群馬県知事が不倫相手と公舎で同居し妾宅化していた事件の住民訴訟が結審!判決は2月27日!(その3)  オンブズマン活動

■引き続き、原告オンブズマンメンバーの準備書面(5)を見て行きましょう。

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9)知事・大澤は本当に茂原副知事の入居の下見をしたのか疑問であること
 さらに被告らは、平成24年12月5日付の公開質問状(2)で次の質問をした(甲18質問10)。
 前知事の小寺弘之は平成19年8月31日に旧知事公舎を退去し、平成19年8月3日に元・管財課課長だった高木勉副知事が副知事公舎を退去したはずだが、知事・大澤が、茂原副知事を知事公舎に入れられるように副知事公舎を見に行ったのは、いつだったのか?また、その際、知事・大澤に同行したのは誰だったのか?
 しかし、被告は回答を拒否した(甲19)。知事・大澤は本当に、副知事・茂原の入居に先立ち、公舎を見に行ったのかどうかについても事実なのかどうか疑問だ。

10)知事・大澤がどのような改修プランを作成したのか不明なこと
 さらに被告らは、平成24年12月5日付の公開質問状(2)で次の質問をした(甲18質問11)。
 知事・大澤が副知事公舎を見に行った時に「これではあまりにもひどいので改修しよう」ということで、改修が決定したというが、改修を決定したのはいつだったのか?副知事公舎を見に行った時、その場で決定したのか?それとも、後日、決定したのか?改修を決定した後、管財課に誰がどのように指示を出したのか?当該決定に至る経過を示す協議議事録などの情報はあるのか?ちなみに、当会の情報開示請求にはこれらの情報は一切含まれて居ない。
 しかし、被告は回答を拒否した(甲19)。副知事・茂原が入居するために、知事・大澤がおそらく総務部長らと公舎の下見をして、風呂をふくめ公舎の改修を決定して、どのように管財課に改修指示を出し、その改修指示に基づいて、管財課がどのような改修プランを作成して、それを知事・大澤が承認して改修工事が実施されたのか、一連の時系列的な出来事の順序がまったくわからない。被告もわからないのでは一体何が事実で何がウソなのかもわからない。

11)知事・大澤が公舎管理規則違反をしたこと
 さらに被告らは、平成24年12月5日付の公開質問状(2)で次の質問をした(甲18質問12)。
 知事は「私が入居するために改修したのではなく、別に風呂だけではないのですが、副知事用に改修したわけです。」と言っているが、知事が入居届けを出したのは平成19年12月1日となっている。副知事用に改修したのは、風呂以外にはどのような改修工事があったのか?また、知事・大澤の入居が事実上決定したのは、知事・大澤が入居届けを出した以前のことだったと思われるが、いつだったのか?
 しかし、被告は回答を拒否した(甲19)。副知事・茂原は、単身赴任で一時的に入居したのか、それとも家族同伴で入居したのか、不明である。知事・大澤は、台風などに備えた危機管理対応だとして単身赴任での入居届を平成19年12月1日に提出している。にもかかわらず、家族ではなく不倫相手と入居していたわけであるから、公舎管理規則違反は明らかだ。

12)知事・大澤がマンションでもいいが警備上問題だとする検討委員会の話を引用したのは虚偽であること
 さらに被告らは、平成24年12月5日付の公開質問状(2)で次の質問をした(甲18質問13)。
 知事・大澤は「その後、(公共施設の)あり方検討委員会を設けて議論して、あれ(当時の知事公舎)は壊そうということになって、私は近くのマンションでもということでいろいろ議論した中で、マンションだと警備上いろいろ問題があるということで、マンションをやめて、茂原副知事が部長公舎に入りますと言ってくれました。」と、記者に回答しているが、公共施設のあり方検討委員会を設けて、旧知事公舎を壊そうということが議論で決定したのはいつか?また、その際の議論で、知事・大澤の使用する公舎はマンションでもいいのではないか、という議論がでたというが、なぜマンションだと警備上いろいろ問題があるということになったのか?また、検討委員会の誰がそのような意見を出したのか?その際の、あり方検討委員会のメンバーは誰だったのか?
 しかし、被告は回答を拒否した(甲19)。群馬県のホームページで調べると、「群馬県公共施設のあり方検討委員会は、公共施設のあり方について検討するため、第三者による諮問委員会として平成20年3月に設置された」とある。なぜ、旧知事公舎の解体を議論した検討委員会が、旧知事公舎があるのに、知事・大澤が副知事公舎に入居するために、茂原副知事が部長公舎に入るから副知事公舎を知事・大澤に譲ることになった、という平成19年8月から11月にかけての議論と関係があるのか。平成20年3月に設置された検討委員会では、平成19年9月〜11月にかけて、知事・大澤がマンションでもいいが、警備上いろいろな問題があるなどと議論できるはずがない。このことをみても、知事・大澤が記者会見でウソをついていることは明らかである。

