2012/9/21  16:34

大澤知事の知事公舎目的外使用に深刻な影響を被りかねない前橋カトリック教会の倫理と桃井小学校の道徳  オンブズマン活動

■9月19日午前、前橋地裁の第21号法廷で開かれた大澤知事による知事公舎女性宿泊にかかる住民訴訟第2回口頭弁論に立ち会った当会の取材班は、県庁、前橋市役所を訪れて取材を重ねた後、久しぶりに、前橋市立図書館の隣にある知事公舎の現場を訪れました。昨年、平成23年7月13日に週刊新潮で衝撃的なスクープ記事が掲載された直後に、知事公舎の現場を取材して以来、1年以上、訪れていなかったため、どの程度、当時と比べて様子が変わっているかどうかを確認するためです。
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知事公舎の塀の向こうに市立図書館と市役所がみえる。9月19日撮影。以下同様。


 懐かしい(?)知事公舎の正門ゲート前に到着してから、さっそく内部を塀越しに大手町1号公舎の庭を確認しました。驚いたことに、空き家の筈の知事公舎(知事が昨年7月に退去後は、以前の呼称である副知事公舎というべきか)なのに、綺麗に樹木は業者によって手入れがなされており、正面ゲートから左手のカーポート前のバラスが敷かれた庭には、くっきりと自動車の轍(わだち)の跡が残っており、もしかしたら、また大澤知事が目的外使用をしているのではないか、と思いたくなるような状況です。

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正面ゲート脇の通用門。

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表札。

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インターフォンは使えそうだ。

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綺麗に手入れされた知事公舎の樹木。更地にするのはもったいない。

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綺麗に手入れされた芝生とフラッグポール。更地にするのはもったいない。

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今年7月末以降不在の筈なのに、真新しい車の轍の跡がある。よもや知事がこっそり再使用しているとなると問題だ。

 正門わきの表札は取り外されていましたが、インターホンは機能しているように見えます。また、上を見上げると防犯カメラがこちらを監視していました。県庁で確認したところ、現在も動かしているのだそうです。

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稼働中の防犯カメラ。管財課曰く、居住者不在でも防犯カメラは稼働させているという。管財課はさらに追加的な監視体制をとっていたことがこの後に判明した。

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カーポートに車は見当たらないが轍は残っている。

 とにかく、内部は綺麗に手入れと掃除がされており、落ち葉ひとつ、小枝ひとつ落ちておらずさながら都会のオアシス、或は目黒雅叙園http://www.megurogajoen.co.jp/wedding/ 
の前橋支部といった風情です。しかし、これが全部私たち県民からの税金由来の公金を投入して取得、維持、管理されていると思うと、複雑な気持ちとともに、怒りさえ覚えます。しかも、こうした公の聖地が、知事の不倫現場として目的外使用され続けて来たのですから、余計にテンションがあがるのを禁じ得ません。

 正面のゲートから内部をのぞいただけなので、部分的ではありますが、解説付きでいくつか現況写真をごらんください。

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玄関脇の目隠し用の建仁寺垣もまだまだ新品同様だ。更地にするのはもったいない。

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佐田建設に施工させた目隠しフェンスの内側の模様。こわすのは忍びない。

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桃井小学校側に面した目隠しフェンス。知事の不倫を児童と保護者に見せてはならないという公的配慮か。

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知事公舎の正門前から見た桃井小学校。なるほど目隠しフェンスがないと教育上よくないことがわかる。

■さて、知事公舎に隣接する前橋市立図書館から、知事公舎を見通すと、反対側にマンションと並んで、三角に尖った塔が見えます。公舎の反対側に回ってみると、尖塔は教会の建物の一部であることが分かります。建物の正面から見ると、非常に均整のとれたカテドラルです。建物の前には文化庁の登録有形文化財のプレートが埋め込まれていました。これが、群馬県で初のカトリック教会として昭和7年(1932年)に建立された前橋カトリック教会です。

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右手前が知事公舎、右正面奥がマンション。左奥が前橋カトリック教会。

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前橋カトリック協会と知事公舎は市道を挟んで斜め向かい同士の位置関係。

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スペインの地方の町にあるカテドラルを彷彿とさせる前橋カトリック教会の佇まい。

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文化庁の登録有形文化財のプレートが物語る由緒あるカトリック教会。

