重なご意見をいろいろ有難うございました。

住民A:いいですか。すいません。他に、簡単に済みますけどもね。今吉澤さんがいみじくもおっしゃった、私どもは事業の中で出た廃棄物だけを捨てるから、要するに、自前のやつで、ほかから出ないとおっしゃるけれけども、よく考えてみて下さいね。亜鉛として、御社は11万5千トンですよね。確かね、年間。鉱石からのパーセンテージとすれば、その2.5倍から3倍くらいのものをいろいろ入れていらっしゃるわけですね。これは製鉄所に比べれば少ないかも知れませんけども、数十万トンのものを入れているというわけですから、それは普通のその辺の鉄を加工するようなやつとは全然違いますよね。あるいはその辺の食品会社とは全然違いますよね。で、私はどうも気になるのは、それでも、御社がそれだけ公害を踏まえてですね、リサイクルに注力されている企業であっても、なぜ今頃こんなものを作るのかと。安定五品目には、今これひとつひとつ見てみますと全部リサイクルできるんですよね。例えば廃プラ、ゴム屑、これらは先ほど言ったようににサーマルリサイクルで、キルンにぶち込めば助燃材になるわけですよ。だけどそれ助燃材にしないというので私が不安になったのは、今東京ガスが今年の4月から、あそこにバルブステーションを作ってですね、私に彼らが言いましたよ。「東邦亜鉛さんね、Co2削減だから絶対にそのうち天然ガスで、我々営業部隊の攻勢に屈するんだ」と。そうなると、今お使いになっているそういうキルンのタイプの鉱さいの再処理施設をね。あれを全部廃棄して、全く新しい、その、いわゆる天然ガスの利用のものを考えていらっしゃるのと違います?そうすればいろいろなものが出るでしょう、今、話のように耐火材のようなものが諸々出ますよね。そういうものをね、きちんとリサイクルすることなくそこにぶち込むんですか?それとさっき言ったように、私は、鉄サビなどの「など」は本当に気になるんです。御社は業界の最先端でリサイクル、リユースを目指している会社なんだから、そんなものなくてもちゃんとやれますよ、ということを見せてくださいよ。要望ですけど。

事務部長:あのう。小川さんのおっしゃるとおりですね、我々も指導、そういう指導を受けつつリサイクル、リユースしてやるようにということで、私共も昔に比べれば技術的にも進歩して、当社のものを安全確認して、外部処理に出せるような形にもなってます。まあ、外部処理も、小川さんご承知のとおりマニフェストを書いてですね、きちっと、もう最終最後まで責任を取らなくちゃいけないということもあって、きちっとした業者さんがいれば出来ることですが、ま、重金属に強いところばかりではないと、それから完全に管理型というところにそういうものをやればコストも非常にかかるということで、まあ、経済的な部分もまあ、一方であるんですけども、そういったことで、あのう、外部処理も追求していますけども、まだまだ全量には出来ないというのが実態でございます。それから先ほどから金属屑をちょっとご心配のようなんですけども、決して製錬の途中でできたものを埋めるとか、そういうものではありません。この安定五品目の中で溶出物がないかどうかっていうのを我々チェックをしまして、例えばカドミウムだとか鉛だとか水銀もそうですけども、そういうのがあってはいけない、そういうものがあってはいけないこということになっていますのでそれは我々チェックして、そういうものがないものを、金属屑を、きちっと処分をしているということです。その辺はですね、我々環境管理室のものが、きちっと管理しないと、小川さんご心配のように我々だけがやっているわけではなくて、大勢の社員もいますし、業者さんもいますので、そういう人が気楽に持ちこんじゃったりすればですね、大変なことになるということで、そういった仕組みも強化しながらやっているところです。リユース、リサイクル、さらに進めたいとは思いますが、急に全部というわけにも行かないんですね。まあ我々も埋立場の延命というかですね、残土を埋めればいいということではなく、なるべく埋めるものを少なくしてやって行きたいというのは、方針として持っておりますので、それについてはご指摘のとおり、方向性としては努力していきますけど、当面はご理解を頂きたいと。なお、ですね、あのう、まあ今回いろいろ心配もいただきましたれれども、もしあれだったら、途中見に来て頂くとか、そういったことで、信頼関係も持って頂きながらですね、私共としては是非ご理解を頂きたいというふうに考えております。

住民A:簡単に感想。えっと、御社のHPの事業活動に関心を持ってみているんですけども、まだ、その、要するに社会的に皆さんがアピールしていることと実態と違うことに非常にガッカリしました。それから小川まけの先祖代々のお墓の直ぐ目の前にこんなものを作ってもらっては困ります。先ほど依田さんからも話があったように、与えられた命をこれから次の代に引き継がなければいけないんですよ。それなのに目の前にこんなものを作られたらご先祖様に申し訳が立たないんですよ。やめてください、この計画は。以上。小川まけのひとは皆そう思っていますよ。

