2011/4/4  23:38

磯部簗をとりまく不透明なベール  オンブズマン活動

■よく晴れた昨日の日曜日に、当会は、東電福島原発由来の放射性物質と花粉の舞う中、磯部温泉会館で開催中の盆栽展に出かけてみました。盆栽展は、磯部盆栽会が主催していますが、同会には安中市観光協会から年間2万円の補助金が毎年出ています。

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 温泉会館の1階の玄関正面には安中市観光協会の事務所がありますが、日曜日とあって、カーテンで一部の隙も無く閉め切られていました。窓口には、いろいろなパンフレットが並べてありましたが、その中に、「観光協会だより」というタイトルのA4の薄緑色と淡い空色のチラシが埋もれていました。
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■薄緑色のチラシを見ると「観光協会だより 2011年3月安中市観光協会発行第52号」とあり、淡い空色のチラシには「観光協会だより 2011年4月安中市観光協会発行第53号」とありました。いずれも、表に広報から引用した安中市の文化財や伝承をそのまま掲載したり、市販本から引用したエピソードや、仮名の投稿記事で、裏面には俳句や短歌を、これまた市販本等から引用しただけの、誰の関心も惹かないような地味な内容の記事でした。

 3月号の「編集後記」には、次のように記されています。
 @寒さが峠を越えて暖かい春を迎えようとする今「春よ来い 早く来い・・・」の気持ちで一杯です。続いて「春のうららの隅田川・・・」と続きます。春はユメを与えてくれる気がします。そう言えば英語でも春はSPRING・・・弾むの意味もありますね。
 A4月より新年度を迎えます。「桜の咲く頃一年生」のカルタを思い出しますが遠い遠い昔の事になりました。
 B新年度も頑張ろうと思います。
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 また、4月号の「編集後記」には、次のように記されています。
 @新年度を迎えましたが先日の大震災で、たいへんなことになりました。被災されました方々に心からの励ましと、一日も早い復興をお祈り致します、明けない夜はありません。前向きに生きて下さい。
 A計画停電が当分続くことが予想されます。節電に努め不要不急のエネルギーを使わないようにしなくては・・・と思います。
 Bこんな時こそ「お互い様」の気持ちが必要だと思いますが・・・?」
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 3月号も4月号も数十枚残っており、誰にも読まれないで居ることが伺えます。誰が作成したのか分かりませんが、もうすこし気の利いた、安中の観光に役に立つような記事は書けないものか、と思わず思ってしまいました。また、こんなところにおいておくのではなく、ホームページに掲載すれば印刷代もかからないと思います。

■さて、盆栽展には、沢山の見事な作品が出品されており、ぜひ、磯部を訪れている観光客の皆さん、それも外国の皆さんにもぜひ見せてあげたいと思う逸品ぞろいでした。
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 盆栽は、「BONSAI」として海外でも大勢の愛好家がおり、自然ブームやガーデニングブームに加え、クール・ジャパン(かっこいい日本)のシンボルのひとつでもあります。
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 さて、盆栽を愛でながら地元のかたがたと歓談した際に、安中市観光協会の濱口徹夫局長のことについても取材しました。その結果、観光協会や磯部簗に関連して、いろいろな意見を聞くことができました。

「こちらでもいろいろ話があって、あのひとを辞めさせろ、と言っている声を多くきく」
「あんまりいい話をきいていない。向こうから来た人なので、地元のこともぜんぜん考えない」
「あの人の性格を一口で言うと、やはり、とっつきにくい、放漫、自分本位というか、というか、もっとまわりをみながらやってもらわないとね」
「地元の釣り人らが車を(駐車場に)とめると、『うちの駐車場だ』などと張り紙をべたべたはられる。そういうオコンジョをしたりする」
「今までは、簗を信越の上原さんが前にやっていたが、その方のときは地元との揉め事は全然なかった。あのひとが来てから揉め事は次から次へといろいろ起きる」
「噂もいい話しはあんまり聞かないし、なんとか代わってもらったほうがいいだんべ」
「(岡田市長との関係では)奥さんどうしが仲良かった。それで浜口さんと岡田さんのあれでという話で、それが縁だと聞いている。親戚ということではないのかも」
「あのひとは4年ぐらい前からいるが、かなり独創的なひとだ」
「ぜひやめさせたほうがいい」
「漁業組合では、浜口さんとも揉めている人が随分いる。車のことなんかでもそうだ」
「それに、簗が川原においてあるが、あの人が、『あれには今度は1銭もだせません』と前に言っていたことがある。釣竿一本でも入漁料として1万円払うのに、あれだけの(簗を)川原に設置して1銭も払いません、なんて。あのひとはちょっと考え方がおかしいんではないんかね」
「漁協には10万円が料金だが、濱口さんはあれを協力費というふうに考えている。向こうからきて、すぐにその話が出た。『まけてくれ』としつこく随分組合に言ってきたという。その後、組合長と話をしたら、今までどおりということになったらしいが、あの人が来てからいろいろなことが、めた起きている」
「よそから来ているからあまり地元のことを考えていないんではないか」
「高知県では国鉄時代でかなり(労働運動で)ならしてやっていたらしい」
「むりして簗をやってもらわなくったっていい。一時そういう話も組合で出た。だけど磯部の何人かが続けて欲しいと言ったのかどうか、わかんないけど。一時そういう話も出たが、簗はよしてもらってもいいと思っている」
「局長は、なのまがりのところの床屋さんから入ったところにいる。事務員は原市の人らしい」
「市長が知っているというのが“売り”なんだいね」
「市長の奥さんの身内のダンナさんらしい。定年になってこちらにきたと聞いている。ちょうど前の館長で局長だった上原さんが病気で辞めて、そのあとに入ってきた」
「組合には、嫌な思いをしているのがたくさんいる」
「そこの駐車場も、安中土木事務所から年間8万円(正確には8万3000円)で借りているという。簗で借りているという。河川敷に8万円払って借りている。漁業組合に簗の設置料として昨年から10万円を払うようにしてもらっている」
「まあ一生懸命やっていることはやっているらしいけど、まわりの様子を見ながらしてもらわないと、罰点くらうかなという感じがする」
「話してみるとわかってはくれるが。まあ、いいところとわるいところと両方あるんかな」

