「グラフぐんま」の製作費用に占める広告収入の度合いを解明すべく群馬県監査委員に住民監査請求  オンブズマン活動


■かねてより、当会のブログでも報告してきましたが、毎月発行されている県政写真誌「グラフぐんま」の作成を巡る不透明感を払しょくするために、市民オンブズマン群馬を通じて、住民監査請求をすることにして、10月23日に群馬県監査委員事務局に提出しました。請求内容と関連情報は次の通りです。
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監査委員事務局に住民監査請求書を提出。書類の書き方が法律にのっとっているかどうかあらさがしをする職員ら。県庁の23階にある事務局に入室したが、職員らは暇そうにしており、最初は「一体何しにきたん?」という感じだった。


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群馬県職員措置請求書
群馬県知事に関する措置請求の要旨
1.請求の要旨
 群馬県では、県政写真誌と銘打って月刊の「グラフぐんま」を作成して、無料で役所や学校、農協、病院、銀行、飲食店、理・美容店、そして県庁の関連団体・機関等に配布しているが、その他の一般県民向けには書店で1冊350円(税込)で有料販売されている。しかし、記事の内容は知事の対談や視察の記事が多く、内容的にあまり面白くない、という声が請求人らの主催する市民オンブズマン群馬の会員らから寄せられたことを機会に、この「グラフぐんま」の企画、編集、発行に際して、群馬県がいくら支出しているのかを調べるために、平成24年4月11日に情報開示請求で関係情報を同5月20日に入手してこれまで精査してきたところ、支出の妥当性について問題のあることに気付いた。
 グラフぐんまは、毎年4月早々、その年度の製作・発行委託について、起案が県庁広報課によって行われる。平成24年度は4月1日に起案された。驚いたことに、その時点で既に入札公告が2月10日に、入札が3月26日に済んでおり、4月1日は落札者と契約をするための起案となっているが、既に終わった入札の条件についての起案も含まれている。このようなことは、通常の事務事業ではあり得ない。毎年恒例の入札の為、職員に緊張感が足りないのか、あるいは、意図的にこのようにしているのか、いずれにしてもなにか胡散臭さを感じる。
 平成24年度の「グラフぐんま」の製作・発行委託業務は、3月26日の入札で、朝日印刷工業鰍ニ鰹纐ム新聞が札を入れた結果、上毛新聞が落札した。その落札額と同額で、同4月1日付で、群馬県は上毛新聞社と、平成24年度分として34,440,000円(うち消費税1,640,000円)で契約を締結し、県報に公示した。入手資料によれば、委託業務内容は県政写真誌「グラフぐんま」の製作・発行で、本の規格はB4判変形40ページ、発行回数は12回(24年5月号544号〜25年4月号555号)、発行日は毎月10日(ただし、10日が土曜日の場合は翌々日、日曜・祝日の場合は翌日、掲載内容によって変更する場合もある)、発行部数は194,400部(月16,200部×12回)、印刷はオフセット印刷(カラー28ページ、モノクロ12ページ)とあり、予算科目は「2総務費−3広報費−2広報費−13委託費」となっている。なお、債務負担額は3,173千円とあるが、この意味が不明。来年3月までの委託契約なので、年度をまたぐ会計処理が必要だとしてこのような債務負担額を設定したのかもしれない。
 ちなみに、平成23年度契約額は37,800,000円(12回分、個別配送含)、部数は年間199,200部(16,600部×12回)となっている。
 業者の上毛新聞社への支払いは毎月287万円ずつの均等払いで、1冊あたりの単価は22年度の189.8円から23年度は177.2円となり、若干下がっている。