会社側:・・・

住民D:いいですか。

司会:はい。

住民D:先ほど小川さんが言っていた、天然ガス利用ということを考えているんじゃないでしょうか。また、それから、そのときに、出てくる廃材、ぶっ壊した時の廃材。溶鉱炉の廃材がここのところに入るんではないかということをお聞きしたと思うんですけども、それに答えがない。それとお宅が生ゴム、天然ゴムが、ここでもって処理できないと言うけれど、処理しているところは沢山あります。それから、塩ビ、合成ゴムなども処理しているところは沢山あります。ガラスも沢山あります。鉄サビっていうけれど、鉄屑は溶鉱炉で必ず溶ければ鉄にまた戻ります。で、お宅、今言ったけど、「私のところでやっている重金属を、やってくれるところがない」と言いましたけれど、「重金属やってくれるとことがないからそのところに入れるんだ」と、そういう感じに聞こえるんだけど。安定五品目をこれだけを、というと、さっきの、じゃあ、今までのやつを壊すんですか、壊さないんですか。電気が今まで入ってくるやつを、昔、電気や工事が出来なくて入らなくなりました。で、今度はあそこのところを、わざわざ通したんだか、どこを通したのか分かりませんが、信越化学ではもう使っています、天然ガスを。そして、あそこのところに天然ガスを通しちゃった。よそを通してもよかった筈なんだけど、よそを通してもよかったんだけど、わざわざ迂回して。その辺のところも含めて一般的に感じることは、あの天然ガスを使うというのが大前提にあってこれが出てきたのかなって感じがする。で、もうそれは安定五品目というから、このことを全部書かないと、出さないと、安定五品目と言えないから出してきているけど、実質今までの、壊している、そのコンクリートなど、のところに入ってくる耐火煉瓦とかそういうものがよそへ出せない。出せないから自分のところでもって処理したいと。こういう考え方の中でこれが出ているんではないかなと。そしてそれが、ここのところでもって、国が管理しないで、自社工場でもって管理が出来ると、いうところに入ってきているのかな。だから法律が変わったんで、そこばっかり説明するけれど、実質的に本当にそこが出てくるのか、裏側に書かれた、隠れた部分を全くなし崩しにしているのかよく分かんない。きちんとそこのところは説明して欲しい。

事務部長:はい。まず1点目の天然ガスについて、あのう、見解をご報告さしてもらいますけども、天然ガスの事業については、東京ガスのほうでやっておりまして、一切、おそらく安中市も絡んでないと思うんですけれども、当社もガスを使う約束もしておりませんし、実際そういう計画もございません。ただ、今後の中で、いろいろ燃料事情とか変わってくれば、えー、まあ、可能性はゼロではないんですけども、今の段階では全く、あの天然ガスを使う計画はありません。当社の場合、構造上どうしてもエネルギーは電気に頼っておりまして、重油と天然ガスを比較すると天然ガスが有利なんですけども、あまり当社では、キルンの炉以外は重油もあまり使ってもおりませんので、天然ガスのメリットはありません。それで、今のロータリーキルン法を中止する計画もございません。信越さんで使っているのはボイラーですね、ボイラーは天然ガスのほうが有利なので、そういう形で使っているんですけども、当社には再三言いますけども、そういう計画もありませんし、約束も一切していません。野殿にガス管を引いたのも東京ガスの思惑はどうか分かりませんけども、当社が要望した事実もございません。ということでですね、その裏に何かあるんじゃないかということですけども、その法律の改訂については全く裏はありません。まああの・・・まあちょっと、正確がどうか分かりませんけども、小泉改革の行政改革の時にですね。いろいろそう言った、あの論議がされまして、実質国内の鉱山がないのが附属製錬所っていうのはおかしいんじゃないか、というご指摘が国の方であって、法律が見直されたということで、私共は国から、ま、そういう方向であるんで、一般法もあまり鉱山保安法と変わりがないんでですね。その、特別法から外れて一般法に移りなさいというご指導を頂いて、ま、その最終仕上げという形で、現在やっており分けで、その裏については、あのう、正真正銘ですね、全くございませんので、そのことは是非ご信頼を頂きたいと思いれます。

住民D:すいません。俺ね、定年制があるところと、それから、そこのところに、他のところに転勤、転勤族というか、そういう人は信じていないんですね、実は。前の人が言ったことだから私はそういうことは言った覚えがありませんと。そのときにいないんだから言うわけはない。そういうことを今までに沢山見てきているんで、全く信じていないんですよ。だから、信じていないからあなたを信じていない、という意味じゃない。いまさっきもおっしゃたし、私はないと、私はない。だけど、あるやも知れない、というところを残しているんだよね。このあるやも知れない、というところが怖い。だから、それが東邦亜鉛としては全く関係ない。それは天然ガスは東京ガスがやったことで、うちは知らぬ存ぜぬだと。それはいいけど、だけど、じゃあ本当にそれをつなげる考え方もないし、この先々はありません。じゃあ今後、何年間ないのか、いや、私は何年とも言っていないし、多少のそのところは残してありましたよねあの時に。と言われるのが怖い。で、あなたがその時にいなければ皆さんここに居る人はいないよ。というと、この前、今度は違う人が来た時に、じゃあそれは前の人が言ってあるはずだとか。言ってあるはずが、こんな小さい筈であったり、それがね、転勤族が、もうあなただって、この4月に居なくなったら、私は知らないんだから。そこ怖いですね。転勤しないでずっとここにいる人間というのは、今までにずーっとそういうふうなことでもって、俺たちは分からない間にいろいろなものが出ちゃったりなんかしているものを、垣間見ているわけじゃあねえですか。実質かぶってもいるわけだ。このおじさんはかぶっている、と言っている。そういうことを一番心配しているんで、いや、他の方々にそういうことを危惧しているのか分かりませんけど、俺はうんと心配性だから余計そうなのかもしれないが・・・どうなのかな、わからない。とりあえず、転勤族は信じていない。それから転勤のある人は信じない。もうのっけから信じていないんだからどうしようもねえやね。

事務部長:正直私もサラリーマンでありまして、卒業の年代も近いんですけども、そこはですね、やっぱり信頼関係しかないんだと思います、

住民D:すいません。東邦亜鉛にお勤めのかたの、この岩野谷地区から東邦亜鉛に、何人くらいのかたが、ちなみにお勤めなんですかね?

事務部長:いやあのう、OBのかたも含めて・・・。

住民D:いやOBは言っていないから、現状。

事務部長:現状・・・・6人くらいはいらっしゃると思います。

住民D:6人くらいですか?

事務部長:はい。

住民D:全体の何%ですか?

