ｎｏｋｋｏの日々の暮らしいろいろ

前回の記事で私が孫の世話をして８年半になった事を
書きましたが、夫の手助けもたくさんありました。

当時孫たちが３才と５才の幼子でしたが、二人とも
ママ（嫁）への恐怖感があり、特にＩ君は発達障害
（アスペルガー症候群で自閉症、多動性、記憶障害）
などを告げられたばかりでしたので対処の方法が
私も夫も解りませんでした


朝に息子の家に行く時は私だけが行きましたが、夫は
洗い物などをしてくれていました
夕方のお迎えの時は夫も一緒に行きましたが、着替え
させたり帰る準備をするのにＩ君はなかなか言う事を
聞きませんので夫が大きな声で注意したりなんかを
するとＩ君はパニックになり外へ走り出しますから
夫も気を付けながらのお迎えでした
かなりＩ君の様子を気にしながら顔色を見ながら
二人で接しました
最初の頃はうちへ連れてきて夕食を食べさせて
（息子の帰りが遅いから）
それから私が後で息子の食事だけを持って送って
行きお風呂へ入れてました。


春、夏、冬休みなど一日預かる時は長い期間で
大変でしたが、幸い夫の趣味が昆虫採集なので家には
カブトムシやクワガタの幼虫、標本や図鑑も多くて
Ｉ君は大喜びでした
夏はもちろん春も箕面の山やもっと遠くまで夫は
Ｉ君を連れてほぼ毎日虫捕りに連れて行きました
網やカゴも買ってやり遠くのクワガタ専門店などへも
行きました
その他トンボやザリガニ捕り田んぼの虫捕りなども。


Ｉ君はずっと手を繋がないと不安感で走り出すので
夫が抱っこしたりでしたが少しづつ一人で歩ける
ようになりました
Ｓちゃんは私とお料理のお手伝いやお絵描きです
まだまだ甘えたい年なので抱っこも多かったですね。


食事の時間がまた毎回大変でした
Ｓちゃんはポロポロこぼすほうが多くて時間が
かかるし、Ｉ君はイスにずっと座ってられないので
（多動性）追いかけながら口に入れるので私が
一人ではなかなか終わりません、夫と二人がかりです。


夫の趣味は他に昔から競馬を土、日にやっていたので
競馬場へ二人を連れても行きました
私は心配でしたから最初だけついて行きました


競馬場の横には小さな動物園もあり遊具もあります
ポニーに乗せたり動物と触れ合ったり、お昼には
食堂でお子様ランチなど食べさせたりしたようです
孫たちはすごく楽しそうに話してくれました
帰りはＳちゃんは抱っこでないと疲れています。
私はその間は夕食の支度と休憩をさせてもらえたので
助かりました
Ｓちゃんは帰って来るとちゃんと報告してくれます


「あのなぁおじいちゃん、きょうはいっぱいいっぱい
　お馬さんのきょうそうにまけてんでぇー」

（馬券がハズレたという事です）


「おじいちゃんなぁ、きょうはおうまさんの
　よそうがあたったんやてぇー
　それでいっぱいおかねもらえたからなぁ
　アイスクリームもたべてんでぇー
　おばあちゃんにはケーキのおみやげあるよー」


二人の孫を手を繋いで混みあう競馬場で馬券を
買うのもきっと大変だったろうと思います
特にＩ君はおじいちゃんが手を放して財布を
出したりしているときは後ろからしがみついて
いたようです。


冬は寒いので競馬場ではなく場外馬券を買いに
梅田の街へ二人を連れて行ってました
馬券を買ってから近くのゲームセンターで
遊ばせてマクドナルドでお昼を食べて帰ってきました
この時もＳちゃんがその日の報告をしてくれます


「きょうはなぁおじいちゃんはお馬さんで勝ったから
　クレーンゲーム１０回も出来てんでぇ〜」

Ｉ君も

「おじいちゃんはきょうはたくさん勝ったからなぁ
　図鑑買ってくれてん」


「おじいちゃんきょうは負けたからマクドはダメで
　パンだけ買ったからうちでたべるんやてぇー」


家の中では字を覚えさせるためにいろんなカルタを
買ってきたりして教えてました
Ｉ君の記憶力障害というのは日常生活でのことだけで
図鑑などやトランプなどの記憶力は驚くほど優れて
いると言う事も分かりました。
好きな事や興味のあるものに対しては記憶力がすごい
なんていう事も分かりました
トランプの簡単なゲームも次々に教えて二人は夢中で
おじいちゃんとキャァキャァ言いながら遊びました
夫の部屋から出て来ないほど夢中でオセロなんかも
やっていました
なので、私はその間はオヤツ作りなどが出来ました。


夫も少しつづ腎臓が悪くなり始めた頃でしたが
相当無理して孫たちを遊ばせてくれました。


冬は箕面の山奥にイチゴ狩りや、春は夏場に向けて
野菜の苗を買いに行き、孫たちの庭に植えました
これは今でも毎年続けています
トマト、シシトウ、キュウリ、オクラ、サツマイモ
など肥料を買ってきて大きなプランターに土を入れ
ＳちゃんとＩ君の名前をつけた札を刺します
でないと収穫の時に喧嘩になるんです･･･。


Ｓちゃんの喘息の発作も当時は多かったので家庭用の
吸入器を買い病院でお薬をもらって使いました
Ｉ君はアトピー性皮膚炎がひどくて塗り薬を小まめに
塗ってやらないといけません。
二人ともよく熱を出しましたから抱っこしながら
寝かせることがほとんどでした。


Ｉ君も夫との虫捕りを発端にして少しづつ心が
ほぐれていきました。
虫捕りは今でもＩ君が来ると二人で山へ行ってます
２，３時間は帰ってきません
鳥の観察なども双眼鏡でやっています
夫もＩ君と一緒にいるのが楽しそうで、透析の辛さを
忘れられるようです。


夫の心臓手術以来、体調が思わしくないので孫たちは
心配してくれていて携帯に電話をくれます
今は夫が孫の世話になっているくらいです｡｡｡

孫たちはおじいちゃんが大好きです♪
だからこそ私に大声を出すと二人が怒ってくれ
夫もおとなしくなります｡｡｡
孫たちにとっておじいちゃんとの思い出は一杯です。


私も夫の手助けがなければ二人もの幼子の世話は
とても出来なかったと思います
そういう面では感謝ですね(^^)

いつも夫の悪口ばかり書いているので今日は
褒めておきますね(^^;)

きょう書いた事は過去記事にもその都度書いて
いたと思います。


過去画像からですが、この河津桜の木ももう
ありません、商業施設が建ちました
自然は残しておいてほしいですね（メジロ）










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