「2018年ルーキー回顧103 井手 亮太郎(九州産業大4年)投手」
状況説明
井手 亮太郎(楽天育成1位)投手 (九州産業大出身)
蔵の入団前評価:未確認
サイドから少し下から腕が出てくるフォームで、140キロ台中盤のボールの威力は一級品も制球力に大きな課題がありました。トーナメント戦で勝利至上主義に陥りがちな社会人を選ぶよりも、一か八かでプロを選択するほうが良いのではないかと述べた選手でした。
しかし1年目の3月に肘を手術し、結局シーズンでの登板は一切なし。しかしプロアマ交流戦では、7月から実戦復帰(6試合で防御率9.00)。また秋のフェニックスリーグでは、8試合に登板し防御率9.53 という成績を残しています。
成績を見る限り、被安打と三振が投球回数ぐらい。四死球が投球回数の倍以上のペースで出すという異次元のコントロールの持ち主なのがわかります。これでは打者と対峙するというよりも、自分との戦いであり、独り相撲を演じ防御率が9点台だったのも頷けます。
ことルーキーイヤーとしては、評価のしようがない成績。果たして2年目に、改善の兆しが観られるのか気に留めてみたいと思います。
蔵の印象:☓ (順調さを欠いただけでなく成績も)

6