事務部長:もっといるかなあ・・ちょっとすいません。正確には把握していないんですけども。それもずっとこっちにいるんじゃなくて、新しく家を建てた方もいらっしゃると思うんですけれど、まあ、少なくとも5%くらいは住民として生活をしているし、それからサラリーマンとして勤めているというふうに思います。是非ですね。その辺、まあ我々の努力も足りないかもしんないですけども・・・。

住民D:努力が足りないんじゃなくって、ここのところが出来る前に、何で説明してくんなかったかな。まず、説明ありきなんだよ。そこんところから始まって、こう出来るんであれば誰も文句もいわねえだろうし、文句言っているわけじゃあない。意見も言わないと思う。「法が変わったから、これを作ります」って言ってくれりゃあ良かったのかもしれない。今、こりゃあもう結論的に、稼動する前にみんなに説明しなけりゃあ申し訳ねえから、説明すらあね。申し訳ねえじゃねえよな。説明しておかなけりゃあ、後でやり難くてしょうがねえから、とりあえず説明しておくべえ。それでもって、もう稼動した時には、稼動するのは2年後だから、その時には俺はいねえだんべと。そういう言い方をすると、申し分けないけれど。だけどのっけから信用していねえからしょうがねえじゃん。すいません。

事務部長:それに答えるのは非常に難しいんですけど。あのう、わかって欲しいのは、一般法では、事前協議といって、皆さんよくご存知のとおり、事前協議というのがあって、まあ2年くらいかかってですね、それから建築許可を取って、というのが一般的だと思います。ただ、当社で今まで、鉱山保安法のもとで残土埋立という名前でしたけれども、あのう、鉱山保安法の中でこういうのが存在していたということで今までもずーっと、今もあります。別の生きたところもあります。まだ鉱山保安法の中にいますので、そういったところもあるんです。そういう延長で、今回、切り替わるということで、ご報告をしているわけでありまして、あのう、そこんところを是非ご理解をいただきたい。今までは鉱山保安法の中で、皆さんにご報告とかそういうのは義務付けられなかったということで、決して隠したということではないということではない。小川さんから「見せろと言っても見せなかったじゃあねえか」というのは、ちょっと今のサラリーマンの論理みたいになっちゃいますけども、ちょっと私は聞いておりませんので、何とも言えないんですけども・・。

住民A:はっきり言われましたよ。

事務部長:なんと言っても信頼関係をですね。まずは、これから皆さんと、いろいろこういう場を通してですね、話し合いながら作っていかなければいけないのかなというふうに今感じています。

住民D:では再度お伺いします。この出来たところには何が入るんでしょうか?もう一回聞きたい。何が入るのかな。で、検査をする人は、検査をする人は誰が検査して、それを官公庁はもう見なくてもいい。自社でもって分かるというだけのことなので、何が入っているのかだけ。この安定五品目ということじゃあなくて、お宅が入れたいものは何なのか、というのが分かりたい。だってこんなの、ここのところを見たって、天然ゴムがそんなにキリもなく出るわきゃあねえ。そいでもって、塩ビだってそんなにキリもねえ出るわけじゃあねえやねえ。で、ずーっと見てきても、ガラスの破片なんて、何の車のガラスをぶっかけるんかね。それはまず考えられない。鉄サビだって、亜鉛なのに鉄サビが出るわけがない。そうして、こうやって見てきても、困苦r−との破片なんて何なんだんべなって。で、何が入れたいんだか、俺はよく分かんないんですよ。安定五品目の中の、うちは何が入れたいんだか、パシャッと出てこないんだもの。

環境管理部長:あのう・・、一番ここに書いてある、入る可能性の高いものは、例えば工場の中でも建設廃材・・・。

住民D:例えばじゃなくていいよ。

環境管理部長:・・あの、たとえば工場・・・工事をする為に土を掘りますよね。そういう土で、要らなくなった分をここに入れます。で、ただし、皆さんがご心配のように、うちの会社は重金属というものをやってますから、「そこに重金属が入っているだろう」ということも言われます。そういう時には当然、先ほどの土を分析して、問題のない土で、余ったものは入れます。それから、一番多くなるのはやっぱり廃プラスチックの塩ビかと思います。なぜならば、私共、塩ビのパイプでまっさらなものは、今言われたように外に出せますけども、例えば、石膏、硫酸カルシウム。これはどうしても、工程の中で発生いたします。そういうものがパイプの中に詰まりますと、そのパイプは除去しなければいけない。そうするとそのパイプを割って、その石膏を取り除いたものはこの中に入れます。ですから、非常に多いものは建設廃材用の土ですとか、あとは廃プラの塩ビ関係が大多数を占めます。それは申し上げられます。

住民B:あとね。聞きたいんだけどさ。新工場はさ、亜鉛の分解するっつーけども、今まで何万トンを生産したところに、新工場を建てれば、新工場のほうが倍も3倍も、今度は製錬、生産するんですか?

事務部長:はいあのう、そうではないんですけど、そのことについてはですね、ちょっと・・・この、あのう、一般法に変わる説明が終わった後、またあの詳しく説明させてもらいたいというんで、ちょっと待って頂きたいんですけど、今、ちょっと一般法に移る部分で質問があればお答えしていきたいと思います。

住民A:じゃあ、これはあれでしょう。安定五品目というのは、その辺の雑誌から切り取ってきて、これ見せりゃあいいと思って、御社の事業活動で出るという個別具体的な、要するに廃棄したいというものでなくてですね、私もこれどっかで見たことがあるんですよね。あの安定五品目というのは。いっぱい計画があるから私も調べさせていただきました。ただ、それだけなんでしょう。

事務部長:そうです。

住民A:困るんですよ、それ。教科書を持ってきたってダメなんです。実際に埋める人の意見をきちんと聞かなくちゃね、我々は安心できませんよ。まあ、そういうことなんで。あとでまとめて、また新工場で何をされるのか、興味深く今待っているんで、それで、もし異論がなければそれまず説明して頂いて、最後に一括していろいろなことを聞きたいんですけど。