 教会前の小さな庭園には聖母マリア像が立っていました。教会の入り口は鍵がかかっていないようでしたが、人影が無いため、内部には入りませんでしたが、ヨーロッパの地方都市でよく見た教会と比べてもまったく遜色が有りません。文化庁が文化財登録したのも道理で、頷けます。※内部を知りたい方は前橋教会のHPをご覧ください。
http://nttbj.itp.ne.jp/0272212746/index.html 

 ところで、カトリックの教えでは、不倫はどのように位置付けられているのでしょうか。キリスト教でよく知られている道徳観として誰でもしっている「神の掟 (十戒)」というのがあります。この十戒として、次の言葉が有名です。
第一 われはなんじの主なる神なり、われのほか何者をも神となすべからず。
第二 なんじ、神の名をみだりに呼ぶなかれ。
第三 なんじ、安息日を聖とすべきことを覚ゆべし。
第四 なんじ、父母を敬うべし。
第五 なんじ、殺すなかれ。
第六 なんじ、姦淫するなかれ。
第七 なんじ、盗むなかれ。
第八 なんじ、偽証するなかれ。
第九 なんじ、人の妻を望むなかれ。
第十 なんじ、人の持ち物をみだりに望むなかれ。

 群馬県知事公舎が前橋カトリック教会と市道を隔てて斜め向かい同士だということは、大澤知事はご存じだったのでしょうか。

■十戒のうち、とくに知られている言葉に「なんじ、姦淫するなかれ」というのがあります。このことについて、カトリックでは分かり易く次のように教えています。

 「姦淫してはならない。」 テレビや雑誌で見る限り、快楽は楽しいものであり、不倫や結婚外の性行為も認められているかのように表現されているが、欲望を満たしても幸せがつかめるとは限らない。動作、言葉、思いに現われる性欲をコントロールするのは人間として価値の高いことである。

 また、「なんじ、偽証するなかれ」という言葉も心に響きます。このことについても、カトリックでは分かり易く説明しています。

 「隣人に関して偽証してはならない。」 偽りはその人の生き方、考え方が誠実でないことを示すし、人間同士の信頼関係を壊すものだ。偽りの証言によって人の名誉を傷つけたら、ゆるしを得るためにその人の名誉を回復することに努めなければならないのである。

■前橋カトリック教会の前に佇む聖母マリア像は、ちょうど教会を隔てて、知事公舎の方角を向いています。大澤知事は、知事公舎から直線距離で数十メートルしか離れていない場所で聖母マリアがじっと見つめていたことを知っておられたのでしょうか。

 大澤知事は、知人女性との宿泊は、週刊誌にスクープ写真を撮られた昨年7月8日夕方から9日朝にかけての一晩だけだと、記者会見で答えました。しかし、世間では、前年から数えても40回以上、さらにさかのぼれば100回以上、知人女性と週末に頻繁に夜を過ごしていると言われています。大澤知事の記者会見での説明が、正しくないとすると、カトリックの教えに背くことにもなりかねません。

 カトリックの信者でなくても、宗教観、イコール道徳観として、普遍的な精神の価値を表していると感じるのではないでしょうか。宗教或は道徳に背いた行動は、時には背徳の喜びという屈折した感情につながりかねません。大澤知事は群馬県のトップとして、人一倍、倫理観を備え、遵守することが求められるのではないでしょうか。

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知事の不倫にマリア像も表情が心なしかすぐれないようだ。

■さて、ふたたび公舎の正門ゲートにもどると、そこには、道を隔てて小学校があります。道路に面して、なにやら横断幕が設えてあります。そこには「平成24年度開校140周年」とあり、そのとなりには「本校卒業生鈴木貫太郎先生生誕145周年(平成24年度)」としたためてあります。

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創立140周年の名門小学校。郷土の誇り鈴木貫太郎先生も草葉の陰で何思う。

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桃井小学校の正門。PTAの皆さんによる安全パトロールは向かい側の知事公舎にも目配利されたと思うが・・・。

 この小学校は、群馬県で最初の小学校「第一番小学厩橋学校」として創立さて、現在、全市を対象とする言語・情緒の通級指導教室を併設している桃井小学校です。詳しい学校の様子は同校のHPをご覧ください。
http://menet.ed.jp/momonoi-es/ 

