●1/11 O-WEST ワッツタワーズ
一番目のアルフレドビーチサンダルは見逃した。
戸川純:
戸川純と戸川純的なものにはほぼ興味をいだかずに生きてきた。唯一興味があるのは、戸川純ファンの友達が某神社で毎年見つける本人の物凄い絵馬だけ。というのが、生でみたらなんか変わるかな、たまげたりすっかな、と思っていたが、特にそういうことはなかった。風邪ですごく声が嗄れてたんだよ。元々好きで知ってる人はそれでも「いい」と思うのかもしれないが、素地がないわたしにはちょっとつらかったな。
ただ、すごい太ってたんだけどその太った顔面の真ん中にある顔はかわいかった。わたしもいつか一度は金髪にしたいと思った。それより何より鍵盤を弾いていたメリィさんが素敵だった。ボルドーカラーのフリルシャツにでっかい牛骨の形のペンダント。ヨーロピアン!あれ真似したい。
スパークス:
全く何の予備知識もなく観た。めちゃくちゃかっこよかった!「外人かっけええええ!」という興奮。曲はおぼえてないが(へーへーへー何コレかっきー!と思って聴いてはいた)、何よりたたずまい。服のキマリ方とか。洋服って、白人が着るためのものなんだと思った。日本人は洋服、まだまだなんだ。ハンサムでお茶目な弟と、ピシッとしたしかめつらしい兄(時々突如お茶目さが出る)。我ながらアホそうな感想だが、とにかく「外人かっこいい」だった。
ワッツタワーズ:
いちばん楽しかった!最高に楽しかった!まず見た目が「教育テレビ」!だってジョン(犬)とヘルモソ(ウサギ)と岸野さんが同時にいるんだよ!?着ぐるみが二人もいるバンドなんて、かなりポップ!そして「悪い大人がやってる教育テレビ」なところがたまらんのよ〜〜。毒や皮肉がてんこ盛りかつ匠の技でエレガントに編まれている。ほいで、ヘルモソ(中身はリョーコさん)の動きがハジケまくってて、リョーコさんのいつものスッとした感じからは想像できなくてそのギャップ込みできゃんわゆかった!!!!ホレた、ヘルモソに。
「顔太郎」ネタ笑った。Facebookやってないけど。「あのユルさが逆にいいんだよね〜」って、うっかり言わないように気をつける。
●1/15 UFOクラブ 巨人ゆえにデカイ
12/24の手ノ内嫁蔵「じゃいじゃい祭り」で和田晋侍さんかっこいい!ってなって、動画をあさり観まくって「わたしのアイドル、女性部門はしょこたん、男性部門は和田晋侍で!」って決まった状態でのライヴですよ!しかしじゃいじゃい祭りが空いてたから油断して当日で入ろうと思ったらなんとソールドアウト!共演のバッファロードーターが人気者らしい。知らなかった!そこをなんとか入れてもらったのだ。ちょい遅れて入ったら、「明けましておめでとう。和田晋侍!水内義人!二人合わせて…」って水内さん(巨人の方)が言ってるとこだった。和田さん:「そんな感じちゃうやろ。そんなん言ったことないやん」水内さん:「俺も今初めて言ったわ」
あーははは。「合わせて」ってPerfumeか!
とにかく混み混みで、わたしは和田さんのドラミング姿が見たくて絶えず背伸びしてたのだが、ほぼ団子頭の横顔しか見えなかった。
このアイドルは、動画やライヴ写真見るとだいたい裸だ(かろうじて全裸ではない)。「あのアイドルが脱いだ!」ってゆーか「このアイドルいつも脱いでんなー」である。そんな中、団子頭(髪をぜんぶアップにして、真上でまとめてる)でえりぐりのやたらにでかい服を着て叩いてる動画がやたらセクスィーなのだ(自分でえりぐり切り取ったと思われる服をよく着ている)。
で、この日はまさにそれだった。素敵ねえ…あと巨人のいいとこは、どんなに混んでても水内さんは見える、ってとこよ。けど数年見ないうちに水内さんはすっかりドロボウひげになってて、ひげない方が素敵なのに!UFOクラブはステージ低いのがいやだ。再入場禁止なのも、トイレのそばの狭いとこしか逃げ場がないのもいやだ。内装しか好きくない。
「アフリカのアリをよけてしんだ男」好きー!「まぶしいーおんがくー」ってとこ特に。和田さんがボーカル取る「安心SUNDAY」もやった!
リズム感がないので、「ドラムが叩ける」ってのは魔術だと思っている。しかも「猛烈ドラマー」とか「ドラムモンスター」とか「超感覚ドラマー」とか言われている和田さんはもう、徹底的に謎の存在だ。そのドラムがかっこいいってことしかわからん!
最後の方で水内さんが満面の笑みで元気にガッツポーズを決めて「ありがとう!」と言ったら、和田さんが「それロックバンドとしてナシやろ。俺たちアバンギャルド・ロックだぜ!」ってわざとらしく言った。おかしー。と、こう、MCをいちいち覚えてて書くあたりがミーハーぽいでしょう。
しかし視覚が限られてると、目下のアイドルを見たいという欲求を優先してしまって、バンドが醸し出してる不可思議な雰囲気に浸るということがややおろそかになりがちだったので、次はばっちり予約&早く会場入りして臨もうと思う。だから早く東京に来てください。
あと、「わたしのアイドル!」と言うには距離がやや近い気がする(さらに学年いっしょ!)のですが、アイドルは遠きに在りて思ふもの。しょこたんくらい遠いのがいいので、お近づきになりそうな機会は避けていきたいと思います。万が一お知り合いのかたがこれを読んでも黙っててください。
見たいものが見られて満足したのでさっさと帰りました。