 さらに契約内容を精査したところ、第8条に広告の掲載として、「乙(上毛新聞社)は、『グラフぐんま』の制作費の一部に当てるため、次の各号に掲げる条件により広告を掲載することができるものとする」との定めのあることが分かった。これによると、(1)広告の掲載は、全ページ数(40ページ)の概ね20パーセント以内とし、(2)広告は、本文中にも掲載できるものとし、(3)取扱は群馬県広報媒体広告掲載要領及び「グラフぐんま」広告掲載要領の規定によるものとし、2項では「広告の募集その他取扱については、すべて乙が行なうものとする」と定めている。
 県広報媒体広告掲載要領には、「ぐんま広報」「グラフぐんま」「県政テレビ番組」「県ホームページ」について、掲載広告の広告主及び広告内容について、広告取扱事業者は事前に県と協議をすることとなっている。そこで、群馬県総務部広報課に、「グラフぐんま」の広告料がいくらなのか、訊ねてみたところ、「承知していない」という回答に驚かされた。県の公金を投入して、編集・発行業務を委託しているのに、広告取扱事業者がいくら広告料を設定して、広告料をとっているのか、把握していないというのである。
 もし、上毛新聞社が「グラフぐんま」の広告主から、十分な広告料をとることができれば、それだけコストが下がり、県の出費が抑えられることになる。契約でも、『グラフぐんま』の制作費の一部に当てるため、次の各号に掲げる条件により広告を掲載できるとあり、発行者は上毛新聞であっても、県政写真誌と銘打っているからには、読者や広告主は、事実上、群馬県が発行している写真誌であるというイメージを抱いているだろう。
 県との関係が深い上毛新聞社は、もちろんこうした背景を十分認識しており、相当高額な広告料を設定しても広告主は集まるはずだと踏んでいるに違いない。事実、毎号、裏表紙に全面広告を掲載している群馬銀行は「グラフぐんまは県内の官公庁や各種機関に据え置かれ、県民の目に触れる頻度も高いことから、広告手段として有効であると考えている」というコメントを寄せている。
 そうであれば、公金を相当額投入している県政写真に掲載される広告について、群馬県が広告主と広告内容が、県政にふさわしいかどうかチェックしているのであるから、当然、その広告料についてもチェックするはずである。
 落札価格=契約価格から見ても、1冊あたりの単価が今年度177円前後ということから、他の都道府県における同様の写真広報誌とも比較して、落札額が予定価格に照らして適正かどうか、判断できるはずであるし、当然、判断しなければならない。しかし、総務部広報課の回答を見ても、そのような比較調査や比較判断には関心がないらしい。
 グラフぐんまについては、開示された資料を見る限り入札執行調書はあるが、肝心の予定価格調書については、封筒の写しのみが開示されただけであり、予定価格は設定されているようだ。しかし、その情報を隠そうとしていることから、予定価格の積算根拠について、広告料を把握していないまま積算している可能性があり、その場合、全く根拠に乏しい予定価格の数字となってしまう。群馬県総務部の体質を鑑みると、官製談合の疑いさえ県民に持たれかねない。
 さいたま市が発行している同様の写真週刊誌「楽楽楽(ららら)さいたま」の場合は、サイズは不祥で20ページだが、全ページフルカラーで、記号や商店の紹介記事はあるものの広告はひとつもなく、さいたま市の広報課職員が自ら取材・撮影をして年2回(3・9月)発行しており、平成24年9月号は「1万部作成し、1部当たり62.35円かかりました」と裏表紙に部数とコストが明記されている。また、さいたま市のHPから自由にダウンロードできる。
 こうしてみると、B4判変形40ページで、カラーページは半分程度のグラフぐんまの単価が、毎月1万6000部+上毛新聞社販売及び予備分1000部=1万7000部で、約177円というのは、相当余裕のある数字だと思われる。
 さいたま市の場合には、職員の手作りということで、人件費がかからないのが理由かもしれないが、群馬県の場合でも、平日に全庁あげてソフトボール大会をするほど、あるいはパソコンでアダルト画像をみられるほど、仕事に余裕があるのだから、自分で企画・編集をして、印刷のみ業者に依頼すれば、さいまた市並みにコストダウンを図れるはずだ。