13)知事・大澤がマンションでもいいが警備上問題だとする検討委員会の話を引用したのはデタラメであること
 さらに被告らは、平成24年12月5日付の公開質問状(2)で次の質問をした(甲18質問14)。
 あり方検討委員会の議論を経て、茂原副知事が「マンション住まいをやめて部長公舎に入ります」と知事・大澤に言ったのはいつだったのか?
 しかし、被告は回答を拒否した(甲19)。平成20年3月に設置された群馬県公共施設のあり方検討委員会の議論を経て、平成19年8月から11月ごろにかけて、副知事・茂原が「マンション住まいをやめて部長公舎に入ります」などといえるはずが無いから、被告は回答を拒否したのかもしれない。

14)知事・大澤は最初から副知事公舎に目をつけていたこと
 さらに被告らは、平成24年12月5日付の公開質問状(2)で次の質問をした(甲18質問15)。
 知事・大澤は「そこで、私が(副知事)公舎に入ることになりました。それと台風9号が9月にきまして、その時、自宅から通っていたものですから、危機管理として必要だという思いもありまして、副知事公舎を知事公舎として当面活用しようという思いで利用してました。」と記者に回答しているが、茂原副知事が茂原副知事が部長公舎に入ったのはいつか?そして知事・大澤が副知事公舎に入るのを決心したのはいつか?
 しかし、被告は回答を拒否した(甲19)。原告らのこれまでの調査では、副知事・茂原が副知事公舎に入居しようとした具体的な事実を示す情報は入手できていない。また、被告からもそのような情報の開示は行われてきていない。知事・大澤が副知事公舎に入ることは、平成19年7月の県知事選挙で当選した知事・大澤が、政敵の住んでいた公舎に入る気持ちは毛頭無く、政敵の人事で副知事となっていた副知事が退去したあと、知事・大澤が不倫相手と同居する手ごろな物件として関係者の間で自然に決まったと見るのが妥当であろう。

15)知事・大澤はあり方検討委員会での議論を意図的に歪曲していること
 さらに被告らは、平成24年12月5日付の公開質問状(2)で次の質問をした(甲18質問16)。
 台風9号が9月に来た時、知事・大澤は危機管理の観点から副知事公舎を知事公舎として当面の利活用しようという思いで利用を決意したとのことだが、このタイミングは、いつだったのか?また、あり方検討委員会で議論した警備上問題があるということから茂原副知事が自ら部長公舎に入り、代わりに知事・大澤が知事公舎に入るのを決めた時との整合性の観点から、両者のタイミングはほぼ同時期なのか?それとも、茂原副知事が部長公舎に入り、副知事公舎を知事・大澤に譲ることが決まったのが先立ったのか?それとも後だったのか?
 しかし、被告は回答を拒否した(甲19)。知事・大澤は、記者会見で記者らからの痛烈な質問にウソを吐き通せず、このような出任せを言ったのではないか、と思われるほど、明らかに論理的に矛盾した説明に終始している。

16)知事・大澤は公舎の塀のかさ上げを本当は総務部に指示していたこと
 さらに被告らは、平成24年12月5日付の公開質問状(2)で次の質問をした(甲18質問17)。
 知事・大澤は平成23年7月13日(水)午後の記者会見で、記者からの「塀のかさ上げについては・・・。」という質問に対して、「塀のかさ上げは、私ではなくて管財課が・・・。」と答えている。塀のかさ上げは、利用者である知事・大澤の指示ではなく、管財課が勝手にやったというふうにも受け取れるが、もしそうであるならば、なぜ管財課は塀のかさ上げをおこなわなければならなかったのか?それは誰の指示だったのか?管財課長か?それとも秘書課長なのか?あるいは総務部長なのか?その法的根拠は何か?
 しかし、被告は回答を拒否した(甲19)。公舎管理規則では、使用者による増築、改築、模様替え、工作物設置は禁止されているが、但し書きで、知事の許可を受けたものはこの限りでないとされている。塀のかさ上げのような工作物の設置は、当然知事の許可が必要なはずだが、知事・大澤は管財課がやったと示唆している。このことは、管理規則違反ではないのか。

