2008/1/20  20:01

岡田市長談話「高崎ナンバー」の軽重を問う  困ったちゃん岡田前市政

■当会では、広報あんなか2007年12月号の表紙裏に掲載された「談話」で取り上げられた「高崎ナンバー」の話題について、その記載内容の裏付けを確認するために、岡田市長あてに平成19年12月24日付けで、次の情報開示を求めました。


@「市民の皆様から苦情や反発の声が出ている」そうだが、これらの事実を示す一切の情報。
A平成17年2月に市民1800名(旧安中市:1000名・旧松井田町:800名)を対称に行った市民アンケートに関する一切の情報(調査結果及び分析結果の取扱も含む)。
B平成17年5月11日に群馬県知事宛に提出した安中市長要望書。
C平成17年5月25日に国土交通大臣宛に提出した群馬県知事要望書。
D平成19年9月4日、議会全員協議会開催に際して行政側から説明した資料一式。
E平成19年9月11日、高崎ナンバー導入に関して市議会に送付した意見依頼書。
F平成19年9月28日、上記Eに対する市議会議長名での回答一式。
G平成19年8月28日、市区長会代表理事会開催に際して行政側から説明した資料一式。
H平成19年9月11日、高崎ナンバー導入に関して区長会に送付した意見依頼書。
I平成19年9月28日、上記Hに対する区長会長名での回答一式。

この結果、今年の1月15日付けで、安中市総務部企画課から開示がありました。
開示されなかった文書は、上記のうち@、D、Gのみでした。
@は、苦情、反発が市長に直接寄せられたものであり、内容の記載情報については存在せず、D、Gについては、口頭での説明でしたので、情報として存在しないという回答でした。

■開示情報によれば、旧安中地区では、アンケート調査対象は、幹事会で決定した最低1000人を無作為抽出して、調査用紙を平成17年2月21日(月)に発送、同2月22日(火)〜3月1日(火)まで回収し、事務局報告期日は3月4日(金)でした。アンケートは郵送で、葉書による回収数(率)は395票(39.5%)でした。アンケートの内容は次のとおり。

********
新たな地域名表示ナンバープレートの導入に関するアンケート調査ご協力のお願い(※各自治体ともすべて同文)
 立春の候、市民の皆さまにおかれましては、日頃から市政運営につきまして、ご理解とご協力をいただき、厚くお礼を申し上げます。
 さて、自動車のナンバープレートには、「品川」や「長野」、「新潟」など、様々な地域名が表示されていますが、これは、国土交通省の運輸支局や自動車検査登録事務所の所在地の地威名が表示されることになっています。
 群馬県では、前橋市にある群馬運輸支局が県内唯一の自動車登録・検査施設であるため、群馬県内で登録された自動車は、すべて「群馬」ナンバーになっています。
 国では平成18年度から、自動車検査登録事務所の新設の有無にかかわらず、一定条件の下に、地域のイメージアップや観光振興等の観点から、関係地域が要望する名称を認める制度を導入することになりました。(なお、導入の方法は、強制的にナンバープレートを変更するのではなく、新規登録や移転登録などの際に新たなナンバープレートに変更していただくため、特別な費用負担が伴うものではありません。)
 そこで、高崎市・安中市・榛名町・群馬町・箕郷町・倉渕村・松井田町の2市4町1村で構成する高崎市等広域市町村圏に新町を加えた8市町村の区域において、「群馬」ナンバーに代わる新たに「高崎」ナンバーを導入することについて、市民の皆様の意向を把握するためアンケート調査をお願いするものです。
 調査にあたりましては、無作為で抽出した1,000人(松井田は800人)の皆様にアンケート票をお送り
させて頂いております。
 本調査の趣旨をご理解いただき、ご協力いただきますようお願いいたします。
 なお、ご記入いただきましたアンケート調査回答票(同封の返信用はがき)は、平成17年3月1日(火)までに投函くださいますようよろしくお願いいたします。
    平成17年2月 安中市長 中島博範 (松井田町は内田武夫町長名)

**********
アンケート調査回答票
新ナンバープレートの導入についてお伺いします
問1 地域のイメージアップや観光振興等の観点から、「群馬」ナンバーに代わる新たな地威名のナンバープレートを導入することについてお伺いします。(1つだけ○印)
1.賛成である (問2へ)
2.反対である (問3へ)
3.わからない (問3へ)
問2 (問1で1に○印をした方にお伺いいたします)新しいナンバープレートの地威名を「高崎」とすることについてお伺いします。
1.賛成である
2.反対である
3.わからない
問3 あなたの性別をお答えください
1.男
2.女
問4 あなたの年齢をお答えください
1.10代
2.20代
3.30代
4.40代
5.50代
6.60代
7.70歳代以上
○高崎ナンパープレートについてのご意見等をお寄せください

