2012/11/30  0:58

着服=横領三昧の安中市で今度はJA碓氷安中を舞台に横領発覚するもタゴ事件の555分の1の規模  他の自治体等の横領事件とタゴ51億円事件

■JA碓氷安中で横領事件が発覚したことが、昨日11月29日の新聞で報じられました。組合員宛には今週初めに緊急の案内が配られ、報告会が行なわれたようですが、平日だった為、限られた人しか出られなかったようです。


 マスコミ各紙が報じた内容は次のとおりです。

*********2012年11月29日毎日新聞群馬版
職員が920万円着服 JA碓氷安中が懲戒解雇
 JA碓氷安中(猿谷富雄組合長)で、50歳代の男性臨時職員が約920万円を着服したとして懲戒解雇されていたことが、28日明らかになった。
 同JAによると、解雇された男性は、1982年に職員として採用され、06年3月に臨時職員に再雇用された。09年12月から営農や生活用品などを販売する販売課に勤務していたが、09年12月〜11年10月にシロアリ駆除や墓石の売上高を計上せず、着服していたという。
 今年2月に内部監査で帳簿類の数字が合わないことから詳しく調査し着服が分かった。臨時職員はこれらの集金をほぼ1人で担当しており、墓石などの仕入れ伝票などを操作していたため、発覚が遅れた。調査に対し着服を認め、DVDの購入や家の修繕に当てていたと説明したと言う。これまでに約500万円を弁済、残額も年内に弁済する方向で話し合いが行なわれている。
 同JAは、臨時職員を8月31日付で懲戒解雇。監督責任として組合長と理事、監事の計17人を減給処分にした。
【増田勝彦】
**********2012年11月29日7時55分配信産経新聞
JA職員 920万円着服し解雇 群馬
 JA碓氷安中(安中市)で、臨時職員が伝票を操作するなどして売上金920万円を着服し、8月末に懲戒解雇されていたことが11月28日、わかった。
 同JAによると、職員は経済課に勤務していた50代男性。平成21年6月から店舗販売品の伝票整理、集金などの業務を担当し、同年12月〜昨年10月の墓石販売などの売り上げを計上せず、着服していたという。今年2月に内部調査で発覚した。この職員は「申し訳なかった」と着服の事実を認めており、すでに約500万円を返済。今後、残額を返済する意向だという。
 同JAは今月、猿谷富雄代表理事組合長ら常勤の理事と監事の計4人を減給3カ月(10分の3)、非常勤の理事と監事の計13人を同1カ月(10分の2)の処分とした。
**********2012年11月28日14時00分NHK前橋放送局
JA元臨時職員が920万着服
 安中市のJAに勤めていた50代の男性が、シロアリ駆除の代金などとして客から集めていた現金およそ920万円を着服したとして懲戒解雇されていたことがわかりました。
 懲戒解雇されたのは、安中市の「JA碓氷安中」に、臨時職員として勤めていた50代の男性です。JA碓氷安中によりますと、この男性は平成21年12月から去年10月までの間にシロアリ駆除などの代金として集金した現金およそ920万円を着服していたということです。
 ことし2月、別の職員が帳簿の記録に不自然な点があることに気づいて発覚し、この男性は「家の修繕費用などの生活資金に充てた」と話し、着服を認めているということです。
 JA碓氷安中は、この男性をことし8月31日付けで懲戒解雇の処分にしました。
 この男性はすでにおよそ500万円を返済し、残りについても返済すると話しているということです。JA碓氷安中は「組合員をはじめ、皆様にご迷惑をおかけして深く反省している。再発防止に努めていきたい」と話しています。
**********2012年11月29日東京新聞群馬版
安中のJA職員が売上金920万円着服 500万円はすでに弁済
 安中市のJA碓氷安中(猿谷富雄組合長)は、経済課の50代の男性職員が売上金920万円を着服していたことが内部監査により明らかになり、26、27日の両日、組合員へのおわびと説明会を開いた。
 同JAによると、職員は2009年12月から11年10月にかけて、シロアリ駆除と墓石販売の代金を着服。家の修繕や本、DVDなどの物品購入費に充てたという。職員は8月31日付で懲戒解雇になった。既に5百万円は弁済され、残額も弁済される見込みという。(樋口聡)
**********