17)知事・大澤は公舎の塀のかさ上げを本当は総務部に指示していたこと
 さらに被告らは、平成24年12月5日付の公開質問状(2)で次の質問をした(甲18質問18)。
 平成19年10月12日に、「大手町1号公舎(旧副知事公舎)雑工事」が「運営上、必要なため」として、平成19年10月10日着工、10月31日完成予定として、予定価格税込み26万2500円(税抜き25万円)のところ、決定価格税込み24万7800円(税抜き23万6000円)で潟潟tォームコバヤシが随意契約で受注した。雑工事の内容は、木戸調整、玄関握り玉、玄関シリンダー、勝手口鍵改修費、和室畳表が得、裏口木戸調整、玄関ロビーカーペット剥がし復旧、表札ヒノキ書き文字、表札カバーSUSとなっている。この時の表札ヒノキ書き文字は、誰の名前の文字だったのか?
 しかし、被告は回答を拒否した(甲19)。平成18年10月12日に被告がリフォームコバヤシに表札など公舎の雑工事を発注した時期といえば、その2日前の平成18年10月10日に、被告は「副知事公舎浴室改修工事」を、やはりリフォームコバヤシに245万7千円(税込)で発注している。この時点ではまだ副知事・茂原が入居する可能性があったわけだが、表札ヒノキ書き文字は、「茂原璋男」だったのか、それとも「大澤正明」だったのか、被告は回答できるはずである。被告に求釈明をする。

18)副知事・茂原が公舎の塀のかさ上げについて必死に釈明しなければならなかったこと
 さらに被告らは、平成24年12月5日付の公開質問状(2)で次の質問をした(甲18質問19)。
 茂原副知事は平成23年7月13日(水)午後の記者会見で、記者から塀のかさ上げについて質問された知事・大澤が「塀のかさ上げは、私ではなくて管財課が・・・。」と回答に窮した際に、それを補う形で「私も言いましたが、管財課にお願いをして副知事と知事の警備は全然度合いが違うのだから、裏の前橋市立図書館からちょっと手をかければ乗り越えられるような、そんな塀では駄目だと管財課に検討を指示した覚えがあります。それから先ほどお話しがありましたが、私の女房もあそこ(副知事公舎)に入るつもりで、それこそ大掃除をしたりきれいにして、入ることにしていたのです。」と補足説明をした。茂原副知事が述べた「副知事と知事の警備はぜんぜん度合が違うのだから」という根拠として、副知事と知事との警備の基準というものは、具体的にどのように異なっているのか?分かり易く説明してくれるか?
 しかし、被告は回答を拒否した(甲19)。副知事・茂原がかくも必死になって知事・大澤をサポートするのか不思議だが、副知事・茂原の経歴を見ればそのわけは一目瞭然となる。副知事・茂原は平成11年9月から平成16年3月に定年退職するまで群馬県議会事務局長を務めており、それ以前にも、平成10年4月から2年間総務部秘書課長を務めるなど、総務畑の長い県元職員である。知事・大澤が県議時代から、また知事・大澤の不倫相手が議会事務局に勤務していたこともよく承知しているはずだ。だから、塀のかさ上げも、知事・大澤の機嫌取りのために率先して総務部管財課に指示を出したことがうかがえる。となると、これもまた管理規則に違反していることになる。また、知事と副知事の警備の基準については、被告に求釈明を行う。

19)知事・大澤が公舎の夜間巡回警備をあえて必要としなかったこと
 さらに被告らは、平成24年12月5日付の公開質問状(2)で次の質問をした(甲18質問20)。
 旧知事公舎の場合、毎年度、「知事公舎夜間巡回警備業務委託」として、「毎夜18:00〜翌日6:00までの間に6回巡視とする(20、22、24、2、4、6時頃)」と言う条件で警備会社を対象に入札で選定して契約しており、平成19年度も平成19年4月1日〜平成20年3月31日の予定で、予定価格241万0380円(税込み起案理由「知事公舎敷地内への浮上侵入、東南及びその他の事故を予防するため、夜間巡回方法による警備業務を行うものです。(昭和53年から実施)」として、指名通知を次の4社に出し、入札が平成19年3月27日の14:30に行なわれ、太平ビルサービス 5,840,000円(西新宿6-22-1スクエアタワー19階)、セコム上信越 1,998,000円(新潟市中央区新光町1-10)、潟Vムックス 5,100.000円(太田市植木野町300番地の1)深沢賢治、上毛資源 5,000,000円(前橋市高井町1-13-4)、東朋産業 4,392,000円(総社町桜ケ丘1225-2)代表取締役村田茂という札が入れられ、セコム上信越が落札しているが、知事・大澤が知事公舎として入居していた副知事公舎では、そのような夜間巡回警備業務委託契約はなぜか一切締結されていない。その理由はなにか?
 しかし、被告は回答を拒否した(甲19)。前項で知事と副知事の警備の基準を明らかにするように被告に求めたが、なぜ前知事まで長年使用されてきた知事公舎に比べ、副知事公舎を知事公舎にしたのに、夜間巡回警備をなぜやめたのか、また、警察とのホットラインもなぜ解除したのか、あるいは、塀のかさ上げで夜間巡回警備は不要と判断したのか、まことに不可解である。このことについても、被告に求釈明を行う。