■調査の結果、「制度導入」について賛成65.6%、反対25.8%、わからない・無回答8.6%でした。
「高崎ナンバー導入」について賛成85.7%、反対10.0%、わからない・無回答4.3%でした。

賛成意見等の主なものは、
・地域のイメージアップになり、事件、事故の抑制につながる
・親しみ見やすいと思う。
・高崎ナンバーの方が都会的に感じる。
・他県では地域ナンバーがある中、本県ではなかったので良いと思う。
・地域に密着する気がする。
・群馬だけだと広域過ぎるので、地名を取り入れたほうがよい
反対意見等は、
・高崎が全国的にどこまで知名度があるかわからない。
・今更群馬ナンバーを変える必要がない。
・税金の無駄使いなる。
・変更してもイメージアップにならない。
・群馬の方が全国的に知名度が高い。
・変更することのメリットがわからない。

調査に伴う予算は郵便料11万9千円〔内訳 単価80円×1000通、単価65円×(1000通×60%)〕、電算委託料9万円、合計20万9千円でした。なお、抽出は市民課の住民データにより蒲シ毛システムズに依頼しました。

旧安中地区のアンケート集計結果は平成17年3月8日に中島前市長の決裁をうけました。それによると、対象者1000名、回収数(率)366名(36.6%)でした。質問別の回答は次のとおり。
【問1】群馬ナンバーに代わる新たな地域名表示を導入することについて
賛成240人(65.6%)
反対95人(26.0%)
わからない31人(8.5%)
無回答0人(0.0%)
【問2】新しいナンバープレートを「高崎」にすることについて
賛成208人(86.7%)
反対23人(9.6%)
わからない7人(2.9%)
無回答2人(0.8%)

このように安中市では集計結果と調査結果に食い違いがあります。アンケートの回収数は集計では366人とありますが、調査結果では395人となっています。安中市政のいい加減さを象徴しています。

■一方、松井田地区では、調査対象として全人口の約5%の800人、このうち20代、30代、40代、50代を200人ずつ無作為抽出して、平成17年2月17日に調査用紙を発送、同2月18日〜2月28日まで回収し、回収数(率)376票(47.0%)を得ました。
「制度導入」について賛成65.5%、反対25.9%、わからない・無回答8.6%でした。
「高崎ナンバー導入」について賛成86.6%、反対10.3%、わからない・無回答3.2%でした。
賛成意見等の主なものは、
・地域性があって大変良いと思う。
・新しいことを考え実行する事は大変良いと思う。
・この制度にともない運輸支局の新設も要望します。
反対意見等は
・税金のムダ使い。
・何でも人口の覆い地域に集合されるのはいかがなものか。
・他県に出かけた時群馬ナンバーの方がわかりやすいので、従来通りで良いと思う。
・松井田の住民が高崎のナンバーを付けてもしょうがないと思う。
・イメージアップよりも犯罪者の謙虚に役立つのではないか。

松井田地区のアンケート集計結果は平成17年3月4日に企画財政課企画係の土屋眞助役の決裁をうけました。それによると、対象者1000名、回収数(率)366名(36.6%)。
【問1】群馬ナンバーに代わる新たな地域名表示を導入することについて
賛成253人(65.5%)
反対100人(25.9%)
わからない32人(8.3%)
無回答1人(0.3%)
【問2】新しいナンバープレートを「高崎」にすることについて
賛成219人(86.6%)
反対26人(10.3%)
わからない8人(3.2%)
無回答0人(0.0%)
松井田地区は、アンケートの集計結果と、調査結果が一致している。

■このアンケートの結果に基づき、平成17年5月11日付けで高崎広域圏の各市町村は連名で次の文書を小寺県知事に送っています。

*********
群馬県知事 小寺弘之様
高崎ナンバー創設に関する要望
 本地域における行政の推進につきまして、日頃からご指導ご支援を賜り厚く御礼を申しあげます。
 さて、平成18年度から国が導入を予定している「新たな地域名表示ナンバー制度」につきまして、高崎地域では高崎広域圏(高崎市、安中市、榛名町、群馬町、箕郷町、倉淵村、松井田町)及び新町を構成市町村とする「高崎地域新ナンバー推進協議会」を設立し、今日まで調査・研究を行って参りました。
 高崎等広域市町村圏は昭和45年に県知事の指定を受けて以来、三十数年間にわたり構成市町村が一致団結しながら広域行政を推進することによって、地域の発展と住民サービスの向上に取り組んでいる一体的な地域であります。
 また、新町は高崎都市圏連携会議のメンバーとして、公共交通の連携・図書館の相互利用・X共施設の広域的利用等高崎広域市可村圏の市町村との連携を図り、平成18年1月には合併を予定しており、合併援には同広域圏の地域になります。
 同協議会におきましては、8市可村となりました高崎地域の新たなナンバー表示を「高崎」とし、住民アンケートを実施したところ、多くの地域住民の賛同が得られたところでございます。
 また各市可村議会において全員協議会・各派代表者会議を開催し、アンケートの結果を踏まえるとともに、高崎地域におけるイメージアップや地域振興等に大きく寄与することが期待されることから、高崎ナンバー創設が支持されました。
 つきましては、高崎ナンバー導入の早期実現が図られるよう要望いたします。
 地域住民の夢を実現するため、特段のご高配を賜りますようお願い申し上げます。
平成17年5月11日
高崎市長 松浦幸雄
安中市長 中島博範
榛名町長 石井清一
群馬町長 野村洋四郎
箕郷町長 秋月保教
倉渕村長 市川平治
松井田町長 内田武夫
新町長 高橋 功