 また、他の自治体の写真広報誌をみると、毎月発行しているところは少なく、季刊や、年2回というところが多い。グラフぐんまの内容がつまらないのも、総務部広報課で企画会議をしているが、大澤知事の提灯記事ばかり熱心に討議し、県内のトピックスなど、本来、全庁からさまざまな情報が集められるにも関わらず、群馬県の体質として横方向の風通しが悪い為、そうした情報収集の努力をせず、毎回、企画会議の時点から、上毛新聞社に丸投げしている状況にあるのが原因だと思われる。
 さいたま市のように、年2回程度の発行にして、広報課職員が丹念に情報を県庁内外から集めて、編集しない限り、紙面に面白さは出てこず、広報課職員としても、「どうせ上毛新聞に丸投げしておけば、仕事が楽だ」と思うようになる。これが長年継続しているため、県民読者からそっぽを向かれるという悪循環に陥ってしまい、総務部広報課をはじめ、県政に携わる職員らも、「毎号、知事の政治キャンペーンがわりに発行しておけばいいや、どうせ発行コストは県民の税金というアブク銭だから」と思うようになり、ソフトボール大会でもして、暇つぶしをしよう、ということになる。
 群馬県は上毛新聞社に、契約に基いて毎月287万円を委託業務費として支払っている。もし、上毛新聞社が、毎月の広告代として、40ページの20パーセントに相当する8ページ分の広告料を、それぞれ1ページ当たり、仮に30万円と設定した場合、8ページ合計で240万円の広告収入となり、落札額の8割以上をカバーできることになる。仮に1ページ分の広告料を40万円に設定した場合は、8ページ合計320万円となり、落札額を上回る収入になるため、県から受け取る公金は、まるまる利益にすることも可能である。
 そこで、上毛新聞に対して、質問状で、広告料について問い合わせたが、けんもほろろで、公表を拒否してきた。また、広告主として、裏表紙に常に広告を出している群馬銀行にも書面で質問したが、個別取引の情報は教えられないとして、開示を拒否してきた。
 このように、公金を投入して、事実上発行者として県政写真誌の企画を担当する群馬県総務部広報課は、広告料について全く承知しておらず、広告取扱事業の上毛新聞社も、広告主のひとつの群馬銀行も、いずれも、広告料について口をつぐんでおり、公金の原資を支払っている納税者の県民に対して、広告料の数字を隠そうとする態度が見え見えである。
 しかも、一般県民は、公金で作成されているグラフぐんまを読みたいと思ったり、定期購読しようとしたりしても、群馬県のHPや上毛新聞のHPからはダウンロードできないため、限られた書店に行き、1部350円で購入手続をしなければならない。これほど理不尽のことがあるだろうか。
 群馬県が広告料を承知していないまま、グラフぐんまに公金が投入され、県民への県政への理解度を高めるために、この写真誌が投入された公金分、ほんとうに役立っているのかどうか、非常に疑問である。少なくとも、所轄部署である総務部広報課では、きちんと広告料を把握し、グラフぐんまの入札に際して、適正な予定価格をあらかじめ設定することが必要である。
 上毛新聞社が発行する刊行物のうち、自称40万部の発行部数を誇る上毛新聞の広告料の場合、タリフ(定価表)がホームページで検索できる。仮にそれを参考に試算すると、グラフぐんまは、広告料だけで制作・発行することも可能となり、利益まで期待できるほどである。にもかかわらず、年間3440万円(税込)もの公金を使って、しかも、朝日印刷工業と上毛新聞の2社だけの形ばかりの入札を経て、最近はコンスタントに上毛新聞が落札を続けている現状をみるにつけ(一方の朝日印刷工業も、福祉関係などの月刊誌の制作をコンスタントに請負っており、両者で上手に棲み分けている)、緊張感のある入札には程遠い状況であることが容易に推察される。
 よって、大沢正明知事は、ただちにグラフぐんまに係る広告料・広告収入を広告取扱事業者から報告させ、適正なコスト+利益率を設定し、もし、それを超える過分な利潤がある場合(請求人は、過分な利潤は必ず存在していると確信する)、広告取扱事業者であり、グラフぐんまの編集・発行者でもある上毛新聞に対して、適正な範囲を超える利潤の返還させるための交渉を行うよう、監査委員から勧告をされたい。