20)知事・大澤が公舎の非常通信装置も必要としなかったこと
 さらに被告らは、平成24年12月5日付の公開質問状(2)で次の質問をした(甲18質問21)。
 平成19年9月25日付で、「知事公舎非常通信装置補修業務委託契約解除について(解除通知)」が、「知事の交代に合わせ、知事公舎のセキュリティーについて検討したところ、非常用通報装置が不用となったため、補修業務委託契約も解除することとなった」とされた。この非常/火災通報装置保守料は、日本防災通信協会と電気通信共済会に対して、SPD-11D形が月額3200×12カ月=38400円、巡回指導費1900×12カ月=22800円、合計61200円+消費税3060円=64260円で契約していたが、なぜセキュリティーの検討の結果、知事が交代したことによって、非常用通報装置が不要になり、補修業務委託契約も解除することを決めたのか?歴代の知事によって知事公舎のセキュリティーが調整される理由は何か?
 しかし、被告は回答を拒否した(甲19)。このことについても、被告に求釈明を行う。

21)副知事・茂原が公舎の改修前の塀についてダメだと判断したこと
 さらに被告らは、平成24年12月5日付の公開質問状(2)で次の質問をした(甲18質問22)。
 茂原副知事は「私も言いましたが、管財課にお願いをして副知事と知事の警備は全然度合いが違うのだから、裏の前橋市立図書館からちょっと手をかければ乗り越えられるような、そんな塀では駄目だと管財課に検討を指示した覚えがあります。」と記者の質問に回答したが、ちょっと手をかければ乗り越えられるのでダメな塀というのは、地表から何メートルの高さの塀を指すのか?また、どのような形状、形式、材料等により、その条件が決められるのか?
 しかし、被告は回答を拒否した(甲19)。このことについても、被告に求釈明を行う。

22)副知事・茂原が自由に口頭で管財課に検討を指示できること
 さらに被告らは、平成24年12月5日付の公開質問状(2)で次の質問をした(甲18質問23)。
 茂原副知事は管財課に検討を指示したというが、当会で情報開示を受けた資料にはそのような指示書は見当たらない。茂原副知事が管財課に検討を指示した経緯を示す指示書等の文書の内容はどのようなものだったのか?
 しかし、被告は回答を拒否した(甲19)。このことについても、被告に求釈明を行う。

23)副知事・茂原の夫人が念入りに大掃除をやったと言わなければならないこと
 さらに被告らは、平成24年12月5日付の公開質問状(2)で次の質問をした(甲18質問24)。
 茂原副知事は「それから先ほどお話しがありましたが、私の女房もあそこ(副知事公舎)に入るつもりで、それこそ大掃除をしたりきれいにして、入ることにしていたのです。」と記者に対して、補足説明をした。これに関連して、高木勉副知事が退去した6日後、平成19年8月9日付で、軽易工事決議書として「副知事公舎内装修繕工事」が同8月13日着工、同17日完成予定で、予定価格税込み5万6700円(税抜き5万4000円)のところ、決定価格税込み5万5650円(税抜き5万3000円)で前橋市野中町390潟潟tォームコバヤシが随意契約で受注した。この工事の内容は、敷居張り替え(2階8畳和室)、室内クリーニング(181.37u、6DK、冷蔵庫クリーニング、エアコン清掃)となっているが、茂原副知事の夫人が、入居を前提に、それこそ大掃除をしたりきれいにしたのはいつだったのか?業者が室内クリーニングをスル前だったのか、それとも後だったのか?なぜ、茂原副知事の夫人と、専門業者のリフォームコバヤシで複数回、副知事公舎を大掃除する必要があったのか?
 しかし、被告は回答を拒否した(甲19)。このことについても、被告に求釈明を行う。