**********
高崎ナンバー創設に係るアンケート結果総括表
■対象者・回収率等
市町村名/対象者(人)/回収数(人)/回収率
高崎市/5000/2299/46.9%
安中市/1000/395/39.5%(安中市が最も回収率が低い!)
榛名町/1100/618/56.2%
群馬町/1000/538/53.8%
箕郷町/5938/3650/61.5%
倉渕村/1439/1055/73.3%
松井田町/800/376/47.0%
新町/1000/735/73.5%

■新たな地域名表示制度導入について
市町村名/賛成/反対/わからない・無回答
高崎市/80.6%/13.4%/6.0%
安中市/65.6%/25・8%/8.6%
榛名町/62.3%/27.2%/10.5%
群馬町/66.7%/24.0%/9.3%
箕郷町/54.4%/26.9%/18.7%
倉渕村/58.2%/24.9%/8.6%
松井田町/85.5%/25.9%/8.6%
新町/56.2%/26.4%/17.4%

■高崎ナンバーについて(上記質問の制度導入に賛成とした者のうち)
市町村名/賛成/反対/わからない・無回答
高崎市/95.7%/2.1%/2.2%
安中市/85.7%/10.0%/4.3%
榛名町/88.6%/8.1%/3.3%
群馬町/88.6%/7.2%/4.2%
箕郷町/90.4%/6.5%/3.1%
倉渕村/90.7%/6.2%/3.1%
松井田町/86.6%/10.3%/3.1%
新町/94.6%/2.7%/2.7%


**********
高崎ナンバー導入に向けた各市町村議会支持書(高崎市議会、安中市議会、榛名町議会、群馬町議会、箕郷町議会、倉淵村議会、松井田町議会、新町議会

【高崎市議会】
第159号
平成17年4月20日
群馬県知事 小寺弘之様
高崎市議会議長 柴田和正
高崎ナンバーの導入支持について
 高崎市等広域市町村圈の市町村は、古くは中山道や三国街道を通じて、また、近代においては信越本線や国道406号線の整俺等により活発な交流が行われ、現在も高崎市を中心として、通勤、通学、買い物等において広く住民の交流が行われている地域であります。
 高崎市等広域市町村圏は昭和45年に県知事の指定を受けて以来、三十数年間にわたり構成市町村が一致協力しながら広域行政を推進することによって、地域の発展と住民サービスの向上に取り組んでいる一体的な地域であります。
 また、新町は高崎都市圏連携会議のメンバーとして、公共交通の連携・図書館の相互利用・公共施設の広域的利用等高崎市広城市町村圏の市町村との連携を図り、平成18年1月には合併を予定しており、合併後には同広域圏の地域となります。
 以上のような歴史や長年にわたる広域行政の実績等を踏まえ、平成17年4月19日、各派代表者会議において協議した結果、高崎市等広域市町村圏地域並びに新町を加えた8市町村において高崎ナンバーを導入することは、本地域の更なる一体感の醸成や地域の振興に大ぎく寄与するものであり、高崎市議会として支持することといたしました。
 つきましては、高崎ナンバー導入の早期実現が図られるよう要望いたします。

【安中市議会】
平成17年4月14日
群馬県知事 小寺弘之 様
安中市議会議長 柳沢健一
高崎市等広域市町村圏における高崎ナンバーの導入支持について
高崎等広域市町村圏域市町村は、古くは中山道や三国街道を通じて、また、近代においては信越本線や国道406号線の整備等により活発な交流が行・われ、現在も通勤、通学、買い物等において広く住民の交流が行われている地域であります。
 また、高崎市等広域市町村圏は、昭和45年に県知事の指定を受けて以来三十数年間にわたり構成市町村が一致協力しながら広域行政を推進することによって、地域の発展と住民サービスの向上に取り組んでいる―体的な地域であります。
 以上のような歴史や長年にわたる広域行政の実績等を踏まえ、平成17年3月17日、安中市議会全員協議において協議した結果、高崎市等広域市町村圏地域の自動車に高崎ナンバーを導入することは、本地域の更なる一体感の醸成や地域の振興に大きく寄与するものであり、安中市議会として支持することといたしました。
 つきましては、高崎ナンバー導入の早期実現が図られるよう要望いたします。