■これを見ても分かるように、横領=着服が発覚した経緯について、各紙によって微妙な食い違いを見せています。

 NHKは、「ことし2月、別の職員が帳簿の記録に不審な点があることに気付いて発覚した」と報じていますが、毎日新聞は「今年2月に内部監査で帳簿類の数字が合わないことから詳しく調査し着服が分かった」としており、産経新聞や東京新聞では「今年2月に内部調査で発覚した」と報じています。

 このあたりの経緯だけを見ても、なにやら胡散臭さを感じてしまう組合員は多かったと思います。

■当会の事務局長も昨年まで、JA碓氷安中の組合員でしたが、中山間地農業が盛んに行なわれていた農業振興地域に、廃棄物処分場設置計画が浮上した際に、計画に同意する旨の文書を、地元農家の意見も聞かずに勝手に当時のJA組合長が署名押印して行政に出していた事実を知り、こんな欺瞞だらけの組織に所属するメリットはないと判断して、退会届を出していました。退会届を出しても総代会が開催されるまでは退会させてもらえません。

 当会の事務局長は、総代会にも地区の代表のひとりとして参加したことがありますが、議事では決算報告や予算案審議でも、質問するものはほとんどおらず、事務局長が「貸倒引当金の算出根拠はどうなっていますか」と質問したところ、組合内部の関係者だけで不良資産を評価して算出していることが分かり、最終的にちょっとだけ利益が出るように逆算して、貸倒引当金の総額を決めていることがわかり、「外部の第三者による、厳然とした評価基準の下に不良資産の評価をする必要があります。ナアナアで続けていると必ず近いうちに破綻します」と善処を求めましたが、その後も、利益改善に至らず、結局、近隣のJAと合併する方向で水面下の話が進んでいるようです。

 この背景には、リーマンショック時にズサンな投資や運用によって農林中金が1兆5千億円もの巨額損失を出し、政府に公的資金注入を要請すると内部のズサンな実態がばれるのを恐れて、全国の単位農協に、「いままで世話をしたのだから、今回は上納金で巨額損失を補填するように」と通達を出すなど、組織ぐるみの隠蔽体質が底流にはあるようです。

 今回のJA碓氷安中の不祥事でも、毎年行なわれる内部監査で不正を見抜けなかったわけですから、いかにナアナアで監査をやっていて緊張感のないチェック体制だったかがうかがえます。

■それにしても、気の毒なのは、今年5月28日に開催されたJA碓氷安中の総代会で、前組合長の中島博明氏のあとを継いで、代表理事=組合長に選任された猿谷富雄氏ら常勤の理事や監事です。晴れて組合長になったからわずか半年で、減給処分を甘んじて受けざるを得ない破目になりました。もっとも、落ちぶれたとはいえJA碓氷安中のトップですから、報酬も1000万円台の半ばくらいにはなるでしょうから、減給3カ月(10分の3)程度ではさほど気にならないのかもしれません。

 代表理事組合長の猿谷富雄(さるや・とみお)氏は、松井田町五料にお住まいで、平成23年1月には瑞宝双光章(防衛功労)を受けられておられます。また、農業委員としても活躍されており、平成22年3月7日に執行された第2回安中市農業委員会委員選挙で、旧松井田地区の第4選挙区から無所属で立候補し、無投票で当選されました。

■ところで、もうひとつ気になるのは、解雇された元臨時職員の男性は、「1982年に職員として採用され、06年3月に臨時職員に再雇用され、09年12月から営農や生活用品などを販売する販売課に勤務していたが、09年12月〜11年10月にシロアリ駆除や墓石の集金を殆ど一人で担当していて、仕入れ伝票などを操作して売上高に計上していなかった」という経緯です。