24)知事・大澤が副知事・茂原の入居経緯についての記録を開示しないこと
 さらに被告らは、平成24年12月5日付の公開質問状(2)で次の質問をした(甲18質問25)。
 知事・大澤は平成23年7月13日(水)午後の記者会見で、記者の「念のためなのですが、副知事は入居されていたのですよね。」との質問に対して、「はい。何回か。」と回答し、記者の再度の「それは、期間的には、ちゃんと記録も残っているということでよろしいのですね。」という質問に対して「はい。」と答えている。ついては、副知事が何回入居したのか、それぞれいつからいつまで入居したのか?また、そのちゃんと残っているという記録は誰が保管しているのか?その記録の内容はどのようなものか?
 しかし、被告は回答を拒否した(甲19)。このことについても、被告に求釈明を行う。

第2 他県の知事公舎の例

 被告は平成24年10月23日付準備書面(2)の第1の「4 他県の例」として、「県によって公舎の規模などに相違があるがほとんどの県で、県が公舎の水道光熱水費や電話料の一部又は全部を負担する制度をとっている」として、群馬県の知事公舎の場合を正当化しようと企んでいるが、群馬県の場合、知事・大澤が不倫相手の第三者と頻繁に公舎に同居していたのであり、公舎の目的外使用という規則違反が本件請求のベースとなっているため、被告の主張は失当である。
 他県の知事公舎として、被告は、報告書(乙33の1)を準備書面(2)に添付して提出してきた。このなかで、被告は平成24年3月初旬に関東甲信越の次の5県について、知事公舎に係る光熱水費の負担者及び負担額について調査をした結果を示している。
  茨城県  3月8日回答
  埼玉県  3月6日回答
  千葉県  3月7日回答
  神奈川県 3月2日回答
  新潟県  3月4日回答
これによると、それぞれの県の回答内容は次のとおりとなっている。
@ 茨城県:全て全額知事が負担。
A 埼玉県:公邸部分は電気代、水道代、ガス代、電気代、インターネット接続料は全て県負担。私邸部分は水道代、ガス代、電話代、インターネット接続量は私費負担で、電気代につき、実費相当額を調定。
B 千葉県:電気代・水道代・ガス代については、管理費負担金として、総務省統計局「家計調査」の1世帯当たり電気・ガス・上下水道代の平均月額22,000円を月額上限に徴収。電話代については、フレッツ光回線の為、基本料金等は県で負担し、複数チャンネル使用料、追加番号使用額と通話料、ユニバーサルサービス料の半額を個人負担としている。年間概算額500円×12月=6,000円。インターネット接続料は公務用のため全て県費負担(知事は使用しない)。
C 神奈川県:電気代・水道代・ガス代は、使用量×居住部分面積/述べ面積×50/100。電話代・インターネット接続料は使用量×50/100。
D 新潟県:電気代は公邸・私邸の区分なく、知事負担月額16,000円。それ以外を県費負担。水道代は公邸部分を県費負担で私邸部分を知事負担(私邸部分のメーターにより検針)。電話代は公邸部分が県費負担で、私邸部分は「―」(なし、と言う意味か)。インターネット接続料は公邸部分は県費負担で私邸部分は知事負担。
 こうしてみると、他県の場合には非常に分かりやすい合理的な扱いをしていることがわかる。

(1)茨城県
 全て全額知事が負担するという茨城県知事公館は水戸市内にある。
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(注:茨城県知事公舎。) ↑
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(注:公舎を取り巻く塀。)
 原告は、実際に現地訪問してはいないが、ネットで検索した情報によれば、「1974年に建築された洋風建築で、建物の概観だけでもその異形がわかる。周囲にベランダをまわし、木造のようなプロポーションの柱で支える。一方で、この建物のとなりには書院造りの和室棟が連なり、戦前の公的な立場を持つ日本人の住まいとしてあった「和洋並列型」にならったらしい」とある。
 負担額は恐らく相当低いレベルなのだろうが、全額を知事が負担するというのは、合理的と言える。