司会:それでは、1番目の質問を締め切りたいと思います。

住民A:締め切るではなくて、とりあえず、次の問題に移ってください。

司会:それでは2番目の、現在建設中の新工場。その稼動に向けたご報告を、安中製錬所、環境管理室の室長の津金幸男に説明させます。

環境室長:津金です。よろしくお願いいたします。今日、皆様にお集まり頂きましたけど、この機会を通じまして、新しい工場が精錬所東側に目立って来ました。この建物は何をするところだろうな。そういうご質問もありますので、あらためて説明させて頂きます。まず最初に、この建物が製錬所のどの工程に相当するのか、それについて説明させて頂きます。お手元にあります、3ページ目になりますかね。あの、「安中製錬所の仕組みと新電解工場の位置付け」とこのように書かれているのがありますので、そこに製錬の工程、これについて説明させて頂きます。
まず最初に、精鉱鉱舎と書かれておりますけども、製錬所頂上にあります細長い大きな建物がありますけども、これが亜鉛の原料であります鉱石を入れておきます倉庫であります。先ほどお話しがありましたように、鉱石は海外から輸入いたしまして、毎日安中駅まで貨車輸送いたしまして運び込んでいます。
次にあのう、培焼工場と書かれてありますけど、ちょっと培焼というのは製錬用語になるんですけども、鉱石は亜鉛と硫黄との化合物であります。つまり、とりあえず硫黄を取り除く為に、培焼炉で燃やします。燃やしました鉱石は、一度焼鉱となりますけれど、我々は製錬用語で焼鉱と呼んでおります。まあ、硫黄が燃えますと亜硫酸ガスになりますで、このガスは硫酸工場に運んでおります。
次に硫酸工場とありますけども、まあ、亜硫酸ガスから硫酸を製造しております。この工場の場所は一番下段になりまして、安中駅の前に大きなタンクが見えるかと思いますけども、ここで硫酸を製造しまして、このタンクに硫酸を貯蔵しているタンクであります。硫酸は通常、客先にタンクローリー車を使いまして、納入を行なっております。
次にあのう、造液工場。これもちょっと、液を造る工場と書いてありますけども、造液工場でありますけども、まあ、培焼炉で焼鉱、いわゆる焼いたものが、いちおう焼鉱と呼んでおりますが、焼鉱から亜鉛の液を作る工場であります。焼鉱を、あのう、硫酸で溶かしまして、不純物を取り除き、きれいな硫酸亜鉛溶液を作ります。通常、鉱石の焼け残り、または硫酸に溶けない石関係がありますが、これを大きな容器に、まあ、シックナーと書いてありますが、ちょっと分かり図来んですけども、大きな容器に入れまして、硫酸亜鉛の液体と固形物を、石みたいなものを一応分離しております。
そして次がキルン工場です。ちょっとキルンて書いてありますが、この場所は、焼鉱の焼け残りとか、硫酸に溶けないものの中には亜鉛が約20%程度含んでおります。この亜鉛を回収する設備であります。これ、写真に写ってますのは横型の大きな回転炉でありまして、先ほど質問等ありましたけども、このロータリーキルンを大体1300度くらいまで温度を上げまして亜鉛の回収を行っております。それで、次があの、電解工場ですね。電解工場というのは電気分解を行っている工場であります。先ほどの貿易工場で、不純物のない硫酸亜鉛溶液を電解槽、電気分解槽に入れまして電気分解を48時間行いまして、亜鉛の金属を採っております。ここに見えますのは、あのう、これは電解槽のほうで、アルミ板に電着しますので、このアルミ板から金属の亜鉛を取り、剥離しているところであります。ちょっと、電解、これがひとつのとおりになっておりまして、液が来まして、ここがアルミになっているんですね。アルミ板に亜鉛の金属が付きますので、それを、それから金属の亜鉛を取って、そういう状況であります。今回の新工場はこの工程となりますので、もう少し詳しく説明いたしますと、電解工場は第1電解工場、並びに第2電解工場と、2箇所にあります。第1電解工場はあの、稼動後、50年以上になりますかね。一応経過しまして、非常に老朽化が著しくて、修理費が非常にかかっております。また、作業効率だとか作業環境が非常に悪いわけです。こういう状況の中から第1電解工場を新しく建て替えることにしましたのが、新しい工場であります。この工場が完成しますと、これまでの稼動していました第1電解工場は、停止をいたします。これがこの、工場の、新しい工場の位置図であります。次に鋳造工場。電解工場で剥ぎ取りました亜鉛板を、溶解炉に入れまして、大体500度くらいで溶かしまして、型に流し込みまして、亜鉛の製品を作っております。この写真は亜鉛の溶けた溶湯を型に流し込んで、製品を作っている写真であります。
次に、製品でありますけども、このような製品を作りまして、分析、形状検査を行いまして、出荷をしております。この製品は鉄鋼メーカーに出荷します、1個1トンの亜鉛のインゴット製品であります。以上が、新工場が製錬所のどの場所に当たるかにつきまして説明をさせて頂きました。
まあ、次に、新電解工場のご報告をさせて頂きます。現在、大きな建物が一応仕上がりまして、内部に機械関係を入れ込んでいるところであります。電解工場は、としましては、まあ、このような格好になっております。非常に長いんですけども、長さ148m、通常の屋根までが26m、中央部に冷却搭が付いておりますで、この頂上が一応31mとなっております。通常我々が作業するのはこのレベルですね。それで、ここの書いてある、これが電気分解槽になっておりまして、で、その上に自動クレーンが付いておりまして、自動クレーンでもって、1個ずつ自動的に亜鉛の金属が付いた極板を持ち上げまして、剥離機、いわゆるそれを自動的に剥離しまして次の工程に送っております。この矢印が描いてあるのは、空気の流れなんですけども、この中ちょっと作業環境が悪いものですから、この冷却塔で使われているファンで空気を引き込んでいるんですけども、これを部屋の中から取りまして、作業環境を良くしようと、そういうふうに考えております。次にこの一つの電解槽も、通常の今の大体5倍くらいの大きさにしまして、館内の効率化を図っております。
この写真は、今建屋の内部の写真ですけども、上から内部を撮ったものですけども、これが電解槽の大きさです。大体20立米、15立米くらいのタンクになっている。まだ来ている最中なのでがらんとしていますけども、ここのところにクレーンが通ります。これが内部の様子であります。これは工事中の冷却灯を組み上げているところの写真であります。これが冷却搭の写真でありまして、ミストキャッチャー。これは先ほど室内の空気を引くためのファンが付いていますよというお話をしましたんですけども、これ、羽根の直径が大体4mあります、ファンで、室内を換気して冷却搭に送っている。これはあの、今までのは古い設備なものですから、これを新しい設備にしたので、新しく変電設備、ですけども、昔から非常に大きかったんです。これは安中、じゃなかった、高崎広域消防局が来まして、建物が10月ごろ完成しましたので、建物のみですけども、高崎の消防局の広域が来まして、消防検査を行ったときの写真です。
この工場を作るにあたりまして、地域の皆様に、ご迷惑をおかけしないことを前提としまして、あのう、これを最重点として設備の設計を行っております。最終ページには皆様の考えているような不安なところをQアンドA方式に纏めてみました。大気に、煙や埃は出ないのでしょうねと、大丈夫でしょうねと。いろいろなパイプが張り巡らせてありますけど、こういったパイプはどうなりますかね、と。大雨が降ったらどうしますかね、と。騒音や振動は大丈夫でしょうね、と。生産量や運転員はどうなっていますかね、と。そういった事項を纏めまして一番最後のページに載せております。まあ一読をお願いいたしまして私の説明を終わりにしたいと思います。