2.請求者

住所 群馬県安中市野殿980
職業 会社員
氏名 小川 賢(自署)㊞

住所 群馬県前橋市文京町1−15−10
職業 自営
氏名 鈴木 庸(自署)㊞

右地方自治法第242条第1項の規定により別紙事実証明書を添え必要な措置を請求します。

平成24年10月23日

群馬県監査委員殿

監査請求書別紙

事 実 証 明 書

(1) 平成24年4月1日付の総務部広報課の回議書類(グラフぐんまの製作・発行委託について)のコピー
(2) 同上の決定内容と起案説明のコピー
(3) 同上の入札執行調書のコピー
(4) 同上の上毛新聞社の入札書のコピー
(5) 同上の予定価格調書用を入れたと思しき封筒のコピー
(6) 同上のグラフぐんまの製作・発行に係る群馬県と上毛新聞社との間で締結される予定の平成24年4月1日付の契約書のコピー(全3ページ)
(7) 平成24年7月16日付の群馬県に対する公開質問状のコピー
(8) 平成24年7月31日付の群馬県からの回答のコピー
(9) 平成24年7月5日付の上毛新聞社に対する公開質問状のコピー
(10) 平成24年7月13日付の上毛新聞社からの回答のコピー(全2ページ)
(11) 平成24年8月20日付の群馬銀行に対する公開質問状のコピー
(12) 平成24年8月24日付の群馬銀行からの回答のコピー