(2)埼玉県
 埼玉県は知事公館とよんでいる。ここは知事が来賓をもてなす場として、また緊急時の指揮・連絡の中心的機能の役割も持っている。埼玉県が催すいろいろな式典、新春の集いやお茶会をはじめ各種イベントなどが年中開催されている。一般者は、普段は中を見学することは出来ないが、11月14日の「埼玉県民の日」には知事公館が一般公開されるという。
 原告は実際に塀際から現地調査したところ、建物は公邸と私邸が隣接しており、公邸は大きな建物で、展示会や表彰式など頻繁にイベントが開かれている。私邸には知事と家族が住んでおり、飼い犬や子どもらの自転車も置いてある。入口は表門から公邸に入るが、私邸は裏門から入ることが出来る。防犯カメラはなく、インターフォンが設置されている。
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(注:埼玉県知事公館の建物。)
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(注:公館前の駐車場の一角にある太陽光発電パネル。)
 公邸の入口にある駐車場の一角には定格出力10kWの太陽光発電パネル(パネル面積約27m×約3m=80u)が設置してあり、省エネをアピールしている。これは平成21年10月に設置されて、運用が開始されたもので、管財課電気施設担当が管理をしていて、3年が経過しており、埼玉県のホームページによると、発電システムの稼働状況は良好で、ほぼ予想した発電電力量が得られているとのことである。
 平成21年当時であれば、10kWワットクラスの太陽光発電設備は、おそらく多く見積もっても1000万円程度だと想像される。
 被告が今年3月にアンケート調査した結果として、「私邸部分は電気代につき、実費相当額を調定」とあるのは、この太陽光発電の電気を一部私邸部分にも利用していると思われるため、実費相当額を調定というふうに表現していると見られる。いずれにしても、私邸部分の電気代は知事が負担していることに間違いはない。
 また、知事公館の周囲を取り囲む塀の高さについては、公邸に関して言えば、およそ1.7m程度で、私邸の脇のブロック塀は10段積みで2.0mある。ブロック塀には透かしがあるが、これも塞ぐことは無く、塀の外から私邸を眺めることも容易である。

(3)千葉県
 千葉県の知事公舎は千葉市中央区都町1丁目7にあり、地理的には同市の中心から程よく離れた場所、千葉テレビと千葉刑務所にほど近いところにある。原告らは現地調査をしていないが、公舎内で来客との公的な面談なども開催されるようだが、公務としてイベントや式典を頻繁に行っている様子ではない。そのため、被告らのアンケート調査要請に対して、千葉県は「公邸・私邸の区分なし」と回答してきたのだと思われる。

(4)神奈川県
 原告らは現地調査をしていないが、ネットで検索したところ、神奈川県の黒岩祐治知事は平成24年2月17日の県議会で、「知事公舎の建設計画を中止し、建設用地を売却する」と表明している。神奈川県は災害時などの緊急対応を目的に徒歩で登庁できる場所への建設を計画していたが、財政再建を優先させるため、売却を決定した。売却するのは横浜市中区山手町にある3000平方メートルの知事公舎予定地で、1997年の取得時の評価額は15億円程度、建物建設費用は2億4000万円を予定していた。建設予定だった公舎には、要人などをもてなす迎賓機能も備える予定だったが、同県の財政悪化を理由に建設計画が凍結されていた。今後は横浜市や民間への売却を想定し、手続きを進めるという。
 同知事が現在住んでいるのは横浜市のみなとみらい(MM)21地区のマンションを知事公舎として借り上げているもので、同知事は議会での答弁で「現在の借り上げ公舎は徒歩30分以内で登庁可能で、災害時の緊急対応に問題はない」と述べた。また、迎賓機能に関しては「県庁内の応接室や県庁周辺のホテルなどで十分対応できる」と話した。
 今回、被告のアンケートに対して同県が回答してきたのは、この借上げマンションの知事公舎を指していると思われる。したがって、「公邸・私邸の区分なし」として、電気・水道・ガス代は延べ面積のうちの居住部分面積の比率で使用料を按分した額の半分を知事負担とし、電話代・インターネット代も使用料の半分を知事負担としている。群馬県と異なり上限は定めていない。

(5)新潟県
 新潟県知事公舎は、新潟市内の新潟中央警察署と新潟市立新潟小学校のすぐ目の前にある。公舎では泉田知事が家族とともに居住しており、公邸部分では、記者会見がしょっちゅう行われている。
 平成20年1月23日の記者会見で、記者から知事公舎の売却について質問された同知事は「今、知事公舎はどうなっているかと言うと、プライベートな場ではないんです。7月16日の中越沖地震の時もそうですが、気象庁からの情報もすぐ見られるようにしています。非常時対応のための情報の拠点、それから夜中の連絡等ということも考えると、『売ればいいというものなのかな』と。私自身は完全プライベートで遮断できてしまうとプライバシー確保という意味では望ましいかもしれませんが、組織の方は大変かもしれません。例えばマンションに引っ越しますということで良いのかどうか。石原都知事の場合はどうか知りませんが、それなりの機能が自宅に備わっているのであれば、そういうことでも良いのかもしれないし、一概に言えない問題じゃないかと思います」と述べている。
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(注:新潟県知事公舎の玄関。)
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(注:公舎を囲む塀。群馬県のように嵩上げなどしていない。)
 原告は現地を訪れで塀の外から調査を行った。公舎には正面の門から車で中に入れる。記者会見の時は、マスコミ各社の報道陣が車で門から庭に入り、中で駐車できる。周囲を取り巻く塀の高さは2mほどで、塀には防犯カメラは設備されていない。
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(注:通用門。)
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(注:正面玄関脇の防犯カメラ。)
 通用口もあり、警ら箱と防犯カメラが設置されている。また、正門の左右にも防犯カメラが設置されている。
 被告のアンケート調査結果を見ても、公邸部分と私邸部分できちんと別れており、費用もきちんと分担していることがわかる。利用形態としても、単身として入居届けを出し、実は不倫相手と頻繁に宿泊を伴う同居をしていたどこかの県知事とは全く異なる。