 なぜ、再雇用されたのか、なぜ販売課で集金をひとりで担当していたのか、2009年度、2010年度、2011年度の監査でなぜバレなかったのか、なぜシロアリ駆除や墓石の事業の集金を任されていたのか、どうも腑に落ちません。

 農協は、もともと農業御者である組合員の営農指導がメインの仕事でしたが、現在では信用事業や金融事業でしか食えなくなってきました。組合員も本来の正組合員はどんどん減少し、かわりに非農業者の準組合員が増えました。人件費を節約するため、職員もどんどん減らし、各地区においていた支所もどんどんたたみ、かわりに、各種のサービス業に力を入れだしました。

 今回、職員がネコババしたカネはシロアリ駆除や墓石の事業で集金したカネだそうですが、これらの事業の実態としては、農協が窓口となってそれぞれ指定業者を起用し、その指定業者が組合員にサービスを提供した対価の一部を手数料としていただくという構図だと思われます。

 実際に当会の事務局長宅にも、JA碓氷安中の登録業者を名乗る墓石販売会社が墓石の清掃や劣化保護処置の売り込みに来たことがありますが、提出された見積書があまりにもいい加減で、金額の内訳が不明だったのを記憶しています。見積書には、デカデカと「JA碓氷安中の指定登録業者」と大書してありました。シロアリ駆除の業者も同様なビジネスの構図だと思われます。

 本来であれば、農協が複数の業者らを競わせて最も組合員のメリットとなる価格とサービスを提供できる業者を指定登録業者として認定するのでしょうが、業者のほうも認定をもらう為に、JA幹部や担当責任者に対していろいろなアプローチをする場合も考えられないことはありません。

 今回、そうした背景や可能性については全く分かりませんが、少なくとも担当者を一人だけにしておくと、業者との癒着が発生しやすくなるので、かならず複数を任命するなり、上司への報告、連絡、相談を徹底させるなどの配慮が必要でしょう。

■ところで、JAを舞台にした同じような着服事件が愛媛県でも起こっていました。

**********2012年11月28日毎日新聞愛媛版
着服:男性職員が217万円−−JAえひめ南 /愛媛
毎日新聞 2012年11月28日 地方版
 JAえひめ南(宇和島市栄町港3)は11月27日、本所果樹販売課の男性職員(43)が約217万円を着服していたと発表した。着服した金はすでに全額返済されており、同JAは近く男性職員を懲戒処分とするとともに、刑事告訴を検討している。
 同JAによると、男性職員は人事課にいた08年3月から今年8月までの間、出張や会議費などの架空伝票を振り出すなど35回にわたって着服していた。金は遊興費などに使っていたという。同JAの若松和志・代表理事専務は「ご迷惑をかけておわび申し上げます。職員のコンプライアンス(法令順守)の意識向上に努めます」と陳謝した。【川上展弘】
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 また宇和島市の北隣の西予市にある東宇和農協でも先週横領事件が発生していました。

**********2012年11月20日毎日新聞愛媛版
東宇和農協:756万円横領で労組役員を解雇 /愛媛
 東宇和農協労組(西予市)で約700万円の使途不明金があり、労組書記長の男性職員(43)が行方不明になっていた問題で、同農協は11月19日、職員が戻り、約756万円の横領を認めたと発表した。同農協は職員を同日付で懲戒解雇にした。
 同農協によると、元職員は11月14日夜に帰宅し、16日に事情聴取。「パチンコ、飲食代など遊興費に使った」と話しているという。昨年9月から先月まで労組の口座から70回にわたり約733万円、08年3月から昨年1月にかけて「城川共済課職員会」の口座から約23万円を引き出していた。すでに全額弁済した。
 同農協の山口恒朗組合長は「誠に残念。二度と不祥事案が発生しないように再発防止と信頼回復に全力を尽くしたい」とコメントした。【門田修一】
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■こうしてみると、特定の一人に金銭の管理を任せると、横領という事態を生じる可能性がつきまとうことが分かります。今回、JA碓氷安中で920万円の横領事件が発覚しましたが、同じく安中市の土地開発公社で17年前に発覚した51億1250万円の詐欺横領事件に比べれば、555分の1に過ぎず、まさに月とスッポンの事件と言えます。