司会:只今の説明に対しまして、ご質問があったらお答えしたいと思います。質問のある方はどうぞ。

住民E:はい。すいません。お聞きしたいんですが、今のこの工場ですね、148m、高さ38mということですが、この計画に際して、住民の意見は事前に何か聞いたのでしょうか?

事務部長:あのう、結論から言うと住民の皆さんの意見は聞いておりませんが、建築確認とかですね、それから群馬県の条例で、あのう、大きな建物を作ったりする時は、事前に届け出なさいとか、そういうんもあるんですけども、今回の工事の規模については、そういうのに該当しないということで、周辺の皆さんへの、手続というのは特にはとっておりません。

住民E:でもあれですね。今のカドミウムや、亜硫酸ガスの問題などが一番の問題にあったんですよね。現実に、問題が起きたこともあるので、そういった報告をこの地域の住民の皆さんにしたのでしょうか?

事務部長:あの、実は全く報告していないということではなくて、あのう、こういうですね。区長さんを通した形の説明会というのは、当社は実は初めてなんですけども。あのう、これまでは、今日、藤巻さん、いらっしゃいますけども、安中の大地と緑を守る会というのがございまして、まああのう、昔、いろいろ不信感をもって迷惑を掛けた皆さんなんですけども、その皆さんたちが毎年見学に来られてですね、現在の会社の(公害)防止設備、まあ、公害防止設備、新しく今度はどこにやりますよ、という報告をしたり、それから環境の保全がどういう成績でありますよ、ということは、藤巻さん、会長のところではやっておりまして、今回、そういう計画がありますということで、もう2、3年前から丁寧には説明はしてきたつもりであるんですけども。

住民E:でもやはり地域に知らない人もおり、それから、公害問題が大きな問題になっていますよね。だからぜひ、昔からの公害問題だけでなく。ひとりひとりに、同じように地域の人への説明が必要だと思うんです。これからは、もう出来たものだから仕方がないということではなく、きちんと事前に説明することが必要だと思います。

事務部長:はい、ありがとうございます。まあ、そういうことでですね。今回、まあ稼動前に、それから全体の工場の姿が見えた段階でですね、やらさしてもらっております。まあ、今後については、なかなか経営の中で、まだ検討している段階でですね。いろいろあのうご相談するのもなかなか難しくて、あのう・・というような部分もありますけども、形が見える前になるべく早く皆さんに、なるべくこう、平等な形でですね、やればよかったかなあ、というふうに今思っています。貴重なご意見ありがとうございます。
それから先ほどの藤巻さんのご質問なんですけども、あのう、まあ、ああいう工場を新しくする場合ですね。要はあのう、もっと今より儲けるように、やるように、投資効果とかですね、そういうのを検討しながらやるのが普通なんですけども、今回はさっきも言いましたとおり、古い工場が修理費もいっぱいかかるし、それから、こう段々畑のところに作ってありますので、工事も大変だし、人手もですね、かかり過ぎるということで、古い工場の代わりに作るということです。ですから、利益を追求したいということよりも、むしろ新しい技術を導入して、まあ地域の環境にも優しくて、それで無駄のない、今エネルギーも無駄に使うと起こられますので、無駄のない工場にしようとしてあります。ですから、昔、問題が起きた時は、増産増産、世界一の製錬所を目指すんだ、みたいな、あのう、考え方があったんですけども、今回は全くありません。生産量は変えませんし、ただ、工場を新しくする、というだけでございます。

住民A:すいませんね、毎回。あのですね、生産量が変わらない、変わらない、とおっしゃるんですけども、今、いみじくもおっしゃったようにですね、技術の進歩、省力化、公害防止装置の新しい方式を採用する等々。で、要するに儲かるように、要するにあのう、旧工場を維持すると、オペレーションコストやメンテナンスコストがかかるから、省エネの新しいやつを作ったと、こういうわけでしょう?でね。生産量が同じだからといっても、我々分からないんですよ。で、なぜ対比して、いや、エネルギーはこれだけ減りました。従業員もこれだけ少なくて済みます。で、稼働時間はこれだけで、生産量がこれだけです。だけど余力はまだこれだけありますとかね。3バッチで連続運転やったらこれだけ出ますと。それから市場の動向によってですね。一番効率良いのは、いっぱい作れば造るほど多分効率良くなるはずですから、こういうコンセプトで新しく工場をつくりましたと、そういう説明がなくて、前と同じだから、スクラップアンドビルトだからですね、皆さんには事前に説明する必要がない。こういう問題、こういう説明、こういう理屈では我々は納得できないんですよ。で、我々あそこを通るたびに、黄色いペンキの鉄骨が日に日にビルトアップされてますよね、一体どういうものかなと。いろいろネットで見たらですね、大手のゼネコン、何とか工務店というところを使って80億円でやりますなどということが業界紙に載っていましたが、内容はさっぱりわからん。藤巻さんと共に、私もかつて何回か第2電解工場の古い施設は見せて頂きましたよ。でまあ、いろいろ読むとロボットを使って電極にあったやつを引き剥がすとか、硫酸ミストの立ち込める中で、じゃあ労働環境よくしたいんだとかなんか、いろいろおっしゃってましたが、それを煎じ詰めて新しいのを作るのかも知れないけども。気になるのは本当に生産量が前と同じかどうか。信頼関係というけど、信頼関係を一方的に壊して、こういう公害問題が出来て、その後の補償問題でも、それから土壌汚染の処理についても、全く皆さんが行政等々、関係者にいろいろなことをするから、ちっとも進まないんですよ。だからここで、前と同じだと言われても、信頼していいのかどうか分からないし、データもないし。すいません。お願いします。