(6)その他
 原告は、隣の栃木県の管財課(電話028-623-2075)に、知事公舎について電話でヒヤリングをした。それによると、同県は知事公舎を平成18年3月に廃止し、入札により競売にかけて現在は、民間業者所有地になっているという。外国からの来客や、外部の為の会議、表彰式会場としては、栃木県公館(宇都宮市昭和1-1-38)を使用しているという。知事が災害時等の緊急対応では、福田知事の自宅が宇都宮市内の為、ホットラインを設置しているが、これは管財課ではなく、秘書課のマターで、電話代などの通信経費は秘書課が負担しているという。なお、近くのホテルとかマンションとかそういう宿泊施設を管財課が負担しているということはないとのこと。
 また、最近では全国各地で知事公舎の家賃が安すぎるとの指摘がなされている。報道によれば、平成24年10月25日に2011年度の県決算案を審査する福井県議会総務教育常任委員会が開かれ、西川一誠知事が住む知事公舎の家賃が部長公舎より割安で、県議から「適正な価格に見直すべきではないか」と指摘される一幕があった。知事公舎の植木の枝切りなどに年間522万円を支出していることにも疑問の声が上がった。
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【写真説明】広島県の湯崎知事が近く入居する知事公舎
 広島県の湯崎英彦知事は近く、改修を終えた広島市中区上幟町の知事公舎に入居する予定だが、公邸部分を除く私邸5LDKの「家賃」に当たる使用料は、広島県規則に基づき月5万4340円。中国地方では山口を除く4県が知事公舎を所有し、広島と同様に県独自の規則で使用料を定める。一等地にある公舎の使用料は、民間相場に比べて「格安」さが際立つ。
 広島県の知事公舎は鉄筋2階建て、延べ540平方メートルの11LDK。うち私邸部分は139平方メートル。1973年に完成した。2009年11月に就任した湯崎知事は現在、西区の自宅から登庁している。
 広島県は知事公舎の売却を検討したが、危機管理の観点や、公舎機能を備えた住宅の借り上げ費用が高額として改修を決定。10年9月から、外塀や私邸部分の浴室や台所などをリフォームし、会議スペースや来客応接室を備えた公邸部分の損傷も直した。改修費用は2800万円。
 県財産管理課によると、知事公舎の使用料は県公舎管理規則に基づき、住居面積と築年数、立地場所を基に積算。1平方メートル当たりの単価は国の基準に準ずる。規則は公舎を利用する職員全てに適用し、職員の使用料の最高は東区牛田本町にある4DK(72平方メートル)で3万5130円。
 中国地方では、山口県を除く4県の月額使用料は、岡山3万7790円(私邸部分140平方メートル)、島根6万2930円(185平方メートル)、鳥取10万3500円(413平方メートル)となっている。山口は老朽化のため2006年度に公舎を解体した。政令指定都市では、広島市の市長公舎は5万4340円(114平方メートル)。なお、岡山市は市長公舎を所有していない。群馬県の場合、上記のいずれの県よりも知事公舎の家賃が低く、また、光熱水費についても、知事の負担が非常に低く、県費負担が非常に高くなっている。
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 以上のように、他県の知事公舎の場合、程度の差こそあれ、公邸と私邸のけじめをつけている。いずれの知事も、公務の忙殺される日々にあって、できるかぎり家族とともに過ごす時間を大切にしている。知事・大澤のように、家族をないがしろにして、第三者の不倫相手を公務の場であるべき公舎に引き入れて宿泊を伴う同居をするものは、皆無である。
 また、埼玉県と栃木県の管財課担当者と電話で話をしたが、いずれもこちらの質問や疑問には丁寧に答えてくれた。公務員としてきちんと業務に邁進している様子が、電話口からも伝わってきた。それに比べて、群馬県の管財課職員の横柄な態度が余計浮き上がって感じられた。

