大澤知事が知事公舎に愛人をお泊まりさせていた事件の第3回口頭弁論まであと3日  オンブズマン活動

■市民オンブズマン群馬では現在、大澤正明・群馬県知事が、知事就任後まもなく、管財課がしつらえた本来は副知事が使用する公舎を、管理規則を捻じ曲げて、単身での入居申請を行ったにもかかわらず、入居後まもなく愛人を引き入れて頻繁にお泊りさせていた事件で、公舎の目的外使用に伴う使用料と、公舎の妾宅化に費消した改修工事費の返還を求めるため、大澤正明を相手取り、損害賠償請求事件として前橋地検に提訴中です。その第3回口頭弁論は今週10月31日(水)午前10時30分から前橋地裁21号法廷で開かれる予定です。



 市民オンブズマン群馬が大澤知事を相手取って、平成24年6月1日に前橋地裁に提訴して以来、これまで、7月11日、9月19日の2度にわたり口頭弁論が行われました。

 その際、いずれも平日なのに、群馬県の職員らがゾロゾロと裁判所の法廷にやってくるのを不思議に思った群馬オンブズマン群馬では、@一体誰がどのように任命しているのか確認するのと、A職員らが法廷で出頭なり傍聴のために裁判所に来た結果として、きちんと報告書を作成して群馬県知事に提出しているのかどうか、Bさらに、9月19日の第2回口頭弁論の直前に、被告の大澤知事から法廷に提出された準備書面のなかで、大手町1号公舎=副知事公舎(大澤知事が知事公舎として使用していた場所)を前橋市が更地で買い取りたいとして、売却する方針であることが明らかにされたため、群馬県知事に、前橋市に知事公舎を売却するための交渉がどのように行われてきたのか、これらについて、事実関係を検証する為に、第2回口頭弁論が行われた9月19日付で、群馬県知事あてに公文書開示請求をおこなっていたところ、10月4日に一部が開示されました。

 しかし、肝心の、「大手町1号公舎に関して、大澤知事が2011年7月末に退居後、県が同公舎に関し作成及び受領した一切の情報(現在に至るまでの情報で、同公舎の管理、維持、処分、費用、前橋市との交渉などを含む)(但し、係争中の住民訴訟にかかる文書は除く)」は、「請求の対象となる文書の涼が多く、文書の検索や開示・非開示の判断等に時間を要するため」本来は平成24年10月3日に開示通知の期限であるところを、同11月16日まで、1ヵ月半も延長されてしまいました。

■その他の情報は、一部黒塗りされた箇所が有りますが、公開ないし部分公開されたので、次に報告します。

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【知事公舎妾宅化損害賠償請求事件の被告・群馬県の指定代理人一覧】
    指定代理人指定書
群馬県職員  小見 洋   (総務部管財課)
群馬県職員  木村 功一  (総務部管財課)
群馬県職員  鯉登 基   (総務部管財課)
群馬県職員  杉田 琢己  (総務部管財課)
群馬県職員  田村 高宏  (総務部管財課)
(電話番号 027−226−2113)
 地方自治法第1 5 3条第1項の規定により、上記の者を群馬県のため下記事件において裁判上の行為を行う職員に指定する。
             記
前橋地方裁判所 平成24年(行ウ)第10号 損害賠償請求事件
 原 告 鈴木 庸 外1名
 被 告 群馬県 代表者知事 大澤正明
 平成24年6月20日
         群 馬 県
          代表者 群馬県知事 大澤正明

