「2018年ルーキー回顧49 比嘉 賢伸(盛岡大附3年)遊撃」
状況説明
比嘉 賢伸(巨人育成1位)遊撃 (盛岡大付属出身)
蔵の入団前評価:指名見送り
派手さはないが、自分の役割をきっちりこなす大型内野手だった記憶があります。ただしまだ、プロ入りへの「旬」ではないと考え指名リストからは外しました。
そんな比嘉選手は、二軍で 1試合(1打数) だけで、ノーヒットに終わります。
三軍では、26試合(65打数) 0本 5打点 2盗塁(0失敗) 2失策 打率.215厘 という数字でした。
いくら高卒一年目の選手だとは、26試合で65打数 しか経験できていない部分は気になります。2盗塁成功したことは評価できますが、この試合数で2失策は少ないとは言えないでしょう。
もう少し数字を細かくみてみると、65打数で18三振。三振比率は、27.7% と三軍とはいえ多すぎます。まずは、二軍の試合で、この数字を20%以内に抑えられる対応力が求められます。
四死球は8個で、四死球率は 12.3% 。これは基準である10%以上あり、ある程度ボールは見えていたことになります。そのため課題は、ボールを見えていても当たらない技術的な部分にあることがわかってきます。
巨人の三軍試合数自体が縮小しているのか? 多い選手でも40試合ほど。これだと、フェニックスリーグやウインターリーグに参加しないと、なかなか200打数の経験が積めない状況になっています。しかしまずは、三軍でしっかり結果を残し、二軍の試合に多く出させてもらうことが条件になるのではないのでしょうか。
ことルーキーとしては、物足りない内容ではありました。しかし高卒ルーキーであることを考えると、及第点の与えられる1年だったのではないのでしょうか。
蔵の印象:△ (この状況から抜け出さないと)

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