事務部長:まああの、小川さんはそういう細かいデータですね。よく大変ご存知でありますんであれなんですけど、まあ、あのう、一般の方にですね。あのう、あまり難しいことを、ま、失礼な言い方かもしれませんけども。ということで、ちょっと配慮したのは事実です。ただ公開は出来ないことではありませんので、この件については小川さんにですね、今までとどういうふうに違うのかというのは、ご説明、または違う形でさせてもらいたいと思います。で生産量が変わらないという一番の根拠としては、電力資料量が増えません。第1電解、新電解になった場合、そっちを潰しますので、電力使用量が全く変わらないということでご理解頂きたい。その効率化についても、もう全然、理論値ギリギリに、あのうデータの電気効率なんかにもなっておりますので、そこで大幅に生産量が変わるということはありません。まあ、その辺についてですね、公表して、一般的に公表してますので、細かいデータも。その内容についてはご報告できると思いますので、報告をさせて頂きたいと思っています。

住民A:なんか私が特別、難しい質問をして、懲らしめてやろうという、そういう間違ったイメージで捉えられると、ちょっと私も心外なんですよね。あのう、やっぱり皆さんね、あれですよ、こんなことをしゃべっても知らないからなんてね。だから黙っているというのは、これは皆さんが昔から言っていた常套手段。そのね、そういう愚民政策はやめて下さいよ。

会社側:・・・・。

事務部長:じゃああのう、そういう意味で、質問で何でもお答えしたいと思いますけども、あのう、生産量が問題ですか?

住民A:生産能力、いわゆるポテンシャルね、潜在能力を含めてですね、要するに電力効率、今たまさかそういいましたけど、同じ電気の効率云々って言ったって、今いろいろな技術が発達しているから、100ワット使ってどのくらいアウトプットが出るかというのは、前と違いますよね。その辺はどういうふうになっているんですかと。要するに、これを稼動するのは皆さんなんですよ。で、排ガスも、排水もね、排塵もですね、どのくらい出るかっていうのは皆さん次第なんですよ。我々中でその制御室に行ってね、コントロールするわけにいかないんですから。だから何をやるのか分からないんですよ。前と同じって言ったって、そんなもの信用できませんよ。

事務部長:先ほど津金のほうで説明したとおりですね。東邦亜鉛全体のフローの中の電解という部分の工場を作ったんですよ、ということですね。ですから、まああのう、今まで監督してもらいました公害発生施設、培焼炉とかキルンとかあるんですけども、そういうところは全くまず変化はございません。そういうことからも、工場全体の生産量にかかる補強というんじゃない、というふうにまずご理解を頂きたいと思うんですけど。それで電解という工場の中で、まあ当然あのう、環境と・・・あのう・・・ですね。それから労務費コストとか、というものの、効率化を狙っているわけなんですけども、ここはだから、そういった火を扱って煙が出るようなところではありません、ということですね。それと、電解というのは液、先ほどきれいな硫酸液を入れて電気分解をするといいましたけど、その電気の投入量に比例して、その液体の中から金属の亜鉛を取り出すという、あのう、設備であります。で、多くはですね、見た感じは、多分大きな風呂に板を入れてそれを機械で自動的に剥ぎ取る、という部分であります。そういうことから、それを今まで人がやっていたのを機械でやって人手を減らして、設備も大型化して、まあやり易くするということですね。それからまあ、ちょっと馬鹿でかい皮(ガワ)になっていますけど、中は殆ど空洞でこういう形なんですけど、補修スペースを広くとって、なるべくこういう機械の維持をやり易くするといような工夫をしてます。ま、それはここに書いてあるんですけども。そういうことで、生産量については、だから理論的に工場全体の中でどんどん補強したということでなくて、第1電解と同じ能力のものを作ったと、いうことであります。ま、それを証明しろっていうことであれば対比表で、先ほど小川さんがおっしゃってましていたので、そういったものもありますので、それはそういう説明をさせてもらいたい。で、この大きな特徴はですね。この空気の流れっていいましたけれども、直径4.3mの扇風機みたいなものなんですけども、それが4台ありまして、この工場全体の流れを作って、ここでミストキャッチャーというのがあるんですけども、そういうところにまとめて、外に出すということで、基本的にはガスという、ガスは、あのう、ないんですけども、まとめて管理した状態で出すということで、かなり大きな改善が、作業環境とかですね、えー・・なんか、住民の皆さんの、心配事については、かなり解消できているんではないかな、というふうに思います。それで、書いてありますけども4mもある羽根の扇風機を回して音はどうかとか、ご心配があると思いますが、それは屋内に全部囲って、音が出ないようにするとか、雨水とかについても、十分なですね、基本的には液漏れないように、もしものときでも、ここの液を止められるように、こういうあれに、桶つーかですね、あれになっていますけども、その外側についても、あのう、大きな雨が降っても絶対こういうところに入ったり、入ってこっちから出たりすることがないような設計にしております。ということです。その証拠という場合には、ちょっと、その細かい資料がないと、ちょっとご説明できないんで、それはちょっと別途でお願いしたいと思います。

住民D:すいません。ちょっと関連なんだけど、これができることによって、古い建物を壊します。古い建物を壊すと、そこに重金属がくっついているものが、よそに持ってってもらえないので自分ちで壊したものをその中に捨てるんで、さっきのでっけえブッコミものができたということになるんですかね?