といった人物評でした。
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【上】河川敷の駐車場。左奥が磯部簗。【下】駐車場の看板。↑

■こうしてみると、やはり、安中市観光協会の濱口徹夫局長は、岡田市長と親しいことが分かります。

 そこで、当会は、岡田市長が半年ごとに自分の後援会報に掲載して公表している「市長の一日」と題する行動日程をチェックして、濱口局長と観光協会、そして磯部簗関係を拾い出してみました。

平成18年 5月16日(火)13:30安中市観光協会総会役員来庁
平成18年 5月30日(火)10:00安中市観光協会
              15:00安中市観光協会
              17:00安中市観光協会懇談会
クリックすると元のサイズで表示します会場の磯部ガーデン
平成18年 6月25日(日)10:10磯部簗オープンイベント
平成18年 6月30日(金)09:10磯部簗PR(群馬TV出演)
平成18年 8月29日(火)16:00磯部簗訪問
平成18年 9月10日(日)15:00磯部簗最終日挨拶
平成18年12月 5日(火)13:30磯部簗運営委員会
平成18年12月17日(日)15:00観光協会懇談会
平成18年12月28日(木)09:00観光協会臨時職員挨拶

平成19年 1月 5日(金)09:30観光協会臨時職員辞令交付
平成19年 4月 6日(金)13:30秋間観光協会長来庁
平成19年 5月20日(日)10:30観光キャンペーンレディ委嘱式・感謝状授与式
平成19年 5月30日(水)15:00安中市観光協会 理事会
              16:00安中市観光協会 総会
              17:00安中市観光協会 懇談会
クリックすると元のサイズで表示します会場の磯部館
平成19年 9月 7日(金)09:30磯部簗被害現場調査(台風9号)
平成19年 9月 9日(日)15:00磯部簗閉鎖式
平成19年12月14日(金)13:30磯部簗運営委員会

平成20年 1月23日(水)15:00磯部温泉組合新年会
平成20年 5月23日(金)14:00磯部簗従業員記念贈呈
              15:00観光協会理事会、総会
クリックすると元のサイズで表示します会場のはやし屋
平成20年 6月30日(月)09:30磯部簗PR GTV出演
平成20年 7月18日(金)09:00観光協会 濱口事務局長来庁
平成20年 7月31日(木)08:00観光協会打合せ
平成20年 9月 7日(日)16:00磯部簗閉店慰労
平成20年10月 1日(水)11:00磯部簗決算報告
平成20年11月13日(木)14:00観光協会 浜口事務局長来庁
平成20年12月19日(金)13:20観光協会50周年記念事業打合せ

平成21年 1月16日(金)13:30観光協会常任理事会
平成21年 2月 4日(水)13:00観光協会常任理事会
平成21年 2月10日(火)13:00観光協会打合せ【武井・石田両商工会長】
平成21年 2月25日(水)15:00磯部簗運営委員会打合せ
平成21年 2月27日(金)13:30磯部簗運営委員会
平成21年 5月25日(月)15:00観光協会 理事会
              16:00観光協会 総会
              17:00観光協会 懇親会
クリックすると元のサイズで表示します会場の磯部ガーデン
平成21年 6月27日(土)10:30磯部簗オープンセレモニー
平成21年 7月16日(木)16:00観光協会 濱口様来庁
平成21年 9月13日(日)15:30磯部簗従業員慰労会
平成21年10月14日(水)14:00観光協会事務局長来庁
平成21年10月26日(月)13:30安中市観光協会常任理事会
平成21年11月25日(水)13:00市観光協会50周年式典

