「2019年ルーキー回顧101 大窪 士夢(北海3年)投手」
状況説明
大窪 士夢(西武育成2位)投手 (北海出身)
蔵の入団前評価:指名見送り
2メートル近い長身の投手で、大きな身体を持て余しており、プロではまだ厳しいのではないかと評価した選手でした。ある意味、西武らしい超素材型選手の獲得でした。
そんな大窪投手の一年目は、
二軍でも僅かに 2試合(5イニング) 0勝0敗0S 防 7.20 という成績に。秋のフェニックスリーグでも先発しましたが、打ち込まれたようで、その試合以後登板が見当たりません。
もう少し二軍の成績を細かく観てみると、5イニングで5安打ですから、極端に打ち込まれていたわけでは無さそう(基準は投球回数に対し80%以下)。しかし4四死球あるように、コントロールに課題があることがわかります(基準は投球回数に対し1/3以下)。奪三振も2個であり、1イニングあたり0.4個ですから非常に少ないです。先発投手で決め手があるといえるのは、0.8個以上ですので。どうしてもそうなると、防御率が7点台だったのも致し方なかったかと。
プロアマ交流戦あたりでは投げていたのかもしれませんが、西武はそれほど対外試合を多く組むチームではありません。そういった意味では、圧倒的に経験不足は否めなかったのではないのでしょう。そこから判断するに、やはり一年目は残念だったと評価せざるえないでしょう。2年目はぜひ、公式戦での登板を増やして欲しいものです。
蔵の印象:✕ (高卒とはいえ厳しくならざるえない)

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