事務部長:いやあ、直接それはですね、まあ・・。

住民D:だけど、一緒に出てくるから。一緒に出てくるから、一緒に考えたって不思議じゃねえんだよね。そしてさっきから言っているように、ぶっ壊したものを入れます、と言っているし、土も入れますって言っているし、その中には何が入っているか分からないけども、とりあえずそこんとこに入れるんだと。で、安定五品目はこういうものだと言っていて、一緒に出てくるから。じゃあこれが新しいものが出きたから、古いものが要らなくなるので、そこのところで、今での何十年使ってきたもの、71年から作ってきたもの、作ってきたものをそこのところに入れますよと、だから、それは他所のところに持って行くわけにはいかないから、手前のうちで処理するんだと。それなんで、よそに持っていけないのかなと考えると、俺は馬鹿だからよく分かんねえから教えてもらいえないかな。

事務部長:えっと、直接はですね。今回のその、埋立場の問題とですね、これは、直接関係はございません。ただあのう、ご指摘のように、古い工場の中のものが全く要らないという約束はいえないと思います。安全確認できた塩ビのかけらとか、そういうものは、安定五品目として埋立処理をする可能性はございます。ただ古い工場を壊す為に埋め立て場、という因果関係は、全くありません。今までそういうものがあって、埋め立て場があって、それで、その延長でですね、そういう設備については、作らさしてもらって、運用させてもらいたいというご報告で、現在、国から県に移るにあたって、その手続で、その住民への皆さんの事前報告とか言うのではなくて、もう国の許可で出来ちゃっておりますので、それをご報告して、県のほうで、以降の管理をお願いしたいと、そういう話であります。ですからこの新工場と埋立処分場というのは、正直に、全く因果関係はございません。

住民A:あのう、新工場とは、直接的には、あるいは間接的にはあるかもしれませんけども、昔、工場見学させていただいた時に、昭和40年代の、要するに開放式の古い培焼炉、ゴロゴロしていましたけども、ああいうやつも、あのスペースを撤去してまた効率のよい設備に変える時にですね、当然不要になりますよね。あとはPCBのやつも、あそこの変電所にあるかもしれませんけども、PCBの中のやつはどこかで処理するにしても、関連するごみも出てきますよね。要するにあそこに受け皿を作って、ややこしいやつを入れたいんでしょう。ちょうど法律が変わったから、ちょうどいいやというので本来だったら住民に説明して合意を取って、役所に届けるということを、全部省けるわけですよね。ご自分の土地だから・・・、そうそう、今そういう声が出ました。で、直ぐ目の前に、また言うようですけど、我々北野殿の小川家のお墓が直ぐ目の前にあるんですよ。だから止めてくださいと、私は言っているんですよ、ほんとに。土壌汚染の中でも先祖が埋まっていますけどね。更に目の前にこういうサンパイ場できるっていうのはね、私は、先祖や、これからの子孫に顔向けできない。あの、そういうことなんでしょう?要するに事業を展開する時にあたって、どうしても廃棄物は出るから、それを外部に委託すると銭がかかるから、自分ちの庭に穴を掘って埋めりゃあそれが一番いいと。こういうことなんでしょう?もう、そうだったら早くそうだって言えばいいんですよ。

事務部長:・・・えーと、見方によってはそうかもしれませんけど、ただ我々はですね、法律に基づいてやらして頂くということでですね、あのう、先ほど、ま、そのう、PCBとかいろいろな話がありましたけども、当然それなりの法律で管理してまして、そういうややこしいものを埋めるというは絶対に出来ません。今、コンプライアンスの重要な、あのう、・・・もうムードになっていますので、企業としてそのことを仮にやったとすれば絶対存続は出来ないということで、当社の社長からも、コンプライアンスについては非常に厳しく言われておりますし、そんな法律違反をするような、今、経営体制にはございません。その部分についてはですね、信じてもらうか、しかないんですけども、それについても、届出とか、そういったものについては法律に基づいて、今後については、県を窓口にさして頂くというご報告が今日の主でございます。決して法律違反はどんなことでも、法律違反は法律違反ですので、それをするつもりはありません。法律に基づいた事業活動をさせて頂く、ということでご理解を頂きたいと思います。

住民A:法律、まあ、これからはどうなるかわかりませんけども、今まで御社は法律違反をいろいろ繰り返してきたわけですよ。そして、公害を起こしたわけですよね。だから、一番そこにある変電所でも農地法違反を犯してああいうものをつくっちゃったと、ね。それを、いろいろ手を変え、品を変え、行政にどういう工作をしたのか知らんけど、揉み消したと。そういうのが山ほどあるわけですよ。だから、きちんと、事前に、事業をやる前に説明して頂かないとですね、我々はもう信用ないんです。信用できないんです。ゼロ・エミッション企業として、私は今日、どんないい話を聞けると思ったけれど、結局あれはただ、社会のPR向けで、ホームページにただ載せているだけでしょう。だけど、我々は、皆様もおっしゃるように、ここで生まれてこれから死ぬまでここにいなけえりゃいけない。先祖さんを護って行かなけりゃあいけない。そのお墓の前にですね、1万何千立米もあるものを作ってね・・・私はもう、ほんとね、これからお墓参りに行く度に、どういうふうに(先祖に)言っていいのか分からないですよ。皆さんはいいですよ、ここで2年位、あるいは数年して、また転勤して、ああこんなことがあったっけなあ、ここで説明会したっけ、説明会して、新しい工場、それから庭に穴掘ったやつも、両方とも認めたもらった。工場にとって、要するに、継続性として、俺らはちゃんと仕事をした、退職もらった、と。我々はそうじゃないんです。皆さんから土壌汚染させられて、でまあ、なけなしの補償金はもらいましたが、今一銭ももらっていませんよ。だけど、皆さんはその余ったおカネで某政党に30万円ずつしょっちゅう配っているじゃないですか。おかしいでしょう、やっぱり。何が一番大事かっつったら、我々周辺住民の暮らしに対して安全性を担保する、確保する。だからゴミ捨て場にところには屋根掛けてくださいね。そういう発想は出ないですか?私は本当に不思議なんです。今まで何回も御社の工場を見せて頂いて、確かに担当者の方は、本当に親切に説明して頂いて、公害防止技術についても、業界では多分トップクラスのものを逸早く導入したという話も、素直に理解して受け入れておりますよ。それで、ミストの臭いがするから電話をするとですね、ああ、ちゃんとISOの基準に基づいて不具合報告書を書きました。小川さんのお電話についてもちゃんと報告書に書いてますから。というふうに担当の方はしっかり仕事をしているんですよ。だけど皆さんね、会社のトップのかたは今日来ておらんようだけども、よく言っておいてください。我々はここで生まれて生きて死んでいくんでよ。ずっと住んでいく。子どもはここで育つわけですよ。だから・・・ね、最新鋭の技術を使って、リサイクルをして、廃棄物は出さない。どうしても出るんだったらしょうがない。作るけども、遮断型にするとか屋根掛けるとか、既存の、要するに公害対策設備をいじらなくても、負荷がかからないように、対外的には今よりも悪いことは絶対無い、良いことに向けて努力してますという姿を、あるいはそういう説明をして頂かない限りですね、困るんですよ。困るんです。

