2013/3/29  20:11

セシウムによる剪定枝処理問題の通報後18日目で返事をくれた東電福島原子力補償相談室の慇懃無礼  東北関東大震災・東電福島原発事故


■一昨年の3.11の東電福島第1原発事故で大量に撒き散らされた放射性物質の影響はますますその深刻度の爪あとを私たちの日常生活に見せ付けています。そうしたなか、原発事故2周年目の今年3月11日付で、ウメの木の剪定枝の処理について、セシウム等の濃縮を防ぎ風評被害を回避するために、剪定枝を焼却せずに粉砕するようにとの行政からの通達を機に、原因者の東電に善処を要請する文書を提出しました。
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/977.html


 その後、東電からはなしのつぶてでしたので、再度、3月27日にメールで発信したところ、3月29日の午後5時過ぎに次の回答がありました。

**********元のメッセージ
差出人: nuclear.compensation nuclear.compensation@tepco.co.jp
宛先: ogawakenpg ogawakenpg@aol.com
送信日時: 2013/3/29, 金, 17:01
件名: 【東京電力】 小川 賢 様

小川 賢 様

このたびの福島第一原子力発電所および福島第二原子力発電所の事故により、被害を受けられた皆さまはもとより、
広く社会の皆さまにご迷惑とご心配をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。

小川様からのお問い合わせにつきまして、弊社からの連絡が遅くなり誠に申し訳ございません。
次のとおり回答させていただきますのでご確認のほどお願いいたします。

農業者さまの賠償につきましては、本件事故による出荷制限の指示等にかかる損害や放射性物質汚染の危険性を懸念
した買い控え等により生じた逸失利益等を対象とさせていただいております。
弊社より、小川さまからのメールにお示しいただきましたご住所にご請求書を送付させていただきますので、恐縮です
がご請求書をご確認頂きますとともに、詳しいご事情をご記入頂きご請求をお願いいたします。

なお、賠償金のお支払いにつきましては、原子力損害賠償法に基づき、原子力損害賠償紛争審査会での中間指針、中間指針追補等を踏まえ、いただいたご請求内容と本件事故との相当因果関係がある損害について賠償させていただきます。
賠償の範囲を含め、ご請求書を確認する部署より連絡をさせていただきますのでよろしくお願いいたします。

ご質問をいただきました弊社からのチッパー貸し出しにつきましては、現在は取扱いがございません。
貴重なご指摘事項として承ります。

ご不明な点がございましたら、恐縮でございますが福島原子力補償相談室までお問いあわせください。

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東京電力株式会社
福島原子力補償相談室(コールセンター)
電話:0120−926−404(全日9:00−21:00)
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**********

■この問題については、「果樹せん定枝の取り扱いについて」と題して栽培農家向けに通達を出した群馬県の西部農業事務所の普及指導課園芸指導係にも相談しました。

 しかし西部農業事務所では、通達は出したものの、具体的なチッパーの手配などの対策は採っていないとのことでした。ましてや、東電に対して、果樹農家を代表して補償交渉などはしていないということでした。ただし、剪定枝の処理については、国が半分補助金を出して、各自治体の焼却施設で焼却処分する方向で協議をしているという情報を教えてくれました。でも、これとても、いつどういうかたちで実現するのかは全く未知数だということです。

 こうした行政の対応に決定的に欠けているのは、原因者負担の原則です。そこで筆者は、東電にクレームをしていることを告げ、東電に善処を促した文書の内容を電子メールで同課園芸指導係の高瀬係長宛に転送しておきました。

■こうしたウメなど果樹の剪定枝の処理については、高崎市も安中市も大きな果樹産地ですので、果樹の剪定枝の受け入れには十分な検討を要します。

 知人の話によれば、高崎市の場合には、農作業による選定枝は1回に100キロまでなら高浜クリーンセンターで受け付けるということで、同センター付近の果樹園芸農家では、そのサービスを利用して持ち込んでいる例もあるようです。

 一方、安中市では、事業系の木屑として、事業所等の木の枝・剪定枝(幹の太さ5cm以下で長さ50cm以下)を事業者自らが搬入する場合、新築工事・木製品製造業での端材など木くずに限り有料で引き取るようです。ただし、農作業で出た選定枝は対象となるのかどうかは未確認です。http://www.city.annaka.gunma.jp/seikatsu_kankyou/j-gomishori.pdf

■それにしても、東電からの回答はなんとまあ温かみの無い、内容なのでしょう。

 東電では筆者あてに請求書の用紙を送ってくるそうですので、それに記入して提出するつもりですが、出荷制限の指示等や放射能による消費者の購買意欲減退などの普遍的な基礎データについては、個人では十分準備しきれません。そこで、本件事故との相当因果関係について東電からあれこれイチャモンが付けられることも懸念されます。そうした観点から、群馬県の産地全体のテーマとして、この補償問題に、スクラムを組んで対処すべきだと考え、西部農業事務所にそうした提案をすることにしています。

 筆者のウメの栽培規模は数十本であり、わずかではありますが、それでもきちんと東電に補償させたいと思います。そのためには、原発事故の前後におけるウメをはじめ果樹作物の市場価格への影響や、実際のそれら農産品の放射線量等について参考となるデータが不可欠となります。こうしたデータの準備についても、群馬県の西部農業事務所や地元の農協などからの支援が欠かせません。

■今回、筆者としては、剪定枝の処理が当面の主要な課題であって、焼却処理を回避するために格段に増大した剪定枝処理作業の効率化のための粉砕機の調達について、東電の誠意ある回答を期待していたのですが、あまりにも、冷ややかな返事に怒りを禁じえません。

 引続き、行政や農業団体とタイアップして、この問題に取り組んでいきたいと思います。

【ひらく会・農産物セシウム汚染問題研究班】
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