 同校のHPにも掲げられていますが、「教育目標と目指す学校」を見てみましょう。

<基本目標>
同窓の大先輩 鈴木貫太郎先生 の教訓「正直に 腹を立てずに 撓まず励め」を基盤に、徳育・知育・体育の調和のとれた人間性豊かな児童を育成する。
※鈴木貫太郎:終戦時の内閣総理大臣
 ・1866年 現・大阪府堺市にて生まれる。
 ・1871年 現・千葉県野田市に転居
 ・1877年 父の群馬県庁就職に伴い前橋市に転居。第一番小学校厩橋学校(現・前橋市立桃井小学校)に入学。1881年同校卒業その後、旧制前橋中学(現・県立前橋高等学校)卒。海軍兵学校入学・卒
 ・1945年 内閣総理大臣となり、終戦工作を行う。8月14日、ポツダム宣言受諾を御前会議で決定。
 ・1948年 82歳で死去。
<具体目標>
・明るく、思いやりのある子
・よく考え、進んで学ぶ子
・たくましく、ねばり強い子
<教育方針>
(1)共に生き、思いやる心を育成する。
(2)基礎的な知識・技能と考える力を育成する。
(3)強い意志の育成と体力の向上を図る。
(4)特別支援教育の充実を図る。
(5)桃井小のよき校風を引き継ぎ、開かれた学校経営を推進する。

 ところが、故郷前橋のこの小学校で学んで、後に我が国の国難の最もシビアな時期を政治家の最高責任者として過ごした大先輩の教えを教育の基本目標に据えている群馬県で最も歴史ある小学校のまん前にある知事公舎の中で、同じく政治家として現在の群馬県を引っ張る立場の大澤知事が、目的外使用を長年続けていたのでした。

■それにしても、知事公舎に市道を隔てて、隣接する施設として、かたや宗教施設として群馬県でもっとも由緒ある教会、かたや教育施設として群馬県でもっとも由緒ある小学校。しかも隣は前橋市立図書館もあります。こうした施設に挟まれて立地している知事公舎を、あろうことか大澤知事は反道徳、反倫理となる目的外使用をしていたことについて、どの程度、深刻に且つ真剣に反省したのでしょうか。

 群馬県総務課管財課の職員も同様です。大澤知事が知事公舎で目的外使用をしていたことを知っているのに、誰1人として忠告をしませんでした。それどころか、大澤知事の目的外使用を問題視さえしようとしないのです。これでは、聖母マリア様も、故・鈴木貫太郎総理も、どんなに嘆いている事やら、想像に余りあります。

■などと考えているうちに、再び、最初に教会の尖塔に気付いた前橋市立図書館のたたきの上から、知事公舎と向かい側のマンション、それに前橋カトリック教会を構図に入れて写真撮影をしていたときでした。

 突然、すぐ横から「いったいここで何をしているのか?」と初老の男性に鋭く詰問されたのでした。

「風景を撮影しているだけです」と当会取材担当者が答えると、初老の男性は「知事公舎の周りで不審な行動を見かけたら、通報するように言われている。住所と名前を教えてほしい」と言いました。

 それを聞いて、これはただ事ではないな、と直感し、直ちにカメラのファインダーから目を外し、男性に対して逆に質問しました。「すいませんが、あなたはどういう立場で、そのようなことを我々に求めるのでしょうか」

 最初は、市立図書館の構内で撮影していたため、前橋市の職員か、あるいは警護で雇われているSECOMなどの警備会社の社員かと思いました。ところが、男性は「知事公舎の周りで不審な行動をとっているものを見かけたら、管財課に通報するように言われているんだ」というので、てっきり群馬県の関係者かと思いなおしました。

 しかし、不審者よばわりされては、オンブズマンとして忸怩たるものがありますから、自らの潔白を証明しなくてはなりません。そう考えて、男性のあとについて行きました。

 男性は、桃井小学校の一角にある前橋市の公用車駐車場兼市立図書館南駐車場の守衛でした。守衛所は、まさに知事公舎の正面ゲートのまん前にあります。
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守衛詰め所。
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図書館南駐車場のレイアウト図の張り紙がしてある。

■守衛所に着くと、男性は、一枚の紙を見せて、「ほら、ここにあるとおり、知事公舎異常時の連絡先として、不審者を見かけたら、ここに通報するように指示されているんだ」と言いました。
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前橋市立図書館の駐車場管理業務のかかれた一覧表。確かに知事公舎異常時の通報先は県庁の秘書課となっている。