 JA碓氷安中では、着服=横領した職員に対する刑事告訴に、未だに踏み切っていないようです。再発防止のための抑止になるのかどうかも心配なところです。

【平成24年12月3日追記】
当会の調査によれば、今回のJA碓氷安中の着服=横領事件は、男性の臨時職員が、集金の際に受け取ったカネを、初めのうちは給料から返済すればいいや、と考えて少額をネコババして、証拠となる帳票類を捨てていましたが、次第に金額がエスカレートしていったようです。今年の2月に別の職員が集金伝票を調べていたところ、金額が合わないことに気付き、職員を増やしてタスクチームを編成して本格的に調査をしていたところ、今年の8月になって、男性の臨時職員が、「じつは自分がやりました」と告白してきたようです。そのため、横領の全容を調べるため8月の夏休み返上で関係職員は出勤させられたということです。そして、総額920万円の横領額が確認されたため、男性の臨時職員を8月31日付で懲戒免職にしたということです。ネコババしたカネは白アリ駆除業者や墓石業者(富岡の石匠苑ともう1社らしい)から支払われたカネで、JA組合員には直接的な関係はないということのようですが、監査体制が問題であるということは十分JA内でも認識し、再発防止に全力を挙げて取り組むということで、11月26日、27日の組合員への説明会でJA幹部らが謝罪したとのことです。なお、組合長は、現時点では横領した男性臨時職員を刑事告訴する意向を持っているそうですが、刑事告訴した場合、本人の実名が公表されることになるため、他の幹部らと協議中のようです。

【12月19日追記】
この事件について、11月25、26日に開かれたJA組合員への説明会に参加したひとによると、JA側の出席者のほうが多くて、組合員の参加者のほうが少なかったとのこと。本来は、男性の臨時職員の親族が弁済することで、刑事告発による氏名の公表は勘弁してほしいという筋書きだったが、なにかの手違いで公表されてニュース沙汰になってしまったという見方もあるようです。いずれにしても事の真相は定かではありません。

【ひらく会情報部】

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2014/2/21  5:54

投稿者:ひらく会情報部  

>>匿名2 さんへ

当会も、昨年と今年、1月初旬に岡田義弘後援会の新年互礼会で碓氷安中の組合長の挨拶を聞いたことがあります。当会のブログにも発言内容を掲載しておりますので、時間があれば、見ていただけますと幸いです。たしか、組合長は自衛隊にいたことがあるという情報を聞いたことがあります。だから、話し方も、あのような型破りな話し方になるのかもしれません。
不倫の件は、初めて聞きました。噂にとどまればよいのでしょうが、群馬県知事を筆頭に、群馬県出身の代議士もキャバクラ嬢相手に「性務」に励む県民性とはいえ、県内のいろいろな団体のトップがそうした不道徳な人たちの真似をしたがるのは困りものですね。
引き続き、よく監視を続けてくださるようお願いします。そしてまた、情報をお寄せください。、

2014/2/20  20:05

投稿者:匿名2

碓氷安中の組合長は まるでやく
ざです。お客様がいても汚い言葉遣いで職員を罵倒したり 自分の感情で思った事を口にするなど組合員さんからもかなり煙たがられています。臨時職員との不倫も噂されています。行動には気をつけていただきたいと思います。

2012/12/19  19:44

投稿者:ひらく会情報部

>匿名希望さんへ

 ご指摘ありがとうございます。確かに間違いでした。さっそく修正しておきました。今後とも、ご指導をよろしくお願い申し上げます。

2012/12/19  19:25

投稿者:匿名希望

墓石業者の会社名が間違っていますね。富岡にその業者は無いですよ。しっかり調査してから実名を載せないと問題になりますよ

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