平成22年 3月 2日(火)08:20観光協会 濱口様来庁
平成22年 3月23日(火)09:30観光協会 浜口様ほか来庁
平成22年 3月30日(火)09:30濱口様、高野様来庁
平成22年 5月11日(火)15:00観光協会 理事会
              16:00観光協会 総会
              17:00観光協会 懇談会
クリックすると元のサイズで表示します会場の磯部館
平成22年 9月15日(水)08:15観光協会 濱口様来庁
平成22年10月 4日(月)14:00観光協会 濱口来庁
平成22年10月13日(水)13:00磯部簗運営委員会
              17:00観光協会 濱口局長

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今年平成23年の安中市観光協会の総会会場は順番でいくと「はやし屋」の番だ。↑

■こうしてみると、濱口局長は平成18年6月に岡田市長に任命されて安中市観光協会事務局長に就任したそうですが、初年度の平成18年度は、まだ表に出てこないで、おとなしくしていたことが伺えます。それだけに、観光協会の収支決算も、磯部簗会計も、さほど異変は起きていません。
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 ところが平成18年12月28日の仕事納めの時期に、「観光協会臨時職員挨拶」として、ここで初めて、濱口局長と思しきひとが、岡田市長の行動日程に登場します。そして、平成19年の新年早々、岡田市長は自ら「観光協会臨時職員」に辞令を交付しています。それでも、この年は、まだ濱口局長は固有名詞では登場しません。そういう意味では、まだ相対的には大人しくしていた時期だったと思われます。
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 次に、観光協会事務局長に就任後3年目となる平成20年になると、いよいよ濱口局長が始動し出す様子が見えてきます。平成20年7月18日(金)9時、同年11月14日(木)14時の2回、濱口事務局長が岡田市長を市長室に訪ねています。これと呼応するかのように、平成20年度から、補助金や業務委託金が、著しく増加し、予算額を無視した決算額と、補正予算による手当てが始まります。
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 平成21年にも、平成21年7月16日(木)16時、同年10月14日(水)14時の2回、濱口観光協会事務局長は岡田市長を市長室に訪ねています。この年も、補助金や業務委託金のほかに、臨時職員業務委託料が支出され、予算額を無視した決算額や、格差を見かけ上少なくするための補正予算を組んでいます。
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長寿館前の名物足湯。残念ながら計画停電の影響で現在休止中。

 平成22年になると、もう、支出がいくら膨らんでも岡田市長に頼めば、何とかしてもらえると考えたのでしょうか。濱口局長は年中、岡田市長のところに顔を出すようになります。おそらく、岡田市長といつでも面談できるところを誇示できることになります。特徴的なのは、濱口局長ひとりではなく、他の人物らを伴って岡田市長に面談していることです。一緒に同行させられた人たちは、公務多忙なはずの岡田次長が、わざわざ濱口局長のアポイントに頻繁に応じていることから、余計、岡田市長の威光を受ける濱口局長の存在を過大視するようになったことでしょう。
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↑名物磯部せんべいの老舗。↑

 平成22年3月2日(火)午前8時20分、同月23日(火)9時30分(同行者あり)、同月30日(火)9時30分(新しく温泉組合長に就任することになった高野氏を同行)と立て続けに市長と面談したあとも、平成22年9月15日(水)8時15分、同年10月4日(月)14時、同年10月13日(水)13時と頻繁に岡田市長を市長室に訪ねています。
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磯部温泉商店街。

■多少、独創的で唯我独尊であったとしても、安中市観光協会の事務局長として、磯部をはじめ、安中市の観光事業の推進に役立つ仕事をして実績をあげ、かつ、明朗な会計処理をしてもらえれば、問題はないとおもいます。しかし、不明朗な会計処理と、情報について秘匿したがる体質では、多額の補助金をまかされる立場としては懸念を抱かれても仕方がありません。

 ぜひ、これまでの不透明会計を精算していただき、使途不明金があれば、その行き先を明らかにして、信用回復に努めてもらいたいものです。その上で、周囲から、事務局長として続投してもらってもよいという信任が得られればともかく、信任が得られなければ、新年度は、同局長には辞任していただき、岡田市長は、自分としがらみのない人材を新しい事務局長に登用してもらいたいものです。
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気になるのは、安中市観光協会の窓口にあったこのパンフレット。「はばたけ群馬 観光博覧会」と題する小冊子のなかに、「西部エリア」の「NO.15 日帰りコース」として、「初夏の風物詩 体験ツアー『やな』と『ホタル観賞』」と題して、すでに、今年の磯部簗の営業を前提としたツアーコースが設定されている。これでまた補助金投入の名目にされ、不明朗の赤字会計がますます助長されるのではないかという懸念が拡がる。

【ひらく会情報部】
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