 よく見ると、男性がかぶっている帽子に前橋市シルバー人材センターと書いてあります。そこで、念の為、男性の名前と所属先を聞きました。すると、やはり前橋市のシルバー派遣で駐車場の管理を委託されているかただということが分かりました。
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駐車場の管理をしている前橋市シルバー人材センターの職員。

 となると、なぜ前橋市の臨時職員のかたが、群馬県の施設である知事公舎の警備業務もやっているのかと、不思議な気がしました。しかし、今は一刻も早く、自分も身の潔白を証明しなければなりません。

 教えられた電話番号を控える時間がないため、デジカメでパシパシと写真をとり、一目散で県庁に向かいながらデジカメの画像をみて、秘書課(027−226−2040)に電話をしました。

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秘書課に電話で不審者として通報。

■秘書課に電話をすると、女性職員がでて来たので、「すいませんが、知事公舎前の守衛さんから不審者としてみなされたので、守衛さんに確認をとったうえで、自分から通報しています。これから秘書課にうかがって、身の潔白を説明したいので、通報受理窓口の担当のかたをお願いします」と伝えました。女性職員は、なぜか、直ぐ反応をしませんでしたが、こちらが「知事公舎の警備の関係の担当の方をお願いします」と催促したところ、「少しお待ちください」と言い残して、電話をホールドしました。

 間もなく電話口に出て来た男性職員は「いったいどういうことなんですか」というので、「知事公舎の周りで写真を撮っていたら、おたくから警護を頼まれている駐車場の守衛さんから“不審者”と見なされ、通報の必要があるというので、じゃあ、本人から出頭して説明したほうが手間が省けるので、いまそちらに向かっているところです」と答えると、男性職員は「知事公舎のことなら11階の管財課だから、そっちに行ってくれないか」というのです。

 「守衛さんは、秘書課に通報することになっていると言ってます。秘書課は何階ですか。すぐにエレベータでそちらに伺いますから」と言うと、秘書課の職員は「11階の管財課へ行ってくれ」の一点張りです。

■そこで、直接秘書課に行くのをやめて、2階の県民センターの情報開示窓口を訪れました。担当者を呼んで、いきさつを説明し、「秘書課の人をまず呼んでください。そのあと管財課の人も。理由は、なぜ前橋市の駐車場の臨時職員に、県有施設である知事公舎の警備を依頼しているのか、を知りたいので、県と前橋市との協定やら業務委託契約などの関係書類としてどんなものがあるのか知りませんが、それらの書類を特定してもらった上で、情報開示請求をしたい」とお願いしました。

 ところが、県民センターの担当者は、当会がなんども秘書課の男性職員の名前を告げて、2階に来てもらうようにお願いしても、一向に事情を聴くだけで埒があきません。

 そのため、10分以上時間がムダに経過してしまったため、当会では業を煮やして、2階の情報開示窓口を退席し、直ちにエレベータに向かいました。案内板で秘書課が6階にあることがわかったので、6階のボタンを押しました。6階に着くと、秘書課の入り口には、観用植物が通せんぼの形で並べられていますが、それらをかわして秘書課に行くと、既に2階の県民センターから“通報”されていたと見えて、当該の男性職員が押っ取り刀で飛び出してきました。「直ぐに、11階の管財課にゆこう」と急かすのです。

 まだ、事情説明もしていないのに、いきなり管財課にいっても混乱するのではないか、と秘書課職員に伝えましたが、職員はお構いなしにまっしぐらに管財課をめざして歩こうとします。そこで、11階でエレベータから降りた際に、「ちょっと待ってください。事前に事情を説明しておきますから」と言って、ロビーで一旦秘書課の職員に椅子に座ってもらい、ひとしきり事の顛末を説明しました。それから管財課に行くと、既に次長級の職員がキャビネットの脇で待機していました。

■管財課の次長に事情を説明したところ、秘書課も管財課も口を合わせて、「そんな依頼をした覚えはない」とか「これまで2年間、公舎の周りの不審者に関する通報は聞いたことがない」などと、知らぬ存ぜぬを主張するだけでした。

