2013/1/9  23:13

イタリア前首相の離婚妻の毎日1千万円の生活費には及ばないものの毎週1千万円使っていた安中市元職員  土地開発公社51億円横領事件


■昨年末、12月29日にイタリアから舞い込んだニュースに度肝を抜かれた殿方も多かったに違いありません。

**********2012年12月29日NHKほか
伊 前首相が離婚で毎月3億円超支払いへ
 50歳近く年下の20代の女性との婚約を明らかにした、イタリアのベルルスコーニ前首相が、離婚の手続きを進めている現在の妻に対して、生活費として毎月、日本円でおよそ3億4000万円を支払うことで合意したことが明らかになりました。
 76歳になるベルルスコーニ前首相は、今月、49歳年下の27歳の女性と婚約したことを明らかにして、大きく報道されました。
 一方で、22年にわたって結婚生活を続けてきた2人目の妻のベロニカ・ラリオさん(56)は、たびたび若い女性との関係を噂された同氏に愛想を尽かし、2009年5月に北部ミラノの裁判所で離婚調停を申し立てていました。
 ベルルスコーニ氏はベロニカさんとの間に3人の子どもをもうけていましたが、両者は既に別居しており、イタリアのメディアの主要紙コリエレ・デラ・セーラは28日、金銭的な問題について合意に達したと伝えました。
 それによりますと、ベルルスコーニ前首相はラリオさんに生活費として毎月300万ユーロ(日本円でおよそ3億4000万円)を支払う一方で、ラリオさんが要求していた一部の不動産は前首相のものになるとしています。
 ラリオさん側は年間4300万ユーロ(約48億7000万円)の生活費を求め、ベルルスコーニ氏側は月30万ユーロ(約3400万円)の支払いを提案していました。同国の法律では、女性側は離婚前の生活水準を保障する生活費を請求できます。
 ラリオさんの弁護士は、この合意によって最大の対立点が解消され、今後は離婚の成立へ向けて細かい詰めの手続きを行うと話しています。なお。ベルルスコーニ氏は上訴できることになっています。
 ベルルスコーニ前首相は、多くの民放テレビ局を傘下に置く企業グループを経営し、メディア王と呼ばれるほか、名門のプロサッカーチーム、ACミランも所有するなど、大富豪として知られていますが、首相在任中から汚職や女性問題などのスキャンダルが絶えませんでした。
 こうした問題に加えて、去年は信用不安への対応の遅れを厳しく批判され、首相を辞任しましたが、来年2月に行われる議会選挙を経て、改めて首相の座を目指す考えを示しており、公私にわたってその言動に関心が集まっています。
じた。
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■1日1000万円のカネを受け取っても、一般庶民にはどうやって使ってよいか分からないかもしれません。一般庶民の感覚では同首相のような大富豪の常識と言うのは想像を超えているのだと認識するしかありません。

 ベルルスコーニ前首相と離婚したラリオさんには及びませんが、日本でもそれに近い状態でカネを使った人物がおります。我らが安中市役所で元職員タゴが17年前までに、毎週1000万円のカネを使っていた事件がそれです。

 1995年5月18日に事件が発覚する直前まで、タゴは平均週に1000万円ほどを群馬銀行安中支店の安中市土地開発公社特別会計口座から公金を引き出していました。理事長印を押した支払い依頼書を窓口に提出して、銀行員が支払い手続をする間、1階の奥の応接室で、支店長(現在・けんしん理事長)と雑談をして時間を過ごし、手続が終わるとロビーに出て、窓口で1000万円の現金を持参した袋に詰めて、悠々と出て行ったのでした。

 ベルルスコーニ前首相の場合は、自分で稼いだカネなので、周りからとやかく非難されることはありませんが、タゴ元職員の場合は公金です。

■離婚したラリオさん側は、調停で当初、年間4300万ユーロ(約48億7000万円)の生活費を求めていたのに対して、ベルルスコーニ氏側は月30万ユーロ(約3400万円)の支払いを提案していました。これだと、タゴの週平均1000万円の方が、金額的に上回ります。

 結局、ベルルスコーニ氏側はその10倍の月300万ユーロで“和解”に応じた形になります。もっとも、同氏の資産は、2011年のフォーブス世界長者番付で118位、資産6630億円だったそうですから、年1%で運用していても毎年66.3億円を生みだすわけですから、年間36億円の“生活費”を離婚したラリオさんに支払っても、何の問題もないことになります。

 イタリアの法律では、女性側は離婚前の生活水準を保障する生活費を請求できるとのことですが、元女優のラリオさんの生活水準というのもまた、一般庶民の想像をはるかに超えていたことになります。

■一方、安中市元職員タゴの場合、毎週1000万円を群馬銀行安中支店から下ろさないと、安中市土地開発公社特別口座の存在をいぶかられたため、せっせと引き出しては、親友の甘楽信用金庫(現・しののめ信用金庫)安中支店の石原保にカネを渡し、県内や足利市の古物商らから骨董品や美術品を買ってもらっていたのでした。

 これが全部、公社理事長と安中市長の公金が押印された書類で群馬銀行から湯水のように貸し出された公金だったことから、現在、安中市土地開発公社と、連帯保証人の安中市で、群馬銀行に返済しているわけですが、なんの落ち度もない安中市民に、今後、あと89年間ツケがまわされる可能性があるわけです。

 76歳になるベルルルスコーニ前首相は、今年2月のイタリアの総選挙で返り咲きを狙っているようですが、いくら49歳年下の若い夫人を伴侶にして、100歳まで頑張ったとしても、せいぜいあと4分の1世紀で、生活費の支払いを免れることになります。

 いかに、安中のタゴ事件が理不尽かを痛感させられます。

【ひらく会情報部】

※参考
2011年のイタリア国内の長者番付の第1位はチョコレートで有名なフェッレーロ氏で世界ランキング32位。第2位はルクスオッティカの創設者、デル・ヴェッキオ氏で世界ランキング71位でした。なお、世界長者番付トップは、 カルロス・スリム氏 (メキシコ)で資産6兆円強。第2位はビル・ゲイツ氏 (アメリカ)で資産5兆円弱。第3位はウォーレン・パフェット (アメリカ)で4兆円強となっていました。こうした人たちは、ビジネスで成功した方々ですが、あつめた税金をただ使うだけの公務員でも、数十億円規模のカネをせしめることができることを、安中のタゴ事件が証明したことになります。
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