【群馬県に対する公開質問状】
                      平成24年7月16日
〒371-8570前橋市大手町1−1−1
群馬県総務部広報課 御中
TEL027-226-2162 FAX027-243-3600
                      市民オンブズマン群馬
                      代表 小川  賢
         公 開 質 問 状
拝啓 平素より県行政の広報活動にご尽力賜り厚く御礼申し上げます。
 さて、先日、4月11日にグラフぐんまの関連で、情報公開請求をさせていただきましたが、開示資料やその後の広報課の皆さんのインタビュー結果や、疑問点に関する上毛新聞社への問い合わせ結果などを勘案しつつ、依然として「グラフぐんま」について下記の質問があります。公務ご多用のところ大変恐縮ですが、ご回答くださるようお願い申し上げます。
          記
1.開示された情報には広告料や広告収入について、詳しい記載がありませんでした。そこで公開質問状で上毛新聞社に確認を求めましたが、上毛新聞社は広告料について開示をしようとしませんでした。グラフぐんまの製作・発行に係る契約書によれば、第8条(広告の掲載)として「グラフぐんまの制作費の一部に当てるため、次の各号に掲げる条件により広告を掲載することができるものとする」とあります。また仕様書には、「広告の審査」を「群馬県」が実施するとあります。そこで、あらためて質問します。上毛新聞社が広告を幾らで募っているのか、また、毎月の広告収入がいくらあるのか、ご教示ください。
2.上毛新聞社では、契約以外の増刷分として、広告スポンサー用や不良品対応等及び有料販売用に850部を印刷・製本しているそうです。そして、このうち月平均400部ほど有料販売していて、返品は月50冊ほどだそうです。返品されたものはシュレッダーで処分しているそうですが、これを原価で買い戻してバックナンバー用にするという考えはありますか。
3.上毛新聞社では、「この10年間での当社受注実績は8年」と回答していますが、上毛新聞社以外の委託先と、委託期間について、教えてください。また、その際も競争入札だったのでしょうか。
4.グラフぐんまの編集後記は、いつも2名が執筆しているようですが、執筆者は県広報課の職員なのでしょうか。それとも上毛新聞社の社員なのでしょうか。
5.他の都道府県では、広報課が主体となり取材・撮影・編集等を行い、広告も自分で募集して、コストダウンにつとめ、青果物である広報誌はフリーペーパーとして配布し、ホームページでも全部ダウンロードできるようになっているところが大半です。一方、埼玉県のように専門業者がグラフィックな郷土誌を発行して、1部当たり税込670円(送料無料)で、広告も自分で確保しているようです。群馬県の場合、多額の公金を投入して、製作・発行を丸投げして、しかも広告収入を委託先に委ねていますが、こうしたやりかたを取っているほかの都道府県はあるのでしょうか。
6.グラフぐんまの配達委託業務にかかる契約では、過去4年間、赤帽運送が受注しているようですが、開示された資料には競争入札のわかる入札調書等の情報が含まれていません。また、最近4年間、ずっと同じ契約金額になっていますが、競争入札にしては合点がいきません。関連資料を確認の上、開示情報に漏れの有無を確認願えますか。もし漏れがあれば再度開示手続をしたいので、その旨ご連絡願います。
7.グラフぐんま2012年1月号では、委託先の上毛新聞社が、自社の出版物のPRを兼ねて1ページ分の広告を出しています。これは群馬県広報媒体広告掲載要領或いは「グラフぐんま」広告掲載要領の規定に違反していませんか。
8.県広報媒体広告掲載要領と「グラフぐんま」広告掲載要領は県のHPに載っていますか。
なお、本質問状は、貴職のご回答を得た上で、或いは得られなかった時に、その経過を含めて当市民オンブズマン群馬のホームページ或いは関係者のネット上で明らかにし広く群馬県民に広報してまいる所存です。
つきましては、平成24年7月13日(金)限り、下記に郵送又はFAXにてご回答いただきますよう、お願い申し上げます。
         記
市民オンブズマン群馬  事務局長 鈴木 庸
〒371-8010  群馬県前橋市文京町1−15−10
電話 027−224−8567 FAX 027−224−6624

【群馬県からの回答】
                       平成24年7月31日
 市民オンブズフン群馬代表
 小川 賢 様
                        群馬県総務部広報牒
 貴団体から平成24隼7月16日付けで送付いただいた「グラフぐんま」公開質問状に対し、下記の通り回答いたします。
1 「グラフぐんま」広告収入について
 グラフぐんま製作委託契約では、広告の掲載を全ページの概ね20%以内という規定を設け、その広告収入を製作費の一部に充てることができる契約となっています。
 紙面の一部に広皆を掲載し、広告収入を製作費用から差し引くことで、県が負担する経費の削減を図っています。
 なお、県では、掲載広告の審査は行っていますが、上毛新聞社の広告料および広告収入を承知していません。
2 返品分の取扱いについて
 返品分は、上毛新聞社が県の委託外で印刷した物であり、バックナンバー用に買い取る考えはありません。
3 上毛新聞社以外の委託先について
 平成14年度から、毎年一般競争入札を寓施し、委託業者を決定しています。
 (上毛新聞社以外の委託業者)
・14年度 アイデアセンター
・15年度 アイデアセンター
4 編集後記の執筆者について
 上毛新聞社において「グラフぐんま」製作に関わる社員による執筆です。
5 他県の事例について
 他県に関する質問への回答は差し控えさせていただきます。
6 「グラフぐんま」配送委託について
 開示した資料の中に、入札調書なども含まれていますので、ご確認願います。なお、グラフぐんま配送契約にあたっては、毎年一般競争入札を実施し、県ホームページなどに入札情報を掲載するなど、広く入札業者を募っていますが、結果として応札は一社だけとなっています。
7 グラフぐんまへの上毛聞社出版物の広告掲載について
 自社出版物の広告掲載を禁止する規定はないため、群馬県広報媒体広告掲載要領、「グラフぐんま」広告掲載要領のいずれの規定にも違反していません。
8 県広報媒体広告掲載要領および「グラフぐんま」広告掲載要領について
 ・県広報媒体広告掲載要領
  県ホームページに掲載しています.
 ・「グラフぐんま」広告掲載要領
  県ホームページに掲載していません。