「それじゃあ一緒に、すぐにこれから現場にいきましょう。守衛に会って、直接、ことの経緯を確認しましょうよ」とこちらから持ちかけました。ところが、県の職員らは「なぜ、その時、その守衛に、誰からどのように公舎の監視を依頼されたのか、その経緯を聞かなかったのか」などと他人事のように質問を浴びせてきました。

「守衛が、通報先は秘書課だとはっきり言っているのだから、秘書課が本人に確認するのがスジではないのですか?」とこちらから説明しても、県の職員らは「事情が全然飲み込めないのだから、きちんと経緯を確認してから話をもってきてもらわないと判断のしようがない・・・」というだけで、さっぱり動こうという気が見られません。これでは一向にラチがあかないため、「もう、皆さんには頼みません」と言い残して、こちらだけで、すぐに現場に戻りました。守衛がどこかに行ってしまわないように、一刻も早く現場に着こうと県庁前からタクシーで現場に向かいました。

■幸い、守衛が図書館前の道路で、知り合いとみられる通行人のおばさんと立ち話をしていました。おばさんとの立ち話が終わるのをまってから、守衛に、その後の報告を話しました。指示通り秘書課に通報の電話をしたこと、ところが通報先の秘書課は、自分のところではなく管財課に通報してくれ、の一点張りであること、管財課も秘書課も公社の警備について不審者の通報依頼を下覚えが全くないといっていること、秘書課と管財課に本件の経緯を直接確認してもらうため、現場に来るように依頼したが一緒にくるつもりがないこと、を守衛に話しました。
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EV充電用駐車スペース。
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駐車場にはEV充電器が設置。電気充電料は無料。電源は市内の小水力発電所から。

 その上で、守衛の方に「秘書課の職員らは公舎の監視業務を前橋市に依頼した覚えはないといっていますけど、どういう経緯で、市ではない県の施設の警備業務を依頼されたのですか?」とたずねました。

 すると、守衛の方は「1年ほど前に、秘書課の職員を名乗るひとが名刺をもってここに来て、知事公舎の監視を依頼してきた。そして、不審者が居たらここに通報してくれ、と通報先の電話番号を教えてもらったので、忘れないように、また、他の守衛にも申し送りするために、パソコンで文書を作成して印刷しておいた。もらった名刺はどこに置いたのか探さないと分からない。あっ、今交代が来たので、そろそろ帰らなくちゃ」といいました。

 こうして、やはり群馬県の秘書課の職員が、前橋市の守衛に知事公舎の警備を依頼していたことが判明したため、さっそく、現場から秘書課の職員に電話を掛けて、「経緯が判明したので、すぐに現場に来てもらえないでしょうか?」とお願いしました。ところが、秘書課の職員は、管財課の意向が気になるのか、四の五の言いながらなかなか来ようとしないのです。「はやくしないと交代時間で守衛が帰宅するといっています。とにかく早く来てください!」と何度も懇願したところ、ようやく「これから行く」という返事がありました。
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交代前に知事公舎の監視業務に向かうシルバー人材センター派遣の守衛さん。

 しかし、待てど暮らせど、県の職員はやってきません。結局、「これから行く」との返事を聞いてから20分ぐらいして、秘書課の職員と管財課の次長が、遠くから並んでとことこ歩道をこちらに向かって歩いてくる姿がみえました。
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雨の合間を縫ってようやく現場にやってきた秘書課と管財課の職員ら(左端)。

 守衛はすでに交代要員との引継ぎを済ませており、さすがに事情を察した様子で、これ以上関わりたくないというそぶりで帰宅準備を始めました。「もうすこし待ってくれませんか」とこちらからお願いしましたが、それを無視するように、そそくさと歩いて、知事公舎と市立図書館の間の路地を入っていき姿を消して、交代の守衛だけが残りました。

 県職員が歩いてたどり着く前に、交代の守衛に、秘書課からの申し送りの件について尋ねたところ、「その指示事項は承知している」といいました。

■まもなく、県の職員2名が駐車場の詰め所のところに到着しました。交代の守衛の前で、こちらから両方に事情が分かるように詳しい経緯をあらためて説明しました。

 こちらとしては、職務質問をしてきた守衛はきちんと秘書課の指示により職務を果たしたこと。なぜなら、不審者と思しき人物に対して、名前と素性を職務質問し、不審者を見つけて注意した事実について、もみ消すこともなく、指示通り秘書課に通報しようとしたことを県の職員らと交代の守衛に報告しました。守衛は「自分は元国家公務員だ。依頼された業務はきっちりとこなす。確かに秘書課から名刺をもらって依頼を受けている」と胸をはって自分オしょk無を果たしている慈父がうかがえたからです。