住民B:もうひとつあるんだけどさ。じゃあ、今さ、小川さんが申されたとおり、私が申すところは、要するに、第一番に土地改良をして、あの安中の米は食えないっちゅう、カドミの無ぇところにしてもらって、そしてまあ、安中の野菜はダメだって言われないように、安中の米はダメだって言われないように、土壌を直して、それで、会社も毒も出さないように精錬所をよくしてそれだらもう、俺は安心して暮らしていけるけども、まあ、毒は出るわ、構造改善はしねぇわ、会社はデカくなったんじゃあ、俺は立場がねぇもの。被害にあってねぇ者はさぁ、そりゃあ遠くにいる者はどこの害だと思うかもしれねぇが、付近の住民というものは、非常に苦しんでるんだから。嫌な思いをしているんだから。そこはよーく考えて・・欲しいと思う。俺は百姓だから、理屈のことは分からねぇが、ものが獲れなくなり、おカイコを飼やぁ死んじゃう、それからあれだい、毒水が流れてりゃあ鯉が死んじゃう。そういうことがないように、やってほしいと思う。要するに、安心して、せめて、会社があっても、これ、おカイコを飼っても、あれじゃあねえ。野菜作っても、威張って売れると。安中の野菜はダメだ、米はダメだって、汚染米はダメだと、そういうことのないように。俺は百姓だから理屈は言えねえ代わりには、実際にやって欲しいと思う。土地改良はやってほしい。あれだけのでかい会社を作れるんだからさ。俺がやったら1億、2億かかりゃあしねえ。ブルを持ってきて、直して、それで、市へ頼んで、市がわっきゃあねえものを、50年も(東邦亜鉛を)つついても、まだできねえんだよ。その米を作ってんだから、野菜も作っているんだよ。だから売る時には、俺は畑も遠くに持っているしするから、俺は東邦亜鉛の害の無ぇようなものを作っているんだよと、前置きを言わなくっちゃねえんだよ。そんな嫌な思いをするよりかも、ああ、今そうじゃあね、あんじゃあねぇ、となればいいんだから。さっきも話したとおり、公害というものがなけりゃ、何も言やぁしねぇんだから。(公害が)あるから、この忙しいのに、暮れの忙しいのに来て、話をしなくちゃならねえ。お役人さんも来なくちゃならないけどさ。俺なんか百姓だから。あれだい、そういう実際の、俺は、知らないことは分からねぇんだから。ただ、実際、ものが獲れなけりゃ分かるんだから。俺は百姓だから。だから、そういうことの無ぇように。それで、俺は、皆さんほれ、国や県庁の役人さん、皆いるんだから、市役所の役人もみんな居るんだんべからさ、見に沁みなけりゃあダメだよ。ただ生きてりゃりゃあ、おめえ、給金もらってるだけではダメねんだよ。俺ははっきりいうよ。俺はクビはねえんだから。俺は百姓だから。要するに、ものが獲れて、安心して住めりゃあいいんだから。俺が言うことは皆さんに訊いてみない、何ていうがな。(ここで立ち上がって、参加者に向かって声高に)どうだい?俺がいうことは皆さん、違っているかのぅ?違っている?違っていたら言ってくんない。俺は、全て安心して暮らせるところをやりたいんだから、そのほかにはねえんだから。まずかっていたら言ってくんない。俺は謝らねえから。

開場参加者から:(口々に)千浪さん、違っていないよ。そのとおりだよ。大丈夫だよ。

事務部長:あのう、先ほど申し上げましたけど、ほんとにそういうふうに言って頂けることを大変ありがたいと思います。先ほどもありましたけれども、畑地の改良事業については、会社も非常に、申し訳ないと、思って、いるんですけども、この進め方については、あのう、やっぱり地主の皆さん、それから法律の変更もありましてですね、いろいろ難しい問題が、あるようであります。これについてはまた、別の機会にですね、いろいろまあ、論議も必要かもしれませんし、私どもも、県とか安中市にいろいろ出向いて、いろんな情報を得ながら、何とかいい形ができないかという努力はしております。それについては今後も一緒にやって行きたいと思います。

住民B:頼みます。

事務部長:で、それをやってからが、工場を新しくするのが筋だというの心情も、全くそのとおりだと思います。ただ再三申し上げておりますとおり、80億円の投資をして、いっぱい儲けられるようになるということではなくて、あの、その、・・・いわゆる増産だとか、新しいことをするっていうことでなくて、あのう、先ほど言いましたけども、修理費と労務費の低減。それと環境に優しい効率的な工場、ということでやっておりますので、ある意味、毎年皆さんに報告しております公害防止設備の維持向上の設備投資と、同じような内容であると我々考えております。そのへんですね、ぜひご理解を頂きたいというふうに思います。

【ひらく会情報部・この項つづく】
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