「2021年ルーキー回顧115 前田 研輝(駒沢大)捕手」
状況説明
前田 研輝(巨人育成5位)捕手 (駒大出身)
蔵の入団前評価:☆(下位指名級)
投手としっかり対話して試合を作ってゆくことができ、テンポの良いボールまわしにはセンスの良さが感じられる選手でした。しっかり刺せる地肩もありますし、打撃もしっかりトップが作れればといった選手で、攻守にバランスがとれていました。そのため、育成枠でしたが、
☆ を付けた選手でした。
そんな前田選手の一年目は、
二軍で 14試合(21打数) 0本 1点 0盗(0失) 打率.238厘 といった内容でした。その多くは、三軍で過ごしていたものと考えられます。巨人の三軍成績が消えてしまったので、その詳細はわかりませんが。
打撃成績としては、打数も少なくてサンプルとしては不十分。大卒野手の1年目の目安は、打率2割5分ですが、若干劣ります。それでも、捕手というポジションを考えれば、こんなものなのではないのでしょうか。
もう少し細かく観てみると、21打数で9三振で三振比率は 42.9% と高すぎます。一軍を意識するのであれば、これを20%以下に留める必要があります。四死球は1個しかなく、四死球率は 4.8% と低いです。これも目安は、10%以上であり、かなり物足りません。
すなわち二軍レベルのボールは良く見えてなかったし、振ったバットが中々ボールに当たってくれなかったということ。一年目は、打撃面では三軍で過ごしたのも納得なところです。2年の今年も、ここまでイースタンでの出場は1試合に留まっています。
ディフェンス面に関してはよくわかりませんが、打撃に関してはまだ二軍レベルでやるのは厳しいかもしれません。守りに関してはそれほど心配していないのですが、打力を引き上げて支配下を勝ち取って欲しい一人です。ことルーキーイヤーとしては、及第点の1年目ではなかったのでしょうか。
蔵の印象:△ (もう少し打力を引き上げたい)

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