 その上で、「とにかく守衛のかたには、目の前にある公舎の監視業務について秘書課から依頼されているという認識があるのだから、そのことについて秘書課が知らないというのであれば、きちんとその旨、守衛の皆さんにわかるように通知をする義務があるのではないでしょうか」と県の職員らに提案というかお願いをしました。あとは、県と守衛との間で善後策をきちんときめてもらえればよいからです。
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守衛詰め所内部。よく整頓されており、職務に精励している様子がよくわかる。

 ところが、驚いたことに秘書課と職員は「そういう依頼をした経緯もしらないし、確認できないのだから、そうした通知を出す義務もない」と言うのです。きちんと秘書課の依頼を受けて、職務を誠実に果たした元国家公務員の誇りを持つ守衛のかたの勤務態度とは雲泥の差です。

■さらに驚かされたのは、こちらからの事情説明と提案のあと、秘書課の職員が、交代の守衛に「公舎の監視業務の委託について、実際のところどういうことなのか?そういう申し送りの紙があれば、見せて欲しい」と交代の守衛に質問したときでした。交代の守衛は、ただならぬ気配を察知した様子で、さきほどはこちらに対して、「申し送りはちゃんとある」と言っていたのに、今度は前言を翻して、「そういう申し送りのことは知らない」などと言い出しました。

 この交代の守衛の話をきいた秘書課の職員は、どうだといわんばかりに「そういう申し送りなど存在していないといっている。であれば、よけい、もう公舎の警備は不要だなどという指示を出す必要はない」とこちらに向かって発言したのです。

 そして、こちらから、「繰り返しになりますが、秘書課に通報するように前の守衛さんから指示された時に、秘書課の電話番号を書いたメモ紙から電話番号を写し取る手間を惜しんで、デジカメに画像で収め、それを見て県庁に向かう途中で携帯から電話をしたんですよ」と説明したところ、表情が少し変った職員らは「そのデジカメに引継ぎメモが移っているのか」とこちらに質問してきました。「そのとおりです」と答えましたが、それ以上の言葉は県側からはありませんでした。

■いずれにしても、秘書から直接名刺を受け取って公舎の警備を要請された守衛はすでに帰宅してしまったことから、本人から直接話を聞くことはできません。県の職員らは交代の守衛に対して「その方が次に勤務予定なのはいつなのか?」と質問しました。

 交代の守衛はすっかり萎縮してしまい、守衛の詰め所に閉じこもろうと、その場から離れたい一心の様子がうかがえます。ちょうど、詰め所の中に入る口実が見つかったので、中にはいって、スケジュール表をチェックし、「あすの12時半からになっている」と報告するやいなや、詰め所から出ようとしませんでした。

 県の職員らは顔を見合わせて、もじもじしているので、こちらから「では、その時間に、守衛本人に会って、直接確認をとるんですね?」と念押ししたところ、秘書課の職員は急に「明日は外出しなければならないので、あとになるかもしれない」などと言い始めました。

 こちらからは「守衛本人と会って経緯の確認をする場合、オンブズマンとしても1名アテンドしてもらうようにしたいから、本人と会う前にかならず当方に連絡をしてください」と秘書課職員に要請しました。

■その翌日、こちらから9月20日の午前11時前に県庁の秘書課に電話をしました。秘書課の担当者に今日の予定を聞こうとしたところ、女子職員が「当人はいま会議中です」というので、「いつ戻るのですか」ときくと、「正午以降になるとおもいます」とのことでした。

 その後、同日の昼休み後の午後1時半頃に、再度、秘書課に電話をしたところ、代わりに出てきた女子職員が、「当人は午後も会議で席をはずしています」ということでした。「すいませんが、ご本人は昼休みに、外出していましたか?」と聞いたところ、「昼食はとりに行ったようだが、また戻って午後の会議に入っています」と言っていました。

 引続き、この件にかかる、その後の秘書課の対応をチェックしていくことにしています。

【ひらく会情報部・知事公舎女性宿泊問題取材班】
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2012/9/26  1:55

投稿者:よし

うーん、、色々あるんですね、参考になりました。

http://seikou-benkyou.biz/

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