【松井田町議会】
高崎地域新ナンバーについて
 松井田町議会は3月14日全員協議会において「高崎地域新ナンバーについて」協議した結果、松井田町議会として高崎ナンバーを支持する事に決定致しました。
平成17年3月14日
松井田町議会議長 廣瀬 晃

■前職の中島博範市長時代に行われた高崎ナンバー導入に伴うアンケート手続について、岡田義弘市長は、高崎ナンバー導入に伴う住民反対意見に係る説明を8月28日(火)開催の安中市区長会代表理事会及び9月4日(火)開催の市議会全員協議会で実施し、平成19年9月12日付で、これに係る市議会及び区長会の意見を拝聴すべく、次の依頼文を送付しました。

*********
安中市区長会会長 岡田建造 様
 安中市長 岡田義弘(総務部企画課)
高崎ナンバー導入に伴う意見について(依頼)
 時下、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
 平素より市行政につきましてはご指導・ご協力を賜り感謝申し上げます。
 さて、標記の件につきましては、8月28日(火)開催の安中市区長会代表理事会において説明させていただいたところです。
 つきましては、説明に対する区長会における意見をご拝聴したいと思いますのでご多忙の折、大変恐縮ですがご意見を取りまとめのうえ9月28日(金)までにご回答くださるようお願い申し上げます。
**********
安中市議会議長 土屋 弘 様
 安中市長 岡田義弘(総務部企画課)
高崎ナンバー導入に伴う意見について(依頼)
 このことにつきましては、9月4日(火)開催の議会全員協議会において説明させていただいたところです。
 つきましては、説明に対する議会における意見をご拝聴したいと思いますのでご多忙の折、大変恐縮ですがご意見を取りまとめのうえ9月28日(金)までにご回答くださるようお願い申し上げます。

■これに対して、平成19年28日付けで区長会と市議会から回答が10月1日に届いたと、平成19年10月2日付で岡田市長に報告された。

***********
平成19年9月28日
安中市長 岡田義弘 様
 安中市区長会会長 岡田建造
高崎ナンバー導入に伴う意見について(回答)
 平成19年9月12日付けでご依頼のありました「高崎ナンバー導入に伴う意見について」下記のとおり回答いたします。

回答:良好に定められた手続きにより導入されたと理解しております。
**********
安議発第12022号
平成19年9月28日
安中市長 岡田義弘 様
安中市議会議長 土屋 弘
高崎ナンバー導入に伴う意見について(回答)
 平成19年9月12日付、安企発第11393号でご依頼のありました「高崎ナンバー導入に伴う意見について」下記のとおり回答いたします。

回答:執行部側(平成17年度当時)から協力要請のありました事業と理解しております。

■高崎ナンバーの件では、アンケートの数は少ないが、賛成の割合が多かったようで、アンケートの結果は一応施索に反映された形になっています。しかし、同じように旧安中市で実施された「他の自治体との合併」に関するアンケートでは、圧倒的に高崎が多かったにもかかわらず、中島前市長はその結果を市民に公表しないまま、松井田との合併に突き進みました。

今回、岡田市長が、中島市政のころに行われたアンケート結果について、市民からの声に反応して、わずか市民1000人の意見だけで決めたことはおかしい、と問題提起を行いました。市民からの声を聞くことは悪いことではありません。けれども、何人くらいの市民からどのような声を聞いたのか、公表できないのでは困ります。

岡田市長には、高崎ナンバーのほかにも、松井田との合併について、旧安中市民に対して行われたアンケート調査結果についても、市民から苦情や反発があれば、再確認する意向があるのかどうか、ぜひ真意を問いたいところです。しかし岡田市長は、そのような苦情などには耳を貸さないに違いありません。

岡田市長は、なぜ安中市政の根幹に関わる重大なテーマを避けて、あえて、高崎ナンバー問題のように市政に関係の薄い問題をことさらに取上げ、市議会で一度決議したことについて、市議会に再度見解を問うたのでしょうか。市民の声を代表する市議会に加えて、なぜわざわざ区長会にも意見を求めたのでしょうか。どうやら、岡田市長得意のパフォーマンス狙いが見え隠れします。

それにしても、このような他愛のない話題について、安中市の広報に、読んでも理解できない「談話」を掲載したがる岡田市長は、次にいったい何をやらかすのか。岡田市長のサプライズの懸念は尽きません。

【ひらく会事務局】
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