第3 他県の知事公舎の例
 被告は平成24年10月23日付準備書面(2)の第2の「証拠意見」として、「原告の現場検証の申し立ては必要性がないものでって却下すべきである」と主張を重ねているが、知事・大澤の公舎管理規則違反による目的外使用の証拠を隠滅し、公舎を解体して撤去し、更地化して前橋市に売り払いおうとする邪な企みを痛感させられる。
 上記の他県の例に見られるように、本来、知事が必要な公務と職責を果たすために、常に実施機関の職員らと連絡体制を取れるようにしてあるのが本来の公舎としての役割である。しかし、群馬県の場合、副知事公舎を単に模様替えをして風呂場を改修し、正門をリモコン式にして、仕上げに目隠しのかさ上げフェンスとサンゴジュ、そして建仁寺垣を設置しただけであり、公務として使用できるような設備に本当にしてあったのかどうかを判断するには、被告らが提出してきた証拠書類では到底カバーできるはずがない。既に知事・大澤が退去してから1年5ヶ月が経過してしまったが、公舎の塀の中に入り、さらに公舎の建物内部を隅々まで検証しておかないと、納税者としての県民の理解は到底得られないであろう。

以上

**********

■今回の住民訴訟で判明したことは、知事・大澤の破廉恥行為を、群馬県の執行部である総務部がこぞって隠蔽し必死で正当化しようとしていることです。

 知事・大澤の不倫については、大澤正明の県議時代当時から、県議仲間はもちろん、議会事務局関係者をはじめ、知る人ぞ知る事実でした。

 当時、議会事務長を長く務め上げて定年退職し、その後大澤が知事に就任したあと、前総務省自治大学校部長教授の佐々木淳とともに平成19年8月20日付で副知事として迎えられた茂原璋男は、辞令交付後の記者会見で「幸せだ」と抱負を漏らし、さっそく知事大澤が不倫相手と同居できるように配慮して知事公舎への入居と“必要で合理的な”改修等の手続きを総務部の管財課に指示をしたことは想像に難くありません。

 このように群馬県の総務部や議会事務局関係者は、為政者の身辺の表も裏も知り尽くしている立場にあるため、今回のように知事・大澤が週刊誌の餌食になったも、シラを切りとおす必要があるのです。

 一方、知事・大澤がなぜこれほどまでにガードを甘くしていたのかという背景には、知事・大澤が長年にわたり不倫相手と公舎で同居していたことを県庁の幹部らは熟知しており、さらに公舎の妾宅化までしてもらっていたことから、不倫という行為について、またそれを公舎という県民の財産を使って整備された施設において不道徳行為を行ったことについて、全く感覚的に麻痺していたことが理由として挙げられると思います。

■このような知事と総務部局の癒着の根源を根絶しないかぎり、再発防止は望めません。裁判所がきちんとした判断をくだして、具体的にペナルティーを科すことがなによりも重要です。

 他方、現在の日本の司法は、住民訴訟に対して全く機能しておりません。したがって、これまでと同様に、本題に踏み込むことなく、住民監査請求の期限途過等を無理やりこじつけて「原告適格の条件が満たされていない」ということで、門前払いされる可能性があります。しかし、その場合でも、知事・大澤が平成23年7月8日から9日にかけて不倫相手と公舎で同居したことは本人も認めています。したがって、もし、不倫相手との公舎における同居が目的外使用にあたらない、という判断が示された場合、それは、全国の首長や公務員、政治関係者にとって、朗報となるでしょう。

 すなわち、公舎や議員会館などの施設で不倫相手と同居しても、規則に抵触することはなくなり、さらに、妾宅化に必要な目隠しのための回収費用についてもすべて公費で負担してもらえることになるからです。

 公務員のかたがたのなかには、「とんでもない話だ」と思われる人もいるかもしれませんが、そのほかの公務員にとっては、期待にわくわくして判決をまつかたがたもきっと大勢いることでしょう。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告・この項おわり】
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2013/2/17  16:19

投稿者:ギャオス

野殿のソーラーのソの字も考えたことなし。ガスを燃料にした場合の温度管理などに相当な時間と人手を考える。企業剰余金200億以上ある会社が公害問題が10億そこらで片付くのなら、喜んで出す。馬の耳に念仏か・・・。

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