【7月11日の第1回口頭弁論の概要報告】
 旧知事公舎に係る裁判について(第1回口頭弁論の概要)
1 日時等
 平成24年7月11日(水)11:00〜11:10
 前橋地方裁判所 21号法廷(裁判長:大野和明、裁判官:佐伯良子・毛受裕介)
2 出席者、
  原告側:鈴木庸、小川賢
  被告側:訴訟代理人弁護士 新井博
      指定代理人 総務部管財課次長、財産管理係長
3 弁論の概要
(1)原告が6月1日に提出した訴状、6月21日及び7月9日に提出した準備書面を確認。
(2)被告代理人が7月4日に提出した答弁書を確認。
(3)次回口頭弁論は、9月19日(水)10:30〜
4 裁判長の主な発言
(1)原告に、証拠説明書を提出するよう指示。
(2)原告に、改修工事に関する主張についての趣旨を確認。
(原告の主張)
 知事が改修工事を指示したはずで、その指示自体が違法だと考えているが、指示したとの証拠がないため、指示(=許可)していないことが手続き上の瑕疵にあたると主張しているもの。
(3)被告に、関連規則及び改修工事写真を証拠提出するよう指示するとともに、改修工事がどのような手続で行われたか、改修工事の必要性をどう判断したかを陳述するよう指示。
5 原告準備書面の概要
(1)求釈明
 ・公舎の目的外使用について、住民訴訟の要件を備えていないとの主張について、理由を明らかにされたい。
 ・知人の公舎居住をどのように認識していたか明らかにされたい。
 ・光熱水費を県が負担するに際して、どのような特別な事情があって、必要と認めたのか明らかにされたい。
 ・光熱水費の自己負担分の算出に当たり、どのような数値をもとに算出したか明らかにされたい。
(参考)弁論終了後に新井弁護士より
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【9月19日の第2回口頭弁論の概要報告】
 旧知事公舎に係る裁判について(第2回口頭弁論の概要)
1 日時等
 平成24年9月19日(水)10:35〜10:50
 前橋地方裁判所 21号法廷(裁判長:大野和明、裁判官:佐伯良子・毛受裕介)
2 出席者
 原告側:鈴木庸、小川賢
 被告側:訴訟代理人弁護士 新井博
     指定代理人 総務部管財課小見次長、木村次長、鯉登補佐、杉田補佐
3 弁論の概要
(1)原告が9月18目に提出した準備書面及び証拠書類を確認。
(2)被告代理人が9月12目に提出した準備書面及び証拠書類を確認。
(3)次回口頭弁論は、10月31日(水)10:30〜
4 原告準備書面の概要
(1)内容は、公舎の目的外使用等に関する従来からの主張の繰り返し。
(2)被告準備書面で、旧知事公舎敷地の前橋市への売却に言及したことから、現場検証命令の申し立てがなされた。
(注)現場検証命令:裁判所が、当事者の申し立てにより現場検証について発する命令。
5 裁判長の主な発言
(1)原告に、現場検証命令申立書について、@公舎の目的外使用が争点であれば、現場に行く必要はない、A工事等については、請求期間内(直近1年)の請求である4件は、病害虫駆除や樹木伐採、庭園保守であり、現場確認は必要ないと措摘。
(2)原告に、他の事例からも監査請求期間を過ぎた請求は却下されることを原告は十分承知していたのだから、1年以内に監査請求すればよかっただけではないかと指摘。
(3)被告代理人に、県側の今回の主張を確認するとともに、光熱水費等の自己負担額を決定した際の詳しい資料を提出するよう指示。
(参考)新井弁護士より
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■上記のように、被告・群馬県側は、平成24年9月19日に前橋地裁で開かれた第2回口頭弁論で平成24年9月12日付準備書面(1)を陳述しましたが、この中で大澤知事が愛人を連れ込み易くようにする目的ではないかと原告・住民らが指摘している知事公舎の改修工事の経緯について縷々述べる中で、ページ5の一番下で、「なお、知事は平成23年7月末に本件公舎を退去した。その後、本件公舎は平成24年4月1日から同年7月31日まで副知事公舎として利用されていたが、現在は利用されていない。但し、今般前橋市から、本件公舎の敷地を隣接する市立図書館の駐車場として利用するために、更地での譲渡を早期に受けたいと要望されており、群馬県もこれに応じる予定である。」と陳述したので、原告・住民らが、その事実関係を確認するために情報公開請求をしたにもかかわらず、開示を先送りしてしまいました。

 また、開示された資料によれば、指定代理人に指名された県職員は全員総務部管財課所属の5名ですが、裁判の日に、県庁からゾロゾロやってくる職員の数はそれより多いようなので、3日後に開かれる第3回口頭弁論では、何人が顔を出すのか確認する必要がありそうです。

■それから、裁判の模様については、概要報告が作成されていることが判明しました。しかし、その内容について、法廷に出席した指定代理人の職員が書いたものか、それとも、傍聴席にいた通常の職員が書いたものか、判然としません。

 いつも群馬県側は、口頭弁論終了後に、前橋地裁の2階の待合室で、弁護士を囲んでなにやら打合せをしていますが、その内容は全て黒塗りとされています。黒塗りの根拠は、群馬県情報公開条例第14条第6号ロに該当し「係争中の住民訴訟における県の対処方針等に関連する部分であり、訴訟当事者としての地衣や利益を不当に害するおそれがあるため」というのが群馬県側の言い分です。

■大澤知事の公舎目的外使用は誰が見ても明らかです。大澤知事は、公舎の入居に際して、単身を前提に居住届を出していました。ところが、知事・大澤の単身居住の届出に対して、群馬県管財課は、あまりにも過大な改修工事をしました。

 他の自治体であれば、多分、知事の公務の世話をする秘書課あたりが、管財課に対して指示を出すのでしょうが、大澤知事の場合、そうした過大な改修工事の指示は本人からも秘書課からも出されておりません。知事が直接、管財課に対してそのような指示を出したという指示書等も不存在とされているためです。しかし、誰が見ても、管財課が独断でやれることだとは到底思えません。もしそうであるならば、公舎管理規則に違反するからです。

■管財課は、なぜ知事公舎を妾宅化として必須な条件を整える為の改修工事を行ったのでしょうか。目隠し用のフェンスの設置や植樹、リモコン式自動開閉ゲートの設置、前橋警察とのホットラインの廃止、警備会社による夜間巡回警備の廃止、機械式警備システムへの移行など、明らかに、知事公舎の妾宅化のための改修を施しているのです。それはとりもなおさず、大澤知事への特段の配慮であり、その背景にあるのは、総務部管財課として、知事にゴマをする性向があるためです。その理由のひとつが、知事選の小寺派と大澤派の抗争による職員人事への影響にあることは、当会のブログでも示唆しているとおりです。

 その事実を確認するために、原告・住民らは現場検証命令申立を裁判所に提出しました。しかし、どうも裁判所は、群馬県側の立場を慮っているようです。

 第3回口頭弁論を3日後に控えて、「原告・住民ら」VS「被告・群馬県」との駆け引きは、火花を散らしつつあります。

【市民オンブズマン群馬からの情報】
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