【上毛新聞社に対する公開質問状】
平成24年7月5日
〒371-8666前橋市古市町1−50−21
上毛新聞社 事業局出版部 御中
TEL027-254-9965 FAX027-254-9906
                         市民オンブズマン群馬
                         代表 小川  賢
          公 開 質 問 状
拝啓 平素より地域の各種情報の有力な発信メディアとしてご尽力賜り厚く御礼申し上げます。
さて、群馬県が企画し、貴社が編集・発行をしている「グラフぐんま」について下記の質問があります。ご多用のところ大変恐縮ですが、ご回答くださるようお願い申し上げます。
        記
1.群馬県によると、貴社は、毎年春、競争入札により、グラフぐんまの編集・発行・配送に関する業務を落札し続けており、最近も年間3千万円台の予算で、年間約1万9千部部(1ヶ月あたり約1万6000部、1部あたり単価約190円)を作成し、群馬県の指定する場所に納めているようですが、グラグぐんまの裏表紙には「毎月10日発行:定価350円(税込み)」とあり、定価350円で県内の書店等でも販売していることをうかがわせます。群馬県によると、無料で配布する上記部数以外の書店販売による売り上げは全て御社に帰するということです。定価350円という価格は、もともと毎月約1万6千部作成を前提に、御社が群馬県が行なう入札に参加して、提示して受注している条件ですが、有償頒布の分は、印刷製本費用のみではないかと考えます。そこで、質問があります。貴社がグラフぐんまの編集・発行を担当されてから13年ほど経過するという話もありますが、過去10年間の毎月の販売部数と、売上額をご教示ください。
2.上記のように過去10年間に毎月売れ残った部数もご教示ください。
3.また、売れ残って返本されたグラフぐんまはどのように処分していますか?
4.グラフぐんまには、いろいろなサイズの広告が毎月所定のページ箇所に所定のスペースを割いて掲載されています。これらのスポンサーはどのように募集されていますか。
5.また、広告掲載料として、タリフ(標準料金表)はどのように設定していますか。
6.群馬県によると、広告の募集経費や収入は全て御社に帰するということですが、過去10年間の毎月の広告経費と広告収入をご教示ください。
7.グラフぐんまの広告を募集する際に、どのような苦労がありますか。あるいは、グラフぐんまに広告を掲載することについて、スポンサーは一般にどのような感触をもっていますか。(例えば、グラフぐんまは県内の病院、飲食店、ホテル、銀行、理容・美容店などに配布されることから宣伝効果が抜群なためスポンサーの応募希望が多い為選別に苦慮しているのが実態である、とか、グラフぐんまは限られた読者しか期待できず宣伝効果もさほど見込めないという理由で募集をかけてもなかなかスポンサーが集まらないため頭を下げてお願いしているのが実情である、など。)
なお、本質問状は、貴職のご回答を得た上で、あるいは得られなかったときに、その経過を含めて当市民オンブズマン群馬のホームページ或いは関係者のネット上で明らかにし広く群馬県民に広報してまいる所存です。
つきましては、平成24年7月13日(金)限り、下記に郵送又はFAXにてご回答いただきますよう、お願い申し上げます。
         記
市民オンブズマン群馬  事務局長 鈴木 庸
〒371-8010  群馬県前橋市文京町1−15−10
電話 027−224−8567 FAX 027−224−6624

