2011/1/15  12:45

周辺土地のカドミウム汚染除去より墓所の目の前にサンパイ場新設を優先する公害企業「東邦亜鉛」  東邦亜鉛カドミウム公害問題


■東邦亜鉛安中製錬所は、遥か以前から亜鉛鉱石を輸入に依存していましたが、平成17年に法令が改正され、鉱山に近接した製錬所は鉱山保安法の対象ではなく、独立製錬所として、通常の法令に基づき、環境対策をしなければならなくなったにも関わらず、依然として鉱山付属の製錬所のまま、従来どおり、手続きの簡単な鉱山保安法に基づきサンパイ場を地元住民の先祖代々の墓地の直ぐそばに新設しておきながら、改正後、手続き的なつじつまを合わせるために、既に国の鉱山保安法の認可を得ているから問題ないとして、県の許可取得を直ちに得ようとして、昨年12月18日に突然住民説明会を約40年ぶりに住民説明会を岩野谷公民館で開催しました。この一部始終は当会のブログで報告済みです。

 先祖代々の墓のそばに、寝耳に水のサンパイ場が設置されたため、先祖の尊厳が踏みにじられたとして、周辺住民の怒りは頂点に達した為、当該墓地に先祖代々の墓を有する当会事務局長は、今年1月4日に東邦亜鉛に対して、サンパイ場の稼働を中止するよう嘆願書を提出していましたが、この度、同社から回答が送られてきました。内容は次のとおりです。


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                      平成23年1月12日
小 川  賢  様
                東京都中央区日本橋本町1丁目6番1号
                東邦亜鉛株式会社
                環境管理部長 冨澤芳幸 印
               回 答 書
 拝啓 小川様には平素より弊社安中製錬所並びに従業員に対しまして格別のご厚誼を賜り、心から感謝申し上げます。
 さて、平成23年1月4日付貴嘆願書をいただき、社長以下経営陣一同拝読いたしました。つきましては、貴嘆願書の中でお申し越しのありました点並びにご懸念の点に関し、次の通り弊社の方針として回答申し上げますので、宜しくご賢察のほどお願い申し上げます。
                                敬具
                 記
@墓所からの景観については、直接埋立施設が見えないように植樹あるいは塀の嵩上げなどにより、現状の改善措置を実施いたします。
A埋立施設においては、四六時中や頻繁に埋立や投入などの処分行為は発生しません。また、これらを行う際は発じん・騒音・振動に最善の注意を払い、適法かつ適正に行いますのでご安心ください。重要な仏事がありますときは一時的に作業の中止や停止もご協力できると思いますので、事前にご適絡ください。
Bそもそも埋立処分する廃棄物は、ご懸念のような重金属に汚染されたものではありませんので、処分場に雨が降ってもその雨水が廃棄物により重金属汚染されるというようなことはありませんし、埋立場ができたからといって雨水処理における重金属の負荷が増える心配はありません。
C埋立場の使用につきましては、県の許可を得た上で適法かつ適正に行なってまいりますので、宜しくご了承賜りますようお願い致します。
                             以 上
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■先祖代々の墓所を有する周辺住民の総意に反して、東邦亜鉛は、@目隠しをする。A廃棄物投棄は時々しかやらない。B廃棄物には重金属は含まれず浸出水に問題はない。C県の許可を得た上で適法に実施する、として、当会が指摘した、@祖先の尊厳への配慮、A廃棄物投棄の停止、B重金属を含む浸出水対策、C安定型処分場の危険性の認識に対して、ことごとく軽視した回答をよこしました。、

 やはり、既に改正前の鉱山保安法でサンパイ場を駆け込みで作っておき、一般のサンパイ場と同様の廃掃法の手続きを受けずに済むようにして、既成事実を作っておき、あとは住民説明会を実施して、簡単に群馬県の許可を取得しようという魂胆であることが明確となりました。

 きれいで安全な環境の中で安心して生活したいとする周辺住民の願いをよそに、公害問題発生から半世紀を経てもない、重金属汚染土壌を放置したまま、社業の発展しか考えない東邦亜鉛鰍ノ対して、地元関係住民として、引き続き、土壌汚染対策の早期実施が、サンパイ場新設に優先すべきであることを認識させてゆきたいと思います。

 なお、経済産業相、群馬県知事、安中市長からは何の連絡もありません。

【ひらく会事務局】
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