「2021年ルーキー回顧62 嘉手苅 浩太(日本航空石川)投手」
状況説明
嘉手苅 浩太(ヤクルト6位)投手 (日本航空石川出身)
蔵の入団前評価:☆ (下位指名級)
191/106 と、日本人では中々いない体格の選手で未来像がつかみ難いタイプでした。まだ素材としての余力はあったのですが、気持ちのムラが激しかったり技術的には多くの課題を残していて、時間がかかりそうなタイプでした。
そんな嘉手苅選手の一年目は、
二軍でも9試合(15イニング) 0勝0敗 防 7.80 といった成績に留まります。二軍でも数字になっていない感じですが、かなり時間がかかりそうな選手だったので、想定の範囲内かと。
もう少し数字を詳しくみてみると、15イニングで被安打は15本と同数。いつも言うように被安打率は、80%台で一軍昇格が見えてきて70%台ぐらいで圧倒できれば一軍定着も期待できます。その辺、まだまだだということがわかります。
その被安打以上に問題なのが、投球回数を上回る18個の四死球。四死球の目安は、投球回数の1/3(33.3%)以下ですから、コントロールの観点で言えば論外です。奪三振も10個ほどで、1イニングあたり 0.67個 と平均的。これでは、防御率が7点台になったのも頷けます。
数字の上からは、かなりプロのレベルとは開きがあったとも言えるわけで、大化けしないことには今後も厳しいことが伺えます。ことルーキーイヤーとしては、極めて✕に近い△といった感じでしょうか。2年目以降の巻き返しを、今は期待したいところです。
蔵の評価:△ (眼の色変えてやらないと早期の退団にも)

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