【上毛新聞社からの回答】
                        平成24年7月13日
市民オンプズマン群馬代表
小川 賢 様
                    〒371-8666 前橋市古市町1-50-21
                    上毛新聞社事業局次長兼出版部長
                     冨澤隆夫
                    TEL027-254-9967 FAX027-254-9906
        回 答 書
  責団体から当出版部に寄せられた平成24年7月2日付「グラフぐんま」についての公開質問間状に対し、下記の通り、回答をさせていただきます。
         記
1.毎月の販売部数と売上額について
 群馬県との契約部数(平成23年度は16,600部)のほか、増刷の有料配塞(販売)分や予備分(ヌポンサー配布、不良品対応などを含む)として月850冊ほどを印刷・製本しています。販売部数については月平均400部ほどです。
 契約部数の制作コストには外注を含め印刻・製本代、取材費、写真撮影代、訪面レイアウト・版下代、聾送料などがかかります。販売分には当社負拒の印刷・製本代のほか、取次店・取扱販売店マージン、発送代も発生し、それらを踏まえて群馬県と協議のうえ価格を定め、永年現行定価で販売しています。売上額は個別の営業内容ですので公表を差し控えさせていただきますが、販売部数と定価、流通旅費から推計してください。
 なお、この10年間での当社受注実績は8年で、契約部数、印刷部数については各契約時の見直し対象となっています。制作コストは削減傾向にあります。
2.売れ残った部数について
 毎月の返品は、月平均40冊となります,ここ数年大きな変動はありません。
3.返品分の処分方法にりいて
 棚卸の稟議決済を受けて、断裁処分しています。
4.広告スポンサーの募集方法について
 当社の営業努力の中で募っています。
5.広舎掲載料について
 広告料金は設定しておりますが、個々の営業内容についての公表は差し控えさせていただきます。
6.広資経費と広告収入について
 契約上、広告掲載スペースは「全ページ数の概ね20%以内」と限られています。個々の営業内容についての公表は、差し控えさせていただきます。
7.公告を募集する際の苦労について
 上記6の通り広告スペースが限られるほか、写真誌としての性格から掲載スポンサーが限られ、経済情勢も影響する中で営業努力をしています。スポンサー様には広告掲載のメリットを理解していただいているものと認識しております。
 以上、回答します。

【群馬銀行に対する公開質問状】
                           平成24年8月20日
〒371-8611群馬県前橋市元総社町194番地
群馬銀行お客様相談窓口 御中
                           市民オンブズマン群馬
                           代表 小川  賢
          公 開 質 問 状
 前略 平素より、地元群馬の社会・経済・産業及び県民生活の金融財務面でご支援を賜り厚く御礼申し上げます。
 さて、当会では、現在、グラフぐんまの企画・編集・発行にかかる費用内訳について調査を進めております。これに関して、誠にお手数ですが、次の質問があります。
質問1 貴社は毎月、群馬県が公費で作成して、編集・発行を上毛新聞に委託しているグラフぐんまの裏表紙に全面広告を掲載しておられます。この広告掲載料について、どのような条件で発行元の上毛新聞社と交渉しているのでしょうか。たとえば、毎年度ごとに一括して広告代金を支払っているのであれば平成24年度における年間支払金額を、毎月ごとに広告代金を支払っているのであれば、平成24年1月号における裏表紙全面広告に係る支払い金額をご教示ください。
質問2 貴社が上毛新聞と広告掲載について交渉される場合、上毛新聞が提示する料金表に沿って、自動的に金額を設定されているのでしょうか。それとも、ある一定条件、たとえば通年、あるいは数ヶ月間まとめて広告掲載を行う条件等を勘案して、個別に料金の取り決めを行っているのでしょうか。後者の場合、どのような条件なのか、ご教示ください。
質問3 グラフぐんまは毎月1万6千部ほど作成され、金融機関には、貴社と東和銀行及び銀行協会等に毎月無料で配布されています。これに基づき、毎月、上毛新聞から貴社と東和銀行とあわせて3部を県庁にて、そのほか、貴社本店に毎月210部と東和銀行本店に37部が赤帽運送から配送されています。これらの貴社の県庁及び本店に対して無料配布されたグラフぐんまは、その後、どのように内部で分配され、それぞれ、どこにどのように設置するようになっているのか、ご教示ください。
質問4 当会では、平成24年度の場合、県費3444万円(税込)を支払って、群馬県が上毛新聞に作成委託しているグラフぐんまに掲載する広告代金は、群馬県が収受すべきだと考えております。このことについて、群馬県及び県内自治体の指定金融機関として、貴社の見解をご教示ください。
質問5 当会では、多額の県費を投入して作成した成果品を、県民が県庁のHPからダウンロードできない現状について疑問を抱いており、県政情報はHPで掲載して、その中でバナー広告等で、貴社のような県内企業のPRを有償で行い、経費を最小減に抑えることが望ましい、と考えております。これに関連して、貴社は現在の印刷媒体のグラフぐんまを広告手段として、どの程度有効と評価しておられますか。具体的な数値あるいは事例を交えて、評価理由をご教示いただけると幸いです。
 なお、本質問状は貴社のご回答を得た上で、グラフぐんまにかかる県広報課への改善提案として使用したいと考えます。その場合、情報源として貴社の名前は公表しませんが、貴社のご回答が満足に得られなかったときには、その経過を含めて当市民オンブズマン群馬のホームページ上でも明らかにし、広く群馬県民に広報してまいる所存です。つきましては、平成24年8月27日(月)限り、下記に郵送又はFAXにてご回答いただきますよう、お願い申し上げます。
            記
市民オンブズマン群馬 事務局長 鈴木 庸
〒371-0801群馬県前橋市文京町1−15−10 電話 027−224−8567 FAX 027−224−6624

【群馬銀行からの回答】
                       平成24年8.月24目
市民オンブズマン群馬
 代 表 小川 賢 様
                       群馬銀行営業統括部
 貴団体からの平成24年8月20日付グラフぐんまに関する「公開質問状」について下記のとおり回答いたします。
          記
<質問1および質問2への回答>、
 弊社では、半年ごとに広告掲載料等の契約条件を考慮したうえでグラフぐんまへの広告掲載を決定し、広告掲載料の支払は月ごとに行なっております。広告掲載料等の条件については個別取引にかかわる内容ですので差し控えさせていただきます。
<質問3への回答>
 上毛新闇から弊行に配送されたグラフぐんまは、群馬銀行本部各部および各支店等に配布しております。支店等ではロビーに備え置いてお客様にご利用いただいております。
<質問4への回答>
 弊行としては意見を述べる立場にありません。
<質問5への回答>
 グラフぐんまは県内の官公庁や各種機関に備え置かれ県民の目に触れ頻度も高いことから広告手段として有効であると考えております。
                             以上
                    照会先
                     群馬銀行営業統括部 真下
                     TEL 027-254-7123
                     FAX 027-251-4461

■群馬県では住民監査請求が、過去3年間に、市民オンブズマン群馬が提出した大澤知事による女性宿泊問題を追及した知事公舎妾宅化の損害賠償にかかる請求が1件出されただけです。余りにも暇なのに、さらに、県の歳入歳出予算の審査委意見書の要望事項が2010年度と2011年度とで同文になっていることが最近県議会で明らかになりました。そのため、群馬県の監査委員及び監査委員事務局には、少しでも仕事を与えてやらないと、ますます堕落してしまうおそれがあるため、今回のグラフぐんまの作成費にかかる監査請求で、少しは暇つぶしでなく、本業の職務の足しになると思われます。

【市民オンブズマン群馬からの情報】
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2012/10/31  6:08

投稿者:よし

グラフぐんまって毎月1万6千部も発行されてるんですね。

http